私たちの旅の資金は、一般的なバックパッカーよりも少ない方だと思います。
少ない資金でやりくりできるのは、2人旅だということや私たちの旅のスタイル、もともとの性格など色々理由はあると思いますが、この記事では私たちがやっている旅の節約方法を紹介します。
「資金がないけど旅に出てみたい」、「旅中だけど資金が足りなくなってきた」、「今ある資金で旅の期間を伸ばしたい」という人に参考になると思います。
海外旅行保険の節約について
私たちはクレジットカード付帯の海外旅行保険を利用しています。
保険会社が提供する保険プランに加入すると、長期旅行で2人旅の私たちは軽く数十万円はかかってしまいます。
クレジットカード付帯保険は、複数のカードの補償額が合算できるので、よく検討すれば保険会社が提供する保険プランとほぼ同等の補償が受けられます。
使い方も単純で、今までに何度も海外で病院に行っていますが、毎回なんの問題もなく使えています。
安全をお金で買うとはいいますが、頭を使うという方法があることも忘れずに。
https://unusual-web.com/?p=13116
移動費の節約について
・基本的に陸路移動
これは「点で旅をしたいか」「線や面で旅をしたいか」という好みや、旅の期間の問題でもあるのですが、私たちの旅のスタイルだと、陸路のほうが安く旅ができています。
基本的には短い距離を行く場合は陸路のほうが安いですが、いつまでにどこの国に行かなくてはいけないという予定が差し迫っている場合は、空路のほうが安いこともあります。
どちらにしろ最近は飛行機もかなり安くなっているので、よく比べてみることが大事です。
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・夜行バスを利用
夜行バスは「移動」+「バス内での宿泊」だと考えているので、たとえ昼行便のバスの方が安かったとしても、宿泊費と合算して考えて夜行バスを選ぶことが多いです。
飛行機も同じ要領で、わざわざ空港泊ができる時間帯に発着する便を選ぶこともあります。
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・飛行機の預け荷物は1つだけ(2人旅の場合)
LCCは航空券自体はとても安いですが、荷物を預けるのに、ときには航空券以上にお金がかかることがあります。
それはさすがにバカバカしいので、私たちは2人の荷物を詰めかえて、預け荷物は1つだけにします。
ちなみに航空券の検索にはスカイスキャナーをよく使っています。
安いチケットを見つけるには、毎日検索し続けることが大事。安いチケットはある日突然降ってきます。
・公共交通機関を利用、もしくは徒歩
市内の移動は、路線バスや電車、または徒歩で、基本的にタクシーは使いません。
バックパックを背負いながらの移動は、基本的に3km以内なら歩き、それ以上の距離はその日の気候や体力によります。
タクシーは値段の問題もありますが、ぼったくりや事件など、面倒なトラブルに巻き込まれるのが怖いというのもあってあまり使いません。
・ヒッチハイク
ヒッチハイクは一部の国でしかやったことがありませんが、やりやすい国では積極的に使うことをオススメします。
なにより現地の人の優しさに触れ、交流できることが一番のメリットです。
逆にやりにくい国では何時間も待ち続けることになるので、移動手段としてはあまりオススメはしません。
Hitchwiki: the Hitchhiker’s guide to Hitchhiking
・レンタカーを利用する
人数が集まれば、レンタカーを借りたほうが安い場合があります。
私たちはやりませんでしたが、車内泊をすればもっと安く旅ができると思います。
特にヨーロッパは、日本では考えられないくらいレンタカー代が安いので、調べてみる価値はあると思います。
https://unusual-web.com/?p=18671
食費の節約について
節約するときに、「安いもの」を選ぶというのが、誰にでもできる簡単な方法だと思います。
そのときに私たちが大事だと思う考え方は、特に食費において「値段が高い/安い」を日本の物価を基準に考えないということです。
例えば、ネパールの日本料理屋で、どんぶりが250円だったとします。
日本の感覚で言えば、海外で日本食が250円で食べられるというのは安いと思います。
でもネパールの物価からすると、250円は安くはありません。
観光客用でないネパール料理屋で食べる1食の、約2倍はします。
高い/安いの判断をこのようにして考えられると、自然に節約ができるようになっていると思います。
・外食
現地の料理を食べる
ローカルの人が食べているものが、その国で安いものだと思います。(先進国ではそうではないこともある)
例えば、ミャンマーならミャンマーの料理を食べたらいいだけなので簡単です。
でもミャンマーで洋食を食べようとすると、大したことないものでも高くついてしまいます。
せっかくその国に旅しに来ているのだから、現地の料理を楽しみましょう。
https://unusual-web.com/?p=17021
中心地から離れる
当然のことですが、観光地に近ければ近いほど、値段は高くなります。
食べたいものがあれば、少し中心地から離れてみて、地元の人が利用するような店で探してみるといいと思います。
・自炊
食費を一番節約できる方法は、自炊です。
自炊については以前まとめたのでこちらを参照してください。
https://unusual-web.com/?p=17718
宿泊費の節約について
・ホテル予約サイトを利用
特にヨーロッパでは、ネットで宿を予約します。
よく使っているサイトは、Booking.comやagoda(スマホアプリはこちら)です。
直前値下げなどのセールをよくやっているので、直接宿に行くより安いことが多いです。
この2つを探してみていいところがなければ、Hostel worldやAirbnbでも探してみたりします。
値段もですが、口コミをよくチェックすることをおすすめします。
https://unusual-web.com/?p=15637
・ホテル予約サイトのポイントや特典を利用
の紹介特典はなかなかすごいです。(以下の紹介キャンペーンは終了しました)
Booking.comを友達に紹介すると、2000円がもらえます。
(「紹介」といっても、すでにBookingに登録済みの人でもOKというのが不思議です。)
そして、その友達が宿泊予約&滞在すると、友達にも2000円がプレゼントされます。
この特典は10回まで利用できます。
本当にそんなんで2000円×10回もらえるのか?と疑いましたが、実際にやってみたら本当でした。
これを使わない手はないと思うので、ぜひ旅仲間同士で特典を送り合ってみてください。
この紹介コードから予約ページに飛んで宿を予約&宿泊すれば、お互いに2000円を受け取ることができます。
→https://www.booking.com/s/13_6/mei49309
は掲載宿は少ないですが、リクルートポイントが使えるので、ポイントが溜まっている人は使うことができます。
Hostels.comは通算10泊すると、1泊分(10泊の平均額)無料になります。
まだ3泊しか泊まってないので利用したことはありませんが。
モッピーというポイントサイトを通して予約サイトを利用すると、予約サイトによって違いますが、だいたい5%前後還元されます。
特にヨーロッパに強いHostel Worldは、なんと12.5%還元です。
→https://pc.moppy.jp/entry/invite.php?invite=DwaLe1b1
・値引き交渉
特にアジアでは、宿を予約せずに直接行ってから探すということもしていました。
予約サイトに載っていない安宿も多いからです。
ネットで事前に安宿街を調べておいたり目星をつけたりして、いくつかの宿をまわって値段交渉をしていきます。
私たちが交渉でよく使うワードは、「○泊するから」、「今すぐ現金で払うから」、「朝食抜きでいいから」などです。
宿側になにかメリットがあればOKしてもらえることが多いです。
友達のバックパッカーカップルに聞いたのは、「婚前旅行なんだ」とか「日本に帰ったら赤ちゃんが生まれるんだ」などという言葉に外国人は弱く、おまけしてくれることが多いそうです。
決して嘘をついているわけではないので大丈夫だそう。笑
・フリーアコモデーション
フリーアコモデーション(フリアコ)とは、宿で仕事をする代わりに無料で部屋を提供してもらうことです。
私たちはタイやメキシコの日本人宿で短期間だけスタッフをしていました。
場所は縛られますが、簡単な仕事で宿代が無料になるなら、楽しいしアリだと思います。
・長期滞在
長期滞在型にして、1都市の滞在を伸ばせば、1日あたりの出費が少なくなります。
例えば、10日間で3都市を移動するより、10日間で1都市に滞在したほうが、移動費がかからない分、1日あたりの費用は少なくなります。
その代わり、訪れる都市数が減る、もしくは旅の期間が伸びることになります。
旅の期間を伸ばしてゆっくりしたいという人には、1都市に長期滞在することをおすすめします。
https://unusual-web.com/?p=18838
・夜行バス、空港泊
移動費の節約のほうにも書きましたが、夜行バスは宿泊費の節約にもなります。
宿に泊まるのではなく、夜行バスでの移動と宿泊を兼ねることができます。
また、飛行機が微妙な時間に発着するときも、空港泊をします。
The Guide to Sleeping in Airports
・外国人の友達を作る
旅中ではバックパッカーどうしで「また◯◯で会おう」とか「自分の国に来たら案内するよ」とか「家に遊びに来いよ!」と言い合うことが多いのですが、社交辞令ではないと思っているので連絡をとって再会することがあります。
基本的にフットワークが軽く、オープンマインドな人たちが多いので、あまり遠慮することはないと思います。(日本だと、「あれは社交辞令だったのかな~」と考えることも多いですが。)
泊めてもらうために仲良くなることはしませんが、仲良くなった結果泊まらせてもらえることになったらありがたくお邪魔します。
その他
・ストックを持つ
現地で買うより安いものや気に入っているものは、日本からストックを持っていきます。
また、物価が安い国などでまとめ買いすることもよくあります。
私たちが持って歩いているストック品は、愛用している石鹸、シャンプーリンスー、日焼け止め、コンタクト液、生理用品などです。
・必要なものに先行投資する
事前に必要なものに先行投資をしておくと、あとあとの節約に繋がります。
例えば、アーミーナイフを持っていれば、外食をしたり既製品を買ったりしなくても、安く売られているフルーツを切って食べることができるし、パンやチーズを切ってサンドウィッチを食べることができます。
SIMフリースマホがあれば、どこでもネットが繋がるので、移動中に安い宿を検索することができるし、無料で泊まれるカウチサーフィンのホストと連絡を常に取り合うことができます。
アウトドアグッズ(テント、寝袋、クッカー、ガスバーナーなど)があれば、宿の値段が高くても屋上を借りてテントを張らせてもらえるかもしれないし、クッカーやガスバーナーがあれば、キッチンがない状況でも自炊することができます。
こういうものを揃えはじめると、往々にして荷物は重くなりがちですので、バランスを考えて選ぶと良いと思います。
https://unusual-web.com/?p=12844
さいごに
節約とは、いろんなムダを省くことだと思います。
自分で必要ないと思った行動を減らしていくと、自然に節約ができているのだと思います。
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