私たちはフランスに来て最初の1か月はAirbnbで部屋を借り、その間に現地で内見などをしてアパートを見つけました。
そのときに利用したサイトを中心に、フランスで家(アパート、スタジオ、ルームシェア)を探す方法を13種類紹介します。
フランスに来たばかりの人、フランスではじめて家を探す人向けの情報です。
私たちが家を探していたときの状況
- 都市:モンペリエ
- 家の条件:ルームシェアではなく2部屋以上、キッチンが広めの家
- 語学学校・大学:通っていない
- フランスでの仕事・収入:なし
- 語学力:フランス語で挨拶ができる、買い物や旅行でなんとかなる程度。英語は日常会話
- その他:ワーホリでフランスに来た最初の月
この状況で家を探すのは大変だろうなと思っていたので、最初の1か月はあらかじめAirbnbでアパートを予約しておいて、そこに滞在している間に家探しをしました。
渡仏前から情報収集はしていて渡仏後はすぐに動けるようにしていたのですが、途中でドイツに旅行に行ったりしていたこともあり、結局アパートの賃貸契約を結んで鍵を受け取ったのはギリギリでした。
フランスで家を探す方法
フランスでアパートやルームシェアの部屋を探すには、いくつか方法があります。
- ネットで物件情報を探し、問い合わせる
- 現地の不動産屋に行って相談する
- フランスの物件を取り扱っている日本の不動産屋に相談する
- フランス在住者用の掲示板サイトで探す
- AirbnbやHomeAwayなど民泊を利用する
今回は、これらの方法で家を探すのに役立つサイトを紹介します。
その他にもフランスで住む家を見つける手段として以下のものが考えられますが、今回は除外します。
- 語学学校でホームステイとセットのプランを申し込む
- 大学の学生寮に入る
- 勤める会社に斡旋してもらう
- 知り合いに紹介してもらう
1.Leboncoin
フランスの掲示板サイトです。
家(賃貸/ルームシェア/売買)以外にも、洋服や家電、雑貨などあらゆるものが取引されています。
掲載物件数が多く、毎日何件も新着物件が増えていたので、条件に合う部屋を探しやすかったです。
また、Leboncoinにはメッセンジャー機能があり、それを利用して大家(貸主)と連絡をとることができる点が便利です。
スマホアプリもあります。
私たちはこのサイトで賃貸のアパートを見つけました。
詳しくはこちらの記事↓に書いてあります。
2.Particulier à Particulier(PAP)
フランスで有名な家探しのためのサイトです。
大家(個人)が直接物件を掲載しています。
家探しのためのサイトなので見やすいのですが、掲載数はLeboncoinのほうが多いように感じました。
時期や地域によるのかもしれませんが。
→De Particulier à Particulier – PAP
3.SeLoger
不動産会社が物件を掲載している、日本でいうスーモやホームズのようなサイトです。
サイト内から、掲載している会社に連絡をすることができます。
最初はこういうしっかりしたサイトが使いやすいと思っていたのですが、不動産屋を通すと仲介料がかかるし、なによりフランスで仕事もしていない、学生でもない「ワーホリビザ」という身分では厳しいだろうと思い、途中で使うのをやめました。
資金に余裕があって、フランスでの収入がある人には向いていると思います。
4.AVendreALouer.fr
こちらも不動産屋が物件を掲載しているサイトです。
スマホアプリもあります。
SeLogerと同じように、サイト内から物件を掲載している会社に連絡をすることができます。
5.LOKAVIZ
学生向けの家探しサイトです。
私たちは学生ではないので、参考にざっと眺めた程度にしか見ていません。
学生の人にとって有益な情報が色々と載っているので、使ってみると良いと思います。
6.Uniplaces
ポルトガル発の、学生向け住居検索・予約サイトです。
ヨーロッパ各国の主要都市の長期滞在用の部屋やアパートを検索・予約することができます。
学生向けですが、学生以外も利用可能です。
私たちは以前ポルトガルのポルトの部屋を借りたことがありますが、使いやすく分かりやすかったです。
参考【ポルトガル ポルト】世界一周中に長期滞在をしよう | unusual
ただ、フランスの場合パリやマルセイユなどの大都市の部屋は見つかるのですが、それ以外の都市だと掲載数が少ないです。
7.Airbnb
民泊サイトです。
建物内の1部屋だけ、アパートまるごとなど色々な条件で宿泊先を探すことができます。
私たちは、フランスに来て最初の1か月の間はAirbnbで予約したアパートに宿泊していました。
純粋な宿泊費以外にAirbnbのサービス料や清掃代がかかるので、普通に賃貸物件を借りるより割高になりますが、1週間や1か月で借りると宿泊料金が割引になることも多いです。
数日~数か月程度の短期間の宿泊先を、あらかじめ日本から予約しておきたい場合に便利だと思います。
また、長期滞在を受け入れているホストにメッセージを送って、長く住まわせてもらえるよう交渉するという方法もあります。
8.Home Away
ホームステイ、バケーションレンタル物件などを探すことができるサイトです。
こちらもAirbnbと同じで、賃貸の家というよりは民泊物件です。
9.APPART’CITY
キッチン付きなど、アパートタイプのホテルを紹介しているサイトです。
サイト内から予約ができて、とてもきれいな部屋が多いのですが、家を借りるのと比べるとかなり割高になります。
10.Facebookグループ
以前フランスに留学していたドイツ人の友人が教えてくれたのですが、ルームシェアのシェアメイトを募集するのにFacebookグループもよく使われているようです。
滞在先の都市のルームシェア系のFacebookグループを探してみるのも良いと思います。
11.現地の不動産屋
現地の不動産屋に行って相談するのもひとつの方法です。
私たちはセンチュリー21の店舗に行って相談してみましたが、「フランスで仕事がないならダメです」とあっさり断られました。
ただ、そこで旅行者向けの短期滞在用アパートを斡旋している不動産屋を紹介してもらうことはできたので、なにかしらの情報は得られるかもしれません。
ちなみに、紹介してもらった不動産屋では英語で丁寧に接客をしてくれて、「数日以内に物件をリストアップしてメールします」と言われたのですが、その後メールが来ることはありませんでした…
12.日系の不動産屋
フランスには、いくつか日系の不動産屋もあります。
日本語が通じる、状況に応じて相談しやすいというのが利点だと思いますが、掲載物件はパリばかりだし、物件数も多くないのかな、と思い私たちは利用していません。
13.日本の海外掲示板
日本の海外在住者向け掲示板サイトにも、アパートの入居者募集投稿があります。
ルームメイトは日本人が良いという人や、日本のコミュニティに触れたいという人には向いているかもしれません。
さいごに
私たちは、Leboncoinを中心に100件近くの問い合わせをして、10件くらい内見をして、ようやく「モンペリエの中心から徒歩圏内、2部屋+メザニンで40㎡、家賃650ユーロ(水道込み)」という良い物件を借りることができました。
それなりに大変でしたが、この家探しのおかげでけっこうフランス語が上達したと思います。
フランスに来たばかりでも、積極的にLeboncoinやPAPを使ってみることをおすすめします。
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