【2017 イラン⑮マシュハド~ラシュト】聖地ハラム

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シュンです。

世界旅行記、2017年8月のイラン編です。
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    シーア派の聖地、マシュハドのハラム

    2017/8/19 イラン マシュハド〜ガズヴィーン

    朝8時過ぎにマシュハド到着した。
    最後の10分くらいは、バスの中で歌(なのか?)か、なにかをみんなで唱えていた。

    マシュハドはイスラム教シーアの聖地で、イラン国内や周辺諸国からたくさんの信者が巡礼にやってくる。
    僕たちがマシュハドに来たのも、その”聖地”を見たかったからだ。

    正直、イランに来てから旅の調子が悪いので、仕切り直すためにも早く次に行ってしまいたいとも思っている。
    だけどイランにはずっと見たかったものがたくさんある。

    ペルセポリスやイスファハーンのイマーム広場は高校生の頃からいつか行ってみたいと思っていたし、イランに行くことを決めてから調べはじめたら、他にも行きたいところばかりだった。

    【2017 イラン⑨シーラーズ】ペルセポリスは外せない
    シーラーズから日帰りでペルセポリス観光へ。規模やレリーフからアケメネス朝ペルシャの当時の権勢を感じる。
    【2017 イラン⑬ヤズド~イスファハーン】世界の100000000分の1
    マスジェデ・ジャーメ観光。翌日イスファハーンに移動し、エマーム広場観光。アジア人観光客をバカにするイランに、我慢の限界が近づいてきた。

    早く次の国にも行きたいけれど、イランもちゃんと見ておきたい。
    そんな複雑な心境だったので、マシュハドでは泊まらずに観光をして、今日の夜行バスで次の街へ向かうことにした。

    次はラシュトに行くつもりだったので、バスターミナルで色々聞いて、ラシュトの手前のガズヴィーンという街までのバスチケットを買った。

    15時の1本しかなかったので、マシュハドの観光は15時までだ。
    聖地ハラム(ハラメ・モタッハル広場)とバザールを見られれば良いかな。

    バスターミナルに荷物を預けて、市内バス(1人5000リアル)でハラムへ向かう。
    立派な荷物預け所があるのはやっぱりマシュハドだからなのだろうか。

    ▼バスターミナルの荷物預け所

    市内バスでも、到着直前になるとどこからともなく歌か掛け声のような合唱が始まった。
    「聖地に来ました」とか「今から行きます」とかそういう意味なのかもしれない。

    終点のハラム近くでバスを降りた。
    朝だけど既に活気がある。その辺に売っているもので適当に朝食を済ませ、ハラムへ向かう。

    ハラムは、イスラム教シーア派十二イマーム派の8代目イマームであるアリー・リダー(通称イマーム・レザー)の聖墓を中心とする宗教複合施設で、大学や図書館、博物館、マスジェド(モスク)、いくつかの広場から構成されている。
    ちなみに「十二イマーム派」というのはイスラム教シーア派内の多数派で、イランの国教。

    入り口で荷物検査を行い、敷地内に入ってガイドを待つ。

    ハラムへは、異教徒はガイド付きでなければ入ることができない。
    ガイドは無料で、女性には無料でチャドルのレンタルもある。

    チャドルはイランでイスラム教徒の女性が着る一般的な服装で、頭部(髪)を含む体全体を覆う。

    メイはさっそくチャドルを貸してもらうが、それがなんと白地に花柄だった。
    普通の黒系のがよかった…笑 もちろん中には派手な柄の人もいるけれど。
    みんなこれ見てよく笑わないなっていうくらいにおかしい(似合っていない)ので、上からストールを被ってごまかす。

    準備ができたので、さっそく敷地内の見学開始、と思いきや、まずはツーリストインフォへ案内される。

    すこし映像を見て、アンケートを書いた。
    どうでしたか?また来たいですか?というような質問もあったけれど、今から見るんだわ。

    お土産と言って、日本語の訳が書かれたちょっとした写真集と冊子をくれそうになったが、紙がもったいないので1冊でいいですと言ってもう1冊は返した。

    順番に色々な施設を見学する。

    ものすごい全面鏡張りの建物や、本当は入ってはいけない?ところまで案内をしてもらった(なぜ??)。
    ガイドの女性の口癖は「OK」。最初からずっとダルそうだ。
    いつでも質問できるんだけれど、うまく伝わっていないのか答えにくいのか、微妙にズレた回答が来る。

    ▼博物館。絨毯は大きいけれど細部まで繊細で、月並みだけれど「圧倒される」。

    図書館では館長?が説明してくれた。
    イマーム・レザーが8代目なので、この建物は八角形なのだと言っていた。

    基本的には男と女で図書館は別で、大学生になると同じところに入って良いらしい。
    さらに年齢によって入れる部屋が違うので、部屋の数が多い。

    ▼この石は、サラート(礼拝)で地面に頭をつけるときに使うもの。

    この石はシーア派にしかないものだと以前本で読んだ気がする、とメイが言っていた。
    敷地内のあちこちに置いてあった。

    そしてメインの、イマーム・レザーの聖墓。
    これを見たかった。

    訪れた人全員が、すこしでも近づきたい、触れたい、という感情を爆発させている。
    本当に感極まって泣いている人や、大声で叫んでいる人がたくさんいた。
    宗教の持つ力の大きさを感じずにはいられない場所だった。

    近くまで行ってみたけれど、異教徒の自分が無理やり行くものではないような気がして、途中でやめた。
    ものすごい混雑度だし、周りの人の気迫もすごい。

    ▼棒で触れようとしている人もいる

    僕ももっと近くまで行ってみたかったけれど、ここは本気の人たち(信者)に譲るべきかな、と。
    宗教はとてもセンシティブなものだと思っているので、面白半分や興味だけでズカズカと入り込むのは良くないかな、と。

    色々まわっているうちに、サラート(礼拝)の時間になった。
    炎天下の中、真っ黒い人たちが一斉に動く景色を見ていると、不思議な気分になる。

    スピーカーから流れるアザーン(サラートへの呼びかけ)で人が集まるのだけれど、反対側を見ると集まってこない人も大勢いる。

    あとでやるのか、やらないのかなんなのか。
    よく見ると、サラートの集まりも始まりも、そこまで厳密ではないようだった。
    ちなみにガイドは僕の隣でスマホをいじっている。

    サラートをしない人はどういう人たちなのか、と聞いてみると
    まず、子どもはやらなくても良い。
    それから、そこまで信仰心が強くない人も多い。あとは、次のサラートの時間にやるんじゃない?みたいな。

    聖地巡礼に来ているとは言っても、必ずしも敬虔なイスラム教徒というわけではなくて、家族旅行のような気分で来ている人たちも多いのかもしれない。

    ハラムの見学が終わった。
    今日も学ぶことが多くて楽しかった。
    最終的にチャドルはあげると言われたが、これは使いみちがない…

    バザールを軽く見てまわって、適当な店でフェラフェルとハンバーガーを食べた。
    イランで安い外食をしようとすると、この二択になる。

    バスタ-ミナルに戻り、預けていた荷物を受け取ってバスを待つ。

    ガズウィーン行きのバスには15時に乗車したけれど、出発したのは16時だった。
    遅れたせいか、ドライバーとおばさんが怒鳴りあっている。
    自己主張がしっかりしているし、サービスを提供する側とされる側が対等なんだなあ。こんなの日本ではドライバーが平謝りだよな。

    途中で夕飯休憩があったけれど、あまりの高さにレストランでは食べられず、りんご5個とナッツ、ひまわりの種、あんぱんみたいなパンを食べてやり過ごした。

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