アイロンがけからみる創作活動としての家事

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わたしは家事の中でアイロンが一番好きだ。

アイロンでしわを伸ばすのはとても気持ちがいい。
まさに「こころのしわも伸ばす」という感じだ。

わたしにとっては「ほっと一息のコーヒータイム」が「ほっと一息のアイロンタイム」だ。
コーヒーを一口すするがごとく、シャツの上をアイロンでひと滑りさせる。

午前中のさわやかな光と風が差し込む畳の部屋でやるのがまたいい。
もっと時間をかけてやりたいが、あいにく他にもやることがあり、そういうわけにもいかない。
毎日やりたいが、電気代が気になるため、アイロンする物を溜めてから一気にやることにしている。
(調べてみたらアイロンの電気代は1時間あたり10~20円くらいらしい。平日毎日30分やれば100円~200円。意外に安い、けど気になる。)

だから、掃除や食器洗いなど家事をひととおり終えた自分へのご褒美として、週に2,3回アイロンがけをしている。

実家にいたころは、アイロンがけはめんどくさくて嫌いだった。
スチーム機能なし、温まるのに時間がかかる、クリームソーダのような緑色。
重い重いアイロンだった。

わたしが今使っているアイロンは、中に水を入れてスチームができる。
水が入る部分はスケルトンになっていて軽く、まあまあスタイリッシュだ。
温まるのにもさほど時間はかからない。

イケアでコンパクトなアイロン台を買ったもの大きい。
手軽にアイロンを楽しめるのだ。
アイロンを楽しむという表現はおかしいかもしれないが。

シャツのこの部分のしわがうまく伸ばせないなとおもったら、インターネットで調べたり、アイロンのかけ方動画を見たり。

ここまでくるとアイロンオタクみたいだが、もともとオタク気質であるし、そもそも動画を見るのが好きだ。
ちなみに、アイロンがけ動画をみるだけでも結構「こころのしわ伸ばし」効果はある。

研究をすることによって、うまくできるようになってきたり、スピードが上がってきたりと、どんどん自分の腕が上がっているのもわかる。

そしてアイロンがけが好きな理由のもうひとつは、アイロンし終わったものをひとつの自分の作品として見ているからだと思う。

ハンガーにかかかった「完成品」を眺めるのが好きだ。
料理も同じ理由で好き。
洗濯ものを干すのも好き。

ピンチハンガーに、乾きやすい配置を考えながらも、左右どっちかが重くなって傾かないように調節して吊るしていく。

乾いてるかな?と窓の外を覗きに行くのも、絵の具が乾いたかな?と似たような感覚。
わたしにとっては家事と言ってもひとつの創作活動なのだ。

食器洗いや洗濯をたたむ作業は、アイロンほど好きではないが、嫌いではない。
アイロンや料理よりも単純な創作活動だからだと思う。

掃除機や、整理整頓などは苦手だ。
空間を相手にするより、対象となる個体があったほうがいい。

特に昔から一番苦手なのは、畳んだ洗濯物をたんすに戻していく作業だ。
洗濯物をいつまでたってもしまわなさ過ぎて、母にわたしのベッドの上に置かれ、しまわないと寝られない状況を作られたが、そのまま落とさないようにそーっと寝た。
楽しい洗濯物のしまいかたがあればぜひ教えてほしい。

家事が苦手な人は、創作活動として捉えたらどうだろう。
終わった後に「完成品」をゆっくり眺めてみてもいいかもしれない。

ただ、前に「わたしは昔から美術が苦手だし嫌いなのよ、だから弁当作りも嫌い!」と言っている人がいた。
たしかに周りを見ていて思うのは、ファッションだったり写真だったり、アートに興味がある人は料理も楽しんでやっているイメージがある。

だからそういう意味でいうと、アートにまったく興味がないひとは、創作活動としての家事には魅力を感じないかもしれない。

こうして書いているとこの人どんだけアイロン好きなんだと思われそうだが、アイロンと昼寝だったら絶対に昼寝を取る。

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