パリの高級ホテル、ル・ムーリスでの悲劇

はじめてヨーロッパに行ったのは、2011年9月、大学2年生のとき。
友人とふたり、ドキドキわくわく(ちょっとびくびく)、いま思い出しても最高だったパリの旅

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強烈に印象に残っている思い出

そのパリで、わたしの人生でたぶん一生忘れない、強烈に印象に残っている食の思い出がある。

今まで食べたもので一番おいしかったものはなに?と聞かれたら、たぶんここで食べたものを答える。
とにかくすべての料理が想像を超えていた。

ル・ムーリスでのランチ

パリのパラスホテル「ル・ムーリス(Le Meurice)」
パラスホテルって5つ星よりもランクが上らしい。
3つ星ですら行ったことないのに、5つ星なんていいんだろうか。
パリコレのショーにも使われているらしい。

グルメ通な友人が、パリに行くならどうしてもここのランチが食べたい!とのことで、わたしはどのくらいすごいのかもよくわからず、ただおいしいご飯が食べれるぞ?と期待に胸躍らせていた。

わたしたちは、この日のためだけにヒールとドレスをスーツケースに詰め込んでいた。
パリについて数日してから、ル・ムーリスにランチの予約の電話をいれた。

そして当日。 ドレスを着たアジア人の子供ふたりがパリの街を闊歩する。
わたしと友人はいつも、漫才師のような掛け合いをしていた。
それはパリで、ドレスを着ていても変わらず。

入店

パリの高級ホテル、ル・ムーリスでランチ

本当にここに入っていいのかと一瞬ひるむほどの、豪華絢爛な内装。

店員に連れられ、中へ進むと、普通にラフなポロシャツを着ている人がいて、ちょっと拍子抜け。
ここまでちゃんとしたドレスコードでなくてもよかったみたい。

店員がいすを引いてくれ、座る。
そわそわ待つ。

そして、来た、料理!!!!!!!!

食事

撮影許可をもらって全部撮影。

パリの高級ホテル、ル・ムーリスのランチ
▲すっごく小さい、のに味が完璧。わかめが使われてた。

パリの高級ホテル、ル・ムーリスのランチ
▲食べても食べても来るおいし~いパン。奥のバターがまた最高。肉がすりこまれている。
食べきっていないのに新しいバターに替えられてしまう。

パリの高級ホテル、ル・ムーリスのランチ
▲これは詳しくは忘れたが、記憶が正しければボール状のロブスター揚げをふわふわのロブスターのみそのソースで食べる。間違いなくおいしかった。

パリの高級ホテル、ル・ムーリスのランチ
▲人生初のフォアグラ。周りはパイ生地で包まれている。
右のはチェリーのバルサミコ酢漬けだったかな?
ここらへんでおなかがいっぱいになってきた・・・

パリの高級ホテル、ル・ムーリスのランチ
▲魚のスズキ?をゼリー状にしたものだっけ。これはなかなか魚の生臭さが強かった。

ほんとうに、ほんとうに、そろそろおなかがいっぱい。
朝からヨーグルトしか食べてこなかったのに、
小食ではない日本人女性にも、ちと多すぎる量。

それなのにどんどんくるくる。 デザートのあとにデザートくる。

パリの高級ホテル、ル・ムーリスのランチ
▲シャーベット。口さっぱり。

パリの高級ホテル、ル・ムーリスのランチ
▲かわいいいい。全部味がしっかりちがう。

パリの高級ホテル、ル・ムーリスのランチ

もう限界!!という中で、これで最後の品と思われるケーキ。
もっとおなかがすいているときに食べたかったーと思いつつ、食べる。

え!!!!!!!!なにこれ!!!!!!!
こんなにもおなかがいっぱいで死にそうなのに、こんなにもおいしく食べられるなんて、普通じゃない。
ふわふわで軽くてさくさく。 いままでに食べたことのない感じ。

これがわたしが今まで食べた物の中で1番おいしかったものになった。
死ぬまでにもう一度食べたい。
パリの高級ホテル、ル・ムーリスのランチ
▲しめの紅茶。お茶菓子はさすがに一つも食べられず、無念。

会計

最上級の幸せに包まれながら、そろそろルーブル美術館にでも行くか、とお会計。
友人がクレジットカードを店員に渡す。
(ここで暴露。わけあって、いや特にわけもなく、今回友人(の父)のおごりで
わたしは一銭も払わなくていいことになっている・・・。)

店員がカードを機械に通す。

もう一度通す。
もう一度通す。
使えない。

違うカード。
機械に通す。
もう一度通す。
もう一度通す。
使えない。

友人もそんな大金、現金で持ってない。
わたしもそんな大金持ってない。

あれ・・・・・・・・・・・・・・・・払えない。

熟考の末、泊まっているホテルまで友人が電車で戻り、お金を取り行くことに。
それまでわたしは人質としてここに留まる。
まるで走れメロスのような、ドラマチックな展開。

友人はパリの街をドレスで全力疾走。
わたしは周りのお客が高級ランチを楽しむ中、広いテーブルでひとり、友人が無事戻ることを祈り、待つ。

周りの目のプレッシャーと、不安な気持ちとで、気づいたら寝てしまっていた。
いや、普通に眠かった。ごめん。

1時間もかからず、ゼェハァ息を切らした友人が戻ってきた!
無事に支払いを終えた。
ここまでがセットで、一生忘れられない思い出。

もう一度、ここのランチが食べたい。

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ル・ムーリスについて


◆ル・ムーリス
228 rue de Rivoli 75001 Paris France
Tel. 33-(0)1-44-58-10-10
Fax. 33-(0)1-44-58-10-15
www.lemeurice.com

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