シュンです。
最近ご飯めっちゃ食べてます。成長期。
のはずが、体重量ったら58kg。なんでこんなに痩せてるんだ。
最近うまくいっていない
2017/4/14 ポカラ
朝7時過ぎに近所のパン屋へ。
この時間に来れば焼き立てを買えるかなと思って来たが、すでに冷めていた。
ひとつ30ルピー。他の店よりは安い。
シナモンロール。冷めて表面が少しパリッとしているのがうまい。
アップルパイ。まあまあ。
チョコクロ。まあまあ。
朝早いと気持ちが良い。
ハッピーニューイヤー!と声を掛け合うのも楽しい。
宿に戻ってコーヒーを淹れて、テラスに座ってしばらくのんびりしたあと、安い部屋に移動して、街歩きに出かける。
今日は湖の北側の方へ行ってみよう。
▼昨日も買った店(隣のゲストハウス)の50ルピーのチーズパン。ここのパンはおいしい。
歩いていて、可愛いフェルトのスリッパを見つけた。
ネパールの女性たちの手作りのものらしい。
あ、これ LIFE IS A JOURNEY!さんで売っているスリッパだ。
さすが、目のつけどころがおしゃれだなあ。
→裸足でもあたたかい。スリッパ嫌いが作ったふわふわスリッパ。 | LIFE IS A JOURNEY! BLOG
日本に帰ったら買いたいなあ。うちはバブーシュもあるけれど。
やっと見つけたローカルプライスの食堂でバフモモ80ルピー、トゥクパ80ルピーを注文。
ここのトゥクパは酸っぱくて辛い。
店によって味が全然違うから面白い。
ポカラは、けっこうどこまでもツーリスト向けのレストラン、カフェ、旅行代理店などが並んでいる。
どこもツーリスト向けだから「小ぎれいで素敵」ではある。
そんな「小ぎれいで素敵」な中で、比較的きれいではないカフェで休憩。これはこれでコージーかな。
ピーナッツチョコレート30ルピー。
チヤ40ルピー。
さらに歩いて進んだが、店が途切れるところまで同じような並びが続いた。
ここは完全にツーリストのための街だ。看板は英語、韓国語、日本語。物価もどこまで行っても大して変わらない。
むしろ端の方にもホテルとかアパートのような建物があるし。
たしかにすごく過ごしやすそうではある。
帰りは湖沿いの遊歩道を歩いて戻る。
ベンチがあったり、カフェがあったり、物売りがいたり、釣りをしていたり。
いい雰囲気で昼寝をしたり本を読んだりしてのんびり過ごせそうだ。
歩きながら、2人で「ここ最近、何かがおかしい、旅がうまくいっていない」という話をした。
原因は多分、少し急ぎすぎているのと、あまり好きなことができていないから。
どこからおかしくなったのかと考えると、コルカタからだということで2人の意見が一致した。続いてプリ―。
この辺りから1都市の滞在が短くて、オリジナリティのある旅ができていない。
この旅で今まで行った国は、中国、ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマー、バングラデシュ。
バングラデシュ以外は2回以上行ったことがある国で、最低限のイメージは掴めていた。
バングラデシュはダッカだけで1週間ちょっと居たし、幸運にも現地の方と関わることもできて良い滞在になった。
そのあとのインド、ネパールは僕たち2人とも初めての国。
さすがに国の名前や場所、国旗、おおよその経済規模などは知っていたけれど、それ以上のことはあまり知らなかった。
僕たちは、できれば観光客がみんなする(行く)定番のことをして、それが終わったところからが本当の楽しさだと思っている。
せっかく来ているのだから、定番も体験したいし、かと言ってそれだけでは満足できない。
定番を満喫した後に、その都市や国を自分の目で冷静に見つめて、感じて、咀嚼したい。
インドもネパールもすこし早足だし、その合間に定番観光の情報収集もするし、咀嚼しかけているところで新しいものが入ってきて、消化不良のまま次に移っている。
そんな感じが最近続いている。
それが違和感にも繋がっているし、その違和感がまた咀嚼を妨げるという悪循環になりかけている。
初めての国が続いてるから、もっと時間をかけて丁寧に過ごさないとダメだ。
自分をここに馴染ませたり、色々なことを知るには短すぎる。
ペースを取り戻さないと。
コルカタ、プリー、ブッダガヤ、カトマンズ、ポカラではお気に入りの場所が見つからなかった。
この中ではカトマンズは割と良かったが。
コルカタのサンタナに泊まったところからこの不調に陥っている。
サダルから離れていたし、コルカタの沼の中から浮いているようにも感じた。
でもそれはサンタナが悪いわけではないし、ただ単に相性の問題だ。
サンタナは「インドで安心できる場所(日本人宿)」というコンセプト(だったはず)で、注文すれば昼食も夕食も出る。
僕たちは「安心」よりも「インド」を求めていたから、そもそもサンタナに行ったことが間違っている。
他の宿が空いていなかったからとは言え、選んだ自分たちの責任だ。
とはいえ、サンタナでは良い出会いもあったから悪い滞在だったというわけではない。
少し賑わっていた市場風の通りでバナナを買う。
9本で60ルピー。
ダルバートを手で食べるのって
夕飯は、マイリ・バンチャ・ガールという店に行った。
けっこう有名な店みたいで、賑わっていた。
ダルバート(ベジ)で220ルピーもしたけれど、おいしかった。
おかわりもすぐに来るし、ヨーグルトがついているのも良い。
若干おかずがしょっぱい気がしたが、これくらいなら問題ない。
この店はダルがうまかった。
やっと満足のいくダルバートを食べられた。
久しぶりに右手で食べる。
手で食べると味が違う気がする。って言うと、ローカルぶってる奴だと思うかもしれないけれど、これはどっちがうまいとかではなく、別の料理というか。
白ご飯の上に梅干しを乗せたものと、梅干しのおにぎりが別の料理であるように。
と、ふとそんなことを思った。
日本のカレーライスだって混ぜるのと混ぜないのとでは違う気がするし(僕は絶対混ぜない派)、蕎麦屋のカレー丼と喫茶店のカレーライスは違うと思う。
まあ、蕎麦屋のカレー丼には出汁が入っているかもしれないけれど。
とにかく、ダルをかけたりおかずを混ぜて、指でこねくり回して食べるのは、スプーンで食べるのとは違うんじゃないか。
今日のご飯はアツアツだったのでなおさら。
口の前に、まず指で味わう感覚。
指で温かさを感じ取る。やけどしそうなこの感覚はすごく新鮮。
僕は手で食べるのがけっこう好きだ。
もちろんここに入り込みたい、真似したいっていうのが前提にはある(自宅ならポテチだって箸で食べるときもある)。
ある意味、これは(自分流の)ネパールへのリスペクトでもあると思っている。
日本のご飯が「箸で食べるもの」であるように、ダルバートは「手で食べるもの」だと思うから。
日本に来た外国人がラーメン屋でフォークを使っていたら「できれば箸で食べてほしいな」と思う。
ざる蕎麦をフォークでくるくるやって食べている奴がいたら、失礼だと思うかもしれない。
ただ、ネパールではダルバートを手で食べない人もいるから、手で食べない外国人がおかしいとは、別に思ってない。
気づけば、店内は待っている人で一杯だ。
日本みたいに名前を記入したり並んで待つわけではないので、後から来た人は今食べている人にぴったりくっついて待っている。
僕が食べ終わり手を洗いに行ったとき、すぐに待っていた家族のお母さんが空いた席に座った。
メイはまだ食べているので、お母さんと対峙することに。しばらくするとその子供たちとお父さんも座り、1対5でじっと食べ終わるのを見つめている。
お互いに目が合ったとき、我慢しきれずに爆笑した。
そしてとりあえず「ナマステ」と挨拶。
宿に戻り、共同シャワーで服を脱いだ瞬間に停電になった。
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