メイです。
いまだ日本からの荷物が届かず、リスボンから出られません。
そしておそらくポルトに戻って荷物を取りに行くことになります。
郵便局が全然働きません。
動いたと思ったら土日です。はぁ。
散歩
2017/4/1 プリー
昨日の夜は、3時半ごろまで5匹の蚊と戦った。
大好きな睡眠時間を奪った蚊め……
朝食はバナナクレープとヨーグルト。
今日は夜にサンタナの音楽祭というものがあるらしい。
参加費は1人200ルピー(約340円)。
14時までに行くか決めないといけないので、一旦保留。
赤ちゃんの黒い点とアイライン
サムくんと一緒にお出かけ。
インドの赤ちゃんは、黒い点やアイラインを書いているんだけど、これはおまじないや魔除けのようなものなんだそう。
「ナジャル」という、人の妬みの視線などから起こる災いを避けるためにやっているんだって。
赤ちゃん可愛いね~なんてニコニコ見つめちゃったから、この赤ちゃんにはナジャルがたくさんついてしまっただろう。(ナジャルがつくと、病気になったりするらしい)
ごめんね赤ちゃん。
いやはや、ちょっと調べただけでおもしろすぎるインド。
昼ごはんは、街の食堂でフィッシュターリーとエッグターリー。
2つで130ルピー(約220円)。
フィッシュはなんだか変な味がするんだよなぁ、鉛筆の芯みたいな味。
まずいとかではなく、私たちが食べ慣れないスパイスを使っているのだと思う。
道でサンタナの宿泊者らしき日本人と会い、挨拶をする。
あれ、この方、以前にもどこかで見たことあるぞ?もしかしてバンコクの日本人宿か?いや違う、もしかして数ヶ月前のどこどこで、などと記憶をめぐらせたのだけどわからなくて、「どこかで会いましたか?」と聞いたら、「コルカタのサンタナにいましたよね?」と言われた。
つい4日前だ……笑
自分の記憶力のなさに驚いた。
人の顔を覚えるのは得意なはずなんだけどな。
チャイとビーチ
陽気なチャイ屋のおっちゃんが声を掛けてくれたので、ここでチャイを飲むことにした。
おっちゃんのチャイは、今まで飲んだ中で一番スパイスが効いていておいしかった。
生姜、フェンネルシード、ベイリーフ、それと乾燥した白い花(名前がわからない)を、スパイスグラインダーですりつぶし、濾し器に入れ、煮出したミルクティーを上から通していた。
時間はかかったけれど、丁寧に作ってくれた1杯がおいしかった。
スパイスをすりつぶすときに、カーンカーンカーンという音が響いてかなり耳につくけれど、これがスパイスの香りを立たせるのに最適な道具なのかな。
▼おっちゃんが使っていたスパイスグラインダーはこれに近い
ホテルガンダーラを曲がって、ビーチに出た。
海は久しぶりだ。
きれいなわけではないけれど、ここはゴミがなくていい。
波打ち際で、足だけ浸かった。
地元の人、もしくはインド人観光客の女性は、服を着たまま海に入っている。
宗教上、見せてはいけない肌(特に足)があるのでそうするのだと思うけれど、サリーを来たまま入るなんて重いだろうに、とか、濡れたまま帰るんだろうか、とか、風邪引かないのかな、とかいろいろ疑問が浮かんでくる。
わたしからすると服が肌に張り付くのは気持ち悪いんだけど、そういう文化は見てて面白い。
この前教えてもらった、ウッドストックカフェというところへ。
ボロ宿バンガローみたいなところの一角に何もない部屋があった。これがカフェらしい。
机が1つに椅子が4つある以外には何もない。
チャイは、わたしは特別おいしかったわけではないけれど、シュンはうまい!と言っていた。
それよりここのおっちゃんが面白かった。
ちょこっとだけ日本語を知っているんだけど、絶妙なタイミングで「め~ちゃ~め~ちゃ~○○ね」とか「ありゃりゃりゃりゃりゃりゃ~」と言うんだけど、その言い方が日本人のおっさんすぎた。
調べてみると、「ありゃありゃありゃありゃ~」は日本語ではなく、ヒンディー語だったかもしれない。
ヒンディー語の「アレレレ~」と日本語の「アレレレ~」はほぼ同じ意味らしい。
更に爆笑。
しばらくくつろいで帰る。
▼海外のカラスは真っ黒ではなく首のあたりがグレーでかっこいい
結局、音楽祭は断った。
私たち以外みんな参加するっぽく、ノリ悪いとか思われてるのかなとか、ちょっと寂しいというか気まずいというか。
まぁそんなことのために400ルピー使うのは嫌だし、いいか。
今日の夕飯はお弁当が部屋に配られた。
いつにも増して量が少なかったので、さすがにおかわりがあるんだろうと思ってキッチンに行ったけれど、誰も人がいなかった。
次の日サムくんに聞いたら、お弁当にはビッグサイズとミニサイズがあって、私たちのはどうやらミニサイズだったようだ。
雨の日
2017/4/2 プリー
今日の朝チャイはいつもよりもおいしかった。
毎日味がぜんぜん違うからおもしろい。
今日は天気が悪いな、と思ったら雨が降ってきた。
部屋に篭ろう。
ということで、昼ごはんを初めてサンタナで注文してみることにした。
わたしは野菜かき揚げ、シュンは鶏マヨだ。
野菜かき揚げはおいしかった。
日本のかき揚げのようなサクサクではなく、練り物のように柔らかくて身がある感じで意外に食べごたえがあった。
問題は鶏マヨだった。
出てきたのは、オーロラソースに埋もれた鶏肉だった。
ご飯は味の濃いターメリックライスで、ここはせめて普通のご飯で……と思った。
夕飯は、マサララーメン。
具がなくて味はカップラーメンだったけれど、白飯がお代わりできたのでよかった。
屋上でビールを飲んで、ひとしさんを見送った。
聖地
2017/4/3 プリー
ガヤ行きのチケット
昼過ぎにサムくんと3人でお出かけ。
数日前にチャイを飲んだおばちゃんの店の隣で自転車を借りる。
まず駅まで漕いで、ガヤ行きの電車チケットを買いに行った。
それにしてもインド人よ、なぜ駅前の広場みたいなところのど真ん中で立ちションをする。
せめて端っこでしたらどうか。
水たまりがあるからここでしようと思ったのかもしれないけれど、なにを今さら誤魔化そうとしているのか。
明日の夜行のSleeperを買おうとしたけれど、Wait list90なので無理そう。
3Aは1人1200ルピーと高すぎ。
さぁどうしようかと悩んでいると、明日の朝発のSleeperが455ルピーであるらしいので、これに決めた!
適当なレストランで昼ごはん。
フィッシュターリーとEgg Bhujia。
やっぱりフィッシュは薬っぽい味がする。
Egg Bhujiaは初めて頼んだ。
トマト入りスクランブルエッグという感じで、青とうがらし入りでピリ辛。
これはおいしいぞ!
ついでに近くのビーチに出てみる。
海は濁っているけれど、砂浜は普通にきれい。
ジャガンナート寺院へ
再び自転車に乗ってジャガンナート寺院へ。
ジャガンナートというのはヒンドゥー教の神で、プリーには聖地巡礼に訪れる信者が多い。
下の写真はお土産を撮ったものだけど、ジャガンナートはこんな姿をしている。(3姉弟で、一番右がジャガンナート)
ご当地キャラ的な風貌だけれど、真面目にこれが崇拝されている。
ジャガンナートはヴィシュヌの化身と考えられていて、インドで最も人気の神クリシュナもヴィシュヌの化身と考えられているので、ジャガンナートはクリシュナと同一視されるんだそう。
「人気の神」とか「化身」という考えがなんとも面白い。
ジャガンナートはもともとプリーの土着神だったのだけれど、ヒンドゥー教に吸収されてこのような形で崇拝されるようになったらしい。
ヒンドゥー教は、こうやって土着宗教と融合して信者数を増やしたのだけど、化身って技を使ってしまったらなんでもありじゃんと思ってしまう。笑
寺には入らずに、少し離れたところからお祈りしている地元っぽい人も何人か見た。
さすが、インド人観光客多し。
頑張ってここまで来たけれど、中はヒンドゥー教徒以外入れないため周辺散策をする。
歩いていると、写真撮ってくれないかと頼まれた。
この暑さなのに、男の人の服がベロア素材なのがすごく気になった。
この男性の家族と見られる女性たち5人くらいが、私を指差して「スキン、スキン」と言ってきた。
何を言っているのか全くわからなかったけれど、勘で肌に何を塗っているのかが聞きたいのかな?と思って、「ニベア」と言ってみると、「あ~ニベアね」と納得した様子。
質問はさっきので合っていたようだ。
「インディア?」と聞いてきたので、「インディアでも売ってるよ」と教えてあげた。(売ってるよね?)
そして、いつも塗っているニベアを出して「使っていいよ」と差し出すと、テレビショッピングの出演者のように、なにやら各々コメントを言いながら塗り始める女性たち。
どこの国の女性も、肌のケアは気になるんだな。
でもたぶん、ニベアよりも日焼け止めが大事だと思う。と言う前に、女性たちは去っていった。
インドでニベアが爆売れしたらどうしよう。

チャリで宿に戻る。
お尻が痛い~
夕飯はオムライス。
もう一皿食べたい。
夜は屋上で、サムくんとシュンの髪の毛を刈った。
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