シュンです。
世界旅行記、2017年10月のドイツ編です。
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解散
2017/10/8 ドイツ ミュンヘン
朝起きて、シャワーを浴びてパッキング。
朝食を食べて、レンタカーでミュンヘン空港へ向かう。
ドイツの運転にも大分慣れた気がする。
空港に車を返却し、飛行機のチェックインカウンターへ。
短い間だけど楽しかった。知り合いの話を聞いていると家族愛のない人も多いので、親子旅行で楽しかったと言えるのは幸せなことだと思う。
出国ゲートの列に並んだママを見送り、メイと2人でベンチを探す。
ちょうど良い場所を見つけて座り、30分くらい仮眠を取った。
次の行き先
スーパーでパン、チーズ、ヨーグルト、水などを買ってきて、食べながら次の行き先を考える。
とりあえず今日はこの空港に泊まって(まだ昼だけど笑)、明日どこかに向かう予定だ。
もともとこのドイツのあとは東欧をまわる予定だったので、東に進みたい。
メイが11月後半にワルシャワ→東京のフライトを取っているので、そこまであと1か月半。
ワルシャワまでの1か月半で行きたい場所は、ウクライナ、モルドバ、ベラルーシ、ラトビア、リトアニアあたり。
1、2時間くらい調べながら考えた結果、スロバキアのコシツェ、ウクライナのリヴィウ、ポーランドのクラクフの3都市が候補に上がった。
ポーランドのポルスキーバスというバス会社や、チェコのレオエクスプレスという会社のバス/電車が安いようだった。
なるべく早くウクライナに入り、ウクライナ、モルドバ、ベラルーシあたりをまわってワルシャワに行ければ良いと思ったので、最終的にリヴィウに決めた。
ミュンヘンの空港からは2回乗り換えがあるけれど、レオエクスプレス内の乗り換えだから時間はぴったりに設定されている。
1人29ユーロという料金も、ミュンヘンからリヴィウの距離を考えればまあ良い。
リヴィウの宿を調べると、ドミトリーで1泊1人400円~600円程度とかなり安かった。
急に、早くウクライナに行きたくなってきた。
さっそくスマホでレオエクスプレスのチケットを取ろうとしたが、決済ができず購入できない。どうやら日本のクレジットカードが弾かれているようだった。
手持ちのカードを何種類か試したけれど、どれもダメだった。
とりあえず、またスーパーに行って、夕飯用のパンやハムを買う。
ドイツの空港には普通のスーパーがある。街なかよりは少し高いかもしれないけれど、よくある空港内の売店やパン屋よりはかなり安い。
こういう風に空港内にスーパーがあるのは、他の国ではほとんど見たことがない。
しかも、空港のベンチは肘掛けのないものが多い(=寝やすい)。
マジで空港に住めそう。
何度かレオエクスプレスのチケットを取ろうとやり直したができず、もしかしたら空港のバスターミナルにチケット売り場があるかもしれない、と思って見に行ったがバス停しかなかった。
まあ、明日14:50のバスだし、朝起きてからまたやるかーということで早めにベンチで就寝。
こんなに大きな空港なのに、21時頃からほとんど人がいなくなった。
バスと電車でドイツからウクライナへ
2017/10/9 ドイツ~チェコ(ミュンヘン空港~プラハ~ボフミン)
昨日の夜と同じパンとハム、サラミ、チーズ、ヨーグルトで朝食をとり、充電をするため空港内のマックへ。
コーヒーが1ユーロ。
レオエクスプレスの予約をまたやってみたら、今日は決済することができた。
支払い通貨がユーロだとできず、コルナ(チェコの通貨)に変更したらすんなり支払い完了になった。
なぜかは分からないけれど、チェコの会社だしまあいいか。
昼になったのでまたスーパーへ行き、パン、ハム、チーズ、ヨーグルトを買い、サンドイッチを作ってバス乗り場へ。スーパー何度目だよ。
レオエクスプレスのバスは少し遅れて到着し、すぐに出発した。
きれいな黒い車体のバスで、内装も格安バスらしくない。
スターフライヤーに似ている。
無料で水が配られたし、Wifiもあるし、オプションでコーヒーや軽食を頼むこともできるらしい。
すごく快適で、あっという間にプラハの鉄道駅に着いた。
そのまま駅に入り、電光掲示板を見るとLEOの文字があり、ホームへ行くとすでに電車が来ていた。
こっちも黒い車体だった。
時間どおりに出発し、水が配られ、Wifiもあった。
ヨーロッパでは、このレオエクスプレスのように鉄道事業にも参入している格安バス会社がいくつかあるらしい。
鉄道のLCCと呼ばれているみたいだけれど、飛行機のLCCより断然快適だと思う。
電車も時間通りにボフミンに到着した。
ボフミンはポーランド国境近くの小さな駅だったけれど、レオの乗り換えで何人も降りていた。
駅を出ると、レオの黒いバスが待っていた。
こんな風に時間ぴったりに運行できるのはすごい。
また新しい水をもらった。
リヴィウ到着
2017/10/10 チェコ~ウクライナ(ボフミン~リヴィウ)
5:50にポーランド/ウクライナの国境に着いた。
ポーランド(シェンゲン圏)を出国。いつの間にか新しい国を通過している。
ヨーロッパ、というかシェンゲン圏内では国単位の区切りという概念が他の地域に比べると薄い気がする。しっかり違いは感じるんだけれど、境界が曖昧というか。
ポーランドのイミグレではバスの中でパスポートを預けて、しばらくしたら戻ってきてスタンプが押されていた。
そのままバスで少し進み、次はウクライナ入国。
ここでもパスポートを回収されて、しばらくしたら戻ってくると思っていたら、顔のチェックをするから事務所まで来いと。
行き先、入国の目的、年齢などを聞かれる。バスの添乗員が英語の通訳をしてくれた。
入国が済み、バスが出発した。
リヴィウの駅に着いたのは10:30頃。
外に出るとかなり寒かった。まだ10月なのにこんなに寒いのか。
市バスで街の中心へ向かう。
最初はガラガラだった車内は徐々に乗客が増え、繁華街近くになると満員になった。
そろそろ降りる駅だと思い、降車ボタン(ドアの近くに一つだけ)に手が届かないので立ち上がって「降りまーす」と叫ぶ。
しばらく待ったがバスは止まる気配がない。ドライバーは気づいていないようだった。
それにしても、周りの乗客はみんな気づいているはずなのに全員無視。
何度か言っていると、隣りにいたおばちゃんが「この人たち降りるって」みたいなことをドア付近の人に言い、ドア付近の人がボタンを押してくれてようやく止まった。
訪れた国の人に親切を強要するのはおかしいと思うけれど、困っている人を助けないのはどうなのか、とも思ってしまった。
さすがの東京の人でもきっと助けると思う、この状況なら。
いや、でも通勤時間の日本橋駅のホームで女の人が落としたハンカチを無視して早歩きで行き交う人たちを見たことがあるから、なんとも言えないかも。
(このあとウクライナにしばらく滞在して、ウクライナ人はシャイで日本人に似ている部分があるという印象を持った。)
予約していたセントラムホステルに到着。
街へ出て、適当にぶらぶら散策をする。
バスキング(主にギター演奏)をしてる人がけっこう多い。
ほとんどの人は素通りだけれど、物悲しいセツナ系音楽を演奏する人のところには人が集まっている。
たしかに、この天気にはこの音楽が合うかもしれない。でも気持ちだけでも晴れるような音楽は聞かないのかな。もっと寒くなりそう。
なかなか良いスーパーが見つからず、小さい店で夕飯の買い出し。
パスタやビールを買って帰った。
夕飯を作る。パスタがべちょべちょ。あー、このパスタはおいしくないやつだ。
キッチンにはアメリカ人とカナダ人の二人組の旅人がいて、じっくり豆を煮込んでいる。
体が大きくて親切そうな顔をしていて、喋ってみたら見た目通りすごく感じの良い人たちだった。
その2人はその後も30分くらい豆を煮込んでいて、やっと完成して皿に盛ったと思ったら、一口食べて全部ゴミ箱に捨てていた。
しょっぱすぎたらしいが、意味が分からなさすぎる。
捨てるほどまずいなんてことはそうそうないと思うんだけど。
結局ゆで卵を作って、それとヨーグルトを食べていた。
それと、「ウクライナの水は犬も飲まないとグーグルに書いてあった」と言っていた。
チェルノブイリのことを気にしているのかもしれない。
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