ヨーロッパはアジアに比べて「旅文化」が進んでいて、色々と便利なサービスやアプリが多く出ています。
今回はヨーロッパを旅するのにおすすめの、便利なサイト・サービス・アプリを紹介します。
Booking.comやSkyscannerなどの定番からすこし珍しいものまで選んでみたので、使ったことのないサービスがあったら是非使ってみて下さい!
バス・交通機関・移動手段
1.Omio(GoEuro)
Omio(元GoEuro)はヨーロッパの鉄道、バス、飛行機の検索サイトです。
各国の国鉄(ドイツのDBやフランスのSNCF、オーストリアのOBBなど)をはじめ、FlixBusやBlaBlaBus、Eurolinesなどの格安バス会社、easyJetなどの格安航空会社(LCC)などを一括検索することができます。
都市間移動のバス、鉄道を料金や時間で比較したいときに便利です。
ヨーロッパ内の移動手段を調べたいとき、まずはOmio(GoEuro)で検索するのがおすすめです。
Android、iPhoneのアプリも提供されていて、使いやすいです。
また、Omio(GoEuro)では一括検索をした後、そのままアプリ(サイト)内で各社のチケットの購入ができる場合が多いです。
そしてアプリ内にチケットが保存されているので、乗車時にもそのチケットを見せればOKです。
2.BalkanViator
BalkanViatorはOmio(GoEuro)のバルカン半島バージョンのようなサイトです。
バルカン半島諸国(ブルガリア、セルビア、モンテネグロ、コソボ、マケドニア、アルバニアなど)のバスはOmio(GoEuro)では見つけにくいので、BalkanViatorで検索した方がいいです。
BalkanViatorはサイト上でチケットを買うことはできません。
各社のサイトに飛ぶか、各都市のバスターミナルで直接買うことになります。
私はブラウザ版しか使ったことがないのですが、Android、iPhoneのアプリも提供されているようです。
3.FlixBus(フリックスバス)
FlixBusはドイツ発の格安バス会社です。
FlixBus自体はただのバス会社なのですが、わざわざここに挙げたのは他のバス会社よりも使い勝手が良いと感じているからです。
FlixBusの最大の特徴は圧倒的な路線の多さで、公式サイトによると28か国・2000か所以上もの行き先があるようです。
Choose from over 2,000 travel destinations in 28 countries and discover Europe with FlixBus.
提携会社との共同運航便もありますが、それらも全てFlixBusのサイトでチケットを買うことができます。
公式のRouteMapは色々触っているだけでも楽しいです。
値段も表示されるので、これを見ながら行き先やルートを考えるのも良いと思います。
また、私たちがFlixBusをおすすめする理由は「バウチャー」を使って5ユーロ引きでチケットを買えたり、「InterFlix」という買い方でどんな路線でも20ユーロで乗れたりするからです。
FlixBusの路線には1,2時間で着く近距離のものから24時間を越えるような長距離路線もあるので、上手く使えばかなり安くヨーロッパをまわることができます。
4.Rentalcars.com
Rentalcars.comはレンタカー一括検索・予約サイトで、Booking.comやAgoda、Pricelineと同じPricelineグループが運営しています。
ヨーロッパのレンタカーは日本より安いことも多く、グループで複数都市を周遊する場合は鉄道やバスより安くなる場合もあります。
特に3,4日以上のレンタルはかなりお得です。
ヨーロッパでは車での国境越えもスムーズだし、車でしか行けない(行きにくい)ところにも行きやすくなるので、運転できる人にはおすすめです。
車があるだけで行動範囲や自由度がグッと増します。
また、Rentalcars.comは日本語での問い合わせに対応しているので、英語が分からない人でも安心して利用できます。
以前Rentalcars.comを経由して利用したレンタカーについて問い合わせたことがありますが、とても親切な対応でした。
5.GlobalPetrolPrices.com
GlobalPetrolPrices.comは世界のガソリン1Lあたりの料金を調べることができるサイトです。
レンタカーでヨーロッパを周遊する場合、国によってガソリン代が違うので、このサイトで確認して安い国で給油すると良いです。
6.BlaBlaCarとBlaBlaBus
BlaBlaCarはライドシェアリング(相乗り)サービスです。
サイト上で出発地と目的地を入力して検索すると、車で出かける人(ドライバー)が空いている座席数と料金、出発時間を提示して同乗者を募集しているのを見ることができます。
自分の予定や予算とマッチするドライバーがいたらリクエストを送り、承認されたら指定の時間に待ち合わせ場所に行き、乗車することができます。
あまりにも直前のリクエストだと承認されない場合があるので、日程に余裕を持って予約することをおすすめします。
また、支払いはBlaBlaCarを通してクレジットカードまたはPayPalで行われるので、現地での現金のやり取りはありません。
BlaBlaCarは中距離の都市間移動時に使いやすいと思います。
そして、BlaBlaCarが提供している長距離格安バスがBlaBlaBusです。
BlaBlaBusはFlixbusと同じようなものです。
BlaBlaCar、BlaBlaBusともにOmio(GoEuro)の検索結果画面でも表示されます。
7.Uber
スマホアプリでタクシーを配車できるサービスです。
海外旅行ではタクシーのボッタクリ被害に合う人がよくいるので、UberやGrabTaxi、Lyftなどの配車サービスはとても便利だと思います。
私はタクシーはあまり使いませんが、使うときは基本的にUberです。
適正料金なのももちろん嬉しいのですが、アプリで目の前にすぐにタクシーを呼べる、そしてUber経由でカード決済というのがすごく良いと思います。
8.HitchWiki
HitchWikiはヒッチハイク情報サイトです。
最近はBlaBlaCarなどが主流のようですが、地域によってはヒッチハイクをしている人もいます。
HitchWikiでは都市ごとに情報がまとまっていて、方面別のヒッチハイクに適した場所、その場所までの行き方、スケッチブックへの行き先の書き方(英語か現地語か、または略称か)などかなり参考になります。
ヨーロッパでヒッチハイクをする場合は必ず読んだほうが良いと思います。
航空券
9.SkyScanner(スカイスキャナー)
Skyscanner(スカイスキャナー)は定番の航空券検索サイトです。
ヨーロッパは格安航空会社(LCC)が多く、場合によっては鉄道やバスより安いです。
スカイスキャナーは日本語で利用できますが、海外発着の便を探す場合は「国」を「日本」から「発着の国」(例えばイタリアなら「国」を「イタリア」)に変更すると、より安い航空券が出てくることがあります。
これは日本向け(日本語向け?)の検索結果には出てこない予約サイトが、「国」を変えると出てくるからです(同じ予約サイトでも言語が変わると料金が変わるときがある)。
そのため、その予約サイトは日本語や英語に対応していないことがあるので注意が必要です。
10.momondo
momondoはデンマーク発の航空券検索サイトです。
完全に個人的な感覚なのですが、skyscannerよりmomondoの方がヨーロッパに強い気がします。
サイトやアプリのデザイン、色使いもヨーロッパっぽいです。
momondoにはFlight Insightという機能があります。
Flight Insightでは、検索した路線について年間の価格推移や出発60日前からの価格推移などの情報を見ることができます。
これらの情報を航空券購入の判断材料にすると良いです。
11.SecretFlying
SecretFlyingは激安の航空券情報を掲載しているサイトです。
私たちも旅仲間に教えてもらったのですが、本当に安い航空券が見つかります。
「ミラノ~東京往復、11/10-11/20、350ユーロ」のような感じで情報が掲載されています。
掲載サイトに飛んでみると既に売り切れていることも多いので、頻繁にチェックしてみて下さい。
ホテル・安宿・宿泊
12.Booking.com
言わずと知れた定番のホテル検索サービスです。
宿は、まずはここで検索すれば良いと思います。
13.HostelWorld
HostelWorldはアイルランドに本拠を構えるホステル予約サイトです。
ヨーロッパの安宿に強く、Booking.comには掲載していない安い宿が見つかることもあります。
私たちはヨーロッパで宿を探すときはBooking.comとHostelWorldを使っています。
14.Airbnb
Airbnbは民泊サービスです。
Airbnbで現地の人の家に泊まればホテルや安宿とはちょっと違う宿泊体験ができます。
ヨーロッパの安宿はドミトリーが多いですが、Airbnbではドミトリー+数百円くらいで個室に泊まれることが多いです。
なのでAirbnbは、Booking.comやHostelWorldのように最安の宿を探すというよりは、手頃な料金で個室に泊まりたい、現地の人の家に泊まりたい、家を丸ごと借りたい、というニーズに合っていると思います。
15.CouchSurfing
CouchSurfingは無料でホームステイ先やイベントなどを探すことができるサービスです。
泊まりたい場所でホストを探し、宿泊のリクエストを送って承諾されれば受け入れてもらえます。
無料なので、泊めてもらうお礼にお土産を持っていったり、夕飯を作って一緒に食べるなど、Airbnbよりもホストとの交流が生まれやすい環境だと思います。
語学の練習にもなるし、友人が増えるので楽しいです。
私たちはホストに恵まれていて、毎回良い思い出ができています。
自分がホストになり、ゲスト(カウチサーファー)を受け入れることも可能です。
16.Sleeping in Airports
Sleeping in Airportsは世界の「空港で寝るための情報」を掲載しているサイトです。
各空港のベンチの寝やすさやwifi、電源、トイレ、シャワー、コインロッカーの有無などを確認できます。
また、寝場所のアドバイスやレビューもあって充実しています。
飛行機が深夜・早朝便の場合、乗り継ぎ時間が長い場合、宿代を浮かせたい場合などに空港で寝たいときに便利です。
決済・国際送金
17.PayPal
PayPal(ペイパル)はオンライン決済サービスです。
旅をしていると、この記事にも書いたように色々なサイトで情報収集をしたり、海外の見知らぬサイトでチケットを買ったりする場面があります。
PayPalを利用すれば、決済の度にカード情報や請求先住所を入力する手間が省けます。
また、カード情報を支払先に伝えずに済むのでセキュリティ面のメリットもあります。
あと稀に日本のクレジットカードが使えないサイトがあるのですが、そのときもPayPalに対応していたので無事に支払いができました。
この記事に書いた中では、Omio(GoEuro)、FlixBus、BlaBlaCar、Uber、AirbnbがPaypal決済に対応しています。
登録・利用は無料なので登録しておくことをおすすめします。
18.Transfer Wise
Transfer Wiseは国際送金サービスです。
日本の銀行から海外の銀行に送金をする場合、高額な手数料がかかり、振込時間も長くなりますが、Transfer Wiseを使えば少額の手数料を払うだけで簡単に海外送金をすることができます。
もちろん日本と海外の自分の口座間の送金も可能です。
旅ではあまり使う場面はないかもしれませんが、私たちはドイツのスピード違反の罰金支払いに使いました。
さいごに
今回挙げた中にはヨーロッパ以外でも使えるものが多いのですが、私たち自身はヨーロッパでよく使っているものを選んで紹介しました。
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