ポーレックスの「セラミックコーヒーミル」の特徴(長所と短所)と「ミニ」との違い、3年以上使ってみての感想をまとめます。
ポーレックスのコーヒーミルをこれから買おうとしている人、買おうかどうか迷っている人の参考になると思います。
買う前はかなり迷っていた
このコーヒーミルを買う前は、買うかどうかかなり迷っていた。
値段が高いと感じていたのと、「ポーレックス セラミックコーヒーミル」と「ポーレックス セラミックコーヒーミル ミニ」のどちらにするか決めかねていたからだ。
結局、値段は気にしないことにして、「ポーレックス セラミックコーヒーミル(大きい方)」を買った。
「コーヒーミル」と「コーヒーミル ミニ」の一番の違いは、一度に挽けるコーヒー豆の量。
「コーヒーミル」のほうが少しだけ多い。
そして買ってから3年以上ほぼ毎日のように使っているのだけれど、一応「おすすめ」だと思っている。
ただ、それはあくまでもポーレックスのコーヒーミルに満足しているというだけの話で、別に他のコーヒーミルと比較をしたわけではない。
特に気に入っているのは、ハンドルを外せばかなりコンパクトになるところ。
(世界一周旅行にも持っていった→世界一周に持ってきたコーヒーグッズ9つと、旅中のコーヒーの淹れ方)
「ポーレックス セラミックコーヒーミル」と「ポーレックス セラミックコーヒーミル ミニ」の違い
すでに何度か書いているが、ポーレックスのコーヒーミルには「ポーレックス セラミックコーヒーミル」と「ポーレックス セラミックコーヒーミル ミニ」の2種類ある。
【「コーヒーミル」と「コーヒーミル ミニ」の違い】
- Amazonでの価格は同じくらい(6900円程度)
- ハンドルホルダー兼滑り止めのゴムバンドは「ポーレックス セラミックコーヒーミル ミニ」にしか付属していない。
- 容量(一度に挽けるコーヒー豆の量)は、「ポーレックス セラミックコーヒーミル」が30g(約3人分)「ポーレックス セラミックコーヒーミル ミニ」が20g(約2人分)
- 「ポーレックス セラミックコーヒーミル」と「ポーレックス セラミックコーヒーミル ミニ」のサイズ(高さ)の差は5cmくらい。
- 重さの違いは40gくらい
ポーレックス セラミックコーヒーミルの特徴(長所と短所)
僕が持っているのは「ポーレックス セラミックコーヒーミル」なので、そちらの長所と短所。
長所
- 洗練されたデザイン
- ハンドルを外すとコンパクトで場所を取らない。持ち運びに便利
- 豆を挽く荒さを調節できる。プロではないのでこれで十分満足
- 洗いたいときは分解洗浄できる
- 1人、2人分を挽くのにはぴったりの容量
- 筒状の形状なので、挽いたコーヒー粉を粉受けからドリッパー(フィルター)にセットするのが楽。こぼしようがない
- 刃の切れ味が落ちない
- 使い続けているうちに表面に傷がついたりして味が出てきた
短所
- 手で握るところに滑り止めバンドがついていないので、滑るときがある(ミニには付属している。)
→Amazonで別売りのバンドが売っている:ポーレックス(PORLEX)コーヒーミル専用 ハンドルホルダー
楽天市場はこちら:PORLEX(ポーレックス)CERAMIC COFFEE MILL用 ゴムバンド (セラミックコーヒーミル用 ゴムバンド) - ハンドルを付けたままで立てておくと不安定
→あまりそういう場面はない - 豆を入れるところが狭くてこぼしやすい
→慣れor手でこぼれないようにしながら入れればOK - 豆によっては粉が底に残りやすい(特に、深煎りで油分の多い豆の場合)
→コンコンとやるか、箸とティッシュで拭き取れば問題ない - 一度に挽ける量が限られている
→人が家に来た時など、困るシチュエーションは限られているので我慢できる。そのかわりにコンパクトなので別に良い - すこし値段が高い(安いコーヒーミルだと2000円程度で買える。アマゾンなら類似品が1500円くらいで売られている。)
- 挽き方の調節にコツがいる
→ねじを一番きつく締めたところから何回緩めるか、という回数で調節する。(Amazonレビューなどで丁寧に書いてくれている人がいるので、参考にしながら、そのとき挽く豆と淹れ方に合わせて自分で探る。この「探る作業」がけっこう楽しい。)
本体シャフトが摩耗
使いはじめて1年半くらい経ったときに、本体シャフト(ハンドルをはめる突起部分)が摩耗してしまい、豆を挽いているときにハンドルが頻繁に外れてしまう状況になってしまいました。
ジャパンポーレックスに問い合わせたところ、シャフトよりもハンドルの穴が摩耗するように設計されているらしいので、僕のハンドルの回し方が悪いのかもしれません。
正しい回し方についても教えていただいたので共有しておきます。
「シャフトの根本までしっかりとハンドルを入れ、できるだけ地面と水平に、1秒に1回転の速度でゆっくりと回す」
だそうです。たしかにシャフトの根本までハンドルを入れてないときがあったかもしれません。。
もっと大事に使います。
新型のミルはここが改良されているように見えますが、確認していないので不明です。
ちなみに、ハンドルはひとつ730円(送料、消費税込)で販売しているそうです。
さいごに
ぱっと見、短所の方が多く出てしまった。
ただこれらは全て妥協できることであって、総合的には「おすすめ」だと思っている。
長所は「ミニ」にも言えることだと思うので、本当にサイズと容量だけの違いだと思う。
10gの差が気にならなければ、ハンドルホルダーが付属している「ミニ」のほうが良いかも。
ポーレックスのコーヒーミルは他の形の手動コーヒーミルと比べても、分解洗浄できる点やデザインがスタイリッシュな点で上回っているのではないだろうか。(値段も上回っているが。)
アメリカのAmazonでも「Porlex Stainless Steel Coffee Grinder」という名前で66ドルで売っていて、評価も高い。
国産の商品が海外で高い評価を得ているのは誇らしい。
ポーレックス以外なら、パール金属のものも良いなと思う。
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