メイです。
世界旅行記、2017年11~12月のバルカン半島(クロアチア・スロベニア)~イタリア編です。
各国の旅行記、コラム、情報のもくじはこちら(世界一周)から。
5人でザグレブ観光
2017/12/11 クロアチア ザグレブ
9時起床。
昨日合流したナオトのキャンプ用ガスコンロで米を炊き、足りないのでパンも食べた。
今日はみんなでザグレブの街を散策する。
大人数で街歩きをするときは、行き当たりばったりでグダグダするより、ある程度行く場所を決め打ちして観光するのがいいと思う。特にザグレブみたいな都会では。
そもそも5人で集まるとたいていおしゃべりに夢中なので、観光はおまけみたいなものだ。
こういうのもたまにはアリだと思う。
最初は聖マリア被昇天大聖堂(ザグレブ大聖堂)へ。
外観がまずすごい。大きくて迫力がある。
縦に撮っても写しきるのが大変なくらい。
Wikipediaによると、この教会はクロアチアのカトリック教会の中心で、クロアチアで最も有名な建物なんだそう。
高さは105 mあり、クロアチアで最も高い建造物である、とも書いてある。
カトリックのゴテゴテの教会に入って、やっぱりこれだよな~と思った。
というのも、わたしが大学時代に海外旅行に行き始めたとき、フランスやイタリア、スペインなどのカトリックの国ばかりをまわっていたので、教会=ゴテゴテ装飾のイメージが刷り込まれているのだ。
最近まわっているバルカン諸国は正教会系が多く、宗教的な違いがおもしろくはあったが、プロテスタント同様、視覚的にはシンプルすぎて物足りなさを感じていた。
芸術要素をこれでもかと詰め込み、それにかける情熱や、神的なものを感じてしまいそうになる美しさがあるカトリック教会は、無宗教者からすると単純におもしろい。
歩いていて偶然見つけた市場(Mesnica NENOというらしい?)で、昼ごはんを買うことにした。
全体的にけっこう高く、何を買うべきかかなり悩んだけれど、安いパンと肉屋のセールの生ハムを発見。
生ハムサンドにして食べた。
とっくんなっちゃんもいろいろ探し回った結果同じものを食べた。
たぶんこれがこの市場の最安ランチだと思う。笑
キャベツのまるごと漬物がすごい。
ナオトは、「自分はハンバーガーとか食べたいっす」と言って、市場では何も買わなかった。
旅人だからといって無駄に節約せず、金の羽振りがいいところがナオトの良いところだ。
ナオトには「これ買いなよ~」ってすぐ言っちゃう。
この中で一番年下。
次は聖マルコ教会。
屋根に描かれた紋章がかわいくて有名な教会。
たしかにすごくかわいいけど……中入れないんかい!
ということでただの撮影スポット。
次は、石の門。
中に聖母マリアが祀られていて、地元民が熱心にお祈りしていた。
なんだか神聖な雰囲気を感じた。
今回はわたしが地図を見ながら先頭を歩いているので、道を間違えて遠回りしても、みんな道を知らないので気づいていない。
歩きながらなっちゃんとおしゃべり。
なっちゃんは看護師を辞めて旅に出たのだが、担当は救急だったらしい。
4年間働いていて、心肺停止で運ばれてきた人で社会復帰を果たした人は1人しか知らないとか……。
これはわたしの完全な偏見だが、看護師の人は、優しくて勇敢で責任感が強く仕事ができる。
そんなのはただの職業イメージだと思うかもしれないが、わたしの経験上で言うとそうなのだ。
こういう人が、人を助けるという仕事をするんだなぁと、今まで何度か思った。
なっちゃんもそう。
話していると何でも受け入れてくれるような安心感があって、一方で強さも感じる。
帰り道、ハリーポッターなどの映画やアニメなどのグッズを売る不思議な小屋があったのでちらっと覗いた。
いろいろ街を歩き回ったあとは、ザグレブ中央駅の中にあるスーパーで夕飯の買い出し。
駅ナカが充実している。
部屋に帰ってご飯を炊き、肉と野菜の焼き蒸し。
味付けはにんにく塩コショウビールのみ。
ビール2リットル×2本、ワイン2リットル×1本。
5人でこれは明らかに足りないでしょと言ったのに、まぁ足りるっしょということになって、やっぱり足りなかった。笑
夜も更けて宴も終わり。
今日は酔うまで飲もうと思っていたけれど、お酒が高いのでそんなに飲めなかった。
次はポルトガルで集合できそうだから、年越しは飲むよー!
男3人はいろいろと語り合っていた。
ナオトの夢は、復縁らしい。
重いわあ。。。笑
解散、ヴェネチアへ
2017/12/12 クロアチア ザグレブ~スロベニア リュブリャナ~イタリア ヴェネチア
今日でみんなと一緒の旅は終わり。
とっくんなっちゃんが1番はじめに出発。
飛行機でベルリンへ。
またポルトガルで会おう!
次にナオトがチャリで出発。
頑張って進んでくれ。
もう事故に遭わないように、本当に気をつけるんだよ(実はナオトは前回合流したあと自転車で事故に遭い、帰国していた)。
私たちはシュンのバックパックを直してから出発する。
とりあえずは背負えるけれど、耐久性は手縫いでは限界がある……。
11時にチェックアウトをして、歩いてバスターミナルへ向かう。
途中で雨が降ってきた。
とりあえずスロベニアのリュブリャナまでフリックスバスを取り、遅れなしで到着したら15時発のリュブリャナ〜ヴェネチアのバスを取る予定だ。

バスは時間通りに出発。
国境ではバスから降りて出国スタンプをもらい、再び乗り込み、入国では簡単な荷物検査があった。
スロベニアはシェンゲン圏だ。
あと何日滞在OKだ?
ちゃんと数えないと分からん。

リュブリャナのバスターミナルには少し遅れて到着した。
駅前のマックのWi-Fiに繋ぎ、16時50分発ヴェネチア行きのフリックスバスを取った。
出発まで1時間くらいあるので、それまで少しリュブリャナの街を観光することにした。
バスターミナルから15分ほど歩いたら観光エリアだ。
バックパックを背負っての観光はこれが初めてかも。
スロベニアは旧ユーゴスラビア圏ではあるけれど、リュブリャナの街はすっかり(西)ヨーロッパだった。
ザグレブもそうだったけれど、それよりももっと。
陸路旅のいいところは、こうやって国や地域の文化の移り変わりを肌で感じられること。
そういう意味で本当にいいのは徒歩旅かチャリ旅だが。
広場がいい雰囲気。
バスカーの音楽もあいまって、いい感じいい感じ。
フランシスコ会の受胎告知教会。
こんな可愛い色の教会なかなかない。
中に入ると少し暗く、意外に厳かな雰囲気だった。
これは有名らしい三本橋。
三本橋を渡って川沿いを歩き、違う橋を通って元の場所に帰ってきた。
本当に一瞬の観光だったけれど、いい雰囲気を味わえた。
バスターミナルに戻る。
ヴェネチア行きのバスは10分ほど遅れて到着した。
このバスは、ブダペストから来てトリエステを経由し、ヴェネチアに向かうようだ。
トリエステで乗客のほとんどが降り、ヴェネチアに向かう乗客は私たち合わせて3人だけ!
安いバスなので利益が出ているのか心配になる。
ヴェネチアが近づいてくると、窓の外の景色が日本にそっくりで驚いた。
ここがヴェネチアだと言ったらみんな驚くはず!と思ったが、空腹で写真を撮る元気がなかった。
ヴェネチアにはだいたい時間通りの20時30分に到着。
予約したホテルは普通のきれいなホテルだ。
久しぶりに泊まるなぁ、こんなところ。
とはいえ私たちのような小汚いバックパッカーも結構いる。
部屋はなぜかファミリールームだった。
Agodaのクーポンを使って4000円くらいだったから、かなり安いと思う。

多くの人が「ヴェネチア」と聞いて想像するあの美しい街は、ヴェネチアの島部分で、島ではない本土側のヴェネチアは、ごく普通(?)の土地だ。
そして当然、島側のヴェネチアより、本土側のヴェネチアに泊まったほうが安い。
ちなみに翌日撮った窓からの景色はこれ。
ヴェネチアの本土側の景色は、雰囲気もくそもない。笑
部屋にバッグを置いたらすぐにスーパーにご飯を買いに行った。
お腹が空いてもう限界。
ところがなんともうスーパーが閉まっていた……、絶望。
仕方なく近くにあった商店へ。
水1ユーロ(スーパーでは0.2ユーロ以下)とみかん、それと残ったサンドウィッチで今夜は我慢。
そろそろちゃんとしたホットミールが食べたいわ。
ここ最近移動つづきでこんなご飯ばっかり。
ポルトガルに行ったら少し長居する予定だから、自炊をたくさんするぞ~!とポルトガル生活を想像して励みにする。
お風呂に入る前、衝動で10センチくらい髪を切った。すっきり。
やっぱり短いほうがいい。
シャワーを浴びて、早めに寝る。
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