ノイシュヴァンシュタイン城と「狂王」ルートヴィヒ2世

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19世紀にバイエルン国王 ルートヴィヒ2世によって建設された白亜の城、ノイシュヴァンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)。

1869年から17年という長い年月と膨大な費用を費やして建てられた城で、あの眠れる森の美女の城のモデルになったともいわれています。

現在はロマンチック街道の最終地点として、たくさんの観光客が訪れる人気スポットとなっています。
わたしもここを訪れたとき、あまりに現実離れした美しさにとても感動しました。

そんな美しい城を建設したルートヴィヒ2世が、自分のためだけに造ったこの城に住んだのはわずか172日

「狂王」、「メルヘン王」とも呼ばれるルートヴィヒ2世とはいったいどのような人物だったのでしょうか?

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ルートヴィヒ2世とノイシュヴァンシュタイン城について

Portrait of Louis II, King of Bavaria --- Image by © Stefano Bianchetti/Corbis

引用:ルートヴィヒ2世 (バイエルン王) – Wikipedia

1845年生まれ。
父の死により18歳でバイエルン王に即位。

若いころはかなりの美形だったそうですが、彼は同性愛者で、女性にはほとんど興味がなかったそうです。

厳しい教育や戦争の勃発、婚約破棄などからどんどん自分の殻へと閉じこもるようになり、やがて即位前から心酔していた作曲家ワーグナーの歌劇の世界へさらに現実逃避するようになりました。

音楽や建築に狂ったように浪費を繰り返し、その一つとしてノイシュヴァンシュタイン城は造られました。

城全体がワーグナーの歌劇の世界観を表現しており、中には洞窟もあります。
5階には「歌人の広場」があり、この広間を造ることがこの城を建設することの大きな理由だったといいます。
しかし、この部屋をルートヴィヒ2世が使用することは一度もありませんでした。

彼は40歳で精神病を宣告され(虚偽の診断という説もあり)、王位を剥奪されたその翌日、シュタルンベルク湖で医師とともに水死体で発見されました。
死因については現在も謎に包まれたままです。

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ノイシュヴァンシュタイン城の行き方

フュッセン(Fussen)からバスで約10分。
麓(ホーエンシュヴァンガウ)から城までは馬車、ミニバスが出ています。
ガイドブックには徒歩だと40分かかると書いてありますが、普通に歩いても25分くらいで着きました。

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OLYMPUS DIGITAL CAMERA▲途中こんな風景にも出会えるので徒歩もおすすめです。ただ馬糞に注意!

写真

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▲夜フュッセンに到着。ライトに照らされるノイシュヴァンシュタイン城が見えて期待が高まります。

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▲翌朝、城を目指します。

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▲ルートヴィヒ2世が幼少期を過ごしたホーエンシュヴァンガウ城。

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▲場所を横目に徒歩で城まであがり、ノイシュヴァンシュタイン城の入り口へ到着。

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▲マリエン橋までの道にて。

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▲マリエン橋からの眺め。

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▲ルートヴィヒ2世を思いながら眺めるとまた違った感想を抱きます。

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OLYMPUS DIGITAL CAMERA▲ホーエンシュヴァンガウ城も見えます。

neuschwanstein13▲フュッセン駅。こじんまりとしたかわいい駅です。

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▲フュッセンをあとにし、次の地を目指します。

さいごに

ルートヴィヒ2世の現実逃避のために作られたこの城は、まさに「非現実」的。メルヘンな夢の世界です。

ノイシュヴァンシュタイン城は彼の死により、未完成のまま現代に残されていますが、その美しさは完璧だと思いました。
でもどこかもの悲しく、そして狂気を感じさせる魅力がそこにはありました。

残念ながら城内は撮影禁止だったので、行ったことがない方はぜひ実際に行ってみてください。
豪華絢爛で歌劇の世界観を表現した内装は、ヨーロッパの他のお城とはちょっと違った雰囲気です。

また、訪れる際には日本語オーディオガイドを借りることをおすすめします。
クオリティーの高いガイドで、わたしは思わず感情移入してしまいました。
海外でいろいろな場所へ行っていますが、このオーディオガイドのおかげか、この城への思い入れはひとしおです。

Profile
夫婦で世界旅行。旅行記や旅の準備について書いています。 現在はワーキングホリデーでフランスに滞在しています。
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