メイです。
世界旅行記、2016年11月の中国編です。
各国の旅行記、コラム、情報のもくじはこちら(世界一周)から。
霧と雲と棚田
5時起き
2016/11/4 中国 元陽
朝5時10分に起きて、6時に宿の下に集合。
今日は、世界遺産の元陽の棚田を、日の入りの時間から昼過ぎまで周るツアーに参加する。
この旅で2度目の、ツアーらしいツアーへの参加だ。
昨日、広場でこのツアーに誘ってくれたベリンダが、時間ぴったりにバンでピックアップに来てくれ、出発。
ツアー参加者は私たち2人と、同じ宿のドイツ人マルコと、中国人女性2人。
多依樹(ドゥーイシュー)
まだ真っ暗な道を1時間ほど、けっこうなスピードで飛ばしていく。
最初のビュースポットは「多依樹」。
ここには展望台があって、どこか他のビュースポットとの共通入場料が100元かかるらしいのだけど、私たちが参加しているこのツアー代金は90元。
▼前日の記事参照
さあ、入場料どうなるんだろうと思っていると、道端で車が止まった。
私たち2人とマルコだけが降ろされ、「この道をまっすぐ行って。1時間後にまたここへ集合ね」と。
なるほど、
昨日のベリンダの言い方からすると、中国人は入場料無料っぽかったので、中国人女性2人はそのまま車に乗って展望台へ。
私たち外国人は、展望台手前の整備されていないビュースポットへ。
はいはいはい、と安さの種明かしにまぁまぁ納得の置いてけぼり3人組。
でも、最初からそう説明してくれればよかったのに。
まぁ安いんで、いいか。
まだ暗い中、少し歩いてビュースポットへ。
サンライズ、見れるかな~?
残念ながら曇っていて、いつ日が昇ったんだかわからなかった。
でも、すごい。見たことない景色。
▼おネム
マルコがコーヒーを飲みたいというので、すぐ近くにあったゲストハウス「クリフハウス」というところにお願いをしてコーヒー(有料)を出してもらってた。
ここに泊まっても良かったな~、と思うくらい親切なオーナーにおいしいコーヒー、清潔すぎるトイレ、おしゃれな空間だったので、これから元陽に行くという方はぜひチェックしてみてください。
目の前が棚田という贅沢すぎる立地なので、少し高いかもしれないけれど。
- クリフハウス(booking.com)
- クリフハウス(agoda)
ベリンダに言われた時間になったので、来た道を戻ってベリンダ車を待つ。
途中マルコがトイレに行くというので待っていると、「どっちが男トイレ?」と。
中国は、外国人に親切な表示なんかはあんまりないし、英語もほとんど通じないから、「男」「女」の漢字もわからない人たちが中国を旅行するのって、本当に大変そう。
休憩
ベリンダたちと合流し、しばらくしてなぜかあるゲストハウスの前で車が止まった。
どうやらここで中国人女性2人が朝食を食べるらしい。
この宿の名前は「ベリンダゲストハウス」!!!
「もしかしてベリンダって、この宿のオーナーなの?」
「そうよ、ここの他にもうひとつ経営してる」
・・・早く言ってよ~
出会ったときから「日本人大好き」とか言ってきて怪しさ満点で信用しきれなかったのに、ただの凄腕経営ウーマンだったのか~
中国人女性2人は、ご飯を食べ終わると、お菓子をわたしたちに分けてくれた。
お返しにクッキーをあげると、お礼を言わずに受け取った。
中国って、たぶんこういう文化なんだよな~
あげて当たり前、もらって当たり前、お礼なんか水臭いって。
お礼を大事にする日本人からするとクールすぎる気がするけど、これが中国の文化だから、これでいいんだと思う。
わたしは日本人だからちゃんとお礼はするけどね。
ツアー仲間にドイツ人のおじさんが加わって、再出発。
このおじさんは、動きが人形みたいで超おしゃべり。
英語が速くて言ってることは半分もわからないけど、ゲラゲラ笑わせてもらった。
ビューポイント2つ目
次のビューポイント。
霧がすごくて全然棚田が見えなかったけど、これはこれですごい景色だと思う。
上には雲、下には霧が敷き詰められ、間に挟まれて天国みたい。
そしてここらへんからベリンダがわたしのことをめちゃめちゃに褒めてくれる。
「今あの人たちとあなたのこと話してたの、とっても綺麗ね~って」
―え、あ、え、
「その上着の色が好きだわ~」
―これはベトナムで買ったパチもんで・・・
「そのズボンはいいわね、日本で買ったの?」
―こんなダボダボズボンいいって言ってくれた人初めて・・・
「どうしてそんなに肌が白くてきれいなの?」
―日焼け止めを塗っていて・・・
褒められ慣れていないので、なにか下心があるんじゃないかと少し疑ったけど、最後までなにも怪しいことはなかった。
ひとつ聞きたいのが、使っている日焼け止めを見せてあげたとき、なぜあんなに塩対応だったんだいベリンダ・・・
ビューポイント3つ目
ここはかなり大きいビュースポットらしい。
ちゃんと名前をチェックしていなかったから定かではないけど、壩達(バーター)だったかなぁ。
景色はと言うと、すがすがしいほどの霧!!
雲の上にいるみたいな霧!!
▼全然棚田見えないけど、いい景色だよ!風なポーズ
▼霧に紛れて、アパホテルの社長さん
▼自然のミストをしっかりと肌に閉じ込める
棚田トレッキング
他にもいくつかのビュースポットで車を止めて、眺めたり写真を撮ったり。
そのあとは棚田をトレッキング。
ツアーにこんなのが含まれているとは知らなかったから嬉しい。
▼棚田は近くで見るとこんな感じ
▼仲良くなったマルコ
▼お仕事中
▼お仕事中
▼ベリンダが写真撮っていいか聞くと「マガマガ」と。「It’s OK」って意味らしい。
最後のビュースポット
最後が一番すごかった。
▼赤、緑、青、黄色。パレットみたい
▼目に見えるところすべて棚田
14時半頃にツアー終了。
昼食
宿近くまで戻り、解散。
ドイツ人2人とそのまま昼食を食べることにした。
昨日の昼に行って、安くておいしかったお店へ。
選ぶおかずによって値段が違うので、昨日は8元だったけど今日は11元だった。
めっちゃケチなマルコに8元って言ってお店に連れてきちゃったから心配だったけど、マルコの選んだおかずは8元で安心。
ここでドイツ人のおもしろいおじちゃんとはさようなら。
おじちゃんはこの店でも、言葉の通じない人たちを笑わせてたからすごい。
動きがミスタービーンみたいなんだもん。
マルコは、夕食も一緒に食べないかと誘ってくれた。
思いがけない誘いにニヤけてしまいそうになった。
私たちもマルコに対してとても好感を持っていたので、同じ気持ちだったことが嬉しい。
夕食
宿で少し寝て、マルコと夕食。
適当に探して、おいしそうな麺を発見。
2種類の麺が入った温かい麺。
そのままだとちょっと味が薄いので、途中で店のおばちゃんが辛味噌を足してくれた。
雰囲気のある店内で、マルコは気に入ったみたいだった。
自分で料理をするのも好きだし、料理をしているのを見るのも好きらしい。
私たちと同じで、また嬉しい。
▼建水名物がここでも。
マルコと握手をして、お別れ。
マルコは明日、ヒッチハイクで昆明に向かうらしい。
この旅で初めてかな?こんなに波長が合う人と出会えたのは。
喉が少し痛かったので、薬局で一番安いのど飴を買った。
元陽にはなんでこんなに?ってくらい、薬局がたくさんある。
Comments
こんにちは!この前記事を参考にさせてもらってハノイから元陽に行ってきました。
僕も大学生の時にバックパッカーをやっていたので、懐かしいなと思いながら、ホームページを楽しく読ませていただきました。
またちょくちょく来ます!
hiroさん
コメントありがとうございます!ベトナム、中国良いですよね!羨ましいです。
是非また読んでください!