ポルトガルで食べた料理・デザート・お酒33

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約2年の海外旅行(世界一周)の中で、3ヶ月滞在したポルトガル(リスボン・ポルト)で食べたもの、飲んだものを紹介します。

ご飯、パン

1.Bifana(ビファナ)

ポルトガルのB級グルメの代表格、ビファナ。
ビファナとは、パプリカなどで味をつけた豚肉をパンで挟んだ超シンプルな料理です。

パンは軽く、量もさほど多くないので、さくっと食べられます。
店によって味がかなり違うので、食べ比べが楽しいと思います。

▼ポルトの有名店「CONGA」のビファナ。ピリ辛つゆだく+柔らかパン

▼リスボンのとあるカフェのビファナ。つゆなしドライで炭火焼きっぽい。

リスボンに留学していた親戚のオススメのお店、「Parreirinha do Chile」のビファナが一番おいしかったです。

▼クミンが効いたスパイシーなタレがよく染み込んだ、柔らかくジューシーな肉

2.Tripas(トリパス)

ポルトの名物料理のトリパス。
モツと白いんげん豆がたっぷり入った煮込み料理で、味はとてもシンプルです。

ポルトっ子は、郷土料理トリパス(モツの煮込み)にちなみ、トリペイロ(モツを食べる人)と呼ばれる。大航海時代、ポルトから船出する船隊のために肉を供出し、自分たちは残ったモツを食べて飢えをしのいだとか。

引用:地球の歩き方 ポルトガル 2012~2013

おいしいのですが、店によっては量が多いのと、味が単調(シンプル)なので、2人以上で分け合って食べることをおすすめします。

3.Francesinha(フランセジーニャ)

こちらもポルト名物のフランセジーニャ。
ソースは店によって違うようですが、私たちが食べたものは、トマトベースでスパイシーな、少し酸味のあるソースでした。

「フランスの女の子」という意味のフランセジーニャはポルトが発祥の軽食メニュー。薄切りステーキやハムを挟んだパンにチーズを載せて焼き、トマトソースをかけたポルトガル版クロックムッシュだ。

引用:地球の歩き方 ポルトガル 2012~2013

目玉焼きやフライドポテトをたっぷりのせたものが人気です。
チーズに肉にハムにソーセージに卵にポテトに……欲望のままおいしいものだけを詰め込んだジャンクな料理です。

4.Pescada Frita(ぺスカーダ・フリッタ)

肉厚でふわふわの白身魚のフライです。
衣はサクサクではなくサクフワな感じで、天ぷらのようでした。

私たちが行ったお店のメニュー表には魚の種類は書いてありませんでしたが、白身魚のフライとしてポルトガルでよく使われるのは、メルルーサという種類の魚らしいです。

 Bacalhau(バカリャウ)

ポルトガルの名物バカリャウは、タラを塩漬けにして干したものです。
スーパーや魚屋さんで大量に売られていて、バカリャウを使ったレシピは365種類以上あると言われるほどポルトガルの文化に根付いた大衆食材です。

私たちも滞在中にいくつかバカリャウ料理を食べました。

5.Pasteis de Bacalhau(パスティス・デ・バカリャウ)

おやつ感覚で食べられるバカリャウとポテトのコロッケです。
味付けは塩だけというシンプルな料理で、出来たての熱々よりも冷めた方がバカリャウの味が引き立っておいしいそうです。

6.Bacalhau Gomes de Sa(バカリャウ・ゴメス・デ・サ)

ゴメスデサさんが考案したバカリャウ料理という意味です。

バカリャウとじゃがいも、玉ねぎをまとめたものを、オリーブオイルをかけてオーブンで焼き、ゆで卵でトッピングした素朴な味の料理です。

おいしかったのですが、味が少し単調で量が多く最後はちょっと飽きてしまったので、何人かで分けるのがおすすめです。

7.Bacalhau com Natas(バカリャウ・コン・ナタス)

バカリャウとじゃがいもとポテトのグラタンです。
食べたバカリャウ料理の中で、これが一番好きでした。

8.Pataniscas de Bacalhau(パタニスカス・デ・バカリャウ)

バカリャウの天ぷら、とよく言われるようですが、関東人からするとこれはさつま揚げか唐揚げと呼びたくなるような料理でした。

9.Moelas Estufadas(モエラス・エストゥファダス)

モエラス・エストゥファダスは、砂肝の煮込みです。
煮込みっぽくはありませんでしたが、シンプルな味付けでおいしかったです。

10.Costeletas Porco Panada(コステレータス・ポルコ・パナダ)

ポルトガルのトンカツです。
とっても柔らかくてジューシーで、びっくりするほどおいしかったです。

ちなみにポルトガルは、豚肉がそこそこ安く買えます。
一番安い部位で、1kg3ユーロくらいです。(塊なら2ユーロ)

https://unusual-web.com/?p=17718

11.Arroz de Polvo(アローシュ・デ・ポルヴォ)

アローシュ・デ・ポルヴォは、タコのリゾットです。

ポルトガルのタコは、日本で食べるようなぷりぷりで弾力のあるタコとは違い、舌でほろほろと崩れてしまうほど柔らかいです。

弾力が少しだけあり、ふわふわしていて繊維は残っているという食感が、貝柱に似ていると思いました。

12.Arroz(Frango) de Cabidela(アローシュ・デ・カビデラ)

アローシュ・デ・カビデラは、鶏肉と鶏の血入りリゾットです。

ポルトガル北部の料理で、ビネガーが効いていて酸味があります。
なかなかクセがあり、好き嫌いが分かれそうですが、身体には良さそうです。

13.Broa(ブロア)

ブロアは、ポルトガル北部伝統のともろこしパンです。
レストランや食堂に行くと必ず数種類のパンがついてくるのですが、その中にブロアがあることが多いです。

ずっしりと重く、外側の皮が厚くてガリガリとした食感、中はパウンドケーキのようにしっとりしていて、ほんのり甘くて……大好きです。

スーパー(Mini precoで550g0.99ユーロ)でも買うことができます。
2日目以降はだいぶパサついてしまうので、早めに食べた方が良さそうです。

14.Empada de Frango(Galinha)(エンパーダ・デ・フランゴ)

エンパーダ・デ・フランゴは、チキンパイです。
分厚いパイ生地に、簡単に味付けされたチキンが入っています。

スーパーでもパン屋でも、どこでも売っています。

15.Feijoada(フェイジョアーダ)

豆と肉の煮物であるフェイジョアーダはブラジル料理かと思っていましたが、ポルトガルでもよく食べられるそうです。

スーパーで買った缶詰ですが、同じメーカーで入っている豆や肉の種類が違うフェイジョアーダが3種類ありました。

16.Feijão(フェイジャオン)

Feijãoとは豆のことです。

ポルトで1ヶ月部屋を借りていたときに、家主が毎日これをご飯に乗っけて食べていたので真似してみたら、すごくおいしくてハマりました。

豆はただの水煮ではなく、塩やにんにくで味付けされているので、副菜やご飯のおとものような感じで食べられます。

17.Espinafre(エスピナフレ)

つけあわせで出てきた茹でほうれん草です。
日本のおひたしを想像していましたが、噛む必要がないほど柔らかいです。

Sopa(ソーパ)

ソーパとはスープの総称ことです。

ポルトガルでは野菜がゴロゴロ入っているスープではなく、ミキサーにかけてポタージュのようにして飲むことが多いようで、スープ専用の家庭用マシーンが売っていました。

1皿1.5ユーロほどと手軽に飲むことができるので、私たちもいくつかソーパを飲みました。

18.Caldo Verde(カルド・ヴェルデ)

緑のスープという意味のカルド・ヴェルデは、じゃがいもをベースにしたスープにケールの千切りを入れたもので、チョリソーも入っています。

ポルトガルの味噌汁的存在だと思って飲んだからか、かすかに味噌汁の味がしました。笑
じゃがいものこってり感や粒感が似ていました。

19.Sopa de Legumes(ソーパ・デ・レグメス)

ソーパ・デ・レグメスは、野菜スープです。
家庭やお店によって、ベースとなる野菜の配分が違うようです。

私たちが飲んだのは、にんじんの比率が多めで、じゃがいも・たまねぎなどが入っているスープでした。
余計なものが入っていない、純粋な野菜の味がとても優しくておいしかったです。

▼スーパーでもいろんな種類のソーパが売られている

デザート、お菓子

ポルトガル人は甘いものが大好きで、街中にPastelaria(パステラリア)があります。
1回の旅行では食べきれないほど種類が多く、見ているだけでも飽きません。

特徴は卵黄がふんだんに使われるお菓子が多く、ほとんどのお菓子が黄色いことです。

20.Pastel de Nata(パステル・デ・ナタ)

ポルトガル名物のお菓子、ナタ。
日本では、エッグタルトとも言われます。
カフェやパステラリア、スーパーなどで買うことができます。

▼私たちは18店舗で食べ比べをして、一番おいしいと思ったナタを選びました。1位のナタは絶対に食べてみてほしいです。

https://unusual-web.com/?p=19046

21.Salame de Chocolate(サラミ・デ・チョコレート/ショコラーチ)

サラミ・デ・ショコラーチは、サラミのような形をしたチョコ菓子です。
バター、ココアパウダー、砂糖、卵を混ぜたものに、砕いたビスケットを混ぜて作ります。

恐ろしく甘そうな見た目ですが、意外にも甘さが控えめでした。
カフェで食べることもできますし、スーパーでも売られています。

22.Jesuíta(ジェズイタ)

ジェズイタは100年以上の歴史があるお菓子らしいです。
「Jesuíta」はイエズス会という意味なのですが、未だにその名前の由来ははっきりしていないようです。

パイ生地の上にメレンゲのクッキーがのっていて、サクサクした食感がおいしいかったです。

23.Pão de ló(パン・デ・ロー)

日本のカステラはこのパン・デ・ローから伝わったという説があります。

日本で一時期「半熟カステラ」が流行っていたので、ポルトガルでこれを見つけたときは「日本のお菓子がある!」と思いましたが、逆でしたね。

パン・デ・ローには、中まで火が通っているものと、生焼けのものがあります。
スーパーでは火が通っているものをよく見ました。

北部でよく食べられるお菓子のようです。

24.Ovos Moles(オヴォシュ・モーレシュ)

ポルトガルの水路が美しい港町アヴェイロの郷土菓子です。
アヴェイロでなくても、ポルトやリスボンの街のパステラリアにも売られています。

日本のモナカそっくりのお菓子ですが、中身はあんこではなく、ポルトガルおなじみのとっても甘い卵黄クリームが入っています。

▼ワイン樽の形

25.Bolo de Frutas(ボーロ・デ・フルータス)

夫がポルトガルで誕生日を迎えたので、誕生日ケーキとして食べました。
たっぷりのドライフルーツが入ったずっしりとしたケーキでした。

※このケーキの名前は調べてもよくわからなかったのですが、「Bolo de Frutas」(日本語でフルーツケーキ)で、間違った表現ではないだろうということでこの名前を見出しにしました。(Pao de Flutasでフルーツのパンとも言えそう)

26.Bolo de Chocolate(ボーロ・デ・チョコレート/ショコラーチ)

ごくごく普通のシンプルなチョコレートのケーキです。
このケーキはスーパーのものなので、パステラリアで買えばもうすこし凝ったものが出てくると思います。

ちなみにスーパーではよく値引きされています。笑

飲み物、お酒

Vinho(ヴィーニョ)

ヴィーニョはワインと言う意味です。

ぶどうがたくさん穫れるポルトガルではワインは食文化に深く根付いていて、食事と一緒にとてもよく飲まれます。

27.Tinto(ティント)・Branco(ブランコ)

赤がTinto(ティント)、白がBranco(ブランコ)です。

ポルトガルワインの評価は国際的にも高いらしいです。
ワインの味には詳しくないので味についてはなんとも言えませんが、とにかく安い。
1ユーロ台で買えるワインがスーパーにたくさんあります。

▼安い箱ワインなら5リットル3ユーロで売られている

28.Vinho Verde(ヴィーニョ・ヴェルデ)

ヴィーニョ・ヴェルデは「緑のワイン」という意味です。
完熟前のぶどう(緑=若いブドウ)を使うため、発酵途中に発生する気泡がワインに残る超微炭酸のワインです。

とっても軽くておいしいので、ワインが苦手な人でも飲みやすいと思います。
ポルトガルに行ったらぜひ飲んでほしいワインです。

ヴィーニョ・ヴェルデのほとんどは白ワインですが、赤ワインもあります。
同じく超微発泡が爽快でとってもおいしいです。

29.Vinho do Porto(ポルトワイン/ポートワイン)

ポルト名物のワインです。

ぶどうの発酵途中に度数の高いブランデーを加えることで、糖分がアルコールに変わるのを止め、その結果ぶどうの甘みが残ります。

すごく甘くて飲みやすいのですが、度数が20度前後と高めです。
お酒が苦手だった友人もおいしいおいしいと言って調子よく飲んでいましたが、酔っ払って大変なことになりました。
お酒が弱い人は気をつけてください。

スーパーでは10ユーロ以下で買えるものもあります。
日本で買おうとするととても高いので、お土産にもおすすめです。

▼ポルトにはたくさんのワイナリーがあり、見学&試飲ができる

30.Ginginha(ジンジーニャ)

リスボン名物のさくらんぼをアルコールに漬け込んだリキュール酒です。
梅酒みたいで甘くておいしいです。

▼リスボンのロシオ広場にあるジンジーニャ専門店「A Ginjinha」。みんな店の外で飲んでいる。

Cerveja(セルヴェージャ)

セルベージャとは、ビールのことです。
ポルトガルではワインの方が人気のようですが、ビールもたくさん飲まれます。

31.SUPER BOCK(スーペルボック)

ポルトガルの2大ビールのひとつ、SUPER BOCK。
飲食店ではこれを見ることが多かったです。

32.SAGRES(サグレス)

ポルトガルの2大ビールのもうひとつがSAGRES。

33.Cafe(カフェ/ビカ/シンバリーノ)

エスプレッソのことをポルトガル全土では「カフェ」、リスボンでは「ビカ」、ポルトでは「シンバリーノ」と言うらしいです。

ポルトガル人はカフェにもこだわりがあって、例えばエスプレッソより濃いもの、エスプレッソよりお湯が少し多いもの、エスプレッソにミルクを数滴垂らしたのもの、などなど。

さいごに

ポルトガルの料理は、全体的にシンプルな味付けのものが多いと思いました。
日本人にとって食べつけない味付けのものはあまりないし、魚もよく食べるし、口に合うものが多いと思います。

食べ物やデザートの種類が多く、独自の食文化もあり、ポルトガルはさすが美食の国だと思いました。

▼ポルトガル航空に置いてあった雑誌。やはり黄色い!

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