2014.2.6~3.6 ポルトガル、モロッコ、イスタンブールを旅行したときのマラケシュの記事です。
イブ・サンローランが愛したマジョレル庭園で旅を思う
マラケシュの旧市街ばかり記事にしているけれど、新市街にも必見のスポットがある。
マジョレル庭園は、世界的にも有名なフランス人デザイナー、イブ・サンローランが愛したということで有名である。
ここは入場料は高いけれど評判もよく、「たまにはこういうところにも」と思って行ってきた。
マラケシュに来るまで知らなくて、ガイドブックを見せてもらったときに初めて知ったけど、静かで落ち着いた気分になれる場所で、とても良かった。
ただ、有名な観光スポットなので観光客は多かった。
チケット売り場は並んでいたし、園内もまあまあ混んでいた。
元々はジャック・マジョレルというフランス人画家がつくった庭園で、のちにイブ・サンローランが気に入って買い取り、別荘として使ったという。
庭園の奥には、サンローランのモニュメントがある。
マジョレル庭園の特徴は、目の覚めるような鮮やかなブルー。
旧市街でよく見るような、赤みがかった埃っぽい灰色とは全く違う色彩に目を奪われる。
そして、こんなにキツイ配色なのになぜか落ち着いた雰囲気が充満していて、のんびりした気分になる。
ブルーの建物とともに、涼しげなグリーンの植物も元気で癒される。
ここまで数週間旅をしてきて、何人かの人と知り合って、楽しいことがたくさんあって、色々な汚れが染み付いてきて、予定はなかったけどこのマラケシュに偶然たどり着いて、、
と考えながら、午後のひとときを過ごした。
マラケシュのような大都市に来ると、なんとなくその旅行の節目のような気がして、それまでの旅行の流れを振り返ったり、この後どうしようかと考えたりすることが多い。
東京出身だから、旅行の中でも田舎や地方都市にいるとより旅行気分になって、首都や経済の中心地などの大都市にいると気持ちが落ち着いて、感傷的になりやすいのかもしれない。
いつも旅行の最終地点は大都市にしたいと思っている。
飛行機の国際線があるかという問題もあるから、好みだけじゃなくても大都市が最終地点になりやすいのは当然だとも思うけれど。
大都市の中の公園とか庭園は結構好きで、旅の最後の方にそういう都会の公園でのんびり過ごすというのも結構好きだ。
マジョレル庭園はそんなに広いわけではないので、マドリードのレティーロ公園や東京の代々木公園とは全く違うものだけど、マラケシュを訪れた人にはぜひおすすめしたいし、自分がマラケシュに行ったときにもまた訪れたいのんびりスポットになった。
こういう庭園系の観光地は入場無料の所も多いから、滞在中毎日行ったりすることもあるけど、ここは少し高い。
入場無料で旧市街からもう少し近かったら毎日行っていたと思う。
マジョレル庭園へのアクセスは、旧市街の中心地ジャマ・エル・フナ広場からはタクシーで10分程度、徒歩でも20~30分程度。
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