【2017 バルカン半島④ オフリド~ベラト】ヒッチハイク…?でアルバニアへ

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シュンです。

世界旅行記、2017年11~12月のバルカン半島(マケドニア・アルバニア)夫一人旅編です。
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    オフリド~ストゥルガ、国境へ

    2017/11/27 マケドニア オフリド~アルバニア ベラト

    今日はオフリドを出て、アルバニアのベラトに向かう。久しぶりにヒッチハイクで行く予定。
    車だと3時間くらいで着くみたいだから、特に問題はないだろう。
    昨日仕入れた情報によれば、ここから割と近くのストゥルガという街を経由して行くと良さそう。

    それにしても、今日はなんか雨が降ってるんだよな。
    最近あんなに天気良かったのに、なんで今日に限ってこんなに雨降ってんだ。すごく寒そう。

    フィリップ「シュン、最高のヒッチハイク日和だな」
    「F××K」

    支度をして、11時過ぎにチェックアウトして出発。

    大通りに出るとバス停があった。ここからバスに乗れば、ヒッチハイクじゃなくてもストゥルガまでは行けそう。
    良さそうな交差点まで歩いて、ヒッチハイク開始。けっこう反応はしてもらえるが、なかなか止まってくれる人はいない。

    今日は天気が悪い上に、かなり寒い。
    明らかにヒッチハイクには向いていない日だが、オフリドからベラトに直接行くバスはないとか高いという情報を見ていたので(一度ティラーナに出るのが楽らしい。というか正直あまり詳しく調べてはいない…)、今日はなんとなくヒッチハイクと決めていた。

    その後も続けていると、30分経ったところでミニバスが来た。ミニバスは道沿いどこでも乗り降りできるらしい。
    料金は40ディナール。乗るよね。目的はヒッチハイクをすることではなくて、ベラトに行くことだし。たった30分で親指凍りそうだったし。

    12:30頃、ストゥルガに到着した。

    いやーもう本当に寒いからバスを探そう。と思い、地図で見つけたバスターミナルまで15分ほど歩く。
    街の外れにあったバスターミナル(?)はほとんど人がいない広場みたいところだった。

    タクシー運転手のおっちゃんにどこに行くのか聞かれ、ベラトに行くと答える。
    ここからベラトに行くバスはない、ティラーナ行きならある、国境を越えた向こう側からならベラト行きのバスがある、と教えてくれた。

    国境の向こうまで10ユーロで乗せてやると言われたが、ちょっと高いなと思って断り、来た道を戻り、良さそうな場所を見つけてヒッチハイクを再開する。

    雨が降ってきた。
    しばらく立っているとタクシーが止まってくれたので、とりあえず手持ちのマケドニア・ディナール全財産の200ディナール(約420円)を見せると、それで国境まで行ってくれることになった。

    おっちゃんは親切で、国境を越えたらバスがあるからそれに乗れ、と教えてくれた。

    マケドニア側の国境で下車。
    ここの国境は高速道路の入口みたいに車道しかなかったので、車の後ろに徒歩で並ぶ。このタイプの国境の越え方は初めてだ。

    出国管理官はの陽気な人で、ピーナッツのお菓子をくれた。

    アルバニア入国、国境~エルバサン~チョロム~ベラト

    そのままアルバニアに入国、時刻は13:40。こっちも車の後ろに並ぶ。
    ベラトまでのバスのことを聞くと、すぐそこからタクシーに乗るか、バスに乗るなら2km先だよと教えてくれた。

    車が通る度に手を上げながら歩く。
    しばらく歩いていると乗用車が止まって、バス停まで乗せてくれた。

    1分くらいでバス停に着いたが、バス停というか、ガソリンスタンドとカフェ(ホテル)と駐車場があるだけの場所だった。
    ここからはベラトまで400アルバニア・レク(約400円)で行けると聞いたけど、本当にここにバスが来るのかな。

    というか今気がついた。現金(アルバニア・レク)持ってないな。
    カフェに入って近くにATMはないかと聞いてみるも、予想通りない。

    となると、ここで頼んで何かを両替してもらうくらいしか方法がないな…マケドニア・ディナールなら国境近くだから両替してくれたかもしれないけれど、さっき全部使っちゃったしな。
    セルビア(マケドニアの前にいた国)のディナールなら余ってるから一応聞いてみるか。

    「セルビアのディナールを両替してくれませんか?」
    「んーそれは無理だなあ」
    「ですよねえ…」

    じゃあやっぱりヒッチハイクかなあ。
    外に出て、駐車場に止まっている車に近くの街かATMに連れて行ってもらえないか聞いたり、通り沿いで手を上げてみたけれどなかなかうまくいかない。

    あ、思い出した。バックパックの下の方にしまってある過去の国の余った小銭入れにユーロ入ってるじゃん。
    探してみると、小銭だけど5ユーロ分あった。ユーロなら交換してくれるかも。

    カフェに戻り、「ユーロだから両替できないか」と聞いてみると、さすがにレートは悪いけれど両替してくれた。
    よかった。感謝。

    そしてついでに、ベラト行きのバスについて聞いてみる。
    「ベラト?バスは12時の1本しかないよ」
    「え?他は?」
    「ないと思う」
    「そうなの?でも400レクだよね?」
    「400レクだよ。でも今日はもうないから、ここからエルバサンってところに行けばそこから行けるよ」
    「分かりました。ありがとう」

    エルバサンか。地図で確認すると、こことベラトの間みたいだし、まずはそこを目指すか。
    再びヒッチハイク。さっきまで雨が止んでいたのに、いつのまにか吹雪いている。

    何台か止まってくれたけれど方向が違ったりして、そうこうしているうちにシェアタクシーが通りかかり、エルバサンまで400レクだということで乗ることにした。このとき14:20。

    エルバサンに着いたところでシェアタクシーのおっちゃんにベラトに行くにはどうすればいいかと聞くと、チョロム?という場所に行く別のシェアタクシーを紹介された。
    そこに行って乗り換えれば良い、チョロムまでは500レクだ、と。けっこう高いな。
    しかも今、現金はあと100レクしか持っていない。

    とりあえず、この時間からベラトに行くにはチョロムに行って乗り換えれば良いということは分かった。そしてチョロムに行くシェアタクシーも紹介してもらってる。でも現金が無いからATMに行きたい。

    チョロム行きのシェアタクシーのおっちゃんにそれを伝えるも、全然伝わらない。
    おっちゃん的には、チョロム行くんだろ?早く乗れって。みたいな感じ。

    あまりに通じなかったので、英語を喋れる人に電話をして通訳してくれた(あるある)。
    ATMに行きたいということがやっと伝わり、「そうだったのかあ」みたいになり、シェアタクシーは先に出発することになった。

    さっきここまで来た方のタクシーのおっちゃんが「バンク連れてってやる!」とタクシーに乗せてくれて、無事にATMで現金をおろすことができた。
    ああ、現金があるってすごく安心!

    言われたとおりさっきの場所に戻り、次のシェアタクシーを待って乗り込む。
    チョロムという場所は、エルバサンから続く幹線道路と、ティラーナ方面とベラト方面を結ぶ道が交差するあたりの街らしい。

    そしてチョロムに到着。
    もう日が暮れて真っ暗になってしまった。こんなはずじゃなかったのにな笑

    というかチョロムってここなのか?街じゃなくてただの幹線道路の分岐点だ。
    シェアタクシーの運ちゃんが「あっち側の道で待ってれば車来るから」と言っているので反対側を見ると、たしかにときどきシェアタクシーらしき車が止まっている。

    反対側のガソリンスタンドの中でベラトに行くシェアタクシーを待つ。
    ガソスタのおっちゃんが出てきたので、ベラトに行くと言うと、車が通るたびに代わりに聞いてくれた。

    しばらくしてベラト行きのシェアタクシーが来た。料金は300レク。
    おっちゃんにお礼を言って乗り込む。あーやっとベラトに着く。

    今日ヒッチハイクで2kmしか進んでないな笑

    車の中で隣に座っていた青年と少し喋った。
    アルバニアはイタリアと近いからイタリアのテレビを見ている人が多くて、けっこうみんなイタリア語を喋れる。英語よりイタリア語を喋る人のほうが多いらしい。

    唯一覚えていたイタリア語のフレーズ「イオ ソノ ジャポネーゼ(私は日本人です)」を言うと、車内が若干盛り上がった。パーフェクトだよ!みたいな。

    昔小学校低学年のときに、将来サッカー選手になってイタリアに行きたいからと近所の本屋でイタリア語の本を買ったことがあって、それの2ページ目くらいに載っていたやつ。

    公文英会話の勧誘も「僕はイタリアに行くので英語はいりません」とか言った記憶がある。
    バカだな、英語は必要だろ。

    そんなこんなでベラトに到着、18:30。
    もうすっかり暗くてよく見えないけど、川があって両サイドに山があって、箱根湯本みたい。

    歩いて宿まで行き、チェックイン。オーナーのおっちゃんがコーヒーを出してくれた。
    部屋はドミトリーだけど他の客がいないので独占状態。

    外に出てみたが、近くには何の店もない。
    市街地の方まで行くといくつかレストランがあったが、どれも観光客向けのピザ屋などで、けっこう高い。
    開いていた商店でサラミとパンとビールを買って、部屋に戻って食べて寝た。

    寒すぎる。

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