2013年11月にホーチミンに行ったとき、ブイビエン通り近くの公園で(9月23日公園というらしい)何やら足で羽を蹴って遊んでいるベトナム人がいっぱいいました。
ベトナムで人気のスポーツ
近寄ってみると、バドミントンの羽のようなものを足でポーンポーンと蹴り合っています。
なにこのスポーツ?流行ってるの?
普通に蹴るだけでなく、足をクロスして羽を蹴ったりしていてビックリ。
羽を蹴り合う「ダーカウ」というスポーツとは
どうやらこのスポーツ、ベトナム語で「ダーカウ」というらしいのです。
国際的には「シャトルコック」と呼ばれ、中国が発祥。
公園ではただ向かい合ったり円になったりして蹴り合っていますが、本来はネットを張ってバドミントンやバレーボールのように打ち合うスポーツで、世界大会も行われています。
ベトナムは学校の授業でもダーカウをやるらしく、国民的スポーツのようです。
▼シャトルコック世界大会 中国vsベトナム
ダーカウをやってみた
さっそく近くにいた売り子さんから1ドルほどで羽を購入し、公園のあいたところで練習してみることにしました。
▼売り子さんから買った羽(カウ)
▼羽の根元におもりとバネが付いている
▼おっちゃんが練習に付き合ってくれた
んー、難しい。
わたしも夫もサッカー経験者なので普通の人よりはできるだろうと思っていたけれど、空振りばっかでなかなか思い通りに蹴れませんでした。
それに意外と体力が必要で、ベトナムの熱気と相まって汗だっくだくTシャツびっしょびしょ。
嬉しかったのは、通りかかった人たちがどんどん輪に入ってきてくれたこと。
女性も男性もおじさんも子供もみんな関係なく集まってきて、いつの間にか6人くらいで円になってダーガウをやっていました。
その後も自由に誰かが出たり入ったり。
「入ーれてっ!」などと許可を取ることはなく、荷物を置いて「さてと、ちょっと蹴っとくか。」みたいな感じで普通に入ってきます。
こうやって一緒に遊ぶと、しゃべらなくても自然に仲良くなれるのが不思議なところ。
かっこいい技をやろうとしたのに失敗してみんなから「ウェーイww」って言われたり、うまくできると拍手が起きたり、がんばってると応援されたり。
楽しくて楽しくて、結局この日はオールで朝のフライトギリギリまでやりました。
ダーカウをやってみた(日本で練習)
それから2年後、日本に帰ってからもダーカウを練習しました。
代々木公園でこれ見よがしに蹴ってみましたが、誰も入ってきてはくれず、ちょっと寂しい気持ちに……。
それと、日本だと風がけっこう吹くので羽が流されてしまって思うように練習ができず、もどかしかったです。
そう考えるとベトナムは全然風なかったなぁ。
ダーカウをやってみた(再びホーチミンへ)
そして2015年9月にもう一度ホーチミンを訪れ、あの公園を訪れました。
相変わらずやってるやってる!
さっそく練習をはじめると、開始1分で仲間が増えました。
日本語で「ウマイウマイ!」って言ってくれた優しい女の子たちありがとう。
▼女の子が練習に付き合ってくれた
時を重ね、下手になっていました。
そんな簡単にうまくならないスポーツ、ダーカウです。
ダーカウ後のフルーツシェイクが染み渡る。
さいごに
ベトナムに行ったときは、ダーカウをやることを強くおすすめします!
なぜなら、海外旅行先でスポーツで汗をかくなんて、そんなに多くある経験ではないはず。
手軽にできて何より楽しい。
そして現地の人の輪の中に自然に入っていく(むしろ輪の中心にいれる)ことができます。
まだ日本では認知度が低いので、日本に帰って友達とやるのも楽しいと思います。
羽は壊れやすいので、ベトナムでたくさん買って帰ってくださいね。
わたしはロサンゼルスに行ったときも、UCLAの芝生でダーカウをやりました。
コンパクトで軽いので、バックパックのなかに忍ばせておけばいつでもできますよ!
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