【2017 ネパール① ラクソウル~カトマンズ】左右からの激突と、カズの凄さ

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メイです。

昨日は、精神的+金銭的に、ダメージがいろいろありました。
嫌なことは続きますね。
マイナスなことがあっても、プラスにして起き上がるつもりです。

旅のルート
東京→香港中国ベトナム中国②ラオスタイラオス②タイ②ミャンマータイ③インドバングラデシュインド②ネパールインド③パキスタン中国③→東京→タイ④マレーシアイランアルメニアナゴルノ・カラバフアルメニア②ジョージア→トルコ→チェコ→ドイツ→オランダ→スイス→ドイツ②→ウクライナ→ポーランド→ハンガリーセルビア→マケドニア→アルバニア→コソボ→モンテネグロ→ボスニア・ヘルツェゴヴィナ→クロアチア→スロベニアイタリア→ポルトガル→モロッコ→ドイツ③→キューバ→メキシコ→グアテマラ→メキシコ②→コスタリカ→パナマ→コロンビア→エクアドル→ペルー→ボリビア→パラグアイ→ブラジル→ドイツ④→フランス→日本

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インドからネパールへ

2017/4/8 ラクソウル~ビールガンジ~カトマンズ

▽国境越え・ネパールのアライバルビザ情報はこちら

https://unusual-web.com/?p=13179

インド側の国境の街、ラクソウルに到着

朝4時にラクソウルに到着した。

半分くらいの人はしばらく車内で待機していたので、私たちもインド側イミグレが開く5時まで寝ようかと思ったのだけれど、バックパックを取り出せといわれたので、4時半にバスから出た。

バスの横で待っていた馬車が、100ルピー(約165円)でイミグレまで行くといっていたけれど、地図を見てみると、イミグレまで歩いてたったの5分だったので歩いて向かった。

辺りはまだ暗く、ぬかるんだ道をスマホのライトで照らしながら歩く。
他の人もそうしていた。

インド・ネパールの人は国境を自由に行き来できるらしい。

4時58分くらいにインド側イミグレに到着。

▼明るくなってから撮ったインドイミグレ。本当はこの時間はまだ真っ暗。

小屋のような建物で、電気もついていないようだったので、さすがに開いてないよなーと思ったら、ちょうど外の電気がついた。

とりあえずコンコン、とドアを叩いてみると、男の人が出てきた。
すごい…、本当にピッタリ5時オープンだ。

男の人が中に入れてくれたので、とりあえず椅子に座った。

どうやらこの男の人は先ほどまでデスクの上に布団を敷いて寝ていたらしく、その布団をたたんだり、蚊帳をしまったり、電気をつけたりという動作をとてもゆっくり、丁寧にし、その動作が終わるまで30分はかかった。

▼真っ暗な部屋

ここのイミグレは、「イミグレが開く時間」が5時なのではなく、「彼がアラームをセットしている時間」が5時だということがわかった。

それにしても、ここは蚊があまりにも多すぎた。
この量の蚊に刺されたらと思うと、恐怖でしかない。
蚊取り線香を炊いてもらったり、スカーフを巻いたり、オドモスを塗ったりしながら耐えた。

しばらくして恰幅のいいおじさんが来た。
だいたいのインドのお偉いさんは恰幅が良いので、この人が管理官なのだとすぐわかる。

恰幅おじさんにいろいろ質問されながらも、無事出国手続き完了。
計1時間くらいかかったかな。

「ネパールのイミグレは7時からだから、朝食を食べてから行くといいよ」と親切に教えてくれたので、荷物を置かせてもらって朝食を探しに行った。

外はすっかり明るくなっていた。

そこら辺に座っている両替商と両替をして、食べられるところを探したけれど、食堂はまだオープン前だったので、1軒だけあった屋台で少しだけ食べることにした。

少し辛い豆料理(バトマス)と、おいしいチャイ。

そうこうしているうちに、7時を過ぎたので、ネパール側イミグレへと向かった。
大きなゲートをくぐり、また小屋のようなイミグレへ。

▼ゲートを出て、左側にある黄色い小屋がイミグレ。

渡された紙にてきとうに記入し、わからないところは空欄のまま提出。
お金を払い、シールを貼ってもらって、ビザ取得完了。

こんなに簡単でいいものか。

15日間の滞在で25ドル。高い。

お礼を言って部屋を出ようとすると、ヘラヘラした顔でチップを要求された。

誰がやるか!とツッこみたすぎた。
せめて優しくしてくれたとか、荷物運んでくれたとか、お茶出してくれたとかならわかるけども。

ネパール側の国境の街、ビールガンジに到着

ここがネパール側のビールガンジという街だ。

少し歩くと、ジープが停まっていたので声をかける。
カトマンズまで1人600インドルピー(約990円)と、高いので断った。

他のジープに声をかけると、今度は550ネパールルピー(約605円/以下、ルピー。1ルピー=1.1円)だった。

それでもちょっと高いと思ったけれど、540ルピーが公式料金だと言われたので、交渉して530ルピーにしてもらった。

ジープの席が埋まった8時頃に出発。
3人用の後部座席に4人が座ったので、ものすごく狭い。
全員が全員、どこかしら重なり合っている。

それだけならまだしも、すさまじい未舗装山道なので、ずっとどこかしらが当たって、ずっとどこかしらが痛い。

▼この道はまだマシ

こんなデコボコ道にもかかわらず、隣のシュンはグースカ寝始めた。
そのコックリコックリするシュンの頭が、わたしの頭の左側を頭突し、さらに頭の右側は窓ガラスに激突して、ダブル痛い。

途中20~30分ほどお昼休憩。
チョーメンが100ルピー(約110円)。
さすが山中の食堂、高いな。

▼ここまで登ってきた

▼こんなジープ

カトマンズに到着したのは15時過ぎ。
ひたすら痛い車中だった。

タメル地区へ

降りたところから近くのバス停まで歩き、止まった路線バスの運転手に「タメル?」と聞いてまわり、そうだと言ったバスに乗車した。

ここからバックパッカーの聖地、タメル地区へ向かう。

地図を見ながら乗っていたけれど、どうも反対方向に進んでいる気がしてならない。
いや、ここで曲がるかも、いやここで……と希望を持ちながらしばらく乗ってみたけれど、このまま行くと空港まで行ってしまう!というところで慌てて降りた。

だいぶ遠くまで来てしまった。

仕方ない、違うバスを探すか、と思ったけれど、ここからタメルまでのバスは出ていないようだし、乗り合いのトゥクトゥクみたいなものにも拒否される。
ここからタメルに行くには、タクシーしかないらしい。

タクシーに値段を聞いてみると、500ルピーなどとふっかけてくる人もいたけれど、300ルピーが相場っぽい。

やっぱり高いな、と思って歩こうとすると、良心的な運転手が同情して250ルピーでいいよ、と言ってくれたので、迷ったけれど乗ることにした。

サダル周辺に到着し、目星を付けていたホーリーランドゲストハウスへ。
ダブルルームは今は高い部屋しか空きがないというので、一応見せてもらったら中級ホテル並のきれいな部屋だった。床がふかふかの絨毯って!

1500ルピーだというので、ダメ元で1200ルピーにしてくれないかとお願いしたら、明日安い部屋が空いたら移る条件で 承諾してくれた。

とりあえず荷物を置いて、屋上に上がる。
気持ちいい~!
エベレストビール350ルピーは高かったけれど、この気持ちよさには勝てなかった。

シャワーを浴びて爆睡。

カズってすごい

夕飯を食べに外に出た。

インドと違って、牛のうんちや人間のおしっこがないかを確認しながら歩かなくていいのはかなり楽だ。

タメルは、宿やトレッキングショップ、お土産屋や観光客用レストランがある旅行者用の地区のようだ。

欧米人観光客以外にも、日韓中の観光客も多い。
子供を連れている人もいたし、女子4人で来ていたりと、わたしが想像していたカトマンズとは少し違って、旅行者にとっては旅がしやすいイージーな都市なんだなと思った。

今日は疲れたから、近くで食べてすぐに帰るつもりだったけれど、いい感じのお店が全然ない。
いや、あるけど、観光客向けなので高い。
安いからバックパッカーの聖地なのに、高いんじゃあ意味がない。

とりあえずお腹に何か入れたくて、ニューエベレストモモセンターというところでモモを食べた。

白いソースだったのでクリーミーかと思えば、酸味と辛味がある尖った味で意外だった。
ここ周辺ではダントツで地元客が多く、どうやら人気店のようだ。

その後も歩きまわり、やっと見つけた地元っぽい店で、100ルピーのプレートを見つけた。

このプレートはご飯というより、つまみプレートのような感じ。
店内をよく見渡してみると、ビールが並べられていて居酒屋っぽい気がする。

後で調べてみると、これは「カジャセット」と言って、おやつセットみたいなものなんだそう。

どれもおいしかった。

手前右の白いものは、「チウラ」という米をつぶして干したものだそう。
パリパリしておいしいけど、歯にくっつく。

食べていたら、隣に座ったおっちゃんに話しかけられた。
日本に4回行ったことがあるというおっちゃんは、なんとネパールのナショナルサッカーチームの10番でキャプテンだったらしい。

Youtubeで当時の動画も見せてくれた。
インド対ネパール、2-1。
フリーキック、レフティー、ゴールで2-2みたいな。

日本とも戦って、カズとも試合をしたことがあるらしい。
冷静に考えて、すごいな。

「カズは50歳になったけどまだ現役で、この間点決めたよ、レジェンドなんだよ」って言ったら、「まじか、すごいな、俺も50歳だよ」と。

いや、カズほんとにすごいな。すごい。
「おっちゃんすごいな」から「カズすごいな」に脳内がシフトしてしまった。

そんなおっちゃんは、私たちのためにネパールのお酒「チャン」を1Lと、つまみの小魚のフライも注文してくれた。

チャンは、微発泡の薄いマッコリみたいな味で、おそらくアルコール度も低く、美味しいし飲みやすい。

そして帰り際、私たちが食べていた100ルピーのカジャセットも払ってくれた。
しかも私たちだけではなく、店にいた他のグループの分も払っていた。
なんてかっこいいんだ!

面白い出会いだった。

▼帰りに寄った商店で見たお菓子。「パソケーキ」「暇で良いゼロ口」笑

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