【旅のルート】
東京→香港→中国→ベトナム→中国②→ラオス→タイ→ラオス②→タイ②→ミャンマー→タイ③→インド→バングラデシュ→インド②→ネパール→インド③→パキスタン→中国③→東京→タイ④→マレーシア→イラン→アルメニア→ジョージア
メイです。
現在ジョージア トビリシにいます。
コンフォートプラスという宿に泊まっているんですが、日本人がいっぱいいて、バンコク以来のこの感じ。
こんなに大人数で行動するのはこの旅はじめて。楽しいなあ
ミョーカイさんたちに尽くされっぱなしの1日観光
2017/2/1 ピンウーリン(メイミョー)
今日は、昨日の夜に食堂で出会ったミョーカイさんと朝ごはんを食べに行く。
(宿が朝食付きだから食べちゃったんだけどね)
ミョーカイさんは、長崎に1年住んでいたことがあって、日本語が話せる。

タナカをして初めて外に出てみた。
着物を着て京都の街を歩く外国人の気持ちってこんなかんじ?笑
▼タナカとは、このおばちゃんがほっぺに塗っているやつ。
案外、目線は感じない。
心なしかタナカを付けてないほうが見られてる感じがする。
ミャンマー人と思われてるのかな?
それか、タナカはミャンマー人にとって化粧みたいなものだから、別に化粧して出かけてたってどうってことないのかも。
ちぇ、なーんだ。
ミャンマーの人がどんな反応してくれるか期待してたのに。笑
集合は時計台前
9時に時計台前集合。
ミョーカイさんはまだいない。
歩きで来るのか?車で来るのか?
1人で来るのか?友だちもいるのか?
今日はどこに行くのか?
何にも情報がない。
しばらくしてミョーカイさんが乗り合いトラックみたいなので登場!
一緒に乗ってた女の子2人、そして運転手さんも今日の仲間みたいだ。
今日はこの乗り合いトラックで連れて行ってくれるらしい!
ということで今日のメンバー4人の紹介。
ミョーカイさんは学校の先生で、経済を教えているらしい。
それとは別に、今日来た女の子2人に日本語を教えてるっぽい。
「みんなのにほんごの1」を習得しているらしく、過去形とかはあんまり使えないけど、普通に1日一緒に過ごせるくらいの語学力すごい。
女の子2人は大学生で、ミョウメイミージョッちゃんと、スームアゥちゃん。
2人ともとっても恥ずかしがり屋。
ほとんど会話をすることはなかったけど、日本語を勉強しようとしてくれてるのは嬉しかった。
名前は?とか何歳?とかの会話は日本語でできた。
わたしが途中で「子猫だ!小さい猫だ!」と言ったときに、ぼそっと「ちいさい・・・(習ったやつだ)」とつぶやいていて可愛かった。
ミョーカイさんのことを「せんせい」と呼ぶ。
学校は月火木だけらしい。いいねぇ!
運転をしていた男の人は、タンゼン コーさん。(上の写真には写っていない)
ミョーカイさんと同じ学校の先生で、数学を教えている。
爽やかな水色のシャツに、ジーパン、それに靴下にスニーカー(ミャンマーの人はほとんどサンダル)。
洋服は全身新品?ってくらいの清潔感があり、日焼けはそれほどしていない。
髪の毛はワックスできっちりセットして、近づくとちょっといい匂いがする。
たまに歌を口ずさみ、笑い方は子供みたいにニーっとはにかむ。
すごくかっこよくて最初からロックオン。
ちなみに、タナカについては誰からも突っ込まれることはなかった。笑
それにしても、ミャンマー人の名前は、すごく難しい。
聞き取るのにそれぞれ5回以上は聞き直してメモした。
あだ名とかはないらしい。
~ちゃん、~くんに当たる言葉はあるけれど、名前の前に持ってくるんだと。
FEEL CAFEで朝ごはん
今日はミョーカイさんが立ててくれた計画で観光する。
まず、Feel cafeというおしゃれなレストラン。
ここ昨日通って気になってたところだ!
▼店内に飾ってあった人は、ミャンマーで有名な俳優&歌手らしい。かっくいいね
ミョーカイさんおすすめの、ソバ(と言っていた)と、魚とご飯(マッシュライス?)のプレートを食べた。
そばは、タイのカオソーイにかなり似ていたと思う。
ちょっと辛いけど、かなりマイルドで、どろっとしたスープに良く絡んでうまい。
「シュイ タウン カオソーイ」と言うらしい。
ミャンマー語でもカオソーイと言うっぽい。
カオソーイが米の麺という意味のはずだから、国や民族を超えても、発音がかわったり調理法がちょっと変わるくらいで伝播するんだろう。
魚とごはんのやつは、「ナ テンミン ジン」と言うらしい。
魚とご飯をマッシュした料理で、もちもち食感。
ラペイエのポーセイ。
ポーセイはチャーセイよりも少し甘く、これがミョーカイさんのおすすめ。
それと揚物。揚物は「アジョーソ」と言う。
コーンや玉ねぎの揚物をピリ辛のソースで食べた。
そして大量のおやつ。おやつは「モッ」。
ミョーカイさんが、全部の種類ちょっとずつって頼んでくれたおかげで量が多い!
全然食べ切れなかったので持ち帰りにしてくれた。
会計をしようとしたら、全部払ってくれていた。。
ありがとう。。。
ミョーカイさんは朝ごはんは食べてきたから、とほとんど食べなかった。
朝ごはんを一緒に食べようということだったのに!
アニガサンの滝へ
次は滝を見に行く。
ここはアニサガンの滝(Anissagan Waterfall)というらしい。
▼「入場料は払います」と言うシュンに、「いいです」と制止するミョーカイさん
ここは長くて有名な滝らしく、観光客も何人かいた。
滝壺にも行けるみたいだったけど、今日は時間がないので上からの眺めのみ!
▼これがアニガサンの滝。
▼滝壺では泳いでいる人もいた。
ここの目の前にある「The view」というレストランがすごく素敵だった。
余裕のある方は是非。
竹のブッダのニーパヤー(Nhee Phaya)
次はどこへ行くんですか?とミョーカイさんに聞くと、「竹を作っている王子様」と言っていて、え!竹職人の王子様に会えるの?!と思ってたら、「竹で作られた仏の像」で有名なお寺だった。笑
「おうじさま」じゃなくて「おじぞうさま」と言いたかったのかな?
▼駐車場で車を降りた時点で裸足!
▼竹でできたブッダ
▼よーく見ると、ほら竹
▼別のブッダ。髪の毛が竹の茶こしみたい。
▼足の指かわいい
▼じゃり道を素足は痛い。さすがみんなは慣れてる。
ここで、梅のワイン漬けを買ってくれた。
水も買ってくれたんだけど、持ってるから大丈夫と言ったら、こっちのが冷えてるからと言ってくれた。
何から何までありがたい。
お昼ごはんはチャパティ
高速に乗って40分くらい走って、ミョーカイさんおすすめのお店へ連れて行ってもらった。
けっこう遠くまで来たけど、道路も整っているし、全然田舎じゃないなぁ。
人も店も全然減らない、むしろ増えてる気がする。
日本の田んぼの景色っぽいところもあった。
美味しいというインド料理のお店で昼食。
ミョーカイさんが私たちのためにマトン、チキン、野菜のカレーを頼んでくれた。
(肉か野菜か聞かれたから肉って言ったら、両方頼んでくれてた )
マトンが柔らかくてかなりおいしい。
でもわたしが気に入ったのは野菜カレー。
マンゴーの漬物みたいな料理は、見た目全然マンゴーじゃないけど、食べたらマンゴーだった。
甘酸っぱい感じ。
スープが味噌汁みたいな味で(でもよく見ると大豆じゃなくて、ひよこ豆っぽい)不思議だった。
この地域の人はこのスープを良く飲むんだって。
ここでもラペイエのポーセイ。
さっきのFeel cafeのと味が違うから飲んでみて!と言われて飲んでみたら、ほんとに違った。
それにしても本当にお腹いっぱい。
朝からめちゃめちゃ食べさせてもらって、もう無理ってくらい満腹。
会計をしようとすると、ここはタンゼンさんが払ってくれた。
英語は通じないけど、「ほんとにいいから~!」という表情。
もうほんと、ありがとうございますぅ。。。
(爽やかすぎる笑顔に悶絶。)
洞窟寺院、ペイチンミャァウン(Peik Chin Myaung )へ
ご飯を食べたあと、ミョーカイさんが「さっきのは長い滝だったけど、きれいな滝は見たいですか?」と言うので、「はい、でも午前中だけの予定でしたけど、時間大丈夫ですか?」と聞くと、「学校に休むと電話するので大丈夫です」と。
先生~いいんですかぁ~。涙
2つ目の滝は、ペイチンミャァウン(Peik Chin Myaung)と言って、政府が主導で作った観光地で、天然の洞窟の中にお寺を作ったところだ。
ここも靴を脱いで入る。
▼おもろい
▼ミョーカイさんが滝と言ったのはここの入り口のことかな?
▼ここで係の人に写真を撮ってもらう。みんな写真になると無表情になるのやめて。笑
洞窟の中は、思った以上にボリューミーだった。
何もない洞窟の中に、せっせと仏像を運び込んだと思うとおもしろいなぁ。
▼上から水が滴ってきたりする
▼奥に行くほど蒸し暑い
▼葉っぱとかマンゴーとか、偽物(笑)
▼足元は濡れていてちょっと滑る
外に出ると、観光客がたくさんいた。
政府の思惑通り、人気の観光地になっているみたいだ。
さっき入り口で撮った写真は、人数分印刷してあり(もちろん有料)、「プレゼントだよ」と言って、くれた。
写真の印刷は粗いけど、なにより気持ちが嬉しい。
ぬめった足のまま靴下を履くのが気持ち悪い人は、サンダルで行くのがおすすめ。
ミャンマー人はほとんどサンダルなのは、こういうときのため?
ミャンマー人っぽくないタンゼンさんは、靴下を履き、靴を履くときはいちいち靴ひもを結び直していた。
実用性よりオシャレを取ったんだなぁ。
「いちご食べたいですか?」とミョーカイさん。
もう私たちは十分いろいろ買ってもらって、もうこれ以上は本当に申し訳なくて、けっこうですと言いたいところだけど、せっかくミャンマーのものを紹介しようとしてくれてるのに「食べたくないです」とは言えない。
「は、はい、少しだけ」と答えたら、3杯分も買ってくれた。
せめて1杯分でいいのに~~~
みんなで食べるのかと思ったらみんな全然食べないし~~~
本当にありがとうございます~~~
その後にはなんと、お土産用のワインもくれた。
いいのにもう~~~~
もう本当、本当に優しすぎる。
ありがとう!また来たい、ピンウーリン
なんと今日、全部払ってくれた。
一銭たりとも払わせてくれなかった。
車、入場料、ご飯、お土産、けっこうな額だったと思う。
帰りは宿の前まで届けてくれて、本当に尽くされっぱなしの1日だった。
こんなに尽くされていいのか?
日本人ってこういうとき、「いっぱいおごってもらってすいません」 ってひたすら謝りたくなっちゃうけど、相手は素直に喜んでほしいんだと思う。
だから、「ありがとう!楽しかった!いい思い出になった!ミャンマーもっと好きになった!ありがとう!また来たい、ピンウーリン。日本に来たら絶対にもっとおもてなしするよ!」
この方がお互い良いはず。
気持ちよい親切は、素直に気持ちよく受け取りたい。
夜ごはん
夜ごはんの前に、薬局でのど飴ヴィックス。
のどの痛みがなかなか治らない。
30個の大人買い。
買ってから思ったけど、30個もヴィックス買うなら、普通にのどの薬買ったほうが良かったわ。
ナイトマーケットで見つけた麺を食べた。
ちょっと辛くて、ほんのり味噌味風。
これが当たりで、かなり美味しかった。
完全に中国の料理(まんま米線)だけど。笑
宿に戻って、もらったいちご、Feel Cafeのおかしたちと一緒に、ミャンマーの緑茶を飲む。
ベットに入って、日本語の「後、前」の表現について考えた。
ミョーカイさんは、「さっき行った滝」のことを「後(あと)の滝」と言っていた。
「前の滝」のほうが、意味的には正しいと思う。
なんで「後」って言ったんだろうと考えた。
「後ろを振り返らない」の後ろは「過去」
「前を見て歩く」の「前」は「未来」
だけど
「ちょっと前の話」の「前」は「過去」
「ちょっと後の話」の「後」は「未来」
こういうのでごっちゃになっちゃったんじゃないか。
意識しないで使っているけど、頭で考えようとすると難しすぎる日本語。。。
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