Leboncoinを利用して家を探す方法と、個人間契約でアパートを借りて入居するまでの流れ

私たちがフランスに来てすぐのときに、Leboncoinというサイトを使ってフランスのモンペリエで家を探し、内見をした後に家主と直接アパートの賃貸契約を結んで入居した流れを紹介します。

フランスで家を探す方法については、フランスで自力で家(アパート)を探す方法、役立つサイト13という記事でまとめています。

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Leboncoinとは

Leboncoinはフランスの掲示板サイトです。

物を売りたい人、家を貸したい人などが広告(アノンス/Annonces)を投稿し、広告に興味のある人が掲載主へ連絡をして、直接やり取りをします。

家(賃貸/ルームシェア/売買)以外にも、洋服や家電、雑貨などあらゆるものが取引されている、日本でいうジモティーのようなサイトです。

ウェブ版の他、スマホアプリもあります。

https://unusual-web.com/france/?p=332

Leboncoinのアカウント作成方法

アカウントを作成すると、広告のお気に入りや検索条件の保存、掲載主へのメッセージ送信などができるようになります。

アカウントを作らなくても検索機能は利用できます。

Leboncoinのトップページ右上の[Se connecter]をクリックします。

ログイン画面が表示されます。
画面下部の[Créer un compte]をクリックします。

個人アカウントかプロ(業者)アカウントかどちらかを選択します。
[Particulier(個人)]をクリックします。

アカウント作成画面が表示されます。

ニックネーム、メールアドレス、パスワードを入力して、「J’accepte les~」のチェックを入れて、[Créer mon Compte Personnel]をクリックします。

これでアカウント作成は完了です。

Leboncoinで賃貸物件・ルームシェアを探す方法

検索して物件を見つける

Leboncoinのトップページから[Rechercher]をクリックします。

検索エリア内の左側にある[Catégories]をクリックします。

カテゴリ一覧が表示されます。

カテゴリ「IMMOBILIER」内のLocations(賃貸)、またはColocations(ルームシェア)をクリックします。

ここではLocationsをクリックしました。

検索エリアにLocations用の絞り込み項目が表示されます。

一番左の[Type de bien]で物件のタイプを選択します。

[Loyer]で家賃の幅を指定します。

[Pièces]で部屋の数を指定します。

[Meablé ou non meublé]で家具付きか家具なしかを選択します。

[Surface]で物件の面積を指定します。

右上の入力エリアで都市名、または郵便番号を入力します。

検索エリア下部の[Rechercher]をクリックします。

検索結果が表示されます。

検索結果一覧の上にある欄で、広告の掲載主の種別の指定と、検索結果の並べ替えをすることができます。
  • Particuliers:個人
  • Professionnels:不動産屋

興味のある物件をクリックします。

物件の詳細ページが表示されます。

画面右側の[Voir le numéro]をクリックすると掲載主の電話番号が表示され、[Envoyer un message]をクリックするとメッセージ画面に遷移します。

画面をスクロールすると物件の詳細情報を見ることができます。

希望の物件を探すためにチェックすべきこと

物件ページのDescription欄はフリーフォーマットなので、適宜翻訳機能なども使いながら情報を読み解いていく必要があります。

家賃に含まれるもの

電気・ガス・水道・インターネット(Wifi)など。
何が含まれているのか記載されている場合があります。

水道のみ含まれていることが多いです。

地区・通り

地区名や通りの名前が記載されているときは、GoogleMapなどでチェックすると良いです。

面積・部屋の数

物件の面積や部屋の数は、Critères欄に記載されています。

部屋の数え方は日本のLDKとは違い、リビング(Salon)も寝室(Chambre)も、場合によってはキッチン(Cuisine)も部屋数に数えられていることがあります。
部屋数が2なら、リビング(ダイニング)キッチン+寝室の可能性が高いです。

公共交通機関

公共交通機関について記述がない場合、近くにトラムやバスの駅がない可能性が高く、「バス停が近い」と書かれている場合は、トラムやメトロはない可能性が高いです。

「街の中心まで○分」という記載も、徒歩なのか、それともバスやトラムなのかはチェックすべきです。

入居期間

入居開始可能日や、期限が記載されていることがあります。

条件

ときどき「学生のみ受け入れています」、「収入が家賃の3倍以上ある方のみ」などと書かれていることがあります。

広告の掲載者(家主)に電話、またはメッセージを送る

問い合わせる物件を決めたら、[Envoyer un message]をクリックします。

メッセージ送信画面が表示されます。
Votre messageの下のテキストボックスにメッセージを入力し、[Envoyer votre message]をクリックしてメッセージを送信してください。

メッセージを送るときのポイント

メッセージは何件でも送ることができますが、返事が来ない場合も多いです。
また、良い条件の物件は問い合わせが多いので、しっかりとしたメッセージを送り、返信してもらえるようにすることが大切だと思います。

自分のステータスを伝える

まず、外国人であるということを書いたほうが良いです。
また、語学学校や大学、大学院に通っているのか、会社に勤めているのか、ワーホリで滞在しているだけなのかなど、自分の素性を示したほうが信頼感があると思います。

なにかしらの収入がある場合は明記する

日本でなにかしらの固定収入がある場合や、フリーランスでインターネットがあれば収入を得られる場合、フランス滞在のために貯金が十分にある場合などは、それについて書いたほうが良いと思います。

フランス人の友人にアドバイスを受けて収入に関する内容をメッセージに加えたところ、返信率が倍以上になりました。

保証や保険・敷金について触れる

内見に行ったときに家主によく聞かれたのが、保証や保険についてです。
これもかなり大事です。
私は「数か月分の家賃をデポジット(敷金)することができます」と書いていました。

内見したい旨を伝える

「良ければ物件の見学をさせてほしい」と伝えればOKです。
空いている日程を添えても良いと思います。

フランス語で書く

フランスで家を探しているので、メッセージはとりあえずフランス語で書くのが基本かなと思います。
私はフランス語でまともに会話ができるレベルではありませんでしたが、Google翻訳を使いながら、フランス語で文章を作って送っていました。

フランス語の後に英語で同じ内容の文章を付け加えて送っていたため、英語を使える人は英語で返事をくれることが多かったです。

内見の日程を決める

メッセージに返事が来たら、日程を調整して内見をします。

メッセンジャーは、Leboncoinのページの右上から開くことができます。

メッセンジャー画面です。
チャットのような画面でやり取りをすることができます。

人によってはSMSやメール、WhatsAppでの連絡を好む場合があるので、そこは相手に合わせれば良いと思います。

また、内見については、現居住者と直接連絡をとって決めてほしいと言われることも多く、その場合は別途連絡が必要です。

内見をするときに確認すべきポイント

フランス語が喋れなくても、英語でも日本語でもジェスチャーでも良いので気になることは聞いておいたほうが良いです。

破損品や水漏れなどの不備

照明や壁、鍵、ドアノブ、机や椅子、暖房器具などが破損しているか、水漏れはあるか、あった場合それらは修理されるのか。

家具・家電・生活雑貨

家具付き物件に限った話ですが、どれだけ物が揃っているかどうかで入居後の出費額が変わります。

冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、オーブン、照明、掃除機、ベッド、布団、枕、食卓、ソファ、ゴミ箱、調理器具、食器類、クローゼット、カーテンなど。

窓、壁、暖房設備

見学時に周りの家の生活音が聞こえる場合は、音が響きやすい家である可能性があります。
窓は冬を考えると二重窓のほうが良いです。

また、暖房設備もチェックしておいたほうが良いです。
セントラルヒーティングなのかそうでないのか、ガスなのか電気なのかで冬の光熱費が大きく変わるらしいです(電気のほうが高い)。

現在の居住者に部屋を見せてもらう場合は、ここに住んでいて不便なことはないかと聞くと良いと思います。

その場で、または後日に入居希望を伝える

内見をして入居したいと思ったら、家主にその旨を伝えます。
その後の流れは家主に任せれば良いと思います。

賃貸契約を結ぶ・鍵を受け取る

家賃の振り込み日や振込方法、敷金や保証について、光熱費の名義変更や新規契約について、その他細々としたルールについてなどを確認して、契約を結びます。

私の場合は、入居前に改めて家の中のチェックを行い、家主が用意した契約書を確認してお互いにサインをしました。

連絡先を交換して、何かあればSMSですぐに連絡ができるようにしています。

ちなみに、フランスでは家賃の日割り計算はしないことが多いと聞いていたのですが、私の家主は「16日に鍵の受け渡しで、初月の家賃は半額で良いか」と提案してくれたので、実質日割りとなりました。

月初以外に入居する場合は交渉してみても良いかもしれません。

引っ越しをする

私たちは引越し前の家と引越し後の家がバスで10分程度の距離だったので、数日に分けてバスで荷物を移動しました。

引っ越しの手伝いはLeboncoinで探すこともできます。
運転できる場合は、Rentalcars.comなどでレンタカーを借りても良いと思います。

気をつけるべきこと・アドバイス

詐欺に注意

Leboncoinではときどき詐欺まがいのような事例もあるようなので、気をつけてください。

家探しにおいては「内見の前にデポジットが必要」、「信頼するために詳しい個人情報を教えて下さい」というようなメールが来たら、注意したほうが良いです。

こまめにチェックしてすぐにメッセージを送る

Leboncoinには毎日たくさんの広告が新規掲載されていて、たくさんの人が閲覧しています。
検索条件を保存するなどしてこまめにチェックして、気になる物件を見つけたらすぐにメッセージを送ることをおすすめします。

不動産屋よりも個人

私の場合は、不動産屋よりも個人が出している広告のほうが返信率は高かったです。
個人間の契約であれば仲介料がない分安くなるというメリットもあります。

焦らない

フランスに来たばかりでフランス語を話せない場合、難易度は上がると思います。
ただ、なんにでも言えることですが言語はあまり問題ではありません。やろうと思えばたいていのことはできると思います。

私たちは、100件近くメッセージを送って、10件くらい内見をしました。

メッセージの返信が来ないパターンが多く根気が必要ですが、続けているうちにやり取りのコツが掴めると思うので、諦めずに頑張ってみてください。

さいごに

フランスに来たばかりでいきなり家を探すのは大変だと思っていましたが、私たちは1か月かけて無事に家を見つけ、賃貸契約を結び入居することができました。

個人の属性(特に収入面や学生であるか否か)や地域による差はあると思いますが、フランスで家を探す際には参考にしてください。

質問・相談はコメントやメール(france@unusual-web.com)で受け付けています!

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