2018年11月にウロス島のツアーに参加したので、詳細や感想をまとめます。
また、プーノで泊まった安宿情報、プーノの街の治安やスーパー、おすすめの店なども紹介します。
ウロス島とは
ペルーにあるチチカカ湖は、標高約3800mの高地にあります。
その湖畔の街プーノから、モーターボートで45分ほどのところにある、葦(トトラ)で作られた300ほどの浮き島の集まりがウロス島です。
スペインの侵略を受けて追い出された先住民のウル族が、新たな居住地を探して浮き島を作って移り住んだと言われています。
現在は純血のウル族は途絶え、ケチュア族とアイマラ族の混血が住んでいるそう。
ツアーについて
ツアー会社
ウロス島のツアーは、プーノの旅行会社で、前日の夜に申し込みました。
適当に街を歩いていて見つけたツアー会社なので場所は忘れましたが、他にも旅行会社はたくさんあるので、値段や内容など比べてみるといいと思います。
タキーレ島との組み合わせのツアーなどいくつか種類がありましたが、私たちは3時間で帰って来られるウロス島のみのツアーにしました。
1日3回(朝、昼、夕方)ツアーがあり、私たちは昼の12時の回を選びました。
値段
一人20ソレス(+チップ代)
タイムスケジュール
ツアー体験談
ツアーのピックアップの時間は11時45分~12時なので、まさか45分には来ないだろうと思って50分にレセプションに行ったら、どうやら置いていかれた模様。
外に停まっていたタクシーの運転手さんがツアー会社に連絡して、無料で桟橋近くまで連れて行ってくれました。
他のツアー参加者たちと合流。
モーターボートに乗り、ガイドさんの説明が始まりました。
ガイドさんはスペイン語と英語を交互にしゃべりますが、間をあけずに切り替えるし、とっても早口なので聞き取るのが大変。
「チチカカ」ではなく「ティティハハ」が正しい発音だということは強調していました。
ガイドさんの話が終わったら、ボートの上に登ってもいいですよ、ということで上へ。
風が結構強かったのですが、天気がよく眺めも最高。
出発してから40~45分後、ウロス島の島のひとつに到着。
1つ1つの島はかなり小さいみたいです。
▼ソーラーパネルがある
トトラで作られた地面は、落ち葉の上を歩いたときの感触と似ていてふかふかしていました。
▼トトラでできたこの船は、「メルセデス・ベンツ」と言うそうです。笑
トトラでできた太いしめ縄のようなイスに座って、浮き島の作り方についてガイドさんと現地の男性が笑いを交えながら説明してくれるのを聞きます。
当たり前といえば当たり前ですが、湖底?に杭を打ち込んで固定しないと、流されてしまうらしい。
朝起きたらボリビアに着いてしまっても、パスポートがないから帰って来られないから大変です、というジョークも。
10分ほどの説明が終わると、3組くらいに分かれて、この島のおばちゃんたちの各「家」へお邪魔させてもらいます。
ところがここはまったく「家」ではありませんでした。
お土産屋です。
一応ベッドはありますが、生活用品はそれだけで、あとはお土産が並べられているだけ。
おばちゃんは、これはアルパカの毛だとかこれは潰れても壊れないとかミサンガはどうかとか、商品の説明に必死……。
各家の外にも土産物が並べられていました。
この島は、おばちゃんたちが住んでいるところではなく、観光客のために作られた島なのだと思います。
今回は買うつもりがなかったので、外に出て子犬たち遊んでいました。
お土産をひと通り眺めたあとは、おもむろにおばちゃんたちが集まり、歌を歌ってくれました。
無表情でなげやりに……。
見ててちょっとツライものがありました。
そして順番に握手。
そのあと、「ではメルセデスに乗りま~す。皆さんレッツゴ~」という感じで誘導されますが、これに乗るのは有料で10ソルかかります。
半分以上の人は誘導されるがままにメルセデスに向かいますが、残ろうとする人たちにもけっこうしつこく勧誘が来ます。
ここの家族に◯%入ります、などと情を揺さぶられますが、こういうやり方はあまり好きじゃありません。
結局、乗らないで残ったのは私たち含め若いカップル3組でした。笑
メルセデスには、現地のおばちゃんと女の子も乗り込んでいきました。
ネットの情報によると、このあと女の子が歌を披露し、チップを求められるそうです。
▼後ろから押すという意外な方法
残った組はモーターボートで行くのかなと思っていたら、まさかの25分ほどそのまま放置されました。
3組とも持参した食料を食べ始めておもしろかった笑
空っぽのメルセデスが戻ってきたら、この島内で休憩していたガイドさんが出てきてモーターボートで移動。
なんだったんだこの待ち時間は……。
次の島へ到着。
この島もかなり小規模です。
▼Capitalと書いてあるが……?
この島には、レストラン、売店、土産屋がありました。
先に着いていたメルセデス組は、ご飯を食べたりビールを飲んだりしていました。
この島ではガイドさんの説明などはなく自由時間だということで、島内を歩いたり(3分で歩き終わります)土産屋をのぞいたりしましたが、さすがにやることがなくなってさらに30分ほど待機。
そしてようやく終了時間。
モーターボートに乗り込んでプーノに戻りました。
このツアーが非常にツーリスティックだと知りながら来たので、その点についてはまぁ置いといて、それ以上にその他の内容が残念なツアーでした。
ウロス島に着いてからは、半分以上がなにもしない待機時間でした。
ツアー代を払っているのに、任意のオプションを追加しなかった人が放置されるのはちょっとひどい。
ですが、ツアー代は20ソル(約650円)と安いので、行き帰りの船と入島料として考えれば妥当だとも思いました。
持っていくといいもの
フルーツやお菓子などの軽食。
ウロス島内にレストランや売店はありますが、やはり高めです。
節約したい人は持参するといいと思います。
待機時間の暇つぶしにも……笑
プーノの安宿情報
プーノでは、「Mara Hostel」に泊まりました。
小さな子どもがいるお母さんが受付スタッフでした。
パッと見た感じでなんとなくわかりますが、真面目に仕事をしているとても好感が持てるホステルです。
私たちが泊まった部屋は、ツインルームで1泊11ドルでした。
クレジットカードは使用可能ですが、手数料が数%かかるようです。
トイレ・シャワーもきれいです。
シャワーは、蛇口をひねって5分待てばお湯が出ると言われたのでそのとおりにすると、あつあつのお湯が出ました。
▼鍵についてる人形がかわいい
ここの朝食は、ペルーで泊まった安宿の中で一番しっかりしていました。
朝からお腹いっぱい食べられます!
6時15分から食べられるのもありがたい。
かなり小さいですが、キッチンも使えます。
Mara Hostelで、ツアーやバスを予約することもできます。
ウロス島のみのツアーを頼むと、25ソレスです。
ラパス行き(コパカバーナ経由)の国境越えのバスは、35ソレスでした。
これについて詳しくは下の記事で説明しています。

その他情報(治安・スーパー・おすすめ)
平日の20時、21時でも、街にはたくさんの人が歩いていました。
危険な香りは一切せず、道端でスイーツが売っていたりして、この時間に人が多くて楽しく食べ歩きできるプーノ、いい街だな~と思いました。
「Plaza Vea」という大型スーパーがあります。
ここも夜でも人がたくさんいました。
▼スーパーの前で野菜を売っていた
スーパーの向かいに、ドーナツ屋さんがあります。
黒蜜みたいなのにつけて食べます。
熱々でおいしい!
お持ち帰りもできます。
▼地元の人は、1人で5つくらい食べていた
メルカドセントラルには野菜や肉や日用品などが売っていましたが、食堂はほとんどなかったか、夜はやっていなかったと思います。
ここで、アルパカの肉が1キロ14ソルと、意外に安かったので買ってステーキにしてみました。
アルパカ肉はかたいと聞いていましたが、意外に柔らかかったです。
臭みはあまりなく、味は牛肉に近く、おいしかった!
さいごに
ウロス島のツアーは期待しないで行ったほうがいいです。笑
少数民族の人の現代社会との関わり方や観光業について考えさせられます。

プーノの人たちは甘いものが好きなのかお菓子系の屋台やお店が多いと思いました。
街歩きが楽しい街です。
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