【マガジンvol.3】 わたしとウィーン

「ウィーンはいつもウィーン」
オーストリア民族音楽、シュランメル音楽の代表曲である。ヨーロッパの中央、すなわち中欧に位置している国オーストリアの首都、ウィーン。
中世からハプスブルク家の都として栄え、ヨーロッパ屈指の都会へと成長した。
旧市街は世界遺産に登録されている。「音楽の都」とも呼ばれるウィーンだが、魅力は音楽だけには留まらない。シュテファン寺院、王宮、ザッハートルテ…観光のキーワードを挙げればキリがないけど、百聞は一見に如かず。
伝統とモダンが融合するバランスの良い街。見どころも沢山、ウィーンに行ってみよう。
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わたしとウィーン

わたしたちはちがう時期に行ったけれど、共通していたのは「ウィーンはよかった。」ということ。
じゃあなにがよかったのか。

【マガジンvol.4】 わたしとウィーン2
「音楽の都」とも呼ばれるウィーンだが、魅力は音楽だけには留まらない。ウィーンの芸術・文化・グルメ。わたしたちの思い出のウィーン。

「宝の山 」

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ナッシュマルクト。
ウィーンの台所、ウィーンの胃袋なんて呼ばれている。wien4m
カラフルな野菜や果物がたくさん売っていて、
胃だけでなく目にもよかった。

土曜日だったため、蚤の市も併設されていてかなり見ごたえがあった。売っているのは、誰が買うんだろうっていう正真正銘のガラクタ。でもきっとカメラマンやデザイナーが見れば目を光らせそうなものばかり。

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ただ、人が使ったブラジャーはいらないし、ボクシングのグローブにはドラマを感じずにはいられない。

「パンとトマトだけ」

wien7sウィーンに到着したのは夕方で、ホステルに荷物を置いて外に出るとすっかり夜になっていた。
夕飯と次の日の朝食のためにパン、ヨーグルト、ビールなどを買いにとりあえず外に出た。
スーパーマーケットくらいすぐに見つかると思った。
でもまだ着いたばかりで土地勘もない状態で、見つけたスーパーはことごとく閉店していた。
やっとのことで見つけた小さな商店で買ったパンとトマトをかじりながら、初日を終えた。

「この街にも馬糞」

wien18「馬あるところに馬糞あり。」
わたしがいま考えたことわざ。

あたりまえのことを指す。または馬車が走るような美しい景観でも、欠点は必ずある、ということ、転じて完璧なものにも必ず穴はあるから安心しなさい、という意。wien7m

「地元気分 」

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ウィーンは自転車にやさしい街だ。自転車専用の道が張り巡らされ、道もよく整備されていて気持ちよく走れる。
自転車を借りてウィーンの外周をまわった。天気はさえなかったけど、川沿いは本当に気持ちがいい。

レンタサイクルは地元の人も利用してるみたいだった。

「大学デビュー」

芝生にベンチ、大きい木製のドア。
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留学生気分を味わいたくて、ウィーン大学に行ってみた。wien19
全体的にこじんまりとしているけど重厚感があって、歩いているだけでなんだかさまになる。

授業中だったのか、あんまり人がいなかったのが少し残念。

ベンチでしばらく休んで、さ、歩こう。

「 もう一度」

wien10me普通に撮っても全体が映らないほど大きい世界遺産シュテファン寺院(大聖堂)。wien2m
なんだか黒っぽい部分があるのは第二次世界大戦の影響だろうか。屋根のモザイク画が面白い。
中は、ボールを蹴り上げても大丈夫なくらい高い天井と、窓から入るオレンジの光が印象的だった。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
一通り堪能して、教会を出た。
いままでに見たヨーロッパの教会の中で、かなり好きな方だった。
教会を出たあと、ちょっと風邪気味だったので防寒着を買おうとZARAに寄ったが、なにも買うものがなかった。
帰り際、もう一度シュテファン寺院に行きたくなったので寄ると、今度はパイプオルガンが演奏されていた。
もう一度堪能した。
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「ヨーロッパ旅行とはキリスト教」

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ウィーンのシンボルであり、オーストリア最大のゴシック教会であるシュテファン寺院は外観も雰囲気があって良い。
南塔に登ると、地上約130mの高さからウィーン市街地を眺めることができる。

中に入ると、まるでライトアップをしているかのような美しさだった。
窓から入った日差しがステンドグラスに反射して、柱をカラフルに染めている。

wien1s教会は好きだ。
キリストや教会に宗教的な感情はないけど、厳かな中にも暖かさや優しさが漂う教会独特の匂いはいつも心に残る。
それはロウソクのせいかもしれないし、パイプオルガンのせいかもしれないし、イエスと十字架のせいかもしれない。中世ヨーロッパを専攻していたからかもしれない。
それら全てかもしれないし、そのどれでもないかもしれない。
とにかく、クリスチャンじゃなくても落ち着ける空気を提供してくれる。

「キリスト教建築を訪れること」はヨーロッパ旅行の思い出の中の大きな部分を占める。
ヨーロッパの観光名所はほとんどの場合、「キリスト教のなにか・・・」である。
イエスはいつも自分で十字架を運んで、磔にされる。

wien2sヨーロッパは冬にしか行ったことがないからいつも寒い。オフシーズンだから閉館しているところも多かった。
キリスト教とビール、それからぱっとしない灰色の曇り空。これがヨーロッパの思い出の7割か8割。

それでも前に行った場所はどこもまた行きたいし、行ったことのない場所にも行きたい。
どこに行ってもどうせ同じイエスの物語をまたパンフレットで読む。

思いがけず幻想的な空間に入って、すこし興奮した。やっぱり教会は好きだ。

「冒険 」

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カフェへの行き方はわかったいたけれど、ちょっと冒険したいねっていうことで、とりあえず行先もわからないトラムに乗ってどこかもわからないところで降りてみた。
今どこにいるのかもわからないまま駅を探していたら学生に話しかけられ、今私たちはどこにいるのかと聞くと、あっさり教えてくれて、あっさりとカフェの最寄りまでついてしまった。あっけない冒険。

「感じの良い人たち」

夜のケルントナー通り。wien4s
ウィーンは気持ちの良い都会だと思った。
うるさすぎることもないし、静かすぎることもない。
大通りがあって路地がある。広場があって教会があって、王宮がある。パンとビールが安い。
人口約180万人。バランスが良いし感じが良い。

これくらい感じの良いところに住んでいたら、もっと感じが良い人になれるんだろうか?

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「今夜も冷えるね。そろそろ帰らないと女房に怒られちまうよ。」
「じゃあ日曜のミサで。」
なんて感じの良い会話をしているんだろうか。

「勝負 」

オペラを見に行こうとおもっていたのに、その日は閉まっていた。
でもせっかくだからどうしても音楽の都、ウィーンで音楽が聴きたい。ということでモーツアルトのコスプレをした、見るからに怪しい客引きに連れられ、演奏会へ行くことにした。29€だった。この客引きは43歳画家らしい。
会場に到着してみると案外客がたくさんいて安心した。知っている曲を次から次に演奏してくれたので、楽しめた。あの画家も胡散臭いのは格好だけか、と思った。wien14m
演奏中、前の席に座る女の子が後ろを振り向いてきたので、変な顔をすると、wien15m
あちらも変な顔を返してきた。ヒートアップしてかれこれ2,30分真剣勝負のにらめっこ。

さすがに顔が疲れてきたころ、女の子がお父さんに注意されて試合は終わった。

「少年合唱団」

wien10sウィーン少年合唱団は14ユーロで後ろの方の席で鑑賞した。
王宮礼拝堂で毎週日曜日の朝のミサに参加することができる。
異教徒が、合唱を聞くためにミサに参加するのはどうなのか…と思ったけど、これはビジネスとして成立している。
お金を払ってミサに行って、さらに献金もする。すばらしい合唱に対価を払う。

建物の構造上、少年たちを直接見ることはできないけれども、生の歌声を聞くことができる。思っていた以上に迫力もあったし、かなり楽しめた。

わたしとウィーン2もどうぞ。

【マガジンvol.4】 わたしとウィーン2
「音楽の都」とも呼ばれるウィーンだが、魅力は音楽だけには留まらない。ウィーンの芸術・文化・グルメ。わたしたちの思い出のウィーン。

(一部写真提供:しょうへい)