メイです。
現在地はパナマです。
最近、私たちにしては怒涛の移動です。
ゆっくりしたいなぁと思う反面、終わりも見えてきて焦る気持ち。
世界旅行記、2017年6月の中国編です。
各国の旅行記、コラム、情報のもくじはこちら(世界一周)から。
月曜バザールへ
2017/6/5 中国新疆ウイグル自治区 カシュガル
朝、宿で日本人の男性が話しかけてきてくれた。
パっと見は日本人だと思ったけれど、お茶っ葉を入れたガラスの水筒(中国人がよく持っているやつ)を持っていたから、完全に中国人だと思っていた。
ノリさん、私たちの2つ上。
▼写真右上の金のガラスの水筒。旅行者がガラスの水筒持ち歩くと思わないでしょ?
〈写真:朝日新聞DIGITAL-中国茶道具ばなし(1)〉
この水筒を持ち歩いている時点ですでに好印象。
すぐに意気投合し、一緒にウパール(烏帕尓)というここから50キロほど離れたところにある街の月曜バザールに行くことにした。
昨日行ったマーケットの近くにあるターミナルへ。
▼途中で見つけた巨大毛沢東像
ウパールまでのチケットを買おうとするも、次のバスは15時発らしい。
えー3時間も待てないよー
今日は諦めるか~なんて話していたら、ノリさんが近くの売店で電話を借りて、宿に電話して他の行き方を聞いてくれた。
なんて頼もしい…!
20番バスで戻って、4番バスに乗って終点まで。(1人2元)
路線バスなのに途中に検問があって、みんな一度降りてチェックしに行った。
私たちは漢族と思われたのか、それともチェックはウイグル人だけでいいのか、バス内で待機で済んだ。
ウイグル人たちは当然のように降りて、身分証明書的なカードをピッとかざし、すぐに戻ってくる。
ここは元はウイグル人の土地なのに、中国当局に完全に管理されている。
バスを降りたら、バンに乗ってウパールへ。(1人5元)
バンの乗客は私たち3人と、1人のおじいちゃんだけ。
乗客を探しながら走っていたけれど、これで元が取れるのか心配になった。
ウパールの巨大バザールに到着
天気が良くて、とても気持ち良い。
最高の天気だ。
道は広く整い、ゴミなども落ちていない。
中国に対して、「汚い」というイメージを持つ日本人は少なくないかもしれないが、日本だって渋谷や新宿など人の集まるところは汚い、それは中国も同じ。
日本と違うのは、日本の田舎は素朴なイメージだが、中国は地方都市こそ都会のように整然としてきれいなところが多い。
こんなに大きな国なのに、隅までそういう力が働いているのを目の当たりにすると、中国のすごさを感じる。
バザールの入り口にはもちろん荷物チェック。
想像以上に規模が大きかった。
▼千と千尋の神隠しにこんなのが出てきたような
ものすごい活気だ。楽しい!
とにかくお腹がペコペコなのでまずなにか食べよう。
歩いてみると、売っているものはカシュガル市内とそれほど変わらないのだけど、値段が違った。
安い!!
▼大きいレバー串2元
▼揚げ蒸し肉まん1元
▼特色涼粉混ぜ麺3元
▼ラグマン5元(前に食べたほうがおいしい)
▼パン1元
他にも、アイス1元・ゆで卵1元・カルピス的な飲み物2元、などを食べた。
安くておいしいって、気分がいい。
夢中で食べ歩いてると、かなり序盤にもかかわらずノリさんを見失った。
まぁでも、もともと一人旅をしている人だし大丈夫だろう。
別々になってからも食べ続ける私たち。
▼美人お母さん
▼イケメンかき氷屋さん
その後もマーケットをふらふらしていたらノリさんと鉢合わせするかな~なんて思いながら歩いたけれど、一向に見つからない。
ノリさんは背が高いのにこんなに見つからないのはおかしい、そろそろ本気で探しに行くか、と探し始めること数十分、、、いた!
奥にある動物市(家畜市場)のコーナーに、30分近くいたらしい。
そりゃ見つからないわけだ。
動物市では羊、ヤギ、牛などが売られていた。
羊のおしりがこんなにプリプリだとは知らなかった。
おそるおそるおしりを触ってみると、やっぱりプリプリしている。
くすぐったいのか、触れるたびにブルブルっと震えるのがおもしろい。
▼「私がおしりです!」と言わんばかりの主張の激しいおしり
羊を売る人たちは、売る人に羊のおしりを見せているように見えた。
買う人はプリプリ具合を見て決めるのかもしれない。
動物の買い方は、日本のせりと同じように手の形で決めているように見えた。
▼お持ち帰りされる羊たち
男たちがケンカをしていた。
結構長らく言い合っていて、手も少し出ていた。
殴り合いにならないように周りの男たちが囲んで、絶妙な距離で2人が言い合っている。
野球の乱闘みたいにうまくできていた。
満喫したので、そろそろ帰ろう。
あー楽しかった。
宿に戻った頃には、北京時間で20時近く。
でもまだまだ明るいし暑い。
幸せな夜ご飯
夜ご飯に、5元で詰め放題の漬け物と、チャーメンを買って帰った。
漬け物おいしい。
これ、けっこうコスパいいと思う。
チャーメンは食堂で作ってもらってお持ち帰りにしてもらった。
おいしい、けどこれがチャーメン?
ラグマンの麺を焼くのかと思いきや、ショートパスタのようなものをマーボー豆腐っぽい味付けにして和えたみたいな。
山椒がかなり効いている。
ノリさんが肉の串を買ってきてくれて、ワインもナッツも分けてくれて、ビールもう一本あけて、最高の食事だ。
映画談義で、良い夜。
ノリさんとしゃべっていると、しゃべり下手なところにわたしと同じものを感じる。
スッと言葉が出てこないとか、途中で何かとつまづくとか。笑
夜中1時くらいまで盛り上がった頃、中国人スタッフに中国語でバーっと話されて何を言っているのかわからず、中国人と勘違いされてるのかなと思って、ノリさんが中国語で「私たちは日本人です。(なので何を言っているかわかりません)」と言ったら、
ちょっと呆れ顔で「日本人でも使ったお皿は洗ってください。」と英語で言われた。
ヒィイイイーーーソウジャナイーーー(白目)!
「寝る前に使った食器を洗ってくださいね」というスタッフの声掛けに対し、「私たちは日本人です」と返してしまったことにより、「日本人だから洗わなくていいでしょ」と捉えられてしまうという、青ざめるほどショッキングな勘違いをされて震え上がった夜だった。
さて、ベッドに入ると、昨日同部屋になったおっさんのイビキがひどい。
人のイビキが気になったことはないのだけど、このおっさんはひどい。
最終的に、イヤホンで宇多田ヒカルを流しながら寝るという方法でうまく眠れた。
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