私たちは、長期旅行(世界一周)中の2018年9月~2019年2月に南米を旅していました。
そのときによく使っていて便利だったアプリやサービス、サイトを紹介します。
南米各国の長距離バス検索予約サイトや市内交通、宿泊予約など、これから南米旅行をする人の役に立つと思います。
南米だけでなくどこでも頻繁に使っていたアプリはこちら(世界一周中によく使っているアプリ)の記事で紹介しています。
長距離バス・飛行機・移動
1.Rome2rio
Rome2rioは、国や地域・交通機関に関係なく「行き方」を検索できるサービスです。
イメージとしては、GoogleMapのルート検索を旅向け(中長距離)に最適化したような感じ。
例えば、ブラジルのサンパウロからボリビアのラパスまでを検索してみると
・バス$13~35、2日と1時間
・バスと電車$72~163、2日と5時間
というような検索結果が出てきます。
詳細情報を見ると、バス会社の公式ページへのリンクが貼られていることもあります。
料金や所要時間は情報が古かったりして当てにならないことも多いので注意が必要ですが、情報が少ないときやとりあえず調べておきたいときには重宝するサイトです。
2.Pinbus
Pinbusはコロンビアの長距離バス検索・予約サイトです。
けっこう使いやすくて良かったです。
一応他の国のバスも検索できますが、他の国にもそれぞれのサイトがあります(下に書いています)。
ちなみに、コロンビアでは各都市のバスターミナルの公式ホームページに、全バス会社の行き先、料金、時間などの情報が載っています。
Pinbusの使い方はこの記事↓に書いてあります。

3.redBus
redBusはペルーの長距離バス検索・予約サイトです。
ペルーの他、インドやマレーシア、コロンビアなどでもサービスを提供しています。
サイトが見やすいし、バスに乗る場所と降りる(降ろされる)場所がきちんと書いてあるので分かりやすいです。
また、支払い通貨をUSドル建てにすると、PayPalを使うことができます。
redBusの使い方はこの記事↓に書いてあります。

4.Tickets Bolivia
Tickets Boliviaはボリビアの長距離バス・鉄道の検索・予約サイトです。
PinBusやredBusはコロンビアとペルーの大抵のバス会社をカバーしていますが、Tickets Boliviaでは安いバスが検索結果に出てこないことも多かったです。
また、ボリビアではバスチケットは直前に安くなったりするので、このサイトで調べていても実際はバスターミナルで買うことが多かったです。
5.BuscaOnibus
BuscaOnibusはブラジルの長距離バス検索サイトです。
このサイトでは、検索結果画面からいくつかの予約サイトに飛んで予約しなければいけないので、あくまでも検索用という感じです。
ブラジルではバスや飛行機のチケットをネットで買うときにCPF(ブラジルの個人番号のようなもの)が必要になる場合が多かったので、私たちは事前にネットで調べてからバスターミナルでチケットを買っていました。
6.ClickBus
ClickBusもBuscaOnibusと同じくブラジルの長距離バス検索・予約サイトです。
この2つのサイトを併用していました。
7.HitchWiki
HitchWikiはヒッチハイク情報サイトです。
私たちは今回南米ではヒッチハイクはしていないのですが、他の国ではHitchWikiを参考にしていました。
バス代の高いチリやアルゼンチン(パタゴニア)ではヒッチハイクしている人も多いようなので、参考になるかもしれません。
HitchWikiでは都市ごとに情報がまとまっていて、方面別のヒッチハイクに適した場所、その場所までの行き方、スケッチブックへの行き先の書き方(英語か現地語か、または略称か)などかなり参考になります。
8.Skyscanner(スカイスキャナー)
スカイスキャナーは定番の航空券検索サイトです。
日本語で利用できますが、海外発着の便を探す場合は「国」を「日本」から「発着の国」(例えばブラジルなら「国」を「ブラジル」)に変更すると、より安い航空券が出てくることがあります。
これは日本向け(日本語向け?)の検索結果には出てこない予約サイトが、「国」を変えると出てくるからです(同じ予約サイトでも言語が変わると料金が変わることがある)。
そのため、その予約サイトは日本語や英語に対応していないことがあるので注意が必要です。
市内(近距離)移動
9.Moovit
Moovitはナビゲーションアプリ(Android/iOS/PC)です。
各国の首都など大都市で市バスに乗るときに重宝しました。
私たちはAirbnbで住宅街に泊まることが多かったので、市バスを乗りこなすことがかなり重要でした。
南米では治安を気にして全てタクシー移動の人もいると思いますが、個人的には市バスはどこの国も安全だったと思います。
ボゴタやキト、サンパウロの市バスにはGoogleMapのルート検索が対応していたのであまり使わなかったのですが、リマではMoovitのおかげで市バスを自由自在に乗り回すことができました。
スマホ版のアプリをとって現地のSIMカードと合わせて使うのがおすすめです。
10.Uber
Uberはタクシー配車サービスです。
日本ではUberは高いイメージがありますが、南米ではかなり安いです。
大体の場合流しより安いし、クレジットカードで支払える(事後決済)し、誘拐や恐喝、ボッタクリ被害にあう確率が低いという意味でも利用価値が高いです。
コロンビアでは夜にバスターミナルに行くときなどによく使いました。乗車5~10分程度で1,2ドルくらいだったので気軽に使えて良かったです。
ちなみに、ラテンアメリカ(スペイン語圏)ではUberは「ウーバー」ではなく「ウーベル」です。
11.99
99はブラジルのタクシー配車サービスです。
ブラジルではUberよりすこし安いことが多かったです。
登録にはブラジルの電話番号が必要です。
ホテル・安宿・宿泊
12.Booking.com

言わずと知れた定番のホテル検索サービスです。
Booking.comには利用者同士でも新規登録者でも使える友達紹介特典があり、紹介リンクを送った人と予約した人の双方が2000円もらえます(各10回まで)。
13.HostelWorld
HostelWorldはアイルランドに本拠を構えるホステル予約サイトです。
ヨーロッパの安宿に強い印象ですが、南米でもときどきBooking.comより安い宿が見つかります。
14.Airbnb

Airbnbは民泊サービスです。
Airbnbで現地の人の家に泊まればホテルや安宿とはちょっと違う宿泊体験ができます。
南米ではホステルより安く個室(ダブルルーム)が見つかることが多かったのと、楽しい体験が多かったこと、泥棒宿や宿内での盗難リスクの回避などの理由で、ほとんどAirbnbで泊まっていました。
ホストと一緒に出かけたり、料理をしたりお酒を飲んだり、広いキッチンで自炊三昧で過ごしたり、楽しいことが多かったです。
逆にブラジルで泊まった3軒(合計1か月ちょっと)では、3軒すべてでホストとちょっとした揉めごとがありました。
家なので宿よりも気を遣うことは多いのですが、大半は快適に過ごせるので楽しいと思います。
15.iOverlander
iOverlanderはキャンプ場を探すことができるサービスです。
私たちは使っていなかったのですが、途中で知って便利だなと思ったので載せておきます。
16.Sleeping in Airports
Sleeping in Airportsは世界の「空港で寝るための情報」を掲載しているサイトです。
各空港のベンチの寝やすさやwifi、電源、トイレ、シャワー、コインロッカーの有無などを確認できます。
また、寝場所のアドバイスやレビューもあって充実しています(ほとんど情報がないところもあります)。
飛行機が深夜・早朝便の場合、乗り継ぎ時間が長い場合、宿代を浮かせたい場合などに空港で寝たいときに便利です。
17.CouchSurfing
CouchSurfingは無料でホームステイ先を探せるサービスです。
泊まりたい場所でホストを探し、宿泊のリクエストを送って承諾されれば受け入れてもらえます。
無料なので、泊めてもらうお礼にお土産を持っていったり、夕飯を作って一緒に食べるなど、Airbnbよりもホストとの交流が生まれやすい環境だと思います。
語学の練習にもなるし、友だちが増えるので楽しかったです。
私たちはホストに恵まれていて、毎回良い思い出ができています。
その他情報・便利系
18.Wikitravel
WikitravelはWikipediaの旅行版のようなサイトです。
ビザや国境、交通手段、観光地、名物料理など何でも載っているので、これから行く国の情報を仕入れるのに便利です。
日本語版もありますが、情報量が圧倒的に多い英語版がおすすめです。
19.Prepaid Data SIM Card Wiki
Prepaid Data SIM Card Wikiは世界各国のSIMカードについて、通信会社ごとの料金を掲載しているサイトです。
このサイトで事前に確認しておけば、どの通信会社のプランが自分に適しているかをあらかじめ知っておけるので、現地の売店や携帯ショップでSIMカードを買う際にあれこれ考えずに済みます。
20.英西辞書アプリ
南米のほとんど国は公用語がスペイン語で、ローカル感が強い場所であればあるほど英語が通じません。
スペイン語が喋れなくても、いくつかの単語さえ分かれば大分旅がしやすくなります。
Google翻訳のオフラインパックの他に、英西(英語/スペイン語)辞書アプリをひとつ入れておくと便利だと思います。
おすすめは、BravololのSpanish Dictionary。無料でオフラインで使えます。
南米旅中は毎日使っていました。
21.PayPal
PayPal(ペイパル)はオンライン決済サービスです。
事前にクレジットカードを登録しておき、なにかの決済時にPayPal払いを選択すると、PayPal経由で登録しているクレジットカードに請求があがるというシステムです。
海外のサイトでチケットを買うときに、ときどき日本のクレジットカード(特にJCB)が使えないことがあるのですが、そういうときにPayPalを使います。
また、初めて利用するサイトでもクレジットカードの情報を渡さずに決済ができるので、カード情報を入力する手間が省けるのと、セキュリティ対策という意味でも利点があります。
登録・利用は無料なので登録しておくことをおすすめします。
さいごに
最近は旅関係でもどんどん新しい便利なサービスが生まれているので、色々探して使ってみると、旅がより快適に、楽しくなると思います。
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