【マガジンvol.7】旅とコーヒーと紅茶

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旅先の国や地域によって、様々な種類を楽しめるコーヒーと紅茶。
自分用や知人へのお土産に買う人も多いのでは?

今回は旅先で実際に飲んだ、特徴的なコーヒーと紅茶の一部をピックアップ。

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旅とコーヒーと紅茶

ペナンのホワイトコーヒー

マレーシア、ペナン

マレーシアでブラックのコーヒーを見たことはない。
多分どこかの店にはあると思う。

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屋台のホワイトコーヒー。
ミルクたっぷりに見えて、実はインスタント。
ペナンでは店でもインスタントコーヒーをよく出すらしく、どの店、どの屋台でもコーヒーを頼むとインスタントコーヒーが出てきた。

日本のブレンディスティックのような感じなんだけど、一袋の大きさがブレンディの2倍くらいある。
つまり、クリーム的なのと砂糖が2倍くらい多く入っていると思われる。
だからか、味はとてもクリーミィで激甘。

ヤンゴンのミルクティー

ミャンマー、ヤンゴン

屋台や道端で気軽に飲めるミルクティー。
地元の人に紛れて楽しめるのが嬉しい。

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ヤンゴンで泊まっていた宿のスタッフに教えてもらって飲んだミルクティー。
チャイのような感じで、甘くて濃厚な味。
他の東南アジアと同じく、コンデンスミルクが入っている。
甘ったるすぎるような気がするけど、かなり渋めの紅茶とコンデンスミルクは相性が良く、クセになるし毎日飲んでも飽きないから不思議。

モロッコのコーヒーとミントティー

モロッコ

モロッコといえばミントティー、同じくらいおすすめなのがスパイスコーヒー。

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マラケシュ滞在中に毎日飲んだスパイスコーヒー。
シナモンなど数種類のスパイスが入っている。
初めて飲んだときの身体が熱くなるような衝撃は今でも忘れられない。

日本ではめずらしいこのスパイス入りのコーヒーだが、モロッコでは割とよくあるようで、個人商店やスーパーでも買うことができる。

コーヒー好きがモロッコに行ったら、是非試してほしい一品。

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スパイスコーヒーの何倍も有名であり、モロッコを訪れる人は必ず何度かは飲むことになるであろう、このミントティー。

ミントティーに使うお茶はガンパウダーやチャイナなどと呼ばれる、いわゆる中国緑茶(今回は紅茶特集なんだけど例外で)。
元々は18世紀頃にイギリスから伝わってきた中国茶に、ミントと角砂糖をたっぷり入れて作るミントティーは、今やモロッコの定番中の定番。

砂糖の甘さの中にスーッと広がるミントの爽やかさは、モロッコのスパイシーな食事とも相性抜群。
特徴的な注ぎ方も旅情を盛り上げる。

モロッコではミントティーが多く飲まれている。中国茶にミントたっぷり、砂糖もたっぷり。それなのにめちゃくちゃうまい。

イスタンブールのコーヒーと紅茶のはなし

トルコ、イスタンブール

トルコに行く前は、紅茶よりもコーヒーのほうが印象が強かった。
でも実際に行ってみたら、紅茶のほうが勢力が強いような気もした。

▼ターキッシュコーヒー(トルココーヒー)
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トルコのコーヒーはコーヒー粉を水から煮立てて、カップに注いで上澄みを飲むという飲み方で、ミルクは入れない。
口の中にしこりが残るような感触がある。

アラブ世界で生まれたコーヒーがキリスト世界(ヨーロッパ)各地に広まった様々なきっかけは、トルコにあるとも言われている。

トルコのコーヒー文化は2013年に、「トルココーヒーの文化と伝統」としてユネスコの無形文化遺産に登録された。
ギリシャや北アフリカ、中東などにも同様の飲み方が伝わっている。

トルコで人気のメフメットエフェンディのショップはイスタンブールのエジプシャンバザールの近くにあり、大混雑だった。
ちょっと離れた場所までコーヒーのいい香りが漂っていた。

▼普通より少し渋めの紅茶(トルコの紅茶)
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でも、トルコ人(イスタンブールで2人に聞いた)が言うには、トルコはコーヒーより紅茶派なんだとか。
「トルコ人はいつも紅茶を飲んでるんだ。仕事をするときも、休憩中も、客をもてなすときも、絨毯の商談をするときも(トルコは観光客相手の絨毯詐欺が有名)、いつでも飲むよ。」

イスタンブールに行ったとき、選挙活動中の政治家が街頭演説のときに紙コップで紅茶を配っていたのをもらったことがある。
もちろん絨毯屋でも紅茶を頂いた。

以前、東京・代々木上原にある東京ジャーミイというモスクで異文化理解の講演会に参加したときに、会場のバザーでトルコの紅茶が売っていたので買って帰ると、これが大当たりだった。

トルコのコーヒーと紅茶は甲乙付けがたい。

ホットで飲むトルコの紅茶をアイスティーにしたら、ホットよりおいしい!ということを発見してしまったので、紹介させてください。

ベトナムのコーヒー

ベトナム

フォー、バインミー、バインセオなど人気のベトナムグルメの中で、一際輝いているのがベトナムコーヒー。

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ベトナムを訪れた旅人の多くが魅了されるベトナムコーヒー。
主にロブスタ種のコーヒー豆を使い、焙煎後にバターやニョクマム(魚醤)で香りをつけているらしく、香りと苦味が強く、とても濃い。
コンデンスミルクを敷いたグラスにコーヒーを注ぎ、2つの層を混ぜながら飲むのが一般的。
コーヒー豆は市場や商店で買うことができ、お土産としても人気がある。

ベトナムではコーヒーを注文すると、一緒にジャスミン茶やウーロン茶などのお茶がポットで運ばれてくる。
コーヒーが甘くて濃いため、このお茶を飲んで口の中をさっぱりさせるらしい。お茶は大抵はおかわり自由。

▼フエで飲んだこのコーヒーは、氷と水が別で運ばれてきて、自分で好みの濃さにして飲むスタイルだった。

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▼ベトナムのコーヒーチェーン、HIGHLANDS COFFEEのコーヒー豆

HIGHLANDS COFFEEはベトナムのコーヒーチェーンで、ベトナムコーヒーの他、バインミーなども食べられる。

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編集後記

今回は少ししか紹介できなかったが、他にもウィーンのヴィーナー・メランジェ、中国の雲南珈琲、ロシアのロシアンティーなど、世界各国に特徴的なコーヒーや紅茶の種類や飲み方がたくさんある。

その土地の気候や文化に合わせて独自に発展したコーヒーと紅茶の文化は、意外とどこに行ってもあるもの。

今度旅行に行く際には観光スポットに行くだけではなく、カフェや食堂、道端でお茶をしながらコーヒー紅茶文化を学ぶ”通の旅の遊び方”はどうだろうか。
興味の幅が広がる、いいきっかけになるはずだ。

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