【2016 ベトナム⑩ サパ】複雑な心境

シュンです。
ウドンタニでは毎朝朝食をたっぷり食べて、コーヒーを飲んで、気持ちがいいです。
もうどこにも行きたくなくなってきました。

2016 世界一周 ベトナム
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トレッキング

2016/10/27

宿のフロントにベンがいた。
ベンだ!と思ったけど、聞いてみるとどうやらベンはツアーに行くわけではないらしい。
こんなにチラシ貼ってあるのに、残念だ。

今日のトレッキングはこの宿のツアーではなく、別の会社のツアーに参加するもののようだ。
そして10時頃ピックアップのはずが、誰も来ない。
ベンが誰かと電話して、バイクで集合場所まで連れて行ってくれた。

別のガイドの人と、今日のトレッキングツアーのメンバーが待っていた。
キプロス人の男3人組、白人カップル一組、一人参加の白人2人。
それと少数民族の女性が同数くらい。
当然彼女たちはツアー参加者ではなく、ガイドというかなんというか。

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しばらく歩くと棚田が見えてきた。
いい景色のところで何回か止まって、それぞれ写真を撮ったり撮ってもらったり。
トレッキングというよりはハイキング。

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少数民族の女性たちはおそらく15~30歳くらい。
半分くらいの人は背中に赤ん坊を背負っている。
みんな若くして結婚して、20代なかばで子どもが2,3人いるのが普通らしい。

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▼足元が滑るときはサポートしてくれる優しい2人。ツアーにはもうひとり女性がいたけどメイだけ助けられる。

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▼休憩ポイント
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昼食はツアー代金に含まれている。
鶏肉、じゃがいも、にんじんのカレー風煮物、揚げ春巻き、白飯、キュウリのサラダ。
ビールは別料金で30,000ドン。

なぜかどのテーブルも同じ量(2人でも5人でも同じ量)で、僕たちには全然足りなかった。
キプロスの一人がベジタリアンで別メニューを頼んでいた。

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キプロス3人組と同じテーブルだったのですこし話した。
最初にどこから来たのか聞いたときは「サイプロス」と言われて、全く分からなかった。
僕は国名とか都市名には割と詳しい方なので、こいつらからかっているんじゃないか?と思ったけど、何回か聞き直したらキプロスだとわかった。

彼らはキプロス出身だけど、現在はロンドンに住んで働いているらしい。
ヨーロッパには、彼らみたいに国をまたいでの引っ越しや転勤、移民やハーフや2世やなんやら、日本とは全く違う多様性がある。
母国語の他に英語を話せる人も多い。
多様性のある社会はうらやましいなと思う(住んだことないから思う)。

サパの少数民族について

それにしても、席に座ってから昼食が運ばれてくるまでの間の、商品の売り込みがすごい。
少数民族の女性たちは歩いているときから少し話したり、道端の草で飾りを作ってくれたり(頼んでいなくても一人に2,3個くれる)して、昼食前の時間に一気に売り込みをかけてきた。
彼女たちはここで昼食を食べるわけではない。

▼草で作った飾り
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売り子たちはみんな「わたしのために買って?」と儚げな声で近づいてくる。
キプロス人の中の一人は、売り子の子どもたちに「今はご飯を食べるから、20分後くらいにね。」と言った。

20分後くらいに6,7人が一斉に寄ってきて、「これ買って」、「こっちも見て」、「わたしからも買って」と大変なことになった。
「さっき20分後って言ったじゃん。」
「やっぱり気が変わったんだよー。」
としばらくやりあっていると、キプロス人がスマホで自撮りをはじめた。

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売り子たちは文句を言いながらカメラから逃げた。
買ってくれないのに写真だけ撮られるのは嫌だ、というふうに。

「お、これはベストな解決策だ!」
と笑顔のキプロス人。

強烈な売り込みは意外とこれであっさり終わって、昼食以降は一緒に歩くこともなくのんびりムードになったけど、なんか虚しい感じもした。
これで良かったのか?と。
昼食を食べた村が彼女たちの村だから、そこで引き上げたんだとは思うけど。

▼小さい子もミサンガを売る
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さりげなくツアーに同行して商品を売り込んでくるんじゃなくて、「少数民族の女性と行くトレッキング」みたいなちょっと値段高めのツアーを作って、一緒に昼食を食べたり草花や村の説明をしてツアー代金のいくらかを給料として得るような形のほうが良いんじゃないかと思った。

もうすでにそういうのがあるのなら、もっと力を入れればいいと思う。
こんなに大人数が、大してお金のないバックパッカーのツアーについてくるなんてお互いに微妙な感じだ。

押し売りしてくる商品だって、並べてあったらゆっくり見るのに、このやり方では見るより前に「あ、いいです」となってしまう。
押し売りをやめて、技術やかわいい柄を活かしてニーズに合った商品を作ったらいいのに。

例えば僕たちバックパッカーがよく使っている、首から下げるパスポートケースや貴重品を入れるウエストポーチ、小銭入れ、ポーチなど。
たまに見かけるけど、もっと色々あってもいいと思う。

柄も総柄じゃなくて、ワンポイントの刺繍だけにするとか。
民族過ぎる感じじゃなくて、無地にちょこっと柄がついているやつのほうが普段の暮らしにも取り入れやすいし。
そこは民族の人たちの総柄へのこだわりがあるのかもしれないけど。

あとは少数民族の商品にはストールが多くて、値段も1000円以上するものが多い。
ストール以外の簡単なものでいいから、50~500円くらいの実用的なものがもっとたくさんあったらいいと思う。

そういえばサパにはモン族(モン族にも様々な部族がいる)の人が多いみたいだけど、同じモン族がやっているラオスのルアンパバーンのナイトマーケットはぜんぜん違う。
モン族と言っても地域によって環境や背景が違うと思うけど、ルアンパバーンではゆっくり商品を見れるし、参考になる部分があるんじゃないかな、と。

これはサパや周辺の村や少数民族の人たちのことについて詳しいわけじゃない、ただの1人のバックパッカーの意見。

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昼食後はしばらくのんびり歩いて、次の村についたところで解散。
僕たち2人は日帰りツアーなので、近くの駐車場のような場所で帰りの車を待つ。
他のメンバーは、村に泊まるホームステイツアーなので、今日は宿に向かう。

帰りの車の中で、隣りに座っていたスイス人のおっさんに話しかけられた。
日本のことを聞かれたり、意見交換したりした。
沖縄の米軍基地について、中国と日本の経済についてなど。
英語のリスニング力をもっと鍛えないとなと痛感。これほんと大事だな・・・

今日は考えることが多くて頭が疲れた。
トレッキングは良いメンバーだったし楽しかったけど、思うことも多くて複雑。
他の人のブログでは「念願のモン族と会えた!」、「サパはすごくよかった」って意見が多かったけど、僕は単純にそうとは思えなかった。