私たちは2年4か月の世界旅行(世界一周)でSIMフリーのスマートフォンを使っていました。
この記事では、海外旅行や世界一周に持っていくという観点で、だいたい3万円以下で買えるXiaomiのおすすめのSIMフリースマートフォンを紹介します。
SIMフリースマホについてはこちらの記事に書いてあります。
→海外旅行/世界一周でのSIMフリースマホの使い方、SIMカードの購入方法と注意点
Xiaomiとは
Xiaomi(シャオミ)は中国の北京に本社を置く総合家電メーカーです。
日本市場向けのスマホは発売していませんが、Appleのような高級感と圧倒的なコスパが魅力で、中国やヨーロッパ、インドでは人気があります。
今まで色々なスマホを使いましたが、Xiaomiの製品が、価格と使いやすさのバランスが一番良いと感じています。
Xiaomiのスマホを海外旅行/世界一周におすすめする理由
安くて性能が良い
「iPhoneやGalaxyと同等の性能で半分の価格」というのがXiaomiの特徴です。
Xiaomiのスマホは種類が多く、1万円以下~4万、5万円と価格も様々です。
カメラ、マップアプリ、ウェブ閲覧など基本的な操作のみであれば、1万円以下の機種でも十分満足できます。
私も最安の機種を使っていましたが、2年以上経ってもサクサク動いています。
4万、5万円くらいの機種は、倍の価格のiPhoneより性能が良いです。
また、安いもののほうが、海外旅行時中の盗難・破損・紛失時のダメージが少ないです(保険に入っていればあまり関係ないかもしれませんが)。
シンプルで使いやすいデザイン
デザインは好みもあるとは思いますが、Xiaomiの製品には無駄な装飾がなく、直感的でシンプルな操作感なので、誰にでも使いやすいと思います。
世界各国で販売している
Xiaomiのスマホは日本では発売されていませんが、アジア・ヨーロッパ・南米など世界各国で販売しています。
そのため、海外で現地のSIMカードを使うときに、対応している(使える)可能性が高く、またSIMカードのショップ店員がXiaomiのことを知っている(操作に慣れている)可能性も高いです。
実際、日本では同じスマホの人に会ったことがありませんが、海外ではよく会いました。
SIMフリースマホの購入はGearbestで
SIMフリースマホの購入は、Amazonでも良いのですが、Gearbestという海外通販サイトがおすすめです。
特にXiaomiのスマホはGearbestの方が安いです。
Gearbestは数ある海外ガジェット系通販サイトの中でも大手で、日本人の利用者も多く比較的安心できるサイトです。
また、Gearbestではほとんど送料がかからず(または安く)日本以外の国にも発送することができるので、海外旅行や留学中にスマホを買いたいときにも使えると思います。
日本でスマホを注文したときは、香港から1週間ほどで届き(送料無料)、モロッコでスマホを注文したときには、香港から10日ほどで届きました(送料数百円)。
また、モロッコで注文したスマホは購入して数か月後にmicroSDカードを読み込めない不良に気づき、10か月後に日本に帰国してからGearbestに問い合わせをすると、「返品&全額返金」または「返品なし&半額返金」の提案を受け、「返品なし&半額返金」をしてもらいました。
サポートもしっかりしている印象です。
またGearbestでは、初回登録時に使える割引クーポンもあります。
GearbestでXiaomiのスマホを購入するときの注意点
Xiaomiのスマホには、中国版とグローバル版の2種類ある場合があります。
中国版だとGoogle Playがないなど初期設定が難しいので、グローバル版を買うほうが無難です。
また、充電器のプラグの形状も海外のものになっている場合があります。
日本の形状(Aプラグ)を選ぶか、変換プラグを買うか、別途充電器を買うなどで対応する必要があります。
だいたい3万円以下で買える、おすすめのXiaomiのSIMフリースマートフォン
2019年7月現在の、おすすめのXiaomiのスマートフォンを紹介します。
Mi 9 SE
Gearbestでの価格 |
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Amazonでの価格 | 64GB:44800円 |
画面サイズ | 5.97インチ |
解像度 | 2340 x 1080 |
メモリ(RAM) | 6GB |
内部ストレージ(ROM) | 64GB/128GB |
外部ストレージ | 対応なし |
バッテリー容量 | 3070mAh |
メイン(背面)カメラ画素数 | 48MP + 8MP + 13MP |
サブ(前面)カメラ画素数 | 20MP |
その他 | 指紋認証、顔認証、TypeCケーブル充電 |
Mi 9 SEはXiaomiのフラッグシップモデルであるMi 9を少し小型化した、高性能・高コスパのスマホで、Appleで言うところのiPhone XSのような位置付けです。
画面サイズは5.97インチと少し大きく感じますが、画面占有率が高いので、5.2インチのスマホとサイズはほとんど変わらず、持ちやすくてそれほど重くもありません。
メインカメラには48MPのソニーセンサーを利用しており、カメラの性能が非常に高いです。
それ以外に超広角カメラが付いていて建物などが撮りやすいのと、夜など暗いところでもきれいに写ること、イン(サブ)カメラも20MPでかなりきれいに写ることから、海外旅行時にかなり役立つと思います。
また、画面解像度が高く画面がとてもきれいなので、飛行機やバス、電車などで動画を見るのにも適しています。
充電速度が早いところも良い点です。
欠点としては、外部メモリ(microSD)を使うことができないことが挙げられます。
その点に関しては、iPhoneと同じだと思えば我慢できますが。
私は現在このスマホ(Mi 9 SE)を使っているのですが、かなり使いやすく、写真がきれいで、動作もサクサクしていて満足しています。

Redmi 7A
Gearbestでの価格 |
|
Amazonでの価格 | なし |
画面サイズ | 5.45インチ |
解像度 | 1440 x 720 |
メモリ(RAM) | 2GB |
内部ストレージ(ROM) | 16GB/32GB |
外部ストレージ | microSD(最大256GB) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
メインカメラ(背面)画素数 | 13MP |
サブカメラ(前面)画素数 | 5MP |
その他 | 顔認証、防滴、microUSBケーブル充電 |
Redmi 7Aは、とにかく安くて良いスマホが欲しい人におすすめです。
必要最低限のスペックを抑えつつも1万円を切る衝撃的な価格が魅力の、Xiaomiの最新最安モデルです。
私たちは世界一周旅行でこのRedmi 7Aの数年前のモデルであるRedmi 4A、Redmi 5Aを使っていましたが、特に問題はなく満足していました。
海外旅行でインターネット、地図アプリ、SNS、ときどきカメラなどの基本的な操作しかしない場合は、十分なスペックだと思います。
ただ、複数の重いアプリを同時に起動していると、動作が遅くなることがあります。
また、写真をたくさん撮るとストレージ容量がすぐにいっぱいになってしまうので、microSDカードを用意したほうが良いです。
Redmi 7
Gearbestでの価格 | |
Amazonでの価格 | |
画面サイズ | 6.26インチ |
解像度 | 1520 x 720 |
メモリ(RAM) | 2GB/3GB/4GB |
内部ストレージ(ROM) | 16GB/32GB/64GB |
外部ストレージ | microSD(最大512GB) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
メイン(背面)カメラ画素数 | 12MP + 2MP |
サブ(前面)カメラ画素数 | 8MP |
その他 | 指紋認証、顔認証、防滴、microUSBケーブル充電 |
Xiaomiの安いスマホのシリーズ「Redmi」のベーシックモデルです。
メモリ、ストレージの容量で好みのものを選べるのも良いと思います。
全体的にRedmi 7Aの上位版という感じなので、最安ではなくもうすこし良いものが欲しい場合におすすめです。
画面サイズが6.26インチと大きいので、大きなスマホが苦手な人には向いていないかもしれませんが、気にならない人にとっては良い選択肢になると思います。
Redmi Note 7
Gearbestでの価格 |
|
Amazonでの価格 | 4GB/64GB:23577円 |
画面サイズ | 6.3インチ |
解像度 | 2340 x 1080 |
メモリ(RAM) | 3GB/4GB/6GB |
内部ストレージ(ROM) | 32GB/64GB/128GB |
外部ストレージ | microSD(最大256GB) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
メイン(背面)カメラ画素数 | 48MP + 5MP |
サブ(前面)カメラ画素数 | 13MP |
その他 | 指紋認証、顔認証、TypeCケーブル充電 |
Redmi 7と似ていますが、こちら(Redmi Note 7)のほうが画面解像度が高く、カメラの性能も高いです。
インカメラ(サブカメラ)の画素数が13MPと高く、自撮り写真がきれいに写ると思います。
ある程度負荷のかかる作業をスマホでしたい場合で、Mi 9 SEよりは安いほうが良いという人に向いています。
この価格とは思えないほどかなりしっかりと機能が詰まっていて、異常なコスパです。
基本的には何でもできる機種だと思います。
Redmi Note 7 Pro
Gearbestでの価格 | 29699円 |
Amazonでの価格 | 49800円 |
画面サイズ | 6.3インチ |
解像度 | 2340 x 1080 |
メモリ(RAM) | 4GB/6GB |
内部ストレージ(ROM) | 64GB/128GB |
外部ストレージ | microSD(最大256GB) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
メインカメラ画素数 | 48MP + 5MP |
サブカメラ画素数 | 13MP |
その他 | 指紋認証、顔認証、TypeCケーブル充電 |
Redmi Note 7の上位版です。
処理性能がRedmi Note 7よりもさらに高く、48MPのメインカメラにはソニー製のイメージセンサーが使われています。
本体の大きさが気にならなければ、かなり使いやすいと思います。
各スマホの比較
分かりやすいように、表にしておきます。
3万円弱出せて性能も求めるのならMi 9 SE、こだわりがなく安さを求めるならRedmi 7A、性能も捨てずコスパ重視ならRedmi 7 Noteがおすすめです。
機種名 | 画面 | 解像度 | メモリ | ストレージ | バッテリー | メイン カメラ | サブ カメラ | Gearbest価格 (クーポン) | 特徴 |
Mi 9 SE | 5.97 | 2340×1080 | 6GB | 64GB/128GB | 3070mAh | 48MP+8MP +13MP | 20MP | 27900円 (M9SE64BLACK) | ハイスペック、ハイクオリティ カメラも良い 3万円前後の機種の中では最上位 |
Redmi 7A | 5.45 | 1440×720 | 2GB | 16GB/32GB | 4000mAh | 13MP | 5MP | 8689円 | とにかく安い ライトな使い方なら困ることはない 重いアプリの使用には向いていない |
Redmi 7 | 6.26 | 1520×720 | 2GB/3GB /4GB | 16GB/32GB /64GB | 4000mAh | 12MP+2MP | 8MP | 12099円 | 比較的安い ベーシック |
Redmi 7 Note | 6.3 | 2340×1080 | 3GB/4GB /6GB | 32GB/64GB /128GB | 4000mAh | 48MP+5MP | 13MP | 14650円 (GBN7332BLUE) | コスパ最強 画面サイズが気にならなければこれ |
Redmi 7 Note Pro | 6.3 | 2340×1080 | 4GB/6GB | 64GB/128GB | 4000mAh | 48MP+5MP | 13MP | 29699円 | Redmi Note 7の上位版 |
さいごに
Xiaomiがこのクオリティを維持する限り、私たちが他社のスマホをメインで使うことはほぼないと思います。
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