シュンです。
世界旅行記、2017年9月のトルコ編です。
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歴史博物館と古民家博物館
2017/9/19 トルコ サフランボル
宿の朝食は思った以上に豪華だった。
パンはバゲッドとシミットの2種類、オリーブはグリーンとブラック、ジャムと蜂蜜、サラミ、チーズが3種類、ゆで卵。
安宿の朝食なのにちゃんとしていてありがたい。
(→トルコ サフランボルの立地がよく朝食がとってもおいしい安宿)
昨晩室内に干した洗濯物がカラカラに乾いている。
サフランボルはかなり乾燥しているみたいだ。
早めの昼食にトラブゾンでもらったフルーツを食べたら、潰れたぶどうがワインになり始めているような気がした。
午後は街歩き。
まずはサフランボル歴史博物館へ。入場料は4リラ(約128円)。
僕たちの他に客はいない。靴にビニールを被せて入る。
古民家の写真や昔の道具、鍛冶屋や菓子屋の人形の展示などがあり、全体的に興味深かったのだけど、英語の説明がなかったのであまりよく分からなかった。
このあたりからはサフランボル旧市街の町並みを見渡せる。
次は古民家博物館。
サフランボルでは古民家を公開している場所がいくつかあるらしく、その中の一つ。
おそらく、かなり裕福な人の家だったのだと思う。広いし、部屋数が多い。
最初にビデオを見る部屋があったり、展示の人形が小刻みに動いていたり、けっこうしっかりしていておもしろかった。
こういう展示は説明が少なくても分かりやすい。
▼ここにいた猫が人懐っこくてかわいい
さっきの歴史博物館も今の古民家も、昔のサフランボルの繁栄の様子を伝えていた。
商工業者がたくさんいて、独特の建築があって、活気のある街だったのだろう。
過去に交易によって栄えた街(サフランボルはシルクロード貿易)が、現在は落ち着いた村のようになっている場所は世界にいくつもある。
史跡に行っても、なかなか繁栄当時を想像することは難しい。
そういうときに毎回、大きな博物館などによくある昔の様子を再現したジオラマや映像が見たいな、と思う。
あたたかい、おいしいパン
歩いていて見つけたパン屋からものすごくいい匂いがしたので、中に入るとちょうどパンが焼きあがったタイミングだった。
おっちゃんにどこから来たのかと聞かれ日本だと答えると、「あたたかい、おいしいパン」と日本語で言っていた。
昔は日本からもツアー客が来ていたのかもしれない。
慣れた手つきで次々と焼きあがったパンを窯から取り出し、新しい生地を窯へ入れていく。
その一連の流れが鮮やかで、見ていて楽しい。
僕は学生時代にガラス張りのパン屋でアルバイトをしていたのだけど、こんなに滑らかで無駄のない動きができていたらかっこよかっただろうな。
見ていたら焼きたてを食べたくなり、バゲットを1つ買ってその場で食べた。1リラ(約32円)。
軽い食感で、何もつけなくてもおいしい。
「地球の歩き方」にトルコのバゲットはうまいと書いてあったが、たしかにうまい。
香りが良くて、外はカリカリ、中はふわふわでベトナムやラオスのパンに似ている。
もしかして、トルコのパンはフランスから伝わったのかも??
天気が悪くなってきたので、スーパーでパスタ、玉ねぎ、トマトを買って宿に戻る。
バザールの商店も屋根を出しはじめた。
宿に戻り、チャイを飲もうとコイルヒーターで湯を沸かし、コンセントを抜くと、バチッと火花が散った。
よく見るとプラグの先が焦げている。
ああ、また壊れた…やっぱりコイルヒーターは便利だけど危ないな…
これが使えないと夕飯のパスタも茹でられないし、困ったな。
しかもこの宿のマルチタップも壊れてしまった。
オーナーに言うと、「大丈夫だ」と言ってくれたけれど、修理工を呼んでいたし申し訳なかった。
昨日から問題児みたいになってしまっている気がして、なんとなく気まずい。
結局パスタは茹でられないので外にパンを買いに行き、さっきと別のパン屋で別のパンを買った。
夕飯は昨日のレバーに玉ねぎとトマトを加え、サラダ風にして食べた。
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