【旅のルート】
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メイです。
明けました、おめでとうございます。
アーサンモンジールとスターモスジット。興奮のオールドダッカ
2017/3/13 ダッカ
初めてのリキシャ
今日は、アーサンモンジール(Ahsan Manzil。別名ピンクパレス)とスターモスジット(Star Masjid)に行く予定。
服は昨日を反省して(薄い白の長袖はイスラム教的に✕)上着を着ることにした!暑い!
リキシャを拾って値段交渉。
通りかかったスーツのビジネスマンが通訳をしてくれて、最終的に90タカで交渉成立。
初めて乗るリキシャ。
想像よりもすごく狭くて、椅子が斜めってて落ちそうになる。
そして揺れるたびに天井に頭がぶつかる。
そしてスリル満点!
対向車や歩行者とスレスレの距離で走る。
歩行者は、道での優先度ランキングが一番低い気がする。轢かれたほうが悪いって感じで。
バス>車>バイク>リキシャ>歩行者
歩くとき気をつけなきゃ普通に轢かれるわこれ。
途中から、これって誰も得しない乗り物なんじゃないかと思えてきた。
渋滞の原因でもあるし、漕ぐ人もずっと立ち漕ぎで辛そうだし、乗ってる方も辛いし、歩行者も危ない。
たしかに短い距離を気軽に乗れて便利だし、商売を始めるのにも自転車だと初期投資が少なくて済むんだろうけど、もっと全員にいい方法ないかな。
なんせ、
都市国家を除くと世界で最も人口密度が高い国で、人口数は世界第7位
引用:wikipedia
なので、普通の国の常識が通じない。
▼見た目以上に長い
▼触れるな危険
アーサンモンジール到着。
降りて90タカを払うと、リキシャワラは120タカだと言ってきた。
いやいや、90だよ。
通りかかった若者が通訳に入ってくれて、「あと20よこせってさ」とか「あと10でいいってさ」と訳してくれる。
わたしは今回初めてリキシャに乗り、思っていたより過酷そうな仕事を見て、最初に値下げする必要はなかったかなーと思っていたので、感情論に走って100タカで話をつけようかと思っていた。
だけど感情論に流されないシュンは、最初にお互いが合意した額しか出せないと言う。
90タカが低いと思うなら、最初から自分たちを乗せなければよかっただけだと。
結局あっちが折れて、90タカで終わった。
昼ごはん
アーサン・モンジールに入る前に、昼ごはん。
ピンクの宮殿から遠ざからない距離のお店を探す。
ここにしよう。
豆カレー(ダル)とビーフカレー(ゴルマンショ)とチャパティ(ポロタ)を注文。
食後に隣の店でチャ。
▼アダチャ(生姜入りの紅茶)
アーサンモンジールへ
アーサン・モンジール、別名ピンクパレス入場。入場料は100タカ。
反対側にはブリゴンガ川に面した船着き場、ショドルガットが見える。
乗りたかったロケットスチーマーもここから出るらしい。
▼青が綺麗!
博物館内は、ヨーロッパ風の家具や部屋の展示。
途中で若い女性の警備員に「どこからきたの?あなたたちは友達?家族?夫婦なの?バングラは初めて?まあ素敵・・!」と言われ、ちょっと照れる。
博物館を見終わり、広場みたいなとこに出ると、そこにいた人たちの全視線を集めた。
若者たちが「ヘイ君たち!写真撮ろうぜ!」と言ってくれるパターンもあれば、
母親が「ほら、あんたもこの人たちと撮ってもらいなさい」と子供に促すパターンもあれば、
まず握手を求め、二言三言を挨拶を交わしてから「セルフィーいいですか?」ととても丁寧にお願いされるパターンもあった。
そんなに丁寧な対応をされるほどの身分ではないから少し申し訳なくなった。
有名人ってこんな感じか~悪い気はしないな~と思っていたら、シュンはこれが毎日何回もあると思うとちょっとめんどくさいな、と言っていた。笑
オールドダッカを歩く
スターモスジットへ向かいながら、オールドダッカの街を歩く。
すごい。
すごい。
すごい。
ここが来たかった、見たかったダッカだ。
迷子になってしまった子供みたいな感覚というか、瞬きも忘れてその世界に吸い込まれてしまいそうな感覚。
歩くのを忘れてしまいそうになるけど、歩かないと邪魔になるから止まれない。
映画の主人公になって違う世界に迷い込んだみたいだった。
超おもしろい…やばい…圧倒される…笑うしかない…あぁ、と思いながら横を見たら、シュンも同じ顔して笑ってた。
忙しなく人が行き来するここでも、やはり声を掛けてくる人がたくさんいる。
「ホームカントリー?」と聞かれ、出身国を聞いたら満足したように頷いて去っていく。
これは1日に10回以上は聞かれる。
ここに来て中国、韓国の他に、フィリピン、タイ、ミャンマー人と間違えられるようになった。
▼練乳アイス
▼囲まれつつ食べる
この赤ひげのおじさんは、わたしがお願いして一緒に撮ってもらった。
ヘナ染めでこんな真っ赤になるのか?
スターモスジット
スターモスジットに到着。
思ったより小じんまりとしていた。
星のモチーフが可愛い。
神聖なところだとは思うんだけど、ここで寝てる人とかいる。
厳格な雰囲気はなく、ほのぼのした昼下がり。
入っていいのかわからなくてうろうろしてると、係の人?が案内してくれた。
ここからここがバングラのタイル、ここからここが日本のタイルだとか教えてくれた。
▼噂の富士山タイル
ありがとうって帰ろうとしたらチップくれ、だって。
こういうのって払うべきなのか?
よく、その価値があると思えば払えばいいとは言うけれど。
優しく案内してくれたことが当然のこととは思わないけど、最初にお金かかるよと言ってくれれば済む話なのに、後から言われるとどうも騙された感はある。
歩いて帰ろう
歩いて帰りながら、食べ飲み歩き。
▼チャドカン
▼ドゥチャ(ミルクティー)
▼「こいつは俺の友達だ!撮ってくれ!」
私たちが経口補水液と勝手に呼ぶ水。
カラカラの身体にすっと入ってくる魔法の水。
水にポカリの粉みたいなのとレモン汁を混ぜて振って出す。
ちょっとしょっぱいけどおいしいんだこれが。
プリンかと思って買ったものは、ヨーグルトだった。
後から調べて思ったけど、これがバングラのヨーグルト「ドイ」か。
▼食べていると何人かが立ち止まる
▼ホーリー帰りの青年たちと写真
私たちが立ち止まると、周りの人も立ち止まる。
写真撮ってと言われるのはいいけど、人が集まってきちゃうのは居心地は良くないな、周りにも迷惑になるし。おもしろいけど。笑
ダッカの人たちは、みんな友達って感じで、とにかく人懐っこい。
ユアカントリー?ホームカントリー?ハロー?ジャパン?
色々パターンはあるけど、ちょっかいを出すのではなく、普通に話しかけてくれる。
人の良さをひしひしと感じる。
話には聞いていたけど、今まで行った国とはまた違う概念の国、バングラ。
知的な女性
歩いている途中、ちょっと通り過ぎてから私たちに気づいて、大声で「ユアカントリー?チャイナ?コリア?」と聞いてくる男性がいた。
「ジャパン!」と答えると、遠すぎて聞こえなかったのなんなのか、ワーワー何かを大声で言いながら遠ざかっていった。
なに言ってんだか~と思っていたら、わたしの後ろを歩いていた若い女性が真横に並び、「あの人、まったくしょうがないね」という風にニコっと笑った。
そして若い女性は、「あなたの名前は?」と聞いてきた。
いきなり名前を聞かれたことはなかったから少し戸惑いながら「メイ」と答えると、「素敵な名前ね」とだけ言って去って行った。
きっと、国籍なんか関係ないよと言ってくれたんだよね、ありがとう。
とても素敵で知的な女性だった。
そういえば、街に出て歩いている8割は男の人だ。
そして男の人より女の人のほうが気難しい感じがする。
目が合っても、男の人と違ってニコって笑わない女の人が多い。
ハッピーホーリー
大通りも相変わらずカオスだ。
ヒンドゥーエリアなのか、ホーリー帰りの人たちがたくさん歩いていた。
みんなハッピーホーリー!と声を掛けてくれる。バスからも手を降ってくれたり。
粉をつけられそうになったけど、逃げた。笑
でもなんだかみんな節度がある。
一人だけ、「これは俺らのトラディショナルカルチャーだから、ちょっと粉をかけないか?」と丁寧に説明してくれた人がいたから、まぁ、じゃあ手だけねって言って、手の甲にちょっとだけ塗ってもらった。
それだけでも喜んでくれた。
ノリの悪い日本人でごめんな。
顔に変なものを塗るの好きじゃないんだ。笑
服も最小限しか持ってきてないから汚したくないんだ。笑
いやいやお前らもう十分汚いだろって思うでしょ?
自分の中で許せる汚なさと許せない汚なさがあるの。
宿の近くで再びのチャ。
チャドカンはお喋りの場だ。
男性に「何しに来たの?」と聞かれたので、「観光だよ」と答えると、「ここより日本の方がいいだろう?日本はきれいだし、世界で一番秩序が保たれてる国だ。ここは交通ルールがぐちゃぐちゃ」
たしかに交通ルールはそうだけど、日本の方がすべてにおいて良いとは言い切れない。
ここにはここの魅力があって、外国人のわたしから見ればこんなに面白いと感じるところはない。
本日の俺を撮れシリーズ
夜ごはん
夜ごはんは、宿から北の方面に少し歩いたところ。
この辺にはいくつか似たようなレストランが並んでいる。
私たちはご飯は屋台みたいなところでもいいんだけど、屋台には軽食しかないので、こういうちょっといい感じの食堂に行くしかない。
店の前で鶏の丸焼きが回っている。
ケバブを食べよう。
チキンケバブとナンを2人分注文。
ケバブがほんとに美味しかった!
これとコーラ2本で230タカ(約312円)ってけっこう安いな。
▼全部美味しかったけど、サラダにかかってる甘めソースがかなり気に入った
▼会計はクミンシードに刺さって出てきた。クミンシードを噛んで口をさっぱりさせる
屋台でちょっとおやつも。
あー、歩いているだけで本当に楽しかった。
どこもそうだけど、ここほど新しい刺激のある場所は本当に久しぶり。
また明日が楽しみだ。
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