買ったばかりのウルトラライトダウンから、すでにたくさんの羽たちが飛び立っています。
たぶん日本に帰るときはすっからかんのゴミ袋みたいなの羽織って空港に登場します、メイです。
世界旅行記、2016年10月のベトナム編です。
各国の旅行記、コラム、情報のもくじはこちら(世界一周)から。
まーた食べてばっかり
セルフ散髪
2016/10/20 ベトナム ハノイ
ホテルでの朝食のあと、シュンは持ってきたバリカンで散髪。(そろそろヒゲも剃ってくれます?)
後ろを刈るのを手伝っていたら、自分も切りたくなって少し切った。
わたしは昔から美容院が苦手で、パーマをかけるとき以外はほとんどセルフカット。
巻けばどうにかなる、っていうのが持論。
https://unusual-web.com/?p=9816
昼ごはん
昼ごはんは、ゼスティホテルのすぐ横にある、地元の人に人気そうな屋台。
作っているところを凝視していると、何やらペットボトルに入ったお手製のタレをシャカシャカ振っている。
それを器に出すと、泡立った灰色?紫色?のような液体だった。
揚げ油と唐辛子とライムを垂らしてタレは完成。
注文してから揚げたさつまあげと厚揚げ、そして塊になったBUN(ブン/フォーより細い麺)をハサミでちょきちょきと切り、キュウリを盛って完成。(40000ドン)
さっそく、お箸でつまんBUNに、タレをちょいと付けていただいてみると、、、、おいしい!
塊のBUNは食べやすいし、タレとよく絡む。
さつまあげと厚揚げも揚げたてで最高にうまい!
2人で一人前を頼んだので、ぺろりと平らげてしまった。
それにしてもこのタレ、すごく濃くて、ものすごい魚介の味がする。
ハノイは田螺(たにし)が有名だと聞いていたし、このお店にも田螺が置いてあったので、田螺をすり潰したりして作ったタレかと思ったけど、店のおばちゃんによるとどうやら違うらしい。
その後もこの料理についておばちゃんに聞いてみたけど、うまく意思疎通が図れずよくわからなかった。
あとで調べてみたら、この料理は「ブンダウマントム(Bun Dau Mam Tom)」というハノイの名物料理らしく、あの灰色のタレの正体は「マントム」という小エビを発酵させて作ったものらしい。
マントムの味にはクセがあり、外国人は食べられない人が多いそう。
日本人にとってはそこまで物珍しい味ではないと思ったけど、とにかくわたしたち二人はおいしく食べられてよかった。
▼ホアンキエム湖
▼色鮮やかな服をまとうベトナム人女性たち
▼と、ほとんど何も着ていないような欧米人女性
今日はベトナム女性博物館に行くので、その途中にあった屋台でバインミーを。
ここでもパンを温めていた。
やっぱりこれがハノイのバインミーなのか?
ここのバインミーのソースはマヨネーズ。
もちろん美味しかったけど、やっぱりなんか物足りない。
わたしはホーチミンやカントーで食べたバインミーが大大大好きで、ハノイでもそれが食べられると思って楽しみにしていたのに、ここのは日本で食べるサンドイッチとそんなに変わらない。
わたしの頭の中に描くバインミーって、なます・レバーペースト・ベトナム醤油・チリソース・パクチー・甘い肉でんぶや目玉焼き、キュウリや練りものなどをおばちゃんが手早く詰めていって、え~こんなに入れて本当に合うの~?ってひとくち食べてなにこのハーモニー!!っていうのがバインミーだと思ってる。
そう思っているけど、ハノイのバインミーは違うのかな。(悲)
この店に豆乳があったのでそれも飲んでみた。
ハノイの前にいた中国の南寧でも豆乳がよく飲まれていたから、ついつい繋がりを感じてしまった。
ちなみに、店の人は豆乳のことを「tofu」と言っていた。
ガムシロをたっぷり入れてから、注いでくれた。
常温でぬるかったけど、味は普通の豆乳。
ベトナム女性博物館へ
それにしても、この辺は高級感があるなぁ。
ホアンキエム湖あたりからベトナム女性博物館までの道のりでそう思った。
道はきれいで広いし、緑も湖もあって、 バイクはそれほど多くないし、ブランド店もある、歩いている人々もみんな小ぎれい。
そこで気づいた。
ベトナムの女性たちって、きれいな人が多い・・・?!
きれいな格好をして、きちんと化粧をしているベトナム人女性たちがわたしの横を意気揚々と歩いてる姿は、わたしにはTSUBAKIのCMのように映った。
今思えば、宿近くの屋台で働くおばちゃんたちも、歳の割にはきれいだなーと思ってたんだ。(失礼かもしれないけど褒め言葉)
ベトナム女性博物館へ。(60000ドン)
ここではベトナム人女性たちの歴史や生活の様子、そしてベトナムの民族について知ることができる。
ベトナム女性たちは戦時中、ゲリラの戦闘員に加わったりしていたらしい。
若い小柄な女の子が、体の大きなアメリカ人兵士を連れていた写真のは印象的だった。
なにより何度も目についたのは、戦時中にもかかわらず笑顔の女性が多かったこと。
こんな時にこんな笑顔作れるの?ってくらいミスマッチ。
街で優しく無邪気に微笑んでくれる笑顔と一緒で、明るかった。
撮影用なのかもしれないけど。
▼病人を運んでいるときも笑顔
それと、戦争のポスターがやけにシャレていて、バチバチ撮ってしまった。
4階は民族衣装コーナー。
衣装よりも、機織りをしているビデオに釘付けになった。
やっぱりわたしは作る過程が好きだ。
工場見学も好きだし、料理番組も大好き。
博物館帰りの工事現場で、女性が働いていた。
おととい行ったタンロン遺跡でも、女性が重そうなものを運んでいたし、女性博物館帰りということもあって、単純だけどベトナム人女性の強さを感じた。
おばちゃんゴメン
帰りにカフェに寄ってコーヒーを飲んだ。
コーヒーを粉から淹れてくれると期待したけど、市販のコーヒーの元?みたいなやつから作っていた。
ブラック(といえど甘い)とミルクコーヒーで40000ドン。
ここにホーチミン氏の写真が飾ってあったのを見て、グッと来てしまった。
おととい、ホーチミンの家やホーチミン博物館に行くまでは、ベトナムでよくある光景だと見過ごしていたであろう。
ホーチミン氏は、国民に尊敬され、愛されている。
まぁまぁ長居して、さぁホアンキエム湖を逆側沿いで帰ろう、と湖の方まで出たところで、さっきのコーヒー屋のおばちゃんが、はぁはぁ言って追いかけてきた。
すぐに気がついた。やべ!!
払ってない!!!ごめん!!!
ここまで走らせてゴメン!!
しかもぴったりなくて、おばちゃんもお釣りないから一緒に店まで戻って払った。
ごめんねおばちゃん。
後払いだとよく忘れるんだよなー。
昼の屋台でも忘れかけてた。
本気忘れは韓国のトッポギ屋以来だ。
公園にて
ホアンキエム湖周辺を散歩していたら、広場で子どもたちがサッカーをやっていた。
その隣で大人たちがダンス。
ぶつかりそうになっても、邪魔になっても、怒ったり迷惑そうな顔はせず、お互い気にしない。
何度か道路にボールが飛び出ても、誰も怒らない。
中国でもそう感じたけど、他人を気にしない自由主義、いいな。
▼かなり激しいプレー
▼に参加したい僕
日本の公園はボール遊び禁止、一番楽しかった危険な遊具はなくなったり、花火もバーベキューも禁止。
禁止ばっかり。
禁止すりゃいいってもんじゃないぞ。
帰り、ゴマ団子発見。(5000ドン)
この手の団子には、肉が入ってるっていう情報があったけど、中身はココナッツだった。
おいしい~
夜ご飯
夜ごはんは、ゼスティホテル近くの屋台の麺。
BUN OC(ブンオック)50000ドン。
BUNはフォーより細い麺で、OCは田螺。
トマトと田螺たっぷり、骨付きの柔らかい肉、厚揚げ。
少し高いけどこりゃあうまい。
また来よう。
ビアホイ
Ma May通りの1杯5000ドンのビアホイ屋に移動。
ここらへんは安いビアホイの店がたくさんあり、観光客で賑わう。
ビール飲んでると、欧米人女子が違う店からモヒートを持ちこもうとしていた。
優しい店のおばちゃんに「Can I have it?」と許可を取ると、いいわよって、おばちゃん答えてたけど、その前に顔が少し曇ったのを見逃さなかった。
欧米人女子が、わたしの後ろの狭い席に無理矢理座ろうとしていたので、とっさに立って少しどこうとしたら、おばちゃんが「どかなくていいのよ」って。
それでもやっぱり狭そうにしているので、どこうとしたわたしの腕をトントンと叩き、「ほんとにどかなくていいの」というように、無言で首を振ってきたので、どくのをやめた。
おばちゃんの静かな抵抗。
飲みながら道行く人たちをぼーっと見ていて、改めて思ったこと。
欧米人の、旅行先での現地の人への対応って、いいな。
まぁまぁしつこい物売りにも、「今は足りてるよ!」とか「No thank you.(ニコ)」とか「今は持ってるからいらないよ」とかいちいちちゃんと答える。
仮にそういう風に優しく対応したせいで、ずっと付きまとわれたとしてもぞんざいに扱わないし、
逆にしばらく話してハイタッチしてバイバイブラザー!みたいなシーンも何度か見たことがある。
英語がペラペラに話せるから気軽に話せるってこともあると思うけど、そういうのいいなぁって。
わたしなんかは、きっぱり買わない意志を伝えるために、わざと厳し目に対応することを意識しているけど、そういう風に対応した方がお互い気持ちいいのかもなぁ。
次からは「No thank you!(ニコッ)」で行こう。
ビアホイは、2人で7杯飲んで350000ドン。
安っ!
シメ
シメは春雨麺のMIEN LUON。(30000ドン)
めずらしく茶色のスープで、魚介の香りがプ~ン。
そして醤油っぽい?馴染みのある味もする。
桜えびと、何かの魚の皮?をカリカリ揚げたもの(ウナギらしい!)も乗っかっている。
おいしい!
けど新しさはない気がして、リピートはしなくてもいいかな系。
シメのシメ
シメのシメは、またCHE 4 MUAでチェー。(15000ドン)
昨日も行ったからか、昨日より親切にしてくれた。
実を言うと、わたしはチェーはあんまり好きではなくて、シュンが食べているのを一口もらうくらいの感じだったんだけど、ここのを食べて完全にチェー好きになった。
おいしいんだ~これが。
2人で旅行に行くと、料理を分け合えてたくさんの種類が食べられるから嬉しい。
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