海外旅行/世界一周にSIMフリースマホをおすすめする理由と、海外でSIMカードを買う方法、注意点

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私たちはバックパッカースタイルで2年4か月の海外旅行(世界一周)をしたのですが、その間ずっとSIMフリーのスマホを使っていました。

今回は海外旅行/世界一周にSIMフリーのスマホをおすすめする理由と、海外で現地のSIMカードを買って電話やインターネットを利用する方法、注意点などを説明します。

https://unusual-web.com/?p=12844

SIMフリースマホとは

SIMフリースマホ(SIMフリー端末)とは、好きな通信事業者のSIMカードを利用することができるスマホのことです。

国内の大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)が販売するスマホには、そのキャリアのSIMカードでしか利用ができないようにロックが掛かっています(手続きをすればロック解除が可能です)。

SIMフリーのスマホにはそのようなロックが無いため、国内格安通信事業者(マイネオ、LINEモバイル、楽天モバイルなど)のSIMカードや、海外旅行や世界一周で滞在する各国の通信事業者のSIMカードを自由に利用することができます。

ちなみに国内キャリアのSIMカードを使って海外旅行中に通話やインターネット通信をすること自体はできますが、一般的に1日あたり1000円~3000円程度かかるのでおすすめはしません。

海外旅行/世界一周にSIMフリースマホをおすすめする理由

私たちが海外旅行/世界一周にSIMフリースマホをおすすめする理由は、SIMフリーのスマホがあれば海外で現地のSIMカードを買って使うことができるからです。

以下で、SIMフリースマホ+現地SIMカードのメリットを説明します。

GoogleMapを使うことができる

GoogleMap(地図アプリ)を使えば、海外の複雑で分かりにくい市バスや地下鉄、トラムなどの経路検索をすることができます。

世界一周をしている旅人に人気のオフラインマップアプリ「MAPS.ME」も便利なのでいつも使っていますが、市バスの検索にはGoogleMapのほうが向いています。

また、レンタカーを借りて車を運転する場合なども、MAPS.MEよりGoogleMapのほうが使いやすかったです。

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鉄道やバス、飛行機の運行状況が分かる

世界一周など中長期で旅をしていると、移動日に宿を出発して鉄道駅やバスターミナル、空港に向かっている間に、乗る予定の鉄道やバス、飛行機の遅延が発生することがときどきあります。

中でも困るのが、Wifiのないバス乗り場で、自分が乗るバスが何分遅れているのか分からない、そもそもバス乗り場がここで合っているのかさえ分からないという状況です。

例えば、私たちがヨーロッパで毎回使っていた格安バスのフリックスバスは、コスト削減のために色々なものを簡略化しているため、小さな町では簡素で分かりにくいバス乗り場が多く、運行情報はアプリで確認しなければなりません。

けっこうな頻度で20分以上の遅延が発生するので、ヨーロッパでSIMカードを使っていなかったときの私たちは遅延情報が分からずいつもヒヤヒヤしていました。
同じバスを待っている人がいれば聞けるのですが、深夜や辺鄙な場所では他に人がいない場合もよくあります。

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電話をかけられる/連絡がスムーズに行える

通話可能なSIMカードを買った場合のみですが、電話番号が付与され通話をすることができます。
乗っている電車やバスが遅れたときに、宿(ホテル・Airbnbなど)や友人にスムーズに連絡できるので便利です。

また、海外の便利なウェブサービスやアプリのアカウントを作るときに、電話番号の登録が必須になっていることがよくあります。

例えば、海外でよく使われているWhatsappやUberの登録には電話番号が必要です(日本の電話番号で登アカウントを作っておけば海外でも使えます)。

シェアリングエコノミー系サービスの利用がしやすい

Airbnb(民泊)やUber(タクシー配車)、BlaBlaCar(相乗り)などのシェアリングエコノミー系サービスの利用には、スマホアプリが必須です(SIMカードがなくてもWifiで利用自体は可能です)。

特にAirbnbやCouchSurfing(カウチサーフィン)を利用するときは、ホストから「(防犯などの理由で)着いたらドアの鍵を開けるから連絡してね」と言われることが多いです。

到着や時間変更の連絡をする際に、Wifiでしかインターネットが使えないとかなり不便です。

これらのシェアリングエコノミー系サービスは今後どんどん増えていくはずです。
それに合わせて、海外旅行や世界一周中のインターネット環境も、より重要になると思います。

急な宿探しでも困らない

長距離バスや鉄道が思った以上に遅れた(or早すぎた)、ヒッチハイクやレンタカーで今晩どこまで進めるか分からない、という場合にも現地のSIMカードがあればその場で宿を探して即時予約、または目星をつけることができます。

鉄道やバスの検索をして、今日中にさらに先へ進む交通手段があるのか、今日はそのあたりで泊まるのかを考えるのにも役立ちます。

私たちは、夜行バスの中でスマホアプリで翌日の宿を探し、予約することも多かったです。

どこでも検索できる

屋台で食べて気に入った料理の名前、博物館で見て興味が湧いた歴史など、海外旅行中は調べたいことだらけです。

宿に戻ってから調べても良いのですが、その場でサッと検索できると便利です。

世界一周など長期の海外旅行では、日々情報収集する必要があるので、Wifiのないところで検索ができるのはとても助かります。

海外でSIMカードを買う方法

続いて、海外でSIMカードを買う方法についてです。

大半の国では、プリペイド(前払い)式のSIMカードが販売されています。
購入できる場所や購入方法は国によって違いますが、参考までによくあるパターンを紹介します。

プリペイド(前払い)式のSIMカードとは

SIMカード本体代金、通話やインターネットの利用料を最初に支払い、契約した通話時間やデータ使用量を使い切るか契約期間が過ぎると使えなくなります。

それ以上使いたい場合は、もう一度お金を払いデータ容量を追加する(リチャージ)か、契約期間を延長する必要があります。

国によっては、旅行者向けのプリペイドSIMカードが売られている場合があります。
短期の旅行であれば、日本のAmazonで買って行くのも良いと思います。

海外でSIMカードを購入できる場所

  • 通信事業者(キャリア)の店舗
  • スーパー
  • コンビニ
  • 空港
  • キオスク
  • 街なかの商店
  • 家電量販店
  • 国境や街なかにいる売り子

など

購入時に必要なもの

  • パスポートなどの身分証
  • お金
  • スマホ

など

必要なものが何もない国もあれば、パスポートのコピーを取られ契約書にサインをする国もありました。
中には住民しか契約できない国もあり(国が発行する身分証が必要など)、販売員のお兄さんが自分の名義で契約をしてくれたこともあります。

SIMカード購入、利用の流れ

  • STEP1
    キャリア、料金プランを選ぶ
    キャリア(通信会社)と料金プラン(通話時間、データ容量、期間など)を選びます。
    私たちはPrepaid Data SIM Card Wikiを参考にして、キャリアと料金プランの目星をつけています。

    分からない場合は、そのまま販売店に行って聞けば良いと思います。

    よく見るのは、SIMカード本体代金数百円、データ1GB・期間1か月で数百円、合計300円~1000円程度のプランです。

  • STEP2
    SIMカードの販売店に行く
    SIMカードの販売店に行き、目星をつけていたキャリア、料金プランを取り扱っているか聞きます。

    決めてない場合や聞きたい場合は「SIMカードがほしい」と言えば、利用内容(データ通信のみか通話+データか)、利用期間などを聞かれ、最適なタイプを出してくれると思います。

  • STEP3
    SIMカードの購入とプラン契約
    利用するプランが決まったら、SIMカードを購入しプラン契約をします。

    契約時にはパスポートの提示を求められる場合があります。
    料金を支払い、SIMカードをスマホに挿入します。

  • STEP4
    初期設定
    ほとんどの場合、販売員の人が初期設定を行ってくれます。
    スマホの言語を英語、または現地語にしておくとスムーズです。
    初期設定が済んだら利用可能です。
  • STEP5
    リチャージ
    データ容量の追加や期間の延長をしたい場合、キャリアの店舗か取り扱いのある店に行ってその旨を伝え、再度料金を払い手続きをしてもらいます。

    手続きはインターネットから行える場合もあります。

注意点、その他

対応周波数帯(バンド)

SIMフリースマホでも、通信が行えない国やキャリアがあります。

各キャリア(通信会社)では通信に利用する周波数帯(バンド)が決められていて、スマホ側は機種によって対応する周波数帯が異なります。
そのため、キャリアの利用している周波数帯と自分のスマホの対応周波数帯が合わないと、通信を行うことができません。

SIMカードを買って初期設定を行う際に、どうしても使えなければ対応周波数帯(バンド)が原因である可能性があります。

その場合は返金処理をしてもらえると思います。
私たちもいくつかの国で今まで何度かありましたが、SIMカードが使えないということで全て返品・返金に応じてもらえました。

同じ国でも別のキャリアのSIMカードであれば、使える場合があります。

データ通信ON/OFFの切り替え

海外でSIMカードを使う場合、モバイルデータ通信は使うときだけONにすることをおすすめします。
特にデータ通信1GBなどのプランだと、うっかりすぐに使い切ってしまうことがあるので注意が必要です。

SIMカードの交換

世界一周などの長期海外旅行の場合、西回り、東回り、南下、北上などルートが交差する旅人と出会うことがあります。
そのときに余った小銭を両替し合うのと同じように、前の国のSIMカードや交通カード(各国のPASMOのようなもの)も交換しておくと、その国で使える場合が多いです。

SIMカードや交通カードは新しく買うとカード本体の料金がかかる場合があるので、もらったものをチャージして使えばその分お得です。

さいごに

海外旅行や世界一周中にSIMカードを買えば、色々な情報を自分ですぐに得ることができます。
旅人(特にバックパッカー)にとって情報はとても大切だと、私は思います。
多くの情報を得て選択肢を増やすことが、適切な判断に繋がると考えているからです。

もちろん、何も情報を得ずに旅をしたいというときにはSIMカードを買わなくて良いと思います。

私たち自身も、インターネットが普及する前の「古き良き旅」が好きで、憧れている部分もあります。
それでも、その時代にはなかったAirbnbなどを使いたいし、スマホは必要だと思います。

海外旅行/世界一周にスマホを持っていくのなら、SIMフリースマホを選ぶ(またはSIMロック解除をする)のが良いと思います。

ちなみに、スマホの買い替えを考えているなら、Xiaomiがおすすめです。
海外旅行/世界一周におすすめの、Xiaomiの高コスパSIMフリースマートフォン

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