【2017 新疆ウイグル自治区⑦ カシュガル~東京】一時帰国①

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メイです。

現在地はコロンビアの首都ボゴタです。
友達の友達でお家に泊まらせてもらっているのですが、一緒にスーパーまで行ってくれたり、夜ご飯を出してくれたり……。
見ず知らずの人になんでこんなに優しくしてくれるんだろう、自分は人にこんなに優しくできるのだろうか、と頭を抱えます。

優しい人にはなれないかもしれないけど、親切な人にはなりたいな。

世界旅行記、2017年6月の中国編です。
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一時帰国する

2017/6/7 中国新疆ウイグル自治区 カシュガル~(重慶)~成都

朝ごはんを食べていたら、のりさんがメロンを分けてくれた。
のりさんはトルファンからこのメロン2つを持って移動してきたらしい。おもしろ笑

のりさん、いい人だったなぁ。
物事に動じなくて、旅に何かネタを求めているわけでもなく、自分の旅をしている人だった。
そして、私たちの旅のペースと似ている気がして、一緒にいてすごく楽だった。

一時帰国前最後の出会いが良い出会いでよかった!

そう、私たちは一時帰国する。

この宿を出たあと飛行機に乗り、ウルムチで乗り換えて成都に向かい、さらに乗り換えて関空に着いたら、難波までヒッチハイクし、夜行バスで池袋に行き、そこからシュンの実家まで約8km歩いて向かうという計画だ。
到着は2日後の予定。

一時帰国の目的は、出発前から決まっていた友人の結婚式へ参加することだけれど、
他にもクレジットカードの保険適用期間をリセットしたり、銀行のネット口座開設、保険金請求の手続き、カメラ修理、イランビザ取得などいろいろとやることがある。

スタートから8か月で一時帰国。
早かったなぁ。

一時帰国だけれど、旅が一旦中断するとなると少し寂しくなる。
最後のヒッチハイク~徒歩の流れは、日本に帰っても旅っぽいことをしたいというささやかな欲求の表れかもしれない。

最後の一悶着

宿をチェックアウト。

広場では無差別に身分証チェックが行われている。
わたしもジロジロ見ていたら、パスポートの提示を求められた。

▼モスク

▼地下街に入るにも荷物検査あり

▼日陰でたむろうウイグル人のおじさんたち

バスに乗る前に昼ごはんを軽く食べよう。

比較的安そうなお店でポロ(抓飯)を注文。
メニュー表の一番上の「肉抓飯17/7」の「7元」の部分をジャンプしながら必死に指差して注文。
それとラグマンも。
なんかいまいち通じてないけど。

▼一番上の肉抓飯。17元バージョンと7元バージョンがある模様。

すると、肉が乗ったポロと、肉が乗ってないポロが来た。
1つを返しに行き、ラグマンはないらしいのでポロ1つで済ますことにした。

量は少ないけど、7元にしては大きい肉が乗っているから店のオヤジに確認してみよう。

これは本当に7元か、17元のではないか、何度もボディランケージと電卓で確認する。
でもうまく伝わらない。

普通ならこんなこと、言葉が伝わらなくたってすぐ意思疎通できるのに、なんでこのオヤジにはこんな簡単なことが伝わらないのか。

らちが明かず面倒になって、7元でしょ、7元なのね、7元しか払いませんよ~、とむりやり終わらせて食べた。

味は、ちょっと意外だった。
米はパエリアみたいな感じで、味は甘い。
羊肉がどんと乗っていて、それほど臭みはない。

会計時、7元ぴったり用意してオヤジに渡しに行く。
文句ないだろ、あれだけ7元って確認したもんな、と言う顔でわたしが去ろうとすると、オヤジが後ろからなんか言ってくる。

まさか、あれだけ確認したのに17元とか言うんじゃないよね。

そのまさか。
それからは言い合い。

あっちは中国語、こっちは日本語でわーわー言い合う。
電卓を使って抗議するけど、全然伝わらない。

オヤジはなかなか引き下がらないし、こっちはあまり時間がない。

オヤジも完全に悪いけど、完璧に伝わってなかったのに食べた私たちも悪いし、量も7元にしては豪華だなと思ってたから、悔しいけれどここは払うことにした。

最初渡した7元に、20元をプラスして10元のお釣りをもらおうとした。
そしたらなんと3元しか戻ってこなかった。

うそでしょ。
これに関しては猛抗議。
明らかにお釣りを間違えてるくせに、またも引き下がらないオヤジ。

食べ終わったお皿をアピールして、オヤジは勘違いに気づいたのか、無事10元返ってきた。

この人は詐欺師なのか、それともアホな頑固オヤジなのか。
おそらく後者だけれど、こういうときってやっぱり自分たちにも必ず過失があるんだな。
ちゃんと確認できないなら、やめればよかったわけだから。

最後の最後に一悶着、完全に気が緩んでいた……。

まずはウルムチまで

バスに乗って空港へ(1元)。
中国はバスが安くてきれいでいい。

こじんまりとしたカシュガル空港。
空港の入り口で荷物チェックがあり、そこでさっそく水を取られてしまった。厳しい。

チェックイン後の荷物検査で引っかかって、3回やり直し。
ヘアアイロンと、古いスマホと、ゴープロ。

次、身体チェック。
靴、ベルト、機械類を出して、全身くまなく探知機を密着させてこすり、おさわりチェック。

シュンはくすぐったいのが苦手で、クネクネしていた。
そして股間で何度もピピっと鳴っていて(たぶんチャック)笑った。

国内線だっていうのにかなり念入りだ。
やっぱりここは新疆ウイグル自治区。

飛行機はだいたい時間通りに飛んだ。
機内では、飲み物の他にクッキーとビーフがアルミパックしてある軽食(猫のエサみたいだけどおいしい)が出た。

ウルムチから成都まで、のはずが

ウルムチで一度飛行機を降り、再搭乗カードみたいなものを受け取って、20分後くらいにまた搭乗。
同じ機、同じスタッフで席もさっきと同じだった。

今度はちゃんとした機内食が出た。
メインの他に、パンとドライフルーツと、さらに温かいマフィンまで。
すごいボリュームだ。

▼モニターがタブレットになっていて取り外せるが、言語を中国語から変更できない

寝ていると、なにか様子がおかしい、とシュンが言う。
街が見えたのにいつまでたっても着陸しないし、よく考えれば2時間も遅れている。

アナウンスでざわついた。
どうやら成都ではなく、重慶に着陸するらしい。
なんじゃそら、天気のせいか?

乗客はざわついたまま重慶に着陸し、そのまま席で待機させられた。

CAさんに状況を聞くと、英語を話せる乗客を連れてきてくれ、「成都の天気が悪かったので重慶に着陸したが、操縦士がカシュガルから通しで操縦していて疲れているので (勤務時間の規定とかがあるのかな?)別の操縦士が来るまでこのまま待つことになる。」と教えてくれた。

明日、成都から関空に行く便を取っていることを伝えると、それは問題ないということだった。
それならいいけど、そんなことよりお腹減った。

少し待って天気が良くなったらまた離陸するんだろうと思ったけれど、結局数十分後に全員飛行機から降ろされてしまった。

待合室のベンチに座っていると、空港の職員が出てきてなにやら説明を始めた。
円になってみんな聞く。
ざわつく。

英語ペラペラの人が教えてくれた。
「今日はもう飛ばない。近くのホテルに泊まって、 明日朝早くの便で成都に戻る。」

わーお、こんなの初めて。

同じ飛行機に乗っていた大学生たちは明日試験があるらしく、猛抗議。
ブチ切れている人もいた。

私たちは別にいいけど、用があった人は大変だ。

預け荷物を取りに行って、あてがわれたバスに乗ってどこかのホテルに向かった。

部屋はとても広かった。
リビングと寝室が分かれているホテルなんて、何年か前にバンコクで奮発したときだけだな。

なんだかんだで時間はもう夜中3時を過ぎている。

ホテルのスタッフに明日の予定を聞くと、7時半に朝ごはん、8時にバス集合だと教えてくれた。

わーい朝ごはん付きだ!

眠りについたのは4時。
3時間も寝れないな。

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