2018年12月初旬に、ウユニ塩湖(ウユニ塩原)のツアーに参加しました。
鏡張りのオンシーズン(1月~3月頃)ではなかったので、観光客は少なく、日本人は3組くらいしか見ませんでした。
参加したツアーや必要な持ち物、安宿情報、メルカドなどについて説明します。
鏡張りがきれいに見られる時期(1~3月)とは、少しずれています。
ツアー会社
私たちが参加したツアー会社は、「Hodaka Mountain(ホダカ/穂高)」と「Brisa(ブリサ)」です。
どちらもアジア人に人気のツアー会社です。
私たちは、
- サンセット~スターライトツアー(日の入り~星空ツアー)
- スターライト~サンライズツアー(星空~日の出ツアー)
に参加しました。
実はどちらもホダカで予約したのですが、サンセット~スターライトツアーは人が集まらなかったためか、勝手にブリサに組み込まれました。
とはいっても、ツアー内容はまったくと言っていいほど変わらないので問題はありませんでした。
ホダカには、カタコトの日本語と英語が話せるおばちゃん(ツアーには帯同しません)が受付にいます。
ブリサには、韓国人の男性がスタッフとして働いていたからか(期間限定かもしれませんが)韓国人に人気でした。
場所
下のGoogle mapにピンをしたのがホダカで、同じ通りの近くにブリサがあります。
この通りには旅行会社がいくつも集まっているので、値段や内容を聞いてまわってもいいと思います。
ツアー内容
上の写真は、2018年12月現在のホダカのすべてのツアー内容です。
ここでは、私たちが参加した2つのツアーについて説明します。
値段
- サンセット~スターライトツアー(日の入り~星空ツアー)
- スターライト~サンライズツアー(星空~日の出ツアー)
どちらのツアーも、1人150ボリビアーノでした。
ドル払いが可能で、お釣りもドルでくれました。
クレジットカードの利用は不可。
ネットの情報を見ると、ツアーの参加人数で料金が変わると書かれていましたが、私たちのときはそういった仕組みはありませんでした。(受付のおばちゃんは仕組みを変えたと言っていました。)
タイムスケジュール
参加したツアーのタイムスケジュールを書きます。
サンセット~スターライトツアー(日の入り~星空ツアー)
16:00 ツアー会社から出発(途中民家のようなところで長靴に履き替える)
16:40 ウユニ塩湖到着
~自由時間~
21:00 ツアー会社へ到着(本来は22時まで)
スターライト~サンライズツアー(星空~日の出ツアー)
03:00 ツアー会社から出発(途中民家のようなところで長靴に履き替える)
03:40 ウユニ塩湖到着
~自由時間~
06:45 ツアー会社へ到着(本来は7時半まで)
・ツアー参加メンバーの総意で、どちらの回も早めに帰宅しました。
・ウユニからウユニ塩湖までは意外に近かったです。
・ウユニ塩湖に到着後は、ずっと自由時間でした。
持ちもの
防寒着
ウユニは、昼間は暖かいのですが、朝夜はとっても冷え込みます。
ツアーに参加すると長時間寒空の下にいることになるので、上から下までできるかぎり着込んで行ったほうがいいです。
ホッカイロ
特に足が寒い!
氷水に長靴で浸かっているようなものなので、だんだんと足の感覚がなくなっていきます。
私たちは1回目のツアーでとにかく寒い思いをしたので、2回目のツアーでは靴下を二重にして行きましたが、それでもあまり効果はありませんでした。
靴下に貼るホッカイロがあったらどんなに良かっただろうと思ったので、持っていけるなら絶対に持っていったほうがいいと思います。
ビニール袋
長靴を脱いだら、靴下が濡れていました……。
私たちも知らなかったのですが、レンタルの長靴に穴が空いていることもあるそう。(長靴の意味!)
だから、長靴を履く前にビニール袋を履く人もいるんだそうです。
知っていれば、あんなに寒い思いをすることもなかったかもしれません。
日焼け防止セット
私たちが行ったときは日差しがそれほど強くなかったのですが、天気によってはかなり日焼けするようなので、日焼け止めを塗り、帽子くらいは持っていったほうがいいかもしれません。
軽食
ツアーの時間はとっても微妙な時間なので、私たちはいつものようにお弁当を作っていきました。
お弁当ではなくとも、お菓子やフルーツなどの軽食は持っていくといいと思います。
ツアーの感想
ウユニ塩湖は美しかったのですが、ツアーはウユニ塩湖までの送迎車(交通費)という感じで、往復1時間ちょっとで2000円か~と思ってしまう、なんとも言えない内容でした。
(写真をたくさん撮りたい人にとっては写真ツアーだし、ドライバーさんはカメラマンをしてくれるので満足なのかもしれない。)
私たちのツアーメンバーは、写真を撮ることが目的でない人が多かったので、1時間ほど景色を楽しんだら、あとは寒さに耐えるため車内で待機していました。(この時期のほうがそういったメンバーが多いと思います。)
個人的には「サンセット~スターライト」より「スターライト~サンライズ」ほうがきれいな気がしたのですが、どちらにしろどちらか1つだけでよかったと後悔しました。
また、強制的に写真に参加させられることを恐れていましたが、ドライバーさんが「こういうのやるけど撮りたい?」と撮る前に確認してくれたので、やりたくない人は断ることができました。(この時期のほうがそういったメンバーが多いと思います。笑)
その後はドライバーさんは車の中でずっと寝ていました。
12月のウユニ塩湖の写真
こんな景色が見られたら十分だなと思う人は、観光客がまだ多くないこの時期に行ってもいいんじゃないでしょうか。
サンセット~スターライトツアー(日の入り~星空ツアー)
▼ホワイトチョコレートみたいな塩の地面。六角形は見当たらなかった
▼トリック写真を撮った人はツアー参加者で2人(1組)だけだった
▼プラスチックの椅子を見て分かる通り、少ない水たまりでも一応鏡張りが見られる
▼派手な色の服だともっときれいに鏡張りする
▼日没
▼夕焼け空の反対側の空は、こんなすてきな淡い色
▼マジックアワー
夕焼けのあと、星空を見て帰宅。
スターライト~サンライズツアー(星空~日の出ツアー)
▼カメラの設定はドライバーさんがやってくれるがISO高め。三脚は貸してくれた。
▼朝日が昇ってきた
▼明るくなってくると、鏡張りするようになってくる
▼サンライズ
▼日が昇って満足したら帰宅
ウユニでの注意
標高が高い
ウユニは、標高約3700メートル。
私たちはポトシ(標高約4000メートル)から来たので高山病にはならなかったのですが、標高の低い都市や日本から来る人は注意が必要です。
寒い
とても寒いです。
体が冷え切った状態でツアーから帰ってきたときは、上から下まで全部着たまま布団に入りました。
乾燥している
夜に洗ったジーンズが(ウユニは水不足なので洗濯には注意。汚れた箇所だけ洗うなど工夫が必要)、朝にはすっかり乾いているほど空気が乾燥しています。
朝起きるといつも喉が痛かったので、寝るときは水や湿ったものを顔の近くに置いておくといいと思います。
ウユニの安宿情報
私たちが泊まった安宿は、「Wara del Salar」です。
値段は、他の人のブログを見て100ボリビアーノだと思っていたのですが、ツイン(ダブルでも同じ)で80ボリビアーノでした。
私たちが泊まったのが12月だったからこの値段だったのかもしれません。
ドミトリーもあります。
オーナーは噂通り陽気でいい人でした。
設備
・キッチンあり
→この宿の良いところは、なによりキッチンが使えること。
私たちが行ったときはほとんど客がいなかったので、プライベートキッチン&バストイレのような感じで使えて、とても快適に過ごすことができました。
・Wi-Fiあり
→昔の情報ではWi-Fiがなかったようですが、今はあります。
私たちが泊まった3階のツインルームでは弱くて使えなかったのですが、2階の共有スペースなどでは使うことができます。
速度は速くはないです。
・ホットシャワーあり
→2階の共有スペースにあるシャワーは使用時間に制限があると書かれていましたが、(そこも24時間使用可能なのかも?)3階のシャワーは24時間使えました。
ただし浴びるのは10分以内。
以前日本人男性が20分以上浴びつづけ、電気シャワーを壊してしまったからとのこと。
▼ツインルーム
▼トイレ、シャワー
▼キッチン(包丁がない!)
▼キッチン前のスペース
ウユニのメルカド情報
ウユニには中央市場(メルカド・セントラル・デ・ウユニ)があります。
それほど大きくはないですが、野菜、肉、果物などが売られています。
食堂もありますが、他の街より高めです。
私たちは、メルカドの食堂を出てすぐのところにある小さな屋台で食べました。
▼緑の椅子があるお店
ここなら、10ボリビアーノでプレート料理を食べることができます。
行く店に迷ったら行ってみてください。
▼チキンが揚げたてで、白身魚みたいにほろほろ柔らかくておいしかった!
ウユニの木・日曜市場
木曜と日曜に、大規模な市場が開かれます。
普段のウユニの街の姿からは想像できないくらい活気があり、見て歩くのがとても楽しかったです。
▼ワイン購入
▼エンパナーダ、3ボリビアーノ。じゃがいもやひき肉が入っている
▼左の黄色いソースはカレー味!
さいごに
ウユニに行く前は、「ウユニ村」と言われているくらいだからすごく小さい街で、観光客ばかりのツーリスティックな街なんだろうなと想像していましたが、実際はそこまで小さくはなく、地元の人たちは他の街の人たちと変わらないように生活していました。
恥ずかしいことに、「ウユニでは日本人は嫌われている」とよく聞きます。
ウユニでボリビア人に「なに人?」と、確認されるように尋られるのが嫌で嫌でたまりませんでした。
日本人が多い時期になるとリラックスして忘れてしまいがちですが、ここは観光地である前にボリビア人たちの生活の場であることを忘れないようにしたいですね。
また、ウユニに限った話ではありませんが、私たちはせっかくなら訪れた場所のことを少しでも知りたいと思っています。
知り合いのPotato Saladというブログの、この記事(みんなが知らないウユニ・ボリビアの裏側)を読んでみてください。
ウユニの環境問題や資源などについて触れています。
絶景ウユニ塩湖がきっかけで、こういうことを考える人たちが増えればいいな~と思います。
以上、現実的なウユニ記事でした。笑
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