【2017 インド㉖ デリー~アムリトサル】インド疲れと黄金寺院

これまでの旅のルート
東京→香港→中国→ベトナム→中国②→ラオス→タイ→ラオス②→タイ②→ミャンマー→タイ③→インド→バングラデシュ→インド②→ネパール→インド③→パキスタン→中国③→東京→タイ④→マレーシア→イラン→アルメニア→ジョージア→トルコ→チェコ→ドイツ→オランダ→スイス→ドイツ②→ウクライナ→ポーランド→ハンガリー→セルビア→マケドニア→アルバニア→コソボ→モンテネグロ→クロアチア→スロベニア→イタリア→ポルトガル→モロッコ

メイです。

現在モロッコのトドラ渓谷にいます。
今日は週に1回に開かれるマーケットで、1週間分の野菜を大量買いしました。

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でも、インドが悪いわけではない

2017/5/7 デリー~アムリトサル

朝起きて、とりあえず今日の移動のチケットを買いに、ニューデリー駅の外国人窓口に向かった。

駅に近づくと、「こっちが入場口だ」、「こっちがチケットカウンターだ」とシュンの手をひっぱるオヤジ。

私たちをどこかに連れて行ったあと、どうやって騙しにかかるのかが気になるけれど、時間が無駄なのでやめておく。

朝8時半にチケットカウンターに着いたのに、番号札はすでに62番だった。
1時間以上は待つことになったけれど、Wi-Fiが使えたので体感ではすぐだった。

デリーからもニューデリーからアムリトサル行きの電車はなくて(多分売り切れってことだと思う)、ニザムディン駅(Hazrat Nizamuddin)というところ発のチケットしかなかった。

しかたないので、今日のニザムディン駅発のアムリトサル行き、夜行列車のチケットを購入した。(300ルピー)

インド、疲れてしまった。

宿に戻ってチェックアウトを済ませ、荷物を置かせてもらって昼ごはんへ。
わたしはゴビマサラ(カリフラワーのカレー)を注文。

カリフラワーが好きでずっと食べたかったのだけど、いざ頼んでみると具材がカリフラワーのみなので最後はちょっと飽きてしまった。

シュンは、ターリー。
数日前に病院に行くほど具合が悪かったシュンだけど、ターリーが食べられなかったら回復したとは言えないだろうということで、昨日もだけど、なんとか食べていた。

わたしの体調不良も昨日完治したと思ったけれど、わたしにはもうターリーを食べる元気がなかった。

いつもは手で食べるシュンも、今日はスプーンで食べていた。

嗚呼インドよ……。

私たちは今少し疲れている。
インドを楽しもうとする意欲が薄れてきている。

わたしはターリーを、最初はバクバク食べていたけれど、今はそれがもうできない。

昨日突然、中国に行きたい!と猛烈に思ったのだけど、ただ単にこの辺を離れたかっただけなのかもしれない。

長旅の疲れもあると思うし、インドで2人とも体調を崩したのもあると思う。
肉やお酒が思うように口にできないことや、暑さでうまく寝られないことなど、色々重なったり。

それと、どこの国でも見つけられる「これ!」という料理が、インドでは一度も出会えなかったことも大きいと思う。
何かを食べても、いつも「可もなく不可もなく」という感想しか持てなかった。

そのすべての結果か、インド後半はオープンマインドになれていなかったのかもしれない。

インドが悪いわけではない。
自分が疲れているときに、インド人に対応するのが面倒になって、それを「インドうざい」って言ったら終わりだと思う。
全部自分のせいなのに。

あとほんの少しでインドの旅が終わってしまう。

たったの1ヶ月では、私たちはただの観光客から抜け出すことはできなかった。
おいしい!通いたい!というものを見つけられなかったのも含め、自分たちのオリジナリティのある旅ができなかった。開拓がほとんどできなかった。

ただ今までの旅人の作った道に沿って、みんなと同じような場所を、同じように旅しただけ。

原因は色んなところにあるのはわかっている。

なんだか、もやもやが残るインド旅行になってしまった。

インドの電車は寝心地が良い

カフェで電車の時間まで待つ。

シュンはかなり眠そうで、カフェで寝始めた。
17時になったらカフェを出よう。

隣に座った観光客が頼んでいたものが、すごくお腹に良さそうでおいしそうに見えたのでこれを頼んだ。

こんなスープ、インドで初めて食べた。

▼観光客用スープ

時間になったので、まずはバスでニザムディン駅に向かう。(15ルピー)
バスの中は座れたけれど、暑くて狭くてきつくて、久しぶりに車酔い。

駅に着いて、ホームでパニールのカレーを食べた。辛い。

それにしても暑い。
顔を洗っても、汗がだらだら出てくるからキリがない。
そろそろインドは本格的に暑い季節なのかな。

電車は20時35分発だとチケットに書いてあったけれど、掲示板には20時20分発だと書いてある。
ディレイはあるけど早まるってあるのか?と思ったら、本当に15分前に来た。

今回もスリーパークラス。
車内は、扇風機が1つ壊れていたせいもあってとても暑かった。
だけど夜風が気持ちよくて、横になったらすぐ爆睡。

インドの電車は、とても寝心地が良い。

感謝を伝えに

2017/5/8 アムリトサル

ほとんど遅れはなく、アムリトサルに到着。
今回のインド旅、よく聞く大幅な電車の遅れは1度もなかった。

歩いて、目星をつけてたトラベラーズゲストハウスへ。
立地が微妙だけど、1泊だしまぁここでいいか。

シーク教という宗教

シャワーを浴びて、ちょっと寝てから黄金寺院( ゴールデンテンプル/Harmandir Sahib/ハリマンディル・サーヒブ)へと向かった。

私たちは、黄金寺院にお礼を言いに、この街へ来た。

なぜかというと、バンコクにいたとき、バンコクのシーク教寺院で毎日無料のカレーを食べさせてもらっていたからだ。

アムリトサルの黄金寺院は、シーク教の総本山。
「あのときはありがとうございました、またお世話になると思います。」と言わなければいけない。

▼詳しくは前に書いたバンコクの日記へ

2017年、年始のバンコクでの日々。正月の豪華なごちそう、なかなか申請できないミャンマービザ、シーク教寺院へ朝食を食べに行く朝活。そしてなぜかゲストハウスの臨時スタッフをすることに。

私たちは、シーク教に好感を持っている。
もちろん無料でカレーを食べさせてくれるからという理由もあるが、教義にとても共感が持てるのだ。

なので、ちょっと紹介。

シーク教はもともとヒンドゥー教の一派だったが、イスラム教の影響を強く受けた宗教。

シク教徒は常に神の本質および存在(ナーム)を思い起こし、家庭生活に結びつけることを要求される。 儀式、偶像崇拝、苦行、ヨーガ(ハタ・ヨーガの意味)、カースト、出家、迷信を否定し、世俗の職業に就いてそれに真摯に励むことを重んじる。

引用:シク教 – Wikipedia

ランガルと呼ばれる食事が皆に振舞われる。これは無料で、内容はインド料理(チャパティー、パコラ、ヨーグルト、スープ)である。これはヒンドゥー教徒がカーストが違う者と食事を共にしないことに対する批判である。

引用:シク教 – Wikipedia

シーク教は、他宗教を排除しない。
だから、私たちがカレーを食べに行っても歓迎してくれるし、そうすることがカーストを否定することにもなるのだ。

また、「ターバンを巻いて髭を蓄えている」というのがインド人の外見のイメージのように思われることが多いが、これをしているのはシーク教徒だけで、インド人全体のたったの2%(2001年時点)程度しかいない。

インドの中ではかなりの少数派だが、シーク教徒は富裕層が多く、インドの中でも力を持っている。

参考文献:図解 世界の宗教 歴史がおもしろいシリーズ(出版2010年)

黄金寺院(ゴールデンテンプル)へ

地図を見て、黄金寺院には歩いて行ける距離だとわかったけれど、外に一歩出てみて、暑すぎて歩けないことはわかった。

アムリトサルが暑いのか、インド全体が本格的な暑さになってきたのかはわからないけれど、とにかくこれは歩ける暑さではない。

オートリキシャーで黄金寺院へ。(50ルピー)

オートは寺院の手前までしか入れないみたいで、そこからは歩き。

途中の食堂みたいでラッシー。
ここのもデリーと同じくサラサラ系だった。
というか、ドロドロでおいしいのはバラナシだけかもしれない。

初めて食べた揚げパニール。(30ルピー/食券制)
やっぱりパニールはチーズの味がしないなぁ。豆腐みたい。

甘酸っぱいアプリコットジャムにスパイスが入った感じのソースをつけて食べる。
……醤油がいいな、味は豆腐みたいだし。笑

人気のソフトクリーム屋でソフトクリーム(20ルピー)。

黄金寺院に行くまでの道で、ワガ国境(パキスタンとの国境)にセレモニーを見に行くというツアーの勧誘する男たちがたくさんいる。

ボーダー(border)の発音が、「ボルダル」、と超巻き舌になっているのがヤバイ。
それを繰り返し高速で「ボルダルボルダルボルダルボルダル」と宣伝してくるのがヤバイ。

値段はどこも、ひとり100ルピーとのこと。
ディスカウントはしてくれないみたいだった。
私たちは保留。とりあえず寺院が先だ。

ついに黄金寺院に到着!
きれい!

ここがあのお世話になったシーク教寺院の総本山だ。
バンコクにいたときからずっと来よう来ようと思っていたところに来られて、ちょっと感動。

靴を預けて、ぐるーっと一周する。

絨毯が敷いてあるところを歩いても、熱い。

給水スポットがありがたい。

魚がいる池では、沐浴している人がたくさんいる。
沐浴は「Holy dip」と言うらしい。
外からは見えないようになっている女性専用の沐浴所もあった。

寺院の中に入る列に並ぶところからは撮影禁止。

並んでいる間、周りの人を観察。

・瞳の色が緑色っぽい人が多い。
・シク教徒の男性の体は、横にも縦にもデカイ。
・ターバンの巻き方が人よって違っておもしろい。
・女性でもターバンを巻いている人を2人だけ見つけた。
・ターバンにナイフ(剣)を挟んでいる人がけっこういた。(※)

(※)洗礼(カルサ)を受けた者は「5K」を身に着けなければならないとされている。
Kirpan:剣
Kesh:髪やひげなど、体毛を切らない
Kengha:くし
Kara:鋼鉄のブレスレット
Kaccha:ボクサーショーツ型下着

やっと中に入ると、柵に囲まれた領域の中で、教典『グル・グラント・サヒブ』が置かれている立派な台を中心に、演奏する人、歌う人、お金を回収する人などがいた。

柵の周りを参拝客が押し寄せる。
みんなが一生懸命手を伸ばして投げる寄付金が、扇風機の風に吹かれてひらひらと花びらのように舞っている。

お金を回収する人はちょっとめんどくさそうに、棒みたいなもので箱にギュウギュウに押し込めていたけれど、全然入りきっていなかった。

私たちも、「バンコクではお世話になりました。」と、感謝の気持ちを込めて寄付をした。

礼拝後、カラ・パサード(カラー・パルシャード)と言われる、小麦粉・バター・砂糖で作られたお菓子のようなものが配られた。

あたたかくて、こんもり。(本当は両手で受け取らなければいけなかったらしい)

この寺院にも、食事が無料でもらえるところがあるのだけれど、パッと探してみて見つからなかったのでやめておいた。

帰る前に、寺院の外でアムリトサル名物だというナンとカレーを食べた。
このナンには、ポテトや生姜、香草が練り込まれていてボリュームがあった。
豆のカレーはマイルドでとてもおいしかった。

マックで、ベジマックピザパイ(30ルピー)。
サモサが2個で40ルピーだったから、高いと思ってこれを買ってみたけれど、まあまあ。
別に買わなくても良かった。

もうちょっとこの辺をうろつきたかったけれど、シュンはどうやら頭が痛いみたい。

オートで帰宅し、シュンは寝たので1人で水を買いに行った。

頭にスカーフを巻いて歩いていたら、かなりの人にじーっと見られた。
宿の近くだから、外国人観光客もけっこう来る場所だと思うけれど、そんなに珍しい??

エモ

目が覚めたシュンと夜ごはんを食べに、さっき一人で水を買いに行った通りに行ってみると、やっぱり物珍しそうに見られた。

てきとうに食堂を見つけ、席につく。
ここの店の人には英語が通じなかったので、私たちが指をさしたりジェスチャーをしたり色々しているその一挙一動を、周りの客たちが珍しそうに見てくる。
隠し撮りもされた。くそ~

フライドチキンのカレーと、マトンのカレーにした。というかこれしかなかった。
どちらも100ルピーと高め、だけど今日は肉が食べたかった。

おいしい!けど辛くて汗ダラダラ。
なんかこういうご飯久しぶりで嬉しい。
ちょっとミャンマーみたいな料理で、インドっぽくはなかった。

それにしても、周りの客たちを見ていると、顔がインドっぽくない人が多い。
国境が近いなーと実感した。

宿の部屋の中ではほとんどWi-Fiがつながらないので、1人で外に出てコンクリートの段差に座る。

生ぬるい空気の中、静かで、暗くて、部屋の明かりがあって、1人で。

なんかいい感じだった。
こういうのをしみじみっていうか旅情っていうのかエモいっていうのかわかんないけど。

外では花火が上がっている。
インド人はよくわからないときに花火を上げているな。
外国人にはわからない祭りかな。

明日になったら、私たちはインドを出てパキスタンに向かう。
インドには1か月ちょっといて、7都市を周ってきた。
そのペースは少し早すぎたかもしれない。

インドには、また来たい。
今度はちゃんと、自分たちのインドを探しに。

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