2年4ヶ月の夫婦世界一周旅行を終えたので、使っていたバックパックの容量や重さ、バックパックカバーなどについて書きました。
これから長期で海外旅行に行く人の参考になればと思います。
▼世界一周のサブバッグについてはこちら

私たちが使っていたバックパックの容量と、荷物の重さ
容量
【使っていたバックパックの容量】
- わたし(女性)……60リットル
- 夫……80リットル(普段は60リットルだが、プラス20リットルまで入る)
重さ
【背負っていたバックパックの重さ】
- わたし(女性)……軽いときで13kg、重いときで16kg
- 夫……軽いときで15kg、重いときで21kg
都市移動のときは、後ろにバックパック、前にサブバッグを抱えて歩いていました。
サブバッグにはカメラやパソコン、水などを入れていて、5kgくらいの重さがあったので、前後(サブバッグとバックパック)合わせて18~21kg(夫は20~26kg)くらいでした。
これは女性にしてはけっこう重い方だと思います。
私たちはかなりの節約旅だったので、物価の安い国でストック品(コンタクト洗浄液など)を買いだめしたり、自炊用の食品を持ち歩いていたのが重さの要因だったと思います。
また、旅の最後の方は途中で買った古着のコートや船旅で使ったハンモック、貸してもらったテントなどが増えて特に重くなっていました。

バックパックを買うなら!おすすめの容量と、入れる荷物の重さ(女性向け)
容量
わたしがおすすめする女性のバックパックの容量は、45~60リットルです。
持っていきたいものを何も考えずに持っていこうとすると、どこまでも荷物が多くなってしまうと思うので、日本人女性の体の大きさで限度を考えて60リットル前後が妥当だと思いました。
海外の女性バックパッカーは、平気で80リットルのバックパックを背負っていたりもしますが、比較的小柄な日本人にとって80リットルは大きすぎると思います。
30リットルくらいで荷物まとめられる人もいますが、荷物を減らすのはなかなか難しいし、それなりにお金もかかります(荷物が少ない人は小さいものをこまめに買ったり、足りないものはその都度買う方式なので、海外に行ってからお金がかかる)。
重さ
バックパックに入れる荷物の重さは、女性の場合10kg前後まで(サブバッグ込みで15kg前後)がいいと思います。
10kgでも長距離や坂道を歩くとかなり疲れますが、女性が自分ひとりで自由に扱えるのはそのくらいの重さだと思います。
背負っているときはそこまで重さを感じなくても、それを腕の力だけで持ち上げたり降ろしたりするときに、自分が思うより体に負担がかかります。
その重さを持って片手で持ち上げることができるか、肩の上くらいまで持ち上げることができるか、地面に置いているバッグを背負うときに腰に過度の負担はないかなどを考えて限度を決めるといいと思います。
わたしは、15kg以上のバックパックは自分ひとりの力では自由に扱いきれないシーンが多かったので反省しています。
例えば、車や電車の荷台に荷物を乗せたり降ろしたりするとき、宿探しなどで長距離を歩くときに、15kgはわたしにはちょっと重すぎる、と思いました。
そういうときは必ずといっていいほど優しい誰かが助けてくれたし、夫と二人旅だからなんとかなっていたものの、一人でなんとかできない状況があるというのはかなり不便だし、いざとなったときにすばやく行動できないといった危険もあると思います。
わたしは、次回は重くても12kgくらいまでには抑えたいと思っています。
私たちが使っていたバックパック
私たちが長期旅行で使っていたバックパックを紹介します。
わたしが使っていたのは、HAGLOFS(ホグロフス) OXO Q60という女性用60Lのバックパックです。
ヤフオクで中古を1万円ちょっとでゲットして喜んでいたのですが、長く背負っていると体のいろんな所が痛くなるし重く感じたので、体に合わなかったのだと思います。
バックパックを買うときは、たとえネットで買うときも必ず店舗で実物を背負い、店員さんに相談してから購入するといいと思います。
また、このバックパックは1年半くらい経ったときに背骨部分の金属がズレたり、肩紐がちぎれてきたりしたので、長期旅行の場合は中古で購入することはおすすめしません。
夫は、MILLET(ミレー)のMARKHAM(マーカム)60+20を使っていました。
普段は60Lですが、上の巾着のあたりが伸びて80Lまで入れられるので便利です。
原宿のミレーショップで背負ってみてから、Amazonで購入しました。
余談ですが、ポルトガルにいるときに突然このミレーのバックパックのハーネス部分がちぎれてしまったので、ミレーオンラインストアのカスタマーサービスに連絡したら、Amazonでの購入でも保証対象ということで、年末年始にもかかわらず5日ほどで新型のハーネスを送ってくれました。
バックパックがまだ新しいのに壊れた場合は、メーカーに連絡するといいと思います。
バックパックカバー(レインカバー)は必要か
わたしのバックパックにはバックパックカバー(レインカバー)が付属されていましたが、夫のバックパックには付属されていませんでした。
必需品ではないだろうと思ってそのまま日本を出発しましたが、やはり途中で必要だと思い、タイで200バーツほどで購入しました。
雨のときにバッグが濡れるのを防ぐのはもちろん、とにかくバスにたくさん乗るので、荷物置きにバックパックを置く際、引きずったり重ねたり汚れたりするときに守ってくれました。少しは防犯にもなっていたかも。
カバーを付けずに2年旅をしていたら、すぐにバックパックが破けたり泥だらけになってダメになっていたと思います。
移動時には常にカバーを被せていましたが、airbnbやカウチサーフィンで人の家に行くときは、汚いと申し訳ないので外していました。
その後、ちぎれそうなカバーのベルトを何度も縫いなおしたり、破けてしまったところに布を当てたり(メキシコ サンクリの日本人宿アレグレのオーナーがやってくれました!)しながら、最後まで使いました。
▼いい味を出しているバックパックカバー
▼サイズが大きめで、ちょっとゴミ袋みたいなカバー
バックパックかキャリーバッグ(スーツケース)か
長期旅行に出るバックパッカーは、バックパックにするかキャリーバッグにするか迷う人もいると思います。
日本人バックパッカーの中には、キャリーバックを持っている人もたまにいますが、外国人バックパッカーはほとんどがバックパックです。
どちらにもメリットとデメリットがあり、どちらを選ぶのかはその人次第です。
バックパックのメリット・デメリット
◯ 両手があく
◯ 歩きやすい
◯ 階段や地面が悪くても関係ない
✕ 重いとツライ
✕ パッキングしにくい
✕ 中の物が潰れやすい
✕ ほとんどが登山用に作られている
✕ 防犯対策がしにくい
✕ 自立しにくい
ちなみに、私たちはバックパック派です。
メリット・デメリットを考えるより先に、「バックパッカーはバックパックを背負っている姿のほうがかっこいい」と思っているからです。
余談ですが、モロッコで一人旅をしている70代の日本人女性もバックパックを背負っていて、負けていられないなと思いました。
キャリーバッグのメリット・デメリット
◯ パッキングしやすい
◯ 中の物が潰れない
◯ 旅行用に作られている
◯ 防犯対策がしやすい
◯ 自立する
✕ 見た目がバックパッカーらしくない
✕ 片手が塞がる
✕ 歩きにくい
✕ 階段や地面が悪いと引きずりにくい
2WAY:人気のオスプレイのソージョン
バックパックが人とかぶることはあまりありませんが、日本人旅人で5人くらい持っている人を見たのは、オスプレイのソージョンです。
このタイプは、基本はキャリーバッグで、リュックとしても使える2WAYです。
サイズは60リットルの人が多かったと思います。
▼レインカバーは付属していないので、別途買う必要あり
タイヤが大きめで丈夫なところ、単体で自立するところ、重さをあまり気にせずたくさん詰め込めるところは便利そうでした。
これを持っている友人2人はリュックにして持ったことは一度もないと言っていて、もう1人はインドでだけリュックにしたと言っていました。
次の旅に持っていきたいバックパック
今回の世界一周で使ったホグロフスのバックパックがボロボロで使えなくなってしまったので、次に買いたいバックパックを載せてみます。
ネットでいろいろ見てから店舗に行って、実際に背負ってみてから(ネットの方が安ければネットで)購入する予定です。
前回ヤフオクで買って自分の体に合わないという失敗をしたので慎重に……。
グレゴリー
グレゴリーは、派手ではないけれど安定してどの商品もかっこいい。
ノースフェイス
ノースフェイスもかっこいい!
カラーが他のブランドと違ってユニークなのが好きです。
バックパック以外のタウンユースの商品も好き。
オスプレイ
オスプレイは外国人で持っている人が多い印象。
特に気になるブランドではなかったのに、人が使っていると良く見えてくる不思議。
カリマー
カリマーはロゴが可愛くて好きです。
デザインもシンプルで使いやすそう。
ケシュア
外国人で使っている人が多かったのが「Quechua(ケシュア) 」というブランド。
日本ではほとんど無名?ですが、フランスのブランドみたいです。
これが安い上に品質がいいようで、全身ケシュアで揃えている人もいるくらい、本当に多くの欧米人が使っていました。
日本に店舗ができないかな~?
さいごに
わたしも世界一周に行く前に気になっていたバックパックについての情報を書きました。
参考になれば嬉しいです。
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