【フランス出産】出産前に入手しておくべき書類と、現地の役所に出生届を提出する流れ

フランスで出産した場合、現地の市役所(Mairie)に出生届を提出する必要があります。
出産前に準備しておくべき書類と、準備から提出までの流れを説明します。

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はじめに

▷私たちの場合

  • 日本人同士の夫婦、生まれた子も日本人
  • 都市:モンペリエ
  • 管轄公館:在マルセイユ日本国総領事館
  • モンペリエの公立病院で出産

出産後、フランスの市役所に提出する書類の中に家族手帳(Livret de famille)というものがあるのですが、日本人夫婦の私たちはその書類を持っていないので、日本大使館(領事館)でそれに相当する書類(家族全体の証明書)を発行してもらう必要がありました。

そして家族全体の証明書を作成するためには在留届を提出していなければならなかったため、まずは在留届を提出しました。

以下で順番に説明します。

日本大使館に在留届を提出する

まずは在フランス日本大使館(または管轄公館)に在留届を提出します。すでに届け出をしている場合は飛ばしてください。

在留届とは、3か月以上外国に滞在する場合に住所や連絡先などを管轄公館に登録するための届けです。

私たちはモンペリエに住んでいるので、在マルセイユ総領事館へ届け出ました。
窓口・郵送・Fax・インターネットで受け付けており、私たちはFaxを利用しました。

Freeの固定電話回線で、インターネットでFax(ファックス)を送受信する方法
フランスの通信(インターネット・電話)会社Freeの会員ページからFaxを送受信する方法を説明します。

参考 在マルセイユ日本国総領事館

日本大使館に家族全体の証明書(Fiche familiale d’etat-civil)を発行してもらう

家族全体の証明書(Fiche familiale d’etat-civil)は、フランスの家族手帳(Livret de famille)に相当する書類です。

これは出産前に準備しておく必要があります。

申請

在マルセイユ総領事館に郵送で申請しました。
申請に必要だった書類は以下です。

  • 申請書(ダウンロードまたは窓口)
  • 6か月以内に発行された戸籍謄本
  • パスポートコピー(家族全員分)
  • フランスの滞在許可証または査証のコピー

参考家族全体の証明書 (FICHE FAMILIALE D’ETAT-CIVIL) | 在マルセイユ日本国総領事館

受領

受領は窓口で行われます。
手数料は10ユーロで、現金のみです。

出産後、フランスの市役所に出生届を提出する

市役所で必要な書類

  • 出産した病院でもらう出産証明書(Déclaration de naissance)
  • 両親の身分証(Justificatif d’identoté):パスポートなど
  • 家族手帳(Livret de famille):大使館で発行してもらった家族全体の証明書(Fiche familiale d’etat-civil)

届け出の方法

公立病院などの大きな病院で出産する場合、たいていは病院内に市役所の出生届担当窓口のような場所があるようです。
私たちの出産した病院にも市役所の窓口があったのですが、COVID19による影響で閉鎖されていたため、市役所に提出しに行きました。

出生届の提出期限は5日以内(出産当日・土日祝を含まない)です。3日以内と書いてある情報もあったので、住んでいる自治体に確認すると良いと思います。

市役所から受け取る書類

出生届を提出すると、市役所からActe de naissanceという書類を何枚か発行してもらえます。
これはCAFや保険(セキュリテ・ソシアル)に提出するための書類で、日本に出生届を出す際にも利用します。

市役所の窓口の担当者が「日本でも必要でしょ?」とたくさん印刷してくれました。

さいごに

詳細は各自治体や管轄公館によって微妙に違ったり相談できたりすると思うので、電話などで確認してみてください。

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