メイです。
世界旅行記、2017年9月のジョージア編です。
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市内観光
2017/9/10 ジョージア トビリシ
けいすけくんはカズベキへ。
ナオトはアルメニアへ。
▼ちょっと近所に遊びに行くみたいな感じで国境を越えに行くナオト
仲良くなった人がみんないなくなったけれど、私たちはあと1日だけトビリシを楽しむ。
トビリシのツミンダ・サメバ大聖堂
今日はツミンダ・サメバ大聖堂に行く。
カズベキにも同じ名前の教会があり、そちらの方がフォトジェニックで旅人には有名なのだけれど、トビリシのツミンダ・サメバ大聖堂のほうがジョージアにとっては重要な教会のようだ。
1995年から2004年の間に建設された。ジョージアのみならず南コーカサス一帯において最大の宗教的建築物であり、世界の正教会の中でも最大の聖堂の一つに数えられる。
引用:Wikipedia
メトロのアブラブリで降りて、教会に到着。
教会の中に入ろうとすると、わたしだけ入り口で止められた。
どうやらズボンのせいみたいだ。
肩が出ているワンピースの女性はOKで、上下長そで長ズボンのわたしはダメらしい。
タイツでもスキニーでもないのになんだろう。
体の線が出ている服はダメとかいうイスラム教的な理由?
腰に上着を巻いて入った。
信者たちを見ていると、ここの教会は十字を3回切るみたいだ。
みんな十字を切りまくっている。
イコンにキスしたり、撫でたり、聖書を読んだり、頭を床に付けて祈ったり。
今まで見てきたキリスト教とはちょっと違う熱量だった。
アルメニアにも下の写真のようなイコンがあった。
絵の上から、顔や手の部分を切り抜いた金属の装飾をかぶせている。
予想だけど、普通の絵をもっとゴージャスにしてあげようと思って、あとで装飾を付け足したんだと思う。
お地蔵さんに服を着せるみたいな発想で。笑
アジャルリ
帰りにパン屋でアジャルリ探し。
ジョージア名物のハチャプリ(チーズパン)はどこにでもあるけれど、アジャリア地方のハチャプリ(=アジャルリ)はどこにでもあるわけではなく、探すのに少し苦労した。
やっと見つけたパン屋でアジャルリのミニサイズ(5ラリ/約200円)を注文。
ジョージアの物価にしては高いと思う。
アジャルリが来るまで10分くらいあったので、他のパンとビールを買って、作るところを見ながら待った。
まずパンにチーズをのせて焼き、卵をのせてもう一回ちょっとだけ焼いていた。
たっぷりのバターと、少し癖のあるチーズと、半熟卵。
好きなものの詰め合わせ。
おいしい、んだけど、しょっぱすぎてキツくなってきた。
ジョージアの料理は全体的に塩辛い。
ミニにしておいてよかった……。
ステーションスクエア駅の市場
ステーションスクエア駅の近くの市場を物色。
ちょっと、というかかなり東南アジアっぽい。楽しい!
▼お菓子屋さんに並ぶ25歳
▼売ってるもの全部中国製なんじゃないの?と思うくらいどこかで見たような商品ばかり
▼古着が目的だったけれど古着屋は見つからなかった
▼一番好きなコーナー
今日は、宿のオーナーのマナナにシュクメルリの作り方を教えてもらうから、にんにくとジョージアブレッドを買って帰った。
▼宿に戻る前に、気になっていた怪しいジュースを
▼ただの炭酸ジュース。色が気持ち悪いけど喉が乾ききってていたのでおいしい
手作りシュクメルリ
鶏肉はなかなかいいものが見つからなかったので、宿の近くで冷凍のものを買った。
店の人に、シュクメルリに牛乳は必要かを聞こうとしたら、まず「シュクメルリ」という料理名が通じなかった。
何度も言い直して、最終的に「チュクメルリ」で通じた。
例えば外国人に「にくじゃが」を「ねくじゃが」と言われても、わたしだったらすぐに肉じゃがのことだとわかると思うんだけどな。
なんか発音が全然違ったんだろうな。「ねごじぇご」とかになってたんだろうな。
やっと通じたところで、店員さんはシュクメルリを作ったことないから作り方わからないらしい。笑
ん~でもこの間チュリで食べたシュクメルリには牛乳が入っていたと思ったから、やっぱり牛乳は買っておいた。
宿に戻って、さっそくマナナにシュクメルリの作り方を教えてもらった。
というか、全部作ってくれた。
▼にんにくをこの機械で潰す
▼よくわからない粉を入れていた
▼完成
おいしい~
ちなみに、牛乳は使わなかった。(でも調べると牛乳を使うレシピもある)
80万円のスキミング被害に遭ってしょんぼりしていたりょうさんと、ラップを作りながら旅をしているケントくんと4人で「ドボン」というトランプゲームをする。
なかなか終わらない、、、全然終わらない、、、
結局2時間くらいやってやっと終わった、、、。
正直言うと、こういうゲームとか流行りの人狼とか、全然好きじゃない。笑
普通に話すほうが楽しい。笑
トビリシからクタイシへ
2017/9/11 ジョージア トビリシ~クタイシ
チェックアウトの準備しているときに、何人かの日本人がチェックインしてきた。
入れ替わりだな~なんて思いつつ、その中の夫婦の2人と10分くらい何でもない会話をした。
そのたった10分、特別話が盛り上がったわけでもないのに、すごく「なんかいい感じ」の人たちだと思った。
いいな~
わたしもいつか「なんかいい」が滲み出ているような人になりたい。
日本人たちに見送られ、昼過ぎにチェックアウト。
さっき会ったばかりの人たちに見送ってもらうのって、なんか恥ずかしいし申し訳ないし、こっちもどういう気持ちで手を振っていいかわからなくて複雑だなぁ。
日本人特有の気遣いと言うか礼儀というか、なんかふふっと笑ってしまった。
▼ありがとうマナナさん
クタイシへ
マルシュターミナルまでメトロに乗ると、トビリシに来てから何回か見ている物乞いの子どもたちがいた。
車内で太鼓を叩きながら歌い、演奏が終わってから車内を歩いてチップを要求する。
見ていると、だいたい1車両で1人くらいしかチップをあげていない。
毎日のことだし、街の人は呆れているのだと思う。
同年代の子供を連れた母親がチップをあげていた。
すると物乞いの子供は、その母親の子供がつけているバッグをちょうだい、時計をちょうだい、とねだっていた。
ディドゥベのマルシュターミナルへ行き、1人10ラリでクタイシまで。
マルシュの中で、ずっとiPodに入っていたけれど1度も聴いたことがなかった、いきものがかりの「木綿のハンカチーフ」のカバーが偶然流れてきた。
もちろん原曲は知っていたけれど、歌詞を最初から最後までちゃんと聴いたことがなかったので、こんなに切なく悲しい曲だとは思わなかった。
自分でも驚くくらいボロッボロ泣いた。
別に同じような経験をして主人公の気持ちとリンクしたとかではなく、ただ単に感情移入してしまった。
まぁよくあることだ。
シュンにはものすごく引かれた。
これもよくあること。
15時に出発して、19時にクタイシに到着した。
クタイシで降りる人は私たちだけだった。
「スリコ&メディコの家」とマニラの話
そこから、マルシュを間違って乗り換えたりしながらも、クタイシで超有名な民泊「スリコ&メディコの家」に到着した。

スリコ&メディコの家に到着すると、メディコと日本人宿泊客たちが夕飯を食べている最中だった。
れいこさんはカズベキ以来の再会で、フィリピンと日本のハーフでマニラ在住のアキラさんと、日本から来たスバル君はそれぞれ初対面。
アキラさんはもうずっとマニラに住んでいるらしい。
数年前にマニラに行ったことがあると言ったら、「よく無事でしたね」と言われて逆に驚いた。
マニラの治安は、現地の人からしても相当悪いらしい。
アキラさんがこれまで銃を突きつけられたのは5回。
財布とケータイを出せと言われるから、いつもダミーを持ち歩いているのだそう。
日中も普通にやられるらしく、場所はだいたいジープの中、3人組の強盗で1人は運転手を脅し、あとの2人に囲まれるという。
昔の話ではなくつい最近も強盗にやられたんだと。
確かに私たちよく無事だったなぁ。
危ないことは知っていて、ずっと警戒はしていたけれど、強盗に遭ったら逃げようがない。
気になっていたストリートチルドレンの話も聞いてみた。
ストリートチルドレンにお金をあげたりすると、ドラッグに使ってしまったりするというのは本当らしい。
だから、お金はあげない方がいいかもって。
フィリピンはとにかく貧富の差がすごすぎると。
金持ちの人は、治安を悪くしてるやつらに死んでくれって思っている(たとえ子供でも)らしいから、今の過激なドゥテルテ大統領を支持・評価している人は多いらしい。
大統領の麻薬犯罪の取り締まりによって、ストリートチルドレンでも殺されてる子もいると。
実際に自分の足で行って体験したところでも、話を聞いてみるとまた全然違うことも知れる。

途中でお待ちかねのスリコが登場して、噂のスリコ劇場が始まった。
スリコはお酒が大好きで、仕事を終えて帰ってくると宴会芸を披露してくれることで有名だ。
そしてこの宿はなんとワインが飲み放題。
▼ワインを飲み干すと、逆さにしてベルを鳴らせるグラス
▼逆さにしても器になるコップ
▼机に置くことができない角のワイングラス
▼スリコお気に入りの侍キャップ
▼手を使わずに地面においたグラスを取って飲む。体が柔らかくないとできない!
スリコがメディコのことを大好きすぎて可愛い。
スキあらばチュッチュチュッチュしようとして、それをメディコが避ける。
ちなみにメディコは写真を撮ったときに「No Facebook」と言っていたのでブログにも載せない。
私たちも麦茶のようにワインをたくさん飲んだ。
食後、れいこさんと屋上のゆらゆらゆれるソファーで2人で話した。
ちょっと寒いけれど、我慢できるだけの寒さが最高に心地よかった。
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