世界一周/海外旅行にクレジットカードを持っていくべき理由と、私たちの選んだカード

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わたしたちは、バックパッカースタイルで長期海外旅行(世界一周)をしていました。

この記事では、これから世界一周や海外旅行をする人向けに、海外旅行にクレジットカードを持っていくべき理由と、わたしたちが世界一周に持っていったおすすめのクレジットカードを紹介します。

海外旅行保険用に、2枚目のクレジットカードにはリクルートカードがおすすめ(世界一周)
世界一周に持っていったクレジットカードの一つ「リクルートカード」の特徴と、長期海外旅行・世界一周におすすめする理由を紹介します。

世界一周・海外旅行にクレジットカードを持っていくべき理由

わたしたちは世界一周のような長期の旅でも、数週間の短期の旅でも、必ず何枚かのクレジットカードを持っていきます。

海外旅行保険

クレジットカードには、たいてい海外旅行保険という付帯サービスがあります。
海外旅行中に事故に遭ったりケガをしたりしたときや、カメラやスマホが盗難に遭ったときなどに、保険で定められた範囲内の補償額が支払われるというものです。

海外旅行保険について、詳しくはこちらの記事に書いてあります。
クレジットカード付帯の海外旅行保険について、詳しく知る

クレジットカードの種類やグレード(ノーマル・ゴールド・プラチナなど)によって海外旅行保険の補償内容は変わります。

わたしたちは海外旅行保険の内容を軸に、世界一周用のクレジットカードを選びました。

身分証明になる

海外では、(パスポートを除いて)日本の身分証を持っていてもあまり意味はありません。
その点、クレジットカードは世界共通で利用できるものであり、持ち主の信用を証明するものにもなります。

現金より安全

海外旅行中に盗難等で現金を失った場合、取り戻すのはほぼ不可能ですが、クレジットカードの場合はカード会社に連絡すればすぐに利用停止することができるし、万が一不正利用されたとしても補償されることが多いです。

わたしも一度モロッコでカードを紛失しましたが、電話してすぐに利用停止することができました。

複数のクレジットカードを持っておけば、1枚を利用停止しても他のカードを使えるので、ダメージを最小に抑えることができます。

何人かの旅仲間に聞きましたが、暗証番号を利用したクレジットカードの不正利用の場合は、補償されないこともあるようです(担当者との交渉次第…笑)。

現地通貨を引き出せる

クレジットカードの海外キャッシング機能を利用すれば、海外のATMで現地通貨を引き出すことができます。
レートや手数料によっては、現金を両替所で両替するよりもお得な場合があります。
旅行先で急に現金が必要になった時にも便利です。

ただし、あくまでもキャッシングなので、事前にクレジットカードのキャッシングの仕組みや返済方法を確認しておくのが良いでしょう。

学生の場合はキャッシング枠が0円に設定されていることもあるので、これも要確認です。

クレジットカードでしか支払いできないことがある

海外の航空券や鉄道やバス、ホテル、観劇、スポーツなどのインターネットからのチケット予約や、街なかのレンタサイクルの料金決済など、クレジットカードでしか支払いができないことがときどきあります。

このパターンは意外に多いので、世界一周(海外旅行)に行くなら、最低1枚はクレジットカードを持っておくべきだと思います。
わたしはVISAとMASTERの2つのブランドのクレジットカード(つまり、最低2枚)を持っておくことをおすすめします。

券売機やインターネット決済、現地ATMでVISAしか使えない、MASTERしか使えない、という場面がたまにあるからです。

特典を利用できる

クレジットカードのブランドや種類によりますが、海外旅行に行く際に便利な、様々な特典があります。

例えば、海外でのレンタカー料金が割引になったり、Expediaなどの予約サイトで割引に使えるクーポンが貰えたりします。

また、ゴールドカード以上のカードなら国内空港のラウンジが無料で利用できたり、自宅ー空港間の荷物配送サービスや、空港での上着・荷物の預かりサービスが割引価格で利用できたりもします。
20代向けの、年会費の安いゴールドカードもあるので、社会人であればゴールドカードを申し込むのもおすすめです。

ポイントが貯まる

通常、クレジットカードを利用すると、だいたい利用金額の0.5%~1%のポイントが貯まります。(これもクレジットカードの種類によります。)
ポイントは航空会社のマイルに移行したり、Amazonギフトにしたりして利用することができます。

海外旅行の際には航空券や宿泊代など、普段よりも大きな出費があります。これをクレジットカードで支払うことでたくさんポイントが貯まります。
それだけでも現金払いよりお得ですが、クレジットカードによっては海外での利用の場合、ポイントが2倍や3倍になることもあります。

世界一周(長期海外旅行)にクレジットカードは何枚必要か

わたしたちは最低2枚、できれば3枚以上が良いと考えています。

1枚だとなんらかの問題で使えなくなったときに困ります。
考えられる問題としては以下のものが挙げられます。

  • スキミング被害による利用停止
  • 盗難、紛失
  • ICチップや磁気のエラーで利用できなくなる(破損)
  • そのカードが対応していない(VISAが使えない、など)
  • 利用限度額を超えてしまった

海外旅行保険をクレジットカードのみでカバーする場合

海外旅行中の保険をクレジットカード付帯の保険のみでカバーする場合は、旅の期間によって必要な枚数が変わります。

1年間の世界一周なら最低4枚、補償額の少ないカードを合算する場合は6,7枚くらいは必要だと思います。

こちらの記事(クレジットカード付帯の海外旅行保険について、詳しく知る)を読んで、検討してみてください。

わたしたちが世界一周に持っていったクレジットカード

わたしたちは、世界一周中の海外旅行保険を全てクレジットカードの付帯保険でカバーするため、4種類(計6枚、2人で12枚)のクレジットカードを持っていきました(他は日本に置いていきました)。

世界一周をする旅人の間では「楽天プレミアムカード」が人気ですが、わたしたちは使っていません。

楽天プレミアムカードが人気の理由は、プライオリティ・パスを無料で発行することができ、世界各国の空港ラウンジを回数無制限で利用できるからなのですが、楽天カードでは家族カード会員はプライオリティ・パスを発行することができないため、夫婦でも二人分の年会費(10800円ずつ)が必要になります。

そもそも、わたしたちはほとんど飛行機に乗らないので、プライオリティ・パスのためだけに楽天プレミアムカードを持つ必要はないと判断しました。後述するアメックスゴールドでも年間2回はラウンジを利用できるので。

三井住友VISAプライムゴールドカード

・年会費:初年度無料、2年目以降5,000円+税(WEB明細書+マイ・ペイすリボ設定で1500円)

三井住友VISAプライムゴールドカードは、以前から持っていたということもありますが、改めて他のカードと比較してみても優れていると思い、メインカードとして使いました。

このカードは20代限定のカードです。30代以上用の(通常の)三井住友VISAゴールドカードよりも安い年会費で同じサービスを受けることができます。

年会費は初年度無料、2年目からは5000円ですが、WEB明細書とマイ・ペイすリボの申込み(使い勝手はほぼ変わらない)で1500円まで下げることができます。

年会費実質1500円という安さで、海外旅行保険の内容は他のカード(同じくらいの年会費のカード)と比べてもトップクラスなので、20代の方は申し込んでしまっていいと思います。
(会社を辞めて世界一周に行く予定の人は、辞める前に申込んだほうが審査に通りやすいと思います。)

また、ゴールドカードの特典として、国内空港ラウンジを使うことができます。

海外旅行保険

傷害死亡・後遺障害最高5000万
傷害・疾病治療費300万
賠償責任5000万
携行品損害50万
救援者費用500万

三井住友VISAプライムゴールドカード

▼30代以上の方は三井住友VISAゴールドカード

三井住友VISAゴールドカード

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

年会費:初年度無料、2年目以降 29,000円+税

年会費が初年度無料だったこと、海外旅行保険の補償額が高かったこと、会社を辞めると今後入会の機会がなさそうだったことから、入会しました。
世界一周では三井住友VISAプライムゴールドカードと合わせてメインで使いました。

アメリカン・エキスプレスはトラベルサービスの充実度が高いことで有名です。

【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのトラベルサービス】

  • 国内空港ラウンジが利用できる
  • 年会費無料でプライオリティ・パスのスタンダード会員(海外の空港ラウンジが年に2回まで無料で利用できる)になれる。家族会員も無料
  • 出発時に自宅~空港、帰国時に空港~自宅まで、荷物を無料で配送してもらうことができる

他にもありますが、詳しくは公式サイトを参照してください。

一時帰国・本帰国時に、関西国際空港から東京の実家に手荷物配送サービスを利用してバックパックを送りました。簡単に利用できて便利で良かったです。

また、貯まったポイントが使いやすく、旅の終盤に買った航空券代をポイントで支払うこともできました。

ちなみにアメリカン・エキスプレスのゴールドデスクに何回か電話したことがありますが、とても丁寧で感じの良い対応でした。

海外旅行保険(旅行傷害保険)

傷害死亡・後遺障害最高1億
傷害・疾病治療費300万
賠償責任4000万
携行品損害50万
救援者費用400万

航空便遅延損害補償

乗継遅延費用1回の到着便の遅延について最高20,000円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用1回の出航遅延、欠航もしくは運休または搭乗不能について最高20,000円
受託手荷物遅延1回の受託手荷物の遅延について最高20,000円
受託手荷物紛失1回の受託手荷物の紛失について最高40,000円

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

JCB GOLD EXTAGE

年会費:初年度無料、2年目以降3,000円+税

JCB GOLD EXTAGEも三井住友VISAプライムゴールドと同じく、20代向けのゴールドカードです。

他社のゴールドカードよりも比較的年会費が安く、海外旅行保険(利用付帯)の補償額は比較的高めに設定されています。国内空港ラウンジの利用も可能です。

このカードを選んだ一番の理由は、旅行出発後の利用でも海外旅行保険が適用される(利用付帯の出発後利用が可能)からです。利用付帯の出発後利用については、こちらで説明しています。

世界一周など、3か月以上の長期旅行のときには、非常に利用価値が高いカードです。

20代で旅行期間が半年(6か月)以内なら、海外旅行保険のメインは三井住友VISAプライムゴールドと、JCB GOLD EXTAGEの組み合わせで十分だと思います。

海外旅行保険

傷害死亡・後遺障害最高5000万
傷害・疾病治療費200万
賠償責任3000万
携行品損害50万
救援者費用200万

ORIGINAL SERIES

リクルートカード

年会費:永年無料

年会費永年無料で、海外旅行保険が利用付帯出発後利用パターン対応、補償額もなかなか良いです。

リクルートカードにはVISA、JCB、MASTERの3つのブランドがあり、カードの発行会社がそれぞれ違います(VISA/MASTERは同じ)。
そのため、VISA(またはMASTER)とJCBの両方のリクルートカードを持つことができます。

わたしたちは、リクルートカードを1人3枚ずつ持っています。
夫名義のVISAとJCB、妻名義のVISA、そしてそれぞれの家族カードです。

もちろん全て年会費は無料で、海外旅行保険の内容も同じです。

すぐに発行できるし、補償額の合算上乗せ用に持っておくと便利なので、世界一周など長期の海外旅行でクレジットカード付帯の海外旅行保険を検討しているなら、必ず1枚は持っておくべきだと思います。

年会費無料なので、損することはありません。特に、節約派のバックパッカーにおすすめです。

リクルートカードについては↓こちらの記事で詳しく書いています。

海外旅行保険用に、2枚目のクレジットカードにはリクルートカードがおすすめ(世界一周)
世界一周に持っていったクレジットカードの一つ「リクルートカード」の特徴と、長期海外旅行・世界一周におすすめする理由を紹介します。

海外旅行保険

傷害死亡・後遺障害最高2000万
傷害・疾病治療費100万
賠償責任2000万
携行品損害20万
救援者費用100万

【リクルートカード】

おまけ: マネパカード

海外旅行/世界一周の持ち物:マネパカード(海外プリペイドカード)
わたしたちが海外旅行のときに現地のATMでお金をおろすのに使っている、マネパカードを紹介します。

クレジットカードではありませんが、世界一周や海外旅行に便利なマネパカードを紹介しています。

さいごに

世界一周や海外旅行のためのクレジットカードを検討している方の参考になれば幸いです。

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