2年4か月の長期海外旅行(世界一周 )のときの服装を紹介します。
持ち物リストというよりは、バックパッカー旅行のファッションの参考になるように書きました。男性編です。
行き先や季節によってどんな服を何着、というのは以前の記事(何着必要?海外旅行にもっていく服の参考例(男性編))に書いてあるので、そちらを見てみてください。
はじめに
旅の期間は2年4か月で、バックパックの容量は60L(80Lまで拡張可のもの)です。
一時帰国(1回)、家族・友人との合流、洋服の紛失・買い替えがあったので、この記事に載せているすべての服を常に持ち歩いていたわけではありません。
私はバックパッカー旅行の服装を考えるとき、機能性よりも好みを重視します。
もちろん、ウルトラライトダウンやマウンテンパーカーのように日本ではあまり着ない服も持っていますが、基本的には好きな服、日本にいるときと変わらない服装でいるのが好きです。
かといって、「ファッション命」、「おしゃれは我慢」というタイプではないので、自分なりに旅人っぽい(旅にマッチした)服を着るようにはしています。
半袖Tシャツ

半袖のTシャツは、ホワイトとブラックの無地を持っています。
両方ともUnited Athle(ユナイテッドアスレ)のTシャツで、ホワイトは5942
、ブラックはポケット付きの4253
という型です。
5942は特に気に入っていて何年も前からずっと着ています。
ただバックパッカー世界一周などの長期の海外旅行だと、移動などで着替えないで数日過ごしたり嫌でも汚れてしまう場面があるので、正直白Tシャツは向いていないと思います。
私の場合は白いTシャツが好きでたくさん持っていたし、すこし汚れてもかっこいいと思っているので着ています。
また、私たちは白Tシャツやスニーカーを洗うために、家に余っていたウタマロ石けんを持ち歩いていました。
4253のブラックは、ポケット付きで厚さは7.1オンス。

旅中は「乾きやすい服=正義」なので、暑い国ではペラペラのTシャツやタンクトップを着ている人が多いです。
その点、このユナイテッドアスレの2着は生地が厚いので1枚で着てもしっかりしていて私は気に入っています。
欠点は洗濯(手洗い)がしにくいところです。旅中は基本的に手洗いなので、私も「乾きやすい服=正義」だとは思っています。
それは間違いないです。
一時帰国をする前は、4253ブラックではなく無印良品の紺色のTシャツを着ていました。これも分厚くて良かったです。

▼これがお気に入りの白Tシャツ
▼こっちがポケット付きTシャツ
世界一周の後半にUnited Athleの4253ブラックが色褪せてきた頃、ちょうどグアテマラの古着屋でフルーツオブザルーム (FRUIT OF THE LOOM)のポケット付きTシャツを見つけて、120円で買いました。
サイズはXLで身長170cmの私にはかなり大きいのですが、ビッグシルエットでちょうど良く着れています。
グアテマラではアメリカの古着(だいたい大きなサイズ)が安く大量に売られているので、グアテマラに行くときには是非古着屋に行ってみてください。
Megapacaという店が見やすくておすすめです。

長袖Tシャツ(ロンT)

ユニクロの長袖Tシャツを1枚持っています。
いつかの旅に出るときに空港のユニクロで買って、それ以来私の旅の服の中で唯一の長袖Tシャツです。
最後は色々ほつれたり、穴が空いたりしました。
長袖のTシャツも長期の海外旅行ではなにかと便利なので、1枚はあったほうが良いと思います。
羽織・シャツ

トルコのイスタンブールにあるYakto Ipekという店で買った生糸のシャツを着ています。
肌寒いときに羽織るのにちょうど良くて、気に入っています。
私は今回は持ってきていませんが、羽織り用にはスウェットやパーカーがあるととても便利です。
セーター

LL.Beanのシェットランドウールのセーターを着ています。
初めて海外一人旅に行った頃からずっと着ていて、もう何箇所も穴が開いているボロですが、愛着があって捨てられません。
ですがあまりにボロボロになったので、郵便代の安い(1Kg100円くらい)キューバから日本に送りました。
いつかなにかにリメイクします。
▼こんなかんじのフリースも良い。かさばりそうだけど…
長ズボン
ユニクロのレギンスジーンズ

長ズボンは、ユニクロのツータックスラックスとレギンスジーンズです。
これも以前の旅からずっと同じものを履いているし、日本でも履いていたものです。
世界一周でジーンズを履いている人は、意外と多いです。
乾きにくいけれど毎回洗うものでもないので、あまり気にしていないのだと思います。
このレギンスジーンズはこの旅でもう履けなくなりましたが、次の旅にもジーンズは持っていきたいな。
ユニクロのツータックスラックス

ユニクロのツータックスラックスは、店舗で9分くらいに裾上げしてもらったものです。
夏用のドライ素材で乾きやすく、ツータックはゆるくて履き心地も良いので、完全にバックパッカー旅行向けのズボンだなと思っています。
もう7,8年くらい履いていて、穴が空いてしまったのでまたユニクロで買います。
肌寒い日は上着と合わせて履いています。
インドのコットンパンツ

インドでコットンの薄い長ズボンを買って、インド、ネパール、パキスタンではそれを履いて過ごし、一時帰国時に日本に置いていきました。
インドではこういうズボンを履いている世界一周旅人によく会います。
半ズボン

半ズボンはユニクロ×ルメールの紺と、友人にもらったナイキの黒のふたつです。
ナイキの半ズボンはスポーティなもので、部屋着兼用です。

上着
マウンテンパーカー

もともとはノースフェイスのジャケットを着ていたのですが、インドのコルカタでオートリキシャーに置いてきてしまい、ネパールのカトマンズでミレーの(マークの付いた)マウンテンパーカーを買いなおしました。

その後、グアテマラの古着屋でLL.Bean(今度は本物)のマウンテンパーカーを買ってからは、それを着ています。500円くらいでした。
マウンテンパーカーは丸めて袋に収納できるものが多いので、ひとつは持っていたほうが良いと思います。

ステンカラーコート

バーバリーのコートを持っていきました。
日本でも着ていた古着でもともとボロかったのですが、今回の旅で完全に薄汚れた上着となりました。
ロングコートの割には畳むとそんなにかさばらないので、暑い場所など着ていないときもそこまで邪魔だとは感じませんでした。
私が持っているのはライナーが付いていないタイプなので、寒いときは中にウルトラライトダウンを着ています。
1か月以内の期間の旅ではバブアーやキルティングジャケットを着ていたりもしたんですが、今回は長期なので着ていないときも多いと思い、かさばる上着はやめました。
ウルトラライトダウン
日本人のバックパッカーで、ユニクロのウルトラライトダウンを持っていない人にはほとんど会ったことがありません。
私はもともとは持っていなかったのですが、一時帰国中に知り合いから譲ってもらい後半は持っていきました。
あまり格好良くなくて好きではないので、本当に寒いときだけ着ています。
襟なしモデルを見たことがあるのですが、あれは良いですね。
▼こんなのが良い
靴
スニーカー

スニーカーはニューバランスのMRL996グレーです。
歩きやすく、どんな服にも合うので気に入っているのですが、足の甲がメッシュなので雨だと靴下がすぐ濡れます。
このニューバランス996は、この旅で履き潰しました。
ボロボロすぎて、最後の国フランスでめちゃくちゃ恥ずかしかったのでマルセイユでCAMPERのレザースニーカーを買いました。

旅人の中には、普段からトレッキングシューズを履いている人もいます。
トレッキングする機会が多い人、かさばるのを気にしない人はそれでも良いかも知れません。
サンダル

世界一周をしている旅人のサンダルは大きく分けてTEVA(テバ)、KEEN(キーン)
、ビーサンのどれかで、私たち夫婦はテバ派です。
裸足はもちろん靴下にも合うし、歩きやすいです。
テバの欠点はビーサンに比べて乾きにくいところですが、私はビーサンも持っていて、主に宿の中でスリッパとして使っています。
スニーカー、サンダルについてはこちらの記事にも書いてあります。
→海外旅行に持っていく基本の服5つ(男性編)
小物・防寒
帽子、ストール、ネックウォーマー、スカーフ

寒いところではニット帽を被っています。
白いバゲットハットも持ってきていて、たまーに被っています。


ストールは昔ラオスで買ったものを使っています。
このようなストールは東南アジアやインドなど色んな所で売っているので、旅の途中で買うのもいいと思います。

その他にスカーフも持っていったのですが、途中で破けてしまい今は使っていません。

腕時計
カシオのF-84W-1です。
ずっと前から使っていて、今回の旅の途中でベルトがちぎれたのですが、一時帰国で新しいのを買って今も使っています。
同じ時計を使っている旅人に何回か会ったことがあります。
サブバッグ

サブバッグはArc’teryx(アークテリクス)のmantis26を使っています。
サブバッグについては、別の記事にも書いてあります。
さいごに
ここに書いた以外にも、ユニクロのヒートテック上下や水着、靴下なども持っています。
世界一周旅行のように長期の旅となると荷物の問題もありますが、私は自分の好きな服を着ることをおすすめします。
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