【2017 パキスタン⑥ ギルギット】自然を満喫して最高の1日

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メイです。

Wi-Fi有料のキューバを出て、メキシコに来ました。
1ヶ月ぶりの更新です。笑

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    谷へ行こう

    2017/5/19 ギルギット

    今日は、シェルバーズに誘われて、谷に行くことにした。
    ギルギットに来たというのに、まったくもって観光をしていない私たちに気を遣ってくれたんだろう。本当に優しい。

    シュンはまだ長時間外に出ていられる体調ではないのでお留守番。
    谷ってどこだか全然わからないけれど、とにかくおもしろそうだからひとりで行ってくる。

    出発

    運転手はマクソード、わたしが助手席で、後部座席にシェルバーズとタジョー。
    マクソードのツアー会社のミーティングをするために谷の方に行くのだけれど、そのついでにみんなで遊びに行っちゃおうということみたいだ。

    ▼左からマクソード、シェルバーズ、タジョー、わたし

    タジョーとは初対面。
    マクソードと同じツアー会社で英語ガイドをしている。
    彼には日本人の奥さんがいて、将来の夢は日本で小さなパキスタン料理屋を開くことだそう。

    「そのままでもきれいだけど、その服を着るともっときれいだね」なんて言ってくれる、とても優しくて紳士的な人。
    あまり多くはしゃべらなかったり、控えめなところに日本人っぽさを感じた。

    車の中ではパキスタンの音楽が流れる。
    ちょっとインドの音楽と似ているなと思ったけれど、インドみたいに金切り声でないのが良い。

    ノリノリのダンス音楽はそんなに好きじゃないけれど、耳に優しいゆっくりしたバラードみたいな曲や、日本のカフェで流れているようささやき系の曲もあった。
    どれもこの壮大な景観に合っていて心地よい。

    途中休憩で崖沿いにある青空カフェでおやつ。
    ここで、パキスタンの岡田准一を発見!

    思わず写真を頼んでしまったよ。
    どう?似てるでしょ?
    実物はもっと似てるし、笑うともっと似てた。

    岡田くんはマクソードの親戚らしい。
    パキスタン、そういうの多い。
    家族のつながりがものすごく強いから、きっとどこまでも親戚なんだろう。

    再出発

    暑かったらスカーフ取っていいんだよ、と言ってくれたけれど、これけっこう気に入ってるんだよねぇ。
    それに今日は女ひとりだから、余りオープンになりすぎないよう、一応自衛。

    スカーフを巻いていない女の子を見つけて、マクソードが「ビューーティフォーー!」って叫んでた。
    やっぱり女の子大好きなマクソード。

    「ついて、車をとめたらわたしはおどります。(日本語)」と、踊りたくて仕方がないシェルバーズ。

    みんな(というか2人)声が大きくてよくしゃべるわ~
    シュンを連れて来なくてよかった、体調が悪い人を連れてきたらすぐ疲れるわこれ。笑

    でも、本当にハッピーな人たちだ。
    人生の楽しみ方を知っている。
    「お金はそんなにないけど、俺たちの心はリッチだ!」とマクソードが言う。

    タジョーが、「僕たちはもうファミリーだよ!」と言ってくれた。
    「じゃあ(歳的に)タジョーとマクソードがお兄ちゃん、シェルバーズがお父さんだね!」と返すと、なぜか3人大爆笑。

    シェルバーズがお父さん役、というのが相当おもしろいらしい。
    試しに、「いや、お母さんか」というとさらに大爆笑。
    ツボわからんな~

    それにしてもすごい景色だ。
    山、山、山。
    冬はすべて雪で覆われるそう。
    あ~信じられないくらいきれいだろうな~。

    途中ふと、音楽と景色がぴったり合った瞬間があって、泣きそうになった。
    来てよかった、って着く前からずっと思っていた。

    到着

    目的地の街のホテルに到着した。
    ここら辺で一番高級なホテルらしい。

    ここでマクソードがミーティングをするらしいので、私たちは庭で待機。

    何かいい香りがする、と思ったら、ぶどうの木だった。
    りんごやあんずの木もあった。
    歩いていてフルーツの匂いがするなんて素敵すぎる。

    気持ちのいい木陰で3人でお昼ごはん。
    車酔いであまり食欲がないので、体に優しそうなチキンと野菜と卵のスープを頼んだ。

    ▼2人がチキンの塊をまるごとあげた猫

    いろいろ話して待つ。
    シェルバーズはイスラマバードの日本食レストランで働いていた経験がある。
    日本食は好きだけれど、豚肉は絶対に食べたくないと言う。
    それは宗教上の問題もあるけれど、どうやら健康上の理由もあるらしい。

    豚は、何でも(汚いものでも、という意味)食べるから、それを食べるのは体に良くないとかなんとか。
    ま、わたしは引き続き食べるけど。

    パキスタンは日本にいろいろ助けてもらっていると言っていた。
    調べてみると、日本はパキスタンにかなり援助をしていて、日本パキスタン友好トンネルというものもあるほど、かなり友好な関係を築いているらしい。
    そういえば、そんなことが書いてあるトンネルをどこかで見た気がする。

    「インドとパキスタンどっちがよかった?」
    またこの質問だ。
    家に泊めてくれたイジャーズさんたちにも聞かれたし、その前に他の誰かからも聞かれた。
    やはりパキスタンとインドは相当仲が悪いようだ。
    周辺国とは全部仲良いけれど、インドだけはダメらしい。
    もともとは1つの国だったのに、今はカシミール紛争など小競り合いが絶えない地域。

    シェルバーズが日本語を勉強していたのは、もちろんホテルの仕事のためではあるけれど、 「日本人と結婚したかったから」という理由があってのこと。
    本か何かで「日本人は愛について真摯」ということを知ったらしく、十代の頃から日本人に対して憧れがあったらしい。
    いや~普通に離婚する人いっぱいいるけど?

    「お金はいらない、愛が欲しい」
    とにかく、彼は本気(マジ)だ。
    すごい勢いで日本人を紹介してくれと頼まれる。
    ブログで宣伝しとくよ、と軽い気持ちで言ったけれど、彼は相当わたしに期待しているらしく、のちに何度もFacebookメッセージが届くことになる。荷が重い……

    ▼宿情報&シェルバーズ恋人募集記事

    パキスタン ギルギットで私たちが泊まった安宿、Madina Hotel(マディナホテル)を紹介します。最後にオーナーの恋人募集情報を載せています。

    話は宗教の話題に。
    シェルバーズは、「こんなに美しいこの世界が、自動的にうまく回るなんてそんなおかしなことはない。誰かが操作しているはずだ、それがアッラーだ」と。
    なるほど、そういう考えなのね。

    そして、「戦争やテロは、宗教のせいではない。悪いのは社会の仕組みだ。イスラム教でも仏教でもなんでも、どんな宗教でも認め合うべきだ。」と熱く語る2人。

    そうか。そうかもしれない。
    わたしはずっと、宗教が悪いと思っていた。
    宗教なんてものがあるせいで、人々は対立し、争いが起こるのだと思っていた。

    散歩

    マクソードのミーティングがまだかかりそうなので、3人で散歩に出かけた。

    ▼わたしを見て中国人だという子供たち。最近ここに中国人ツアーが来たらしい。

    パキスタンは本当にいいところだ。
    自然が本っ当に豊か。
    こんなところ、他に見たことがない。

    観光客はテロが怖いし、パキスタンが危ないところだと思っている、と言うと、「確かにパキスタンの20%の場所は危ない、でも80%の場所は安全だ。僕もその20%のところには行ったことがない。もっとみんなに美しいパキスタンを見に来て欲しい!」

    いつかまた昔のように、観光客がいっぱいくるところになるといいな。

    ぶどうの木を取って嗅いだり、まだ酸っぱいあんずを食べたりしながら歩く。

    マルベリー(桑の実)がたくさんなっている。
    濃い紫色のマルベリーの木もあれば、白いマルベリーの木もあって、どちらも甘い。

    歩いていたら、おじいちゃんが「わしのマルベリーとって食べていいゾ」と言ってくれたので、シェルバーズがわたしの頭を柱にして木に登り、(登りながら日本語で「わたしはとざんかでぇす。とざんか!よく覚えてるなぁ!」って自分で言ってた)、木を揺らし、下でわたしのスカーフをタジョーと広げてキャッチした。

    マルベリー、柔らかくてすご~く甘い。

    そんなことをしていると、地元の人が少し集まってきて、遠巻きに私たちを見る。
    木の下の家の人たちもみんな様子を見に来た。

    ▼かっかわいい……!

    1人の美人の女性が流暢に英語を話すので、みんな驚いた。
    彼女の夢は「トラベラー」で、そのために英語教室に通っているらしい。

    それを聞いたシェルバーズが、「ギルギットに来たことあるか?うちの会社に来ないか?」と名刺を渡してスカウトしていた。

    子供にマルベリーをあげたら、オリーブをくれた。

    道を戻る途中、なにやら作業中の女性たちが手招きするので行ってみると、お花をくれた。
    みんな優しい。

    戻って、同じ会社だというメンバーたちで集まってお茶。
    17時くらいには戻るとシュンに言っていたから、またここでゆっくりすると帰りが20時過ぎるな、とちょっと焦った。

    帰路

    メイが焦っているし、そろそろ帰るかということで、宿に車を走らせる。

    相変わらず絶景。
    天国ってこんな感じかな?ってちょっと思ってしまった。

    大音量で音楽を流し、窓から身を乗り出して踊る若者の車が通った。
    彼らは私たちと踊りたいようで、むりやり私たちの車を追い越しては速度を落とし、車を止めようとする。

    仕方なく車を止めたけれど、シェルバーズが彼らのダンスを見て、「ベビーダンスだ」ということで却下。

    シェルバーズは踊りたくて仕方ないので、別の場所で車を止めたけれど、やっぱり彼らはついてきて、結局一緒に踊ることになった。

    音楽はうるさい系だけれど、ダンスは日本の盆踊りみたいな感じ。
    前にラオスの結婚式に参加したときもこんな感じだったな。
    世界中、ノリ方はどこも似ているのかもしれない。

    お気に入りの音楽になり、ハイテンションになって踊り狂うシェルバーズとマクソード。
    昇天しそうなシェルバーズを見て、タジョーと大爆笑した。

    彼らと別れた後、車内でもダンス。
    独特のリズムが難しいギルギット音楽が、最高に良い。

    生ぬるい風に、この音楽。
    頭がふわふわと気持ちよくなって、雰囲気に酔う。

    ▼夕焼けが山に映る

    ようやく宿に戻ってきた。
    直前で「あと1時間ドライブするよ~」と冗談を言われる。
    全然いいけど、トイレだけ行かせて。笑

    今日は、パキスタンに来てから、最高の日を過ごすことができた。
    パキスタンの素晴らしさを満喫できた、充実の1日だった。
    パキスタンすごい~来てよかった~と、ずっと感動しっぱなしだった。

    思い返せば今日1銭も払ってないな……
    3人には本当に本当に感謝。

    今日は、ものすごく疲れた。
    夕飯をテキトーに済まし、バタンキュー。

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