【2017 インド①ブリマリ~ダージリン】バングラからインドへ。チャイを飲まなきゃ

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シュンです。

最近、シェアメイトのフィリピン人チンキーが作る料理が毎回おいしそうで、フィリピンの料理も面白そうだなーと思っています。

世界旅行記、2017年3~5月のインド編です。
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バングラデシュから国境を越えて、インドへ

2017/3/20 ブリマリ/チャンドラバンダー~マイナグリ~シリグリ~ダージリン

9:00に、国境の村ブリマリに到着した。
小さな村だ。ほのぼのとした雰囲気で、ここに泊まってみても良さそうだ。

バスを降りて、さあイミグレに行こうと思ったら、バス会社の人に「あっち」と指されたのでその方向へ行くと、待合室のような場所だった。

安宿の部屋みたいだ。

ベッドが置いてあり、そこで休憩していいらしい。

少し休憩して、国境に向けて歩き始める。

ああバングラデシュももう終わりか、オールドダッカは凄まじい熱量だったな、絶対また来たいな、次は今回行けなかった地方にも行ってみよう、などと、出国前お決まりの未練を振り切って、イミグレに向けて歩く。

しばらくすると、バングラデシュのイミグレがあった。
ここも、選挙の投票所になってる小学校みたいな建物だ。

中はすごい混雑度。
見た感じ、列に並んでいるわけではなさそうだ。
まずは人混みを掻き分けて、出国カードをもらう。

隣の部屋で出国カードに記入をして、また人混みを掻き分けて先頭まで行き、パスポートとともに提出する。
グイグイ入っていかないと、永遠に自分の番は来ない。

出国カードをもらって提出するところまでは、さっさと済ませなければいけない。
そして、職員に自分の名前が呼ばれるのを待つ。

部屋の中にいるのは全員、ただ名前が呼ばれるのを待っているだけの人たちだ。

番号札を使ったりすればいいと思うのだけれど、職員がマイクなども使わず呼ぶだけだから、みんな部屋の中で待っている。

自分の名前が呼ばれて、父親の名前などを聞かれてカメラで顔の確認をして、終了。

バングラデシュでは出国の際に出国税を払わなければいけないらしいが、どこで払うのか分からなかった。
それに、昨日まで泊まっていたダッカの宿のオーナーも、出国税は聞いたことが無いと言っていた。
なのでそのままインド方向へ進む。

小屋に兵士が3人いて、パスポートチェックをしている。
ここでも父親の名前、日本の住所、職業などを聞かれ、ノートに記入された。
そして出国税の領収書を見せてくれ、と言われる。

まだ払っていないと言うと、一人500タカ(約850円)と、銀行へ持っていく手間賃25タカで525タカ、2人で1050タカを払えば良いと言われた。

OK、と払おうとすると、お金を銀行に持っていく係の男が来て、ついて来いと。

ついていくと、男はインド方向に進み始めた。
しばらく歩いて、また道沿いの小屋に入った。

「ここから、2km手前の銀行まで持っていくから1100タカ払え」
50タカ増えている。

自分でインド側に進んでおいて、ここから2km戻るからって。
さすがに、こんな一本道の場所ではこっちも騙されようがない。

というかここはインドのイミグレなんじゃないのか、と思ってたら、どうやらここはまだバングラだったらしい。

結局、1050タカしか払わないと言っていると、男は帰っていった。
代わりに、小屋の中に座っていた人が1050タカ集金してどこかに行った。

本当に出国税なんてあるのだろうか。
ネットにも出国税があると書いてあったが、この感じだと少し怪しい。

そして、ここで何故かパスポートに出国スタンプ。
さっきのイミグレでもスタンプはもらってるんだけど。
両方とも「departure」と書いてあり、デザインが違う。不思議だ。

まあ、細かいことは気にしないことにして、インドへ。

インドのイミグレらしき小屋がいくつもある。
その中の一つに入りパスポートを見せると、ビザ作成のセクションに行けと。

ビザは持っているが、仕方なく行く。
別のおっさんが出てきて、チェックして「ビザはあるけど、もう使っているね」と言われる。
「俺たちのビザはトリプルで、まだ1回しか使っていないよ」と言うと、じゃあOKだ、と。

元のおっさんのところに戻り、入国カードを書いて、またビザセクションに戻る。

ここでは、ノートに一人ずつの情報を書いている。
手書きだし、すごい手間だ。

「インドの首相は知っているか?」とおっさんが聞いてきた。
「知っているよ、モディさんね」と答えると嬉しそうな顔をした。

名前、国籍、住所、パスポート番号などを記入し、サインをする。
これでインド入国完了。

そのまま真っすぐ歩いていくと、チャンドラバンダーの鉄道駅があった。
この駅は現在は使われていないのか、電車が来る時間が決まっていてその時間だけ使うのか、分からないがとにかく人はいなかった。

マイナグリ、シリグリ、ダージリン。チャイを飲まなきゃ

バスに乗ってマイナグリへ行く。
今日はダージリンまで行く予定だが、マイナグリとシリグリという2つの街を経由して行く。

マイナグリに着き、昼食を食べ、バスでシリグリへと向かう。
昼食は屋台のチャパティとサブジ(野菜のカレー)。
辛くて美味しかった。

バスでは寝ていたが、メイによると車内で塗り薬の実演販売が行われていたらしい。

塗ると煙が出て、肩こりが治るとかナントカ…
たしかに写真を見てみると、物売りが何かを売っている。
結構売れていたようだ。

シリグリのバスターミナルに到着した。
ここも人が多くて、面白そうな街だ。

シリグリからダージリンへはバスはなく、ジープで行くのが一般的とのことだった。

バスターミナルの外にジープ乗り場があり、きちんとチケットを買う場所もある。

ジープなので、バックパックは車体の上の荷台に乗せなければいけないが、今日はあまり天気が良くなく、雨が降りそうだ。

チケット売り場の近くにチャイスタンドがあったので、一服していく。
インドに来たら、まずはチャイを飲まなきゃな。

今朝バングラ側の国境で飲んだチャと似ているけれど、とにかくインドのチャイを飲まなきゃいけない。
チャイを飲まないとインドに来た気分にならない。

インドに来たのは、ダッカに行く前のコルカタを除けば初めてで、当然インドのことはほとんど何も知らない。
だけどチャイのことは知っているし、むしろチャイのことしか知らないくらいだ。

「インドと言えばチャイでしょ」ということで、見つけたらすぐ飲まなきゃいけない。
これはある意味、自分ルールみたいな感じだ。
ルールというか、趣味というか、張り切ってしまうタチなのだ。

その土地に行ったら、すぐに試したい。すぐに味わいたい。
せっかちなだけだと言えば、その通りだ。

タイに行ったら、さっそくチャンを飲みたいし、カオマンガイを食べたい。
大阪に行ったら、さっそくたこ焼きを食べたいでしょう?

チャイは少しスパイシーで、ミャンマーやバングラデシュで飲んでいたミルクティーとは一味違った。

(あまりよく分かっていないけれど)コレコレ!これがインドだよな、と。

ジープはダージリンに向けて出発したが、やっぱり雨が降ってきた。
荷物が濡れていないといいけれど。

ダージリンは標高2000mほどの場所にある。
そのためダージリンへの道は山道で、ベトナムのサパや中国の緑春、元陽とか、あのあたりの景色と似ていた。

でもそれらと違うのは、道沿いに頻繁に街があって人がいることと、線路があるということだ。

シリグリのニュージャルパイグリ駅からダージリンまで、ダージリン・ヒマラヤ鉄道という鉄道がある。
乗ってみたいと思っていたけれど、鉄道の線路とジープの車道はほぼ同じ道を通るようだったから、一応ジープでも同じ景色は見られているわけだ。

ウェス・アンダーソンの映画にダージリン急行というのがあるが、あの列車はここの鉄道とは全く違う。
だけどあの映画は面白くて好きだ。

そういえば後日気づくことになるが、インドは街中の店の看板がすごく可愛くて、それこそウェス・アンダーソンっぽい。

▼ダージリンのチキンポイント

▼コルカタの街なかの看板

ジープは、途中で人が降りたり乗ったりを繰り返しながら、くねった山道を登っていく。

途中、カフェで休憩があったので車外に出ると、標高が上がっているからか、かなり寒い。
Tシャツと薄い上着だけでは対応できない。

ということでカフェでチャイを飲んで温まった。

いつの間にか日は暮れていて、ダージリンに到着したときはもう夜だった。

ジープを降りて、すぐのところにあったチャイ屋へ。
雨は止んだが、とにかく寒い。

チャイを飲み終え、メイが目星をつけていた、prestigeという宿に行く。
ダブルルームは750ルピー(約1275円)だったが、3泊するという交渉で700ルピー(約1190円)になった。
それでもすこし高い。どこの宿も、数年前から値上げしているようだ。

しかも、今日はお湯が出ないらしい。

夕飯を食べるため、外へ出て夜の街を適当に歩き回る。
それにしても本当に寒い。

屋台で焼きそば入りのエッグロール(炒めた卵や野菜をチャパティで包んだインドの屋台飯)30ルピー(約50円)。美味しかった。

しばらく歩いて、結局宿の近くの店で食べることにした。

ターリーというインド定番の定食のようなもの。50ルピー(約85円)。

この店のターリーは、サブジ(野菜のカレー)とダル(豆のカレー。日本で言う味噌汁のようなポジション)、チャパティかライス。

このようなターリーを、今後、数え切れないほど食べることになるのだろう。

肉は入っていないけれど、美味いし、そこそこ量もある。
ただ、高地だからかもしれないが、 少し味が濃い。

そしてここでもチャイを。今日何回飲んだんだ?

宿に戻り水シャワーを浴びていると、停電で真っ暗になった。

なんだか今日は疲れたな。
こんな移動でどっと疲れている感じ、歳かも?

努力して健康でいないと。

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