2016年10月~2019年2月の世界旅行記、出発編です。
各国の旅行記、コラム、情報のもくじはこちら(世界一周)から。
世界一周旅行出発!
シュンです。
2016年8月31日に退職し、9月中旬に航空券を予約、そして10月4日に羽田発。
字面を見るといい流れだ。
のんびり体と心を整えながら準備して、満を持して出発する。
良い予定だった。
が、しかし。時間があればだらけてしまうのが人情である。
持ち物の準備や引き払う家の片付け、税金・年金・健康保険その他の様々な手続き、それらの合間を縫っての友人との飲みやブログ更新などなど…
暇なようで暇じゃない1か月だった。
時間があるがゆえ持ち物にこだわってしまったり、ソファに座って録り溜めた映画を観すぎたり、のんびり時間を使いすぎてしまった。
それでも、思い返せばとても充実した1か月だったし、同じ状況、同じ心境で過ごす1か月は今後の人生では絶対にないだろう。
そう考えると良い1か月だったと思う。
ところで、今回の旅は僕の人生における大きな目標の一つだった。
いつかは分からないけれど、ふと気づいたときから”旅”に惹きつけられていて、小中学校(どちらか忘れた) の卒業アルバムの「100万円あったら何に使う?」のコーナーでは「旅に出る」と書いていたと思う。
小学校のときに祖父に連れて行かれた「ポンペイ展」で歴史に興味を持った。
初めての一人旅は、中学3年のときの奈良。
高校は世界史選択で、大学では史学科に入った。
初めての海外一人旅は、大学1年のときのフランスとイタリア(もちろん念願のポンペイも)。
大学時代にはその後何度か海外旅行に行き、会社に入ってからもゴールデンウィークとシルバーウィークに2週間くらいずつ休みを取って海外旅行に行った。
そんな中で、いつしか「期限のない旅(世界一周)に行きたいな」と思うのは、自然な流れだった。
そして今回、やっと長期旅行に行く機会ができた。
今回の旅は、人に言うときに分かりやすく「世界一周」と言っているけれど、実際に世界を一周するかは分からないし、一周することが目的でもない。
そもそも、何を以て一周?というのもあるし。
有名な都市を訪れながらぐるっと一周することにはこだわらず、行きたいと思ったところに行って居心地がいいと思ったところに長くいるようなスタイルで旅をしたい。
衣食住の文化や歴史に興味があるので、日々新しいことを発見して学ぶのが楽しみだ。
全く予定を立てていないので、1週間後、1か月後に自分たちがどこで何をしているか考えるだけでワクワクする。
——————————————————————–
裏テーマ
メイです。
以前からシュンは「長期で旅に行く」と言っていた。
わたしはというと、旅?行く行く!という感じで、一緒に行くことに迷いはなかった。
わたし自身、これまで10カ国以上は旅行をしていて、旅行は大好き。
でも、シュンの旅への思いはもっと深いところにあるのも知っていた。
わたしだって、せっかく行くのならたくさんのことを学びたい。
自分なりの裏テーマもあるし、これからの毎日、楽しみなことしかない。
今さら”自分探し”なんていう陳腐な言葉を使うのは恥ずかしいけれど、それでも何かが変わるんじゃないかと少しだけ期待している。
Comments