【2017 ドイツ⑥ミュンヘン】ダッハウ強制収容所とお土産さがし

スポンサーリンク
スポンサーリンク

メイです。

世界旅行記、2017年10月のドイツ編です。
各国の旅行記、コラム、情報のもくじはこちら(世界一周)から。

[+旅のルート]↓をクリックすると、各国の旅行記ページに飛ぶことができます。

旅のルート
東京→香港中国ベトナム中国②ラオスタイラオス②タイ②ミャンマータイ③インドバングラデシュインド②ネパールインド③パキスタン中国③→東京→タイ④マレーシアイランアルメニア→ジョージアトルコチェコドイツ→オランダ→スイス→ドイツ②→ウクライナ→ポーランド→ハンガリーセルビア→マケドニア→アルバニア→コソボ→モンテネグロ→ボスニア・ヘルツェゴヴィナ→クロアチア→スロベニアイタリア→ポルトガル→モロッコ→ドイツ③→キューバ→メキシコ→グアテマラ→メキシコ②→コスタリカ→パナマ→コロンビア→エクアドル→ペルー→ボリビア→パラグアイ→ブラジル→ドイツ④→フランス→日本
2017-2018 世界一周 西ヨーロッパ
旅行記旅のコラム宿情報旅の情報

ダッハウ強制収容所

2017/10/7 ドイツ ミュンヘン

ホテルの朝食で出たゆで卵が、すごくおいしかった。
ゆで卵はもともと好きだったけれど、旅に出てからなぜか大好きになった。

今日はわたしが運転した。
ダッハウ強制収容所までの道は、比較的運転しやすそうだったから。

強制収容所に到着した。
鉄格子の向こう側にある重い雲を見上げながら、門をくぐる。

ダッハウ強制収容所は、火薬工場として使われていた廃工場を利用して建設され、ナチスの強制収容所の中でも最も古いもののひとつと言われていて、のちに建てられる他の強制収容所のモデルになったらしい。

収容所、関連施設の敷地はかなり広い。
外周を歩くだけでもかなり時間がかかる。

見学できる棟も多いし、展示スペースもすごいボリューム。
英語の説明を読むのに時間がかかって、時間がいくらあっても足りないので、見出しと写真を中心に見学した。

敷地内にぽつんぽつんと、ユダヤ教、カトリック、プロテスタント、ロシア正教などの宗教施設が建てられている。

なんでこんなに色んな種類のがあるのだろうと思ったけれど、あとで展示を見ているときに気がついた。

この収容所に収容されていたのは、ユダヤ人だけではない。
ナチスの収容所=ユダヤ人収容所と思い込んでいたけれど、他にも色々な国籍、民族の人が捕らえられていて、初期は政治犯(とナチスから言われた人)や共産主義者、同性愛者が収容された。

この宗教施設は、ダッハウ強制収容所が解放されたあとに、犠牲者を追悼するために建てたものらしい。

ガス室と火葬場は、小さな工場のような建物だった。
オートマチックに、大量の人を殺戮するために建てられた場所。(このガス室が実際に使われたかは証明されていないらしい。)

シャワーだと言われ建物に詰め込めれた人たちは、脱衣所で服を脱ぎ、次の部屋に移るとそこはガス室。
20~30分ほどで死んでしまうらしい。

そして遺体は火葬場へ。
レンガで作られたピザ窯のような火葬炉が、部屋に3,4台。

恐ろしい。
やったー!シャワーだ!と思って服を脱いで入ったらガス室だったなんて。

でも、収容所での虐待、人体実験、不潔な生活、苦しい労働、寒さなどで心身ともに衰えて自ら命を絶つ人も多い中で、一瞬みんなで喜びあって、一緒にガスで死んで、楽になれた人もいたかもしれない。(もちろん、解放される日まで苦しくても生き延びたい、という人にとっては無念以外の何物でもない。)

そんなことを言うなんて不謹慎だって言われるかもしれないけれど、そのくらい狂った環境だったと思う。
この生き地獄で、耐えて生き延びようとすべきだ、なんて誰も言えないと思う。

室内での展示では、たくさんの死体の写真を見た。
髪の毛は刈られ、体は骨と皮だけで、人種も性別もわからない。

これは展示から学んだことではないが、1945年にダッハウ収容所が解放されたとき、アメリカ兵(と収容されていた人たち)が収容所職員を多数虐殺、殺害し「ダッハウの虐殺」という事件が起こっている。

また、迫害され続けたユダヤ人への同情という国際世論も後押しし、ユダヤ人はパレスチナの土地を奪いイスラエルを建国したが、これは今もイスラエル・パレスチナ問題として解決の糸口が見つからずにいる。

世界はこうやって、ある視点から見ると正しいように見えるけれど、別の視点から見るとそれは間違っている、そういうふうにできていると思う。

誰かにとっての正当は、誰かにとっての不当。
それに金と政治と権力が絡まって、誰がどの立場に立って解決するべきなのかが見えない。

このダッハウ強制収容所は、過去の過ちを繰り返さぬようこうやって無償で見学できるようになっているけれど、今の世界の現状を思うと、争いがなくなる日の想像はできない。

お土産とビール

車でホテルに戻る途中に、シュンママがドラッグストアでお土産を買い、いったん部屋に置きに行ったあと、すぐにまた出かけた。

電車に乗り、カールスプラッツで降りた。

昼ごはんを食べる暇なく16時になってしまったので、いまさら昼ごはん。

ブラットブルストとカリーブルストとポメスを食べた。
ポメスはセルフでソースをかけられるのだけど、わたしとママはわさびマヨが気に入った。

GALERIA KAUFHOF(ガレリア・カウフホーフ)というデパートへ。
ママは明日飛行機に乗って帰るので、実質今日が最後の日。
リサーチしたお店に行き、お土産を買い漁る。

▼ロゴがダサくてびっくりした。りそな銀行かと思った。

▼ドイツのぬいぐるみブランド「シュタイフ」

▼先日失くしたビクトリノックスを買ってもらった!

マリエンプラッツまで一駅乗って、ミルカワールドへ向かった。
Milkaというドイツのチョコメーカーの直営販売所だ。

楽しみにして行ったら、EATALYいう建物の地下全部がそれだったらしいのだけど、全部ワインショップになっていた。ショック。

気を取り直してDallmayr(ダルマイヤー)へ。
店内は広く、イートインスペースもある。

コーヒーも紅茶もかわいい。
見るものがたくさんあって飽きない。

コーヒー豆はいろいろ種類があったけれど、PRODOMO(プロドモ)というダルマイヤーのベーシックブレンドのようなものを買ってもらった。

たくさん歩いて今日の〆、Altes Hackerhaus(アルテス・ハッカーハウス)というレストランで最後の晩餐だ。

ガイドブックに載っていたメニューが見つからず、かなり迷ったけれど、これかな?と頼んだメニューが当たりで嬉しかった。バイエルン肉の詰め合わせ。

ソーセージ、ベーコン、ツナみたいな肉、ザワークラウト、全部おいしかった。

▼サラダもおいしかったなぁ

それから、ビールの飲み比べが楽しかった。

味の薄いビールから順番に色んな種類を回し飲みして、最後の人が飲むまで感想を言わず、最後にみんなで感想を言い合うというただのビール好きの遊び。

▼最後は白ワインも頼んだ

それぞれ好みがあっておもしろい。

▼食後にりんごのデザート

最後にいい店に来られてよかった。

▼今回の旅のママの戦利品

今日は、ママが来てから初めてにして最後のゆっくりデーだった。
移動や観光で怒涛の日々だったけれど本当に早かったなぁ、感覚的にはまだ1週間くらい。

コーヒーを飲んで、おやすみ。

Comments

タイトルとURLをコピーしました