シュンです。
世界旅行記、2017年10月~11月のウクライナ編です。
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プザタ・ハタと麺屋武蔵、歴史博物館
2017/10/31 ウクライナ キエフ
朝起きて、シャワーを浴びて、朝食は昨日の残り。
キエフにはもう少し滞在したいけれど宿を変えたかったので、昨日新しい宿を予約しておいた。
チェックアウトをして、市バス(5フリブニャ)で次の宿に向かう。
外は明るいが風が強く、すこし雪も降っていてかなり寒い。
Borscht hostelに到着。
さっきまでの宿よりは全然いいけれど、またベッドが上段だ。上段は好きじゃないんだよな~。
荷物を置いて、街へ出かける。
今日は、ウクライナ国立歴史博物館に向かって、徒歩45分。
途中で昼食を食べようと思って店を探したけれど、なかなか良いところが見つからず、比較的安く食べられそうなのはウクライナ料理の定番チェーン「プザタハタ」か昨日見つけた「麺屋武蔵」しかなかった。
▼麺屋武蔵
▼プザタハタ
プザタハタにはリヴィウで一回行って、昨日も行って、とにかくMSG(科学調味料。日本でいう「味の素」のようなもの)的な味が濃くてちょっときつかったので、今回は仕方なく麺屋武蔵へ。


この間すこしだけ調べたのだけど、ウクライナや旧ソ連諸国ではMSGがかなり一般的に利用されているらしい。
これがどの程度本当なのかは分からないけれど、たしかに2か月前にいたジョージアでも、人気のジョージア料理レストラン「チュリ」の料理やスリコメディコの家で食べたメディコの料理(冷凍食品も含まれているが)はかなりMSGが強かった。

ミシャのパパは、肉に味付きの粉をまぶして焼いていたし、スーパーにもたくさん売られていたし、どうやら一般家庭にも浸透しているようだ。
なにか理由がありそうだ。いつかその辺もまた旅をしたい。
で、麺屋武蔵に行ったわけだが、ラーメン1杯69フリブニャは安いなと思っていたら、それはミニサイズだった。
まあ大きい方(普通サイズ?)でも109フリブニャだから日本よりは安いけれど。
昼食を終えて、歴史博物館へ向かう。
歴史博物館の近くには、聖ミハイルの黄金ドーム修道院や聖アンドリュー(アンドレイ)教会などがあり、天気は悪いけれどきれいだった。
▼聖ミハイルの黄金ドーム修道院
▼聖アンドリュー(アンドレイ)教会
▼ウクライナ国立歴史博物館
歴史博物館の展示物は、古代の出土品のようなものと現代のものが多かった。
説明はウクライナ語もロシア語も英語もほぼなくて、よく分からなかった。
きれいで見学者もそれなりにいるのに、あまりおもしろくない博物館。残念。
▼ウクライナ正教でよく使われている八端十字架。上が切れてしまっているけれど…
▼ウクライナやジョージア、アルメニアでもよく見た着せ替えイコン(僕たちが勝手にそう呼んでいる、顔の部分だけがくり抜かれた装飾)
帰りに屋内市場に寄ったが、夕方だからかそんなに賑わってはいなかった。
スーパーで肉や野菜、米などを買いこんで、宿に戻って夕飯にリゾットを作って食べる。
ドミトリーで、以前2年間祐天寺に住んでいたというオーストラリア人のクリスと会った。
語学習得が趣味らしく、日本語はかなりうまいし、今はロシア語を学ぶためにキエフで大学に入る準備をしているらしい。
メガマート
2017/11/1 ウクライナ キエフ
今日もまた遅くまで寝てしまった。
キエフは色々行きたい場所があるけれど、整理して、今日はとりあえずスーパーにだけ行くことにした。
メガマートという心躍る名前のスーパーへ。
メガマートはたしかに大きなスーパーだった。何でも揃っている。
パンや水、ビール、野菜などを買って、宿に戻る。
夕飯は今日もリゾット。
フランス人のトマという奴が、昨日から顔を合わせると毎回ウォッカを勧めてくる。
そして断る理由がないので毎回もらう。
彼の持っているウォッカはおいしい。
外が寒いので、彼は出かけるときにウォッカを飲んでから外に出る。
「僕はフランス人だけど、両親がロシア人だからロシア人の血が流れているんだ。僕の血液にはウォッカが流れている」
ペチェールスカ大修道院
2017/11/2 ウクライナ キエフ
今日はペチェールスカ(ペチェールシク)大修道院へ行く。
この修道院はキエフの中心部からは離れているが、ぜひ行ってみたいと思っていた場所だ。
1000年近い歴史があり、ウクライナ正教やロシア正教の中でそれなりの影響力を持っていて、ウクライナ内のロシア正教会の総本山なのだそうだ。
聖ソフィア大聖堂などとまとめてユネスコの世界遺産にも登録されている。
この大修道院は名前の通りとにかく広く、大聖堂や地下墓地などいくつかの施設がある。
敷地内にはホームレスのような人たちが多くいて、何度か寄付を求められた。
敷地は「上の修道院」と「下の修道院」の2つに分かれている。まずは「下の修道院」から。
地下墓地内には狭い通路に沿って聖人(修道士?)の遺体が納められた棺が並べられていて、信者の人はその一つ一つにキスをしてまわっている。
その他にも信者しか入れないエリアがあり、荘厳な宗教施設という雰囲気が漂っている。
それなりに人気の観光地だと思っていたが、きちんと信者のために機能している施設でもあるようだった。
次に、「上の修道院」。
こっちには見学できる教会が3か所くらいあり、どれもきれいで新しいように見えた。
ここにも”着せ替えやマリア”がイエスを抱いているレリーフがあった。
この「上の修道院」の敷地内は写真を撮るのに別料金が必要だったので、撮っていない。
▼「上の修道院」の入り口
ペチェールスカ大修道院は見るところが多く、久しぶりの観光で疲れたけれど、勉強になり、おもしろかった。
スーパーに寄ってから宿に帰り、夕飯を作って食べる。
今日はつくねと米入り野菜スープ。
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