私たちはバックパッカースタイルで海外を旅しています。
私たちのバックパッカー旅行の必需品である「ビクトリノックスのアーミーナイフ(十特ナイフ)」は、海外旅行/世界一周におすすめのグッズです。
この記事では、ビクトリノックスのアーミーナイフの機能、具体的な使い方、おすすめ商品を紹介します。
アーミーナイフ(十徳ナイフ)とは
アーミーナイフ(十徳ナイフ)とは、缶切り、栓抜きなど様々な機能を持った折りたたみナイフのことで、軍隊が使っていることからアーミーナイフと呼ばれています。
登山やキャンプ、海外旅行などで使っている人も多く、トラベルグッズとしても売られています。
アーミーナイフはいくつかのメーカーが販売していますが、スイスのビクトリノックス(VICTORINOX)社のものが有名です。
私たちはビクトリノックスの「ウェイター」というモデルをメインで使っています。
海外旅行/世界一周にアーミーナイフをおすすめする理由
私たちが海外旅行/世界一周にアーミーナイフを持っていったほうが良いと思う理由は、便利で節約にもなるからです。
アーミーナイフがあればキッチン設備がなくてもフルーツを切って食べられるし、ワインのコルクも抜けます。
できることの幅が広がるので、節約にも繋がります。
ナイフやコルク抜き、栓抜き、缶切りなどが一つになっているので、一つ一つのグッズを持っていくよりも荷物をコンパクトにできて便利だし、ビクトリノックスの商品は高品質でタフな使用にも耐えられるようになっているので、全然錆びません。
ビクトリノックスのアーミーナイフはAmazonのレビューでも★4や★5が付いていて、信頼できる商品です。
わたしたちの世界一周旅行記はこちら
→世界一周
海外旅行中のアーミーナイフの使いみち
具体的に、私たちが旅中によく使っているシーンを紹介します。
ワインを開ける
ワインオープナー(コルク抜き)はキッチン付きの宿には大体置いてありますが、たまに無いところもあります。
また、キッチンのない宿や、公園など外でワインを飲みたいときにもオープナーがあると便利です。
ビール瓶の栓を抜く
栓抜きも安宿のキッチンには置いてあることが多いのですが、ないときもあります。
また、ライターやスプーンなどで代用もできますが、やっぱりきちんとした栓抜きがあると便利です。
私たちはアーミーナイフの他に、ただの栓抜きを持っているのであまり使いませんが。
缶を開ける
海外にはプルタブのついていない缶(缶切りで開けなければいけないタイプ)が多いのですが、缶切りを置いていない安宿は意外と多いです。
私たちは、宿で自炊するときに、ときどきオイルサーディンやトマトの缶を使ってパスタを作ります。
また、キッチンのない宿や外で食事をするときに安い煮物や茹で野菜の缶詰を使うことがあるので、地味に助かっています。
野菜やフルーツを切る
アーミーナイフの機能の中で一番よく使っているのがナイフです。
市場や街なかでオレンジやりんごなどフルーツを買ったり、スーパーでチーズやハム、パンを買って公園で食べたりするときにも使います。
南米ではグラナディージャ(パッションフルーツ)やアボカドにめちゃくちゃ使いました。
キッチンのない宿でも、きゅうりや玉ねぎを切ってタッパーに入れて塩を振って簡易サラダにしたり、じゃがいもやキャベツを切ってステンレスコップとコイルヒーターで茹で野菜を作ったりすることができます。
このナイフは切れ味が本当に良く、ホステルやゲストハウスのキッチンにある錆びた包丁や安い果物ナイフよりもよっぽど使いやすいです。
生肉もしっかり切れます。
切れ味が良すぎて、思いっ切り指を切ったことがあるので気をつけてください。
▼ペットボトルをナイフでカットして作った皿(手前)、玉ねぎとトマトのサラダ(左)
▼コイルヒーターで茹でたパスタといんげんに缶詰のマッシュルーム&ビーンズ、カットしたトマトを和えた料理
▼玉ねぎ、きゅうり、トマト、チーズのサラダ
▼市場で大量の果物を買ってきた日。キッチンのない宿だったのでアーミーナイフが大活躍
▼ナイフ部分
トレッキングやキャンプ時に使う
海外をバックパッカースタイルで長期で旅していると、アウトドア好きではなくてもときどきハイキングやトレッキング、キャンプをするときがあると思います。
こういう場面が、このアーミーナイフの本来の活躍の場です。
ハイキングの休憩でオレンジを切って食べたり、アボカドを切ってパンに塗って食べたり。
アーミーナイフには、スプーンやフォークが付いている種類もあります。
話がすこし逸れますが、アーミーナイフとステンレスコップ、ガスコンロ(熱源)があれば大体なんでもできます。
その他便利機能
ビクトリノックスのアーミーナイフによくある機能の感想を書いておきます。
海外旅行用のアーミーナイフ選びの参考にして下さい。
- マイナスドライバー:メガネのネジを締めるのに使いました。
- ハサミ:私たちは普通のハサミを持ってきているので、ハサミのついていないタイプを持ってきましたが、あっても良いと思います。ハサミは海外旅行中に意外とよく使います。
- ピンセット:稀に使います。ほぼ全部のタイプについているので考えなくて良いと思います。ハチに刺されたときに針を抜くのに使いたかったのですが、そのとき手元になくて使えなかったのが残念。
- 虫眼鏡:いまのところ、海外旅行中に「あったらよかった」と思ったことはないです。
- キリ(リーマー・穴あけ):たまに欲しいときがありますが、大体の場合なくても済みます。
私たちが使っているモデル
以前使っていたモデル:スパルタン
世界一周旅行の出発時はスパルタン(スタンダード・スパルタン)を持っていきました。
バックパッカー旅行に必要な基本的な機能は揃っていて、重くもなく、ちょうど良かったと思います。
ナイフが大と小の2種類(ラージブレード・スモールブレード)ついているのですが、ほとんど大しか使わなかったです。
オランダ アムステルダムのスキポール空港で飛行機に乗るときにうっかり持ち込み手荷物に入れていて、没収されてしまいました。
現在使っているモデル:ウェイター
スパルタンを空港で没収された後、ドイツで購入しました。
ウェイターのいいところは、スパルタンよりも少し薄く、更に軽いところです。
私たちのよく使う機能はナイフ・コルク抜き・缶切り・栓抜きなのでウェイターで十分でした。
値段も安いので、私たちと使用用途が似ているバックパッカー海外旅行者におすすめです。
上でも紹介したように、節約旅行をするにあたってアーミーナイフは必需品だと思います。
ウェイターのように安いものでも十分なので、一つ持っておくと良いと思います。
ビクトリノックスのおすすめアーミーナイフ
ツーリスト
スパルタンとの違いがよく分からないのですが、Amazonではスパルタンより少し安いみたいです。
クライマー
ハサミ付きならクライマーというモデルがあります。
ハサミが付いているとさらに便利ですが、若干重いです。
私たちはハサミと虫眼鏡付きのモデル(クライマーではない)も持っていて、出発時にスパルタンと迷ったのですが、重いのでハサミは別で持っていって、アーミーナイフはスパルタンを持っていくことにしました。
スーパーティンカー
クライマーと似ていますが、コルク抜きの代わりにプラスドライバーが付いています。
ワインを飲まないのでコルク抜きは不要、という人はスーパーティンカーが良いかもしれません。
飛行機に乗るときの注意点
アーミーナイフは飛行機の機内に持ち込むことができません。
必ず預け荷物(受託手荷物)に入れるようにしてください。
私たちは海外旅行中にいつもサブバッグに入れて持ち歩いているのですが、一度飛行機に乗るときにバックパック(預け荷物)に移すのを忘れていて、空港で没収されたことがあります。
LCCなどでは預け荷物が有料の場合が多いので、注意してください。
さいごに
アーミーナイフは使わない人は全く使わないと思いますが、より便利に、節約も意識しながら海外旅行をしたいバックパッカーには必要なグッズだと思います。
Comments