【2018 モロッコ⑦ マラケシュ】いきつけのビサラ屋とタンジーヤ

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メイです。

世界旅行記、2018年3~5月のモロッコ編です。
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ビンとチュン

2018/3/27 モロッコ マラケシュ

朝、以前アブドと一緒に行った、大繁盛のビサラ屋に行ってみた。
向こうは覚えていてくれて、握手で迎えてくれた(女性には握手できないのでシュンにだけ)。

ビサラはおかわり1回、アッツァイは3回。
もう大丈夫って言っても、いいからいいから、注いでくれる。
そしてまた「Welcome to Marrakech」って。

死ぬほど観光客がいる都市でも、こんなことを言ってくれるのは本当に嬉しいしありがたい。

名前も聞いてくれた。

「メイ」という名前はこれまで外国人にも聞き取りやすく、かつ発音しやすい名前なようだったけれど、モロッコ人にとっては意外と難しかったらしく、「ビン」とか「ベイ」と言われ、あだ名ができたみたいで嬉しかった。

「シュン」という名前は海外にはあまりない音らしく、どこの国に行っても「チュン」とか「ショーン」とか言われ、1度も正しく発音してもらえず、まぁそれでいいよと諦めることも多い。
この日も結局「チュン」で落ち着いた。

店主はイスマイルさん。「スマイルスマイル!覚えやすいだろう?」
もうひとりのすごく優しくしてくれる人の名前……忘れちゃった。
この優しくしてくれる人は、前回の会話の内容まで覚えてくれていた。

この店はサービスが本当にすごい。
店主のイスマイルさんがテーブルをまわって、全員と濃い挨拶を交わし、ついでにおかわりいるか?と聞いている。
ほとんど全員リピーターだろうな。リピーターというかお友達だろうな。

こういうマーケティングなのか、純粋に人柄なのかわからないけれど、
朝からたくさんの笑顔やモロッコの文化を見れた気がして、気分がいい。

ついつい明日も来ます!って言っちゃったもん。
いい店だな~ここは人に教えたくないな~って10回くらい言いながら帰った。

この店に限らず、イスラム教の国の人たちは、人との繋がりを本当に大事にする人たちだと思う。
知り合いが多く、義理堅いというイメージ。
男社会だからかなぁ。

濃い1日のスタート。

今日もサッカー日本代表の試合なので、シュンが見るらしい。
わたしも子供のころサッカーをやっていたので、わからないわけではないが、観戦にはなぜか興味が沸かない。

試合が始まる前に、近所の気になっていたソーセージ屋台へ。
ホブス半分にソーセージ4本、辛めのトマトソースに刻みタマネギ。
ちょっと少ないけど、これで5dhっていいな。

ハーフタイムにまた同じソーセージサンドと、隣のイワシサンド10dh。
ここのはナスがうまい!!

見た目ほぼ同じ

今日は作業日にすることにした。
今後のルートや調べ物、ブログの更新などが溜まりに溜まっている。
動かないから、全然お腹が空かない。

夕飯は、前にも行ったフナ広場の奥のお店で。
豆の煮込み、たぶん羊のモツの煮込み、チキンの煮込み。
おいしい。
でも昨日食べたチキンとオリーブのレモン煮込みが忘れられん。

にしても、ここらへんの食堂は本当に観光客が全然来ないのが不思議だ。
普通に入りやすいお店なのになぜだろう。

お店の近くに床屋があったので、カットの研究のためガン見。

すると、外で休憩していた床屋の男が話しかけてきた。
彼はマイス君というらしい。
「メイと名前が似てるね!」
人懐っこい人だ。

男性のカット料金はいくら?と聞くと、40dh(約480円)だということだった。
ほう、それであのモロッコ男子の髪型になれるのか。
男だったら切ってみたかったな。

メディナの東側とタンジーヤ

2018/3/28 モロッコ マラケシュ

朝はまたイスマイルさんのところでビサラ。
ビンとチュンで名前を覚えていてくれた。

いつもどおり3杯ずつおかわりをくれた。
そして、「日本にビサラのお店を開いていいよ」と言ってくれた。
あ~、たしかにいいかも。笑

アッツァイは渋め。
ビサラに入っているスパイス(クミン)と砂糖は、打ち消し合って口の中がさっぱりする気がする。
そういう効果があるのかな。

帰って宿のスタッフのスハイブにこの店の写真を見せたら、
「この店知ってる!去年毎日通ってた!e v e r y d a y!」と言っていた。
やっぱり人気のところなのね。
毎日行きたくなるよね。
接客すごいもん。

朝の9~10時ごろは、どのお店もけっこう掃除をしている。
毎日丁寧に床を水で流しているところを見ると、モロッコ人はきれい好きなのかなぁ。お祈りのためかな。
ポイ捨てはするけどね。

そういえば、サマータイムになっていることに今日気づいた。
なんかおかしいなとは思っていたけれど、モロッコにもサマータイムがあったとは知らなかった。
調べてみると、3日前から1時間早まっていたらしい。

バスとか飛行機に乗る前に気づいてよかった…。
カメラの時間を変えたので、今日の写真は時系列がごちゃごちゃになっている。

昼のお出かけ。
今日はメディナ(旧市街)の東側を散策してみよう。

通りかかった魚のフライの店を発見。

最小限のものだけで営業するスタイル。
宣伝なんかしなくても、客の方もなにか揚げてるな、っていうのを察知して食べに来る。

魚2尾(1尾5dh)とホブス。

揚げたてでふわふわでうまい!
おいしくてもう1尾おかわり。

魚をもらいに来たねこ

メディナから新市街へ出る門のところで写真撮影してみた。

門を出ると新市街

メディナに戻り、皮なめしをやっているところの周辺を散策。
いい雰囲気のローカルエリアで、いわしのフライ1つとなす、ししとう、ポテト、ホブス。
なんだかんだ毎日いわし食べてる。

あつあつの魚うまー
ししとううまー
これで5dhは安い。

このあたりは超ローカルで活気もあって良いな!
帰り、ねこを愛でたり、革のお土産品を見たり。

いつもの安食堂街でヨーグルトを食べてお口直し完了。

夜、アブドとタンジーヤを食べに行く約束をした。
モロッコの有名な食べ物の中で、タンジーヤだけまだ食べたことがなかったので、アブドに聞いたら知っているお店に連れて行ってくれるとのことだった。

20時くらいになってそろそろ行くかと思ったけれど、
アブドと彼女がまだ仲良くおしゃべりしていたので、もうちょっと待つことにする。

20時半くらい、さすがにもう行きたいなと思い見に行くと、
アブドがこれから彼女を家まで送りに行くというので、戻ってくるのを待つ。

それから1時間待ち、21時半くらいになって階段を走って駆け上がってくる音。
そして、トントン。

「ゴメン!ホント二ゴメンナサイ」って謝ってきた。
日本人か!
可愛いので全然許す。

たぶん優しいアブドだから、送ってすぐに予定があるからと、スパッと彼女とバイバイできなかったんだと思う。

3人でタンジーヤのお店へ。
チキン、ビーフ、豆の煮込み、牛の頭?を注文。

タンジーヤとは、素焼きの壺に肉やスパイスなどを入れ、それをハマム(大衆浴場)の釜に預け、とろとろになるまで数時間煮込むというなんともおもしろい料理。

チキンとビーフは、レモンとにんにくの香り。
内蔵か脳みそかと思って注文したのはどうやら頭のようで、謎のボツボツが気持ち悪くてわたしは全然食べられなかった……。

色が黄色なのは、サフランの色らしい。

味は、んーまぁ個人的にはそこまで好きではないけど、でも経験としてモロッコの伝統的な料理を食べられてよかった。

注文するときにこの店のバイトの人が、肉類は15dhと言っていたのに、
会計のときになって一番偉い人が来て、何言ってんだ20dhだと主張し、アブドがいろいろ言ってくれたけど結局20dhになったので全部で65dh。

アブドいつもありがとうってことで、私たちのおごり。

帰り道にアブドが、「ローカルプライスにしてくれなかった。あいつはケチだ」とプンプンしていた。
そして日本語で「キライ、コロス」。
アニメだけで適切な日本語覚えられるのすごいな?!

夜遅くに脂をたっぷり摂取し、胃もたれしながら眠りについた。

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