2019年7月に、フランスのワーキングホリデービザを申請・取得しました。
この記事では、ワーホリビザ取得に必要な申請動機作文の書き方についてまとめています。
申請動機作文のフォーマットは、フランス大使館のホームページ(申請に必要な書類→申請動機作文)からダウンロードできます。
申請動機作文について
申請動機作文は、「ワーキングホリデー・ビザ申請書」と書いてある2枚つづりの用紙で、学歴・職歴・ワーホリビザの申請理由などを書く箇所があります。
用紙をダウンロード・印刷し、日本語・フランス語・英語のいずれかの言語で記入します。
1枚目(学歴・取得資格・職歴)について詳しく
氏名や住所などは、日本語で書くなら普通に記入すればいいだけなので、説明は省略します。
学歴および資格取得
一般の履歴書と同じように記入。
資格については特になかったので何も書きませんでした。
例
20XX年3月 ○○高校 卒業
20XX年4月 ○○大学 △学部 入学
20XX年3月 ○○大学 △学部 卒業
職歴
こちらも一般の履歴書と同じように記入。
例
20XX年4月 ○○株式会社 入社
20XX年3月 ○○株式会社 退社
ワーキングホリデービザ発給の場合には、いつ頃フランスに発つ予定ですか?
出発日が決まっている人はそれを記入。
予定なので確定日でなくてもいいと思いますが、長期ビザ申請書の「26. Intended date of entry into France or the Schengen Area(フランスまたはシェンゲン協定加盟国入国日)」に書いた日付と矛盾しないように書くといいと思います。
例
2019年10月19日に出国する予定です。
2枚目(動機作文)
書くまえに
フランスでワーホリをしたい動機をA4の用紙1枚に書けばいいだけなのですが、注意すべき点は動機がワーホリビザの趣旨と合っているかどうかということだと思います。
そうでないと却下されたり他のビザを勧められてしまうかもしれません。
フランス大使館のホームページにワーホリビザの趣旨についての情報がいろいろ散らばっているので、引用してみます。
ワーキングホリデービザは、フランスと日本の若者の国際交流を促し、互いの親交および理解を深めることを目的としています。
フランスを知るための渡航で、なおかつ仕事に就く意思があること
▼「よくある質問」で、フランスのレストランで1年間の仕事を見つけたのでワーホリビザを申請できるかという料理人の質問に対しての回答。
ワーキングホリデーはフランスと日本の親交、また両国の若者が互いの国についての理解を深めることを目的として作られたプログラムです。ワーキングホリデービザ保持者には、現地での生活費用を補うための就労が認められますが、就労が主な滞在目的であってはなりません。
一年間フランスで働くことが主な滞在目的の場合はこのビザの趣旨にあてはまらないので、他のタイプのビザを検討してください。
▼「よくある質問」で、ワーホリ中に勉強したいが、滞在目的が学業とみなされて却下されることがあるか、という質問に対しての回答。
ありません。ワーキングホリデービザ保持者の大半が、語学学校で数カ月間フランス語を学習しています。しかしながら、滞在期間の大部分を学業に費やしたい場合は、学生ビザの申請が望ましいといえます。
▼「よくある質問」で、フランスに恋人がいると書類に書かないほうがいいか、という質問に対しての回答。
そのような情報は申請書類の審査に考慮されないので、書類に書いても問題ありません。
注意すべきこと
動機作文を書くときに頭に入れておくことは、
- フランスとの国際交流や、フランスの理解を深めることが第一の目的であること
- 仕事に就くこと、語学を学ぶこと、学校に通うことが第一の目的ではないこと
だと思います。
「フランスとの国際交流やフランスへの理解を深めることが一番の目的だけど、生活費を補う程度のバイトもするし、せっかくだからフランス語も学びたい」くらいスタンスで文章を考え、あとは書類に書いてあるとおり、「フランスで住みたい場所、したい仕事、活動内容などの詳細」で肉付けしていくといいと思います。
記入例
私たちはだいたいこんな流れで書きました。
1.書き出し(フランスに興味を持った理由)
・旅行で行って、フランス人と話して、フランスに興味を持った
・もともとフランスの〇〇に興味があった
2.ビザ申請の理由
・じっくり時間をかけて文化を学び、フランス人と交流したいと思った
3.したい仕事・活動内容
・生活費を補うためにバイトをする
・◯◯の仕事に挑戦したい
・◯◯に旅行しに行きたい
4.住んでみたい場所
・◯◯なので◯◯に住んでみたい
5.締め(帰国後のこと)
・◯月頃日本に帰国したあとは、◯◯をしてこの経験を活かしたい
用紙の行がかなり狭く、それに合わせて書くとかなり読みずらくなると思ったので、行いっぱいになるべく大きな文字で書き、段落が変わるところでは1行空けました。
これで約700文字で8割は埋まりました。
字が小さい人は800~1000文字くらい必要になるかもしれません。
さいごに
大使館側はこの書類で申請者にワーホリビザを発給すべきかを判断すると思いますが、決して却下するためにやっているわけではないと思うので、気負わずに書くといいと思います。
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