10分で利用可能。ヨーロッパでおすすめのスマートバンク(銀行)Revolutの特徴と、口座開設方法

最近ヨーロッパで勢いを増しているスマートバンク、Revolut(レボリュート)の特徴と、口座開設の手順を説明します。

私たちがフランスでメインで利用している、おすすめの銀行です。

▼Revolutの使い方については、以下の記事に書いてあります。

Revolutの使い方(入金、送金、Google Pay)
以前紹介したヨーロッパでおすすめの銀行「Revolut」の、入金、送金(振込)のやり方、Google Payのコンタクトレス決済の設定について説明します。

▼N26との比較記事はこちら

N26とRevolutで迷っている人へ。それぞれの銀行の手数料と機能を比較
ヨーロッパで大人気の2大スマートバンク(モバイルバンク)、N26とRevolut(レボリュート)の特徴を比較します。どちらかの口座を開設しようと考えている人、迷っている人の参考になると思います。
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Revolut(レボリュート)とは

Revolut(レボリュート)は、イギリス発のスマートバンク(モバイルバンク/ネオバンク/ネット銀行)です。
スマートバンクとは、簡単に言うと「全ての操作がスマホで完結する銀行」のことです。

ヨーロッパのスマートバンクといえばドイツのN26が有名ですが、使い方次第ではRevolutのほうが利便性が高いと感じています。

Revolutの口座開設はこちら
(紹介リンクです。特典は国や時期によって異なるようです)

以下にRevolutの具体的な特徴を挙げます。
フランス向けのページを参考にしているので、他の国(特にユーロ圏外)だと若干内容が異なるかもしれません。

スマホから口座開設、わずか10分で利用可能

Revolutはスマホのみで口座開設ができます。
また、身分証明(個人認証)もアプリ内から身分証(パスポートや各種ビザ)、セルフィーを送るだけで完了するので、口座開設の申込後すぐに利用(※)することができます。

※認証には最大24時間かかるとのことですが、私の場合は提出後1分くらいで完了しました。

IBAN、BICの付与

IBANは銀行の所在国、支店、口座番号などが含まれるコードで、BICは銀行コードのようなものです。

この2つはヨーロッパの統一規格で、お金を振り込んでもらう(給与など)ときや、引き落とし(公共料金など)のときに使います。

口座維持手数料なし

フランスやヨーロッパの多くの銀行では、銀行口座を保持するのに月額料金がかかります。
Revolutの場合スタンダード口座であれば、口座開設・口座維持手数料はかかりません。

VISAまたはマスターカードブランドのデビットカード

Revolutのカードは、VISA、またはMastercard(マスターカード)ブランドのデビットカードです。

世界中のVISA、またはマスターカードの加盟店で、クレジットカードとほとんど同じように利用することができます。

ヨーロッパのサイトでネット決済をするときに、ときどき日本のクレジットカードが使えないことがあるので、ヨーロッパ発行のデビットカードを持っていると何かと役立ちます。

複数通貨に対応

Revolutの口座では、ユーロや円を含む30か国の通貨で残高を持つことができます。
アプリ内で、リアルタイムで外貨両替することも可能です。

仮想通貨(暗号資産)に対応

Revolutのアプリ内でビットコインやイーサリアム、ライトコインなどの仮想通貨(暗号資産)の購入、両替をすることができます。

ATMでのユーロの引き出しが月200~600ユーロまで無料

ユーロ圏であれば、ATMの引き出し手数料が毎月200~600ユーロまで無料です。
それ以上は2%/回です。

▷アカウント別の、1か月のATM引き出し手数料が無料になる上限額

  • スタンダード:200ユーロ
  • プレミアム:400ユーロ
  • メタル:600ユーロ

世界中のATMでの引き出しも月200~600ユーロまで無料

Revolutのカードを使って、日本を含む海外のATMで現地通貨を引き出すことができます。
海外ATMの引き出し手数料は毎月200~600ユーロ相当額まで無料で、それ以上は2%/回です。

▷アカウント別の、1か月の海外ATM引き出し手数料が無料になる上限額

  • スタンダード:200ユーロ相当額
  • プレミアム:400ユーロ相当額
  • メタル:600ユーロ相当額

複数の入金方法

Revolutは以下の入金方法に対応しています。

  • 銀行振込
  • クレジットカード/デビットカード(通貨によって手数料あり)
  • Google Pay

通常の銀行は振込でしか入金することができないので、クレジットカードやGoogle Payで入金できるというのは、Revolutの大きなメリットの一つだと思います。

クレジットカードで日本円を入金するには1.6~1.7%の手数料がかかりますが、還元率1%のクレジットカード+Kyash(1%還元)の利用で相殺できます。

家賃や公共料金引き落としのお金をクレジットカードで支払えるようになり、非常に便利です。

Revolutユーザー同士の高速送金

Revolutユーザー同士であれば、通常の送金よりも素早く簡単に、お金のやり取りができます。
相手の口座情報が分からなくても電話番号だけで送金することができ、またGPSで近くのRevolutユーザーを探すこともできます。

送金は一瞬で完了するので、家族や友人間でのやり取りに便利です。

海外送金手数料が無料

Revolutから海外送金をする際の手数料は無料です(レートは銀行間為替レート。月5000ポンド以上は+0.5%)。
ただし、日本の銀行宛に送金すると多くの場合は中継銀行で手数料を取られるので、TransferWiseの利用が良いかもしれません。

https://unusual-web.com/france/?p=1219

貯金機能

Revolutのアプリ内に”Vaults(金庫)”という機能があり、貯金をサポートしてくれます。
例えば、1.8ユーロのコーヒーを買ったら0.2ユーロ貯金するなどの機能があります。

その他

  • 外貨建ての決済手数料無料
  • アプリで月ごとの利用上限額を設定したり、カードの利用をロックまたは解除したり、PINをリセットしたりすることができる
  • すべてのアクティビティの直後にプッシュ通知
  • 利用履歴から友人や家族への割り勘請求機能
  • 自動の家計簿機能
  • 日本へのサービス展開を計画中

Revolutの口座開設の条件

Revolutの口座開設をすることができるのは、Revolutがサービス展開している国の国民と、その国のビザや滞在許可証などを持っている人のみです。

フランスでは、日本のパスポート+フランスワーホリビザで口座開設可能です。
他の国でも開設できると思います。

  • Revolutが現在サービスを展開をしている国:
    オーストリア、ベルギー、ブルガリア、キプロス、チェコ、ドイツ、デンマーク、エストニア、スペイン、フィンランド、フランス、イギリス、ギリシャ、クロアチア、ハンガリー、アイルランド、アイスランド、イタリア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルグ、ラトビア、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スウェーデン、スロベニア、スロバキア、ボネール島、アメリカ、オーストラリア、シンガポール
  • 今後サービス展開を予定している国:
    ブラジル、カナダ、UAE、香港、日本、ニュージランド

(2019年11月現在)

Revolutの口座開設の手順

Revolut

のトップページにアクセスします。
このリンクから口座開設すると、紹介特典としてお互いに6ユーロ相当額をもらえます。

電話番号を入力し、[Get Started]をクリックします。

ここからはスマホの画面で説明します。
フランス語になっているので、英語や他の言語の場合は読み替えてください。

入力した電話番号宛にSMSが届くので、記載されているリンクをタップします。
Revolutのアプリのインストール画面(Google Pay StoreまたはApp Store)が開かれるので、アプリのインストールをします。
Revolutのアプリを起動して、電話番号を入力し[Continuer]をタップします。
Revolutアプリ用の暗証番号を設定します。
先ほど入力した電話番号宛にSMSが届くので、記載されている6桁の数字を入力します。
続いて、名前、名字、生年月日を入力します。
居住国(認証する国)を選択します。
同じ画面で住所を入力します。
メールアドレスを入力します。
Revolutの口座を開設する理由を選択します。

Revolutの口座を開設するためには、クレジットカード/デビットカードで最低10ユーロの初回入金が必要です。
ここで入金したお金は口座開設後に自由に使うことができます。

今すぐ入金する場合は画面下部のボタンを、後にする場合は右上の文字列をタップします。
特に理由がなければ、このまますぐに済ませて良いと思います。
クレジットカードの番号、有効期限、CVVを入力し、[Continuer]をタップします。
入金する通貨と金額を入力します。
円も選択可能です。
日本のクレジットカードでユーロを入金しようとすると、クレジットカード側で両替手数料がかかってしまうという注意書きが表示されます。
良ければそのまま進み、やめて円で入金する場合は戻ってやり直してください。

入金が完了すると、以下の画面が表示されます。
[Terminé]をタップして次に進んでください。

アカウント情報の画面が表示されます。
次に身分証明(個人認証)をするため、画面下部のメニューから右端のダッシュボード(ピンクで①とマークされているところ)をタップします。
右上の設定ボタン(ピンクの①)をタップします。
画面中程の[Informations ~](ピンクの文字列)をタップします。
画面下部の[Vérifier I’identité]をタップします。
国籍と、認証に使う書類を選択します。
(ワーホリビザの人は以下のキャプチャと同じものでOKです)
枠に合わせてビザの写真を撮ります。
写真がきちんと撮れているかどうか確認して、OKなら青いボタン、撮りなおすなら白いボタンをタップします。
次に、2種類目の書類を選択します。
私はパスポートを選択しました。
パスポートの顔写真のページの写真を撮影します。
写真がきちんと撮れているかどうか確認して、OKなら青いボタン、撮りなおすなら白いボタンをタップします。
セルフィー(自撮り写真)を撮影します。

写真がきちんと撮れているかどうか確認して、OKなら青いボタン、撮りなおすなら白いボタンをタップします。

これで書類の提出作業は完了です。

次にメールアドレスを認証します。
画面下部のメールアドレス(ピンクの文字列)をタップします。
指紋認証をします(使っているスマホや設定によっては、指紋認証ではなく暗証番号認証を行います)。
画面下部のボタンをタップします。
メールアドレスを確認して、画面下部のボタンをタップします。
この画面が表示されたら、メールアプリを開いてメールを確認し、Revolutからのメールに記載されているリンクをタップします。
開くアプリの選択肢が出た場合は、Revolutを選択してください。
メールアドレスの認証が完了しました。

これで認証作業は終了です。
私の場合は、メール認証を終えた頃に、先ほどの書類&セルフィー認証のステータスが「認証済み」になっていました。

作業ごとに画面が変わるので手順を説明すると長く感じますが、所要時間は10分弱です。
認証が完了すると、RevolutのアプリでIBANやBIC、デビットカードの番号を確認できるようになります。

この時点で、IBANを使った入金や振込、デビットカード機能を使ったネットでの決済や、実店舗でのコンタクトレス決済(Google Pay/Apple Pay)は利用できます。

キャッシュカード(デビットカード)の申込方法

最後に、キャッシュカード(デビットカード)の申込方法を説明します。

先ほどの手順まで終えたところで、以下のような画面が表示されます。
(キャッシュカードが欲しい場合は)上の[Carte physique]をタップします。
デザインを選択します。
スタンダードアカウントの場合は何も変更せずに次に進んでください。
色やデザインを変更するには、有料会員へアップグレードする必要があります。
キャッシュカードのPINコードを設定します。
配送先の住所が表示されるので、確認して[Confirmer]をタップします。
住所を変更することもできます。
配送方法を選択します。
スタンダードアカウントの場合は通常配送のみ無料です。
これでキャッシュカードの申し込みは完了です。

さいごに

海外で銀行口座を開設するのは面倒ですが、Revolutならスマホアプリ上で10分程度で終わります。

無料で簡単に開設できて、クレジットカードでの入金、アプリ内での外貨両替機能など便利な機能が揃っているので、フランスやヨーロッパにワーホリ・留学で来ている人に特におすすめです。

Revolutの口座開設はこちら
(紹介リンクです。特典は国や時期によって異なるようです)

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