【2018 モロッコ① クラクフ~マラケシュ】シェンゲンからの出国、モロッコでの再会

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世界旅行記、2018年3~5月のモロッコ編です。
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ライアンエアー、LCC利用者の心得

2018/3/19 ポーランド クラクフ~モロッコ マラケシュ

かなり寝やすい空港だった。
朝5時に起きて、チェックイン開始とともにライアンエアー(Ryanair)のカウンターへ。

ライアンエアーはアイルランド発のLCC(格安航空会社)で、安価で路線数が多く、ヨーロッパのバックパッカーの間では定番として利用者が多い。

しかしLCCなので受託手荷物(預け荷物)は有料であったり、チケットは事前に自分で印刷していったりしないといけない。

なにか忘れていたり間違っていると、当日チェックインカウンターで高額請求をされることがあるので、なんとなく不安もある。

かなり前の旅では、ベトナムのLCC Vietjet(ベトジェット)で事前に購入した受託手荷物の重量を超えて、空港で追加で7000円くらい払ったことがある(チケット代も7000円くらいだった記憶)。

LCCはあらゆるコストを削減して低価格を実現しているため、その低価格のままでサービスを利用したければ、利用する側も少し準備が必要だ。
利用者側の努力込みの価格設定なのだ。

僕たちはLCCを使うときは大体、片方のバックパック1つだけを受託手荷物にして、もう片方のバックパックは機内持ち込み可能な重量(10kgだったり7kgだったり)に収めてなるべく安く済ませるようにしている。

多少暑くても上着は着る。最悪、カメラを首から下げたり。笑

今回の受託手荷物は20kg分だけ購入している。
チェックインカウンターで計量すると、23kgだった。

これはちょっとオーバーしすぎだけど、大目に見てくれた。
かなり優しいタイプの人だ。
以前どこかで、1kg超過でもダメと言われて必死に着込んだことがある。

今日は持ち込み手荷物の数もチェックされないし、ゆるゆるで助かった。

続いて、出国カウンター。
ライアンエアーについてぶつぶつ言ったが、実はここが今日一番の緊張どころだ。

ポーランドからシェンゲン圏出国

出国管理官にパスポートを渡す。
しばらくジーーっと見られる。

ポーランドを含むシェンゲン協定圏内のすべての国の滞在日数を合計して、日本人は90日しか滞在することができないが、僕たちの今回のシェンゲン圏滞在日数は90日を超えている。

そこで、シェンゲン圏内ながら例外的に、日本人に「シェンゲン圏90日+ポーランド90日」の滞在を認めているポーランドから出国しようと思い、わざわざポルトガルからポーランドまで移動してきたのだ。

「(入出国スタンプを見るに、)今回ポーランドに130日くらいいることになっているけれど、どこにいた?」と質問された。
ポーランドには90日間しか滞在できないからね、と。

僕たちは偶然、130日くらい前にポーランドからシェンゲン圏に入国したので、そのときの入国スタンプが残っていた。

シェンゲン圏内での移動ではパスポートの出入国スタンプは押されないため、入国(入域)後どこにいたのかは自己申告しなければ分からない。

数日前までポルトガルにいたことを説明し、合わせて日本とポーランドの2国間協定の件を説明し、書類を見せる。

「君たちのやりたいことは分かっている。ポーランドの滞在可能日数は90日なので、とにかく今回のポーランド滞在が90日以内であるという証拠があれば良い」と管理官。

数日前のポルトガル→ドイツの航空券、ドイツ→ポーランドのバスチケット画面を見せると、管理官は「同僚とダブルチェックしてくる」と奥の部屋に行った。

そして戻ってきて「OK」。

ああ良かった。わざわざポーランドまで来た甲斐があった。

他の国ではシェンゲンの滞在可能日数を超えると、罰金を科されたり、一時的に拘留されたり、次回の入国を拒否されることもあると聞いていた。
ポーランドには日本との2国間協定があり、今回はそれを利用して無事に出国することができた。

詳しい内容・情報(2018年版)はこちら↓

これで、ポルトガルにいたときからずっと不安だった「シェンゲン滞在日数問題」が解決し、大分気が楽になった。

もちろん、褒められたことではないけれど。。。
安心した気持ちで、モロッコ マラケシュ行きの飛行機に搭乗する。

ライアンエアーでは座席指定は有料サービスで、2人でまとめてチケットを購入しても、一緒にチェックインカウンターに行っても、座席をバラされることがある。
機内で隣のカップルやらと適当に席を交換し、周辺みんないい具合に同行者と隣の席に落ち着いた。

マラケシュのメナラ空港に到着、バスで市内へ

モロッコ マラケシュのメナラ空港に到着した。
外観も内装もきれいな空港だった。

入国を済ませ、預けていたバックパックを受け取り、荷物を入れ替えて、ベンチでサンドイッチを食べて、両替(空港はレートが悪いので少額)をして、市内中心部までの行き方を調べて、出発。

6kmくらいだったので頑張れば歩ける距離だったが、今日はバスで行くことにした。

モロッコの通貨(ディルハム)の小銭がなかったので、バス運賃をユーロで支払えるか聞くと、問題ないと。
レートが悪すぎるのでお釣りをもう少し欲しいといったが、一度は断られてしまった。
それでも出発後に他の客で小銭が入ったようで、後から良い具合の小銭を渡してくれた。
親切な運転手の人だった。

マラケシュ旧市街の中心であるフナ広場(ジャマ・エル・フナ)に到着した。

うわーなつかしい。やっとここまで来ることができた。

2014年、大学卒業間近の2月にモロッコを旅した。
その旅は僕にとってとても大きな旅だったし、今でもモロッコは僕にとって特別な国のひとつだ。

そのときにマラケシュで泊まっていた宿のスタッフだったアブドゥラティフとは、その後もやり取りを続けている。
アブドゥラティフとの再会も楽しみだ。

アブドゥラティフが今も働いている安宿「ホテルアフリキア(Hotel Afriquia)」へ歩いて行く。

彼は夜まで不在だそうで、別のスタッフが案内してくれた。
ダブルベッドの部屋を友人価格で。

マラケシュのメディナを散策

部屋に荷物をおろしすこし休憩して、さっそくメディナ(旧市街)へ街歩きに出かける。

フナ広場は相変わらず多くの人で賑わっている。
4年前と同じ光景が広がっていた。

メディナを奥に進んでいく。

喫茶店でモロッコ定番のアッツァイ(ミントティー)。
緑茶に砂糖とミントがたっぷり入っている。

砂糖とミントの入った緑茶なんて、と思うかもしれないが、これがモロッコで飲むと格別のうまさなのだ。

安食堂群(と僕が呼んでいた場所)に着いた。
観光客で溢れているマラケシュのメディナの中で、ローカルの人たちが多く座っている飲食店がいくつも集まっているすこし珍しい場所だ。

前回来たときに気に入っていたヨーグルトスタンドはまだ続いていた。
相変わらずの人気ぶりだ。

ヨーグルトを食べた後は適当にふらつき、一度宿に戻って屋上のテラスから夕日を眺めた。

フナ広場の熱気とハリラ

夜になり、夕飯を食べにもう一度外に出る。

パン屋で1ディルハム(約12円)のカスタードとりんごのパイを買って食べた。

フナ広場には、ナンバープレートを掲げた観光客向けの屋台がたくさん並び、パフォーマンスグループがあちこちで様々な音楽を打ち鳴らす。

縁日の遊びのようなものや怪しいマジシャン風パフォーマー、物売り、喋り屋、蛇使い、占い師、ダンサー…

客引きたちが競うように英語のメニューを見せながら、観光客を次々と自分の屋台へ引き込んでいく。
熱気はものすごい。

4年前に来たときと変わらないこのフナ広場の雰囲気が、たまらない。

いやーすごい、本当に戻ってきたんだ。
旅を1年半続けて、絶対にまた来ると決めていたマラケシュまで、ちゃんと来ることができた。

前回モロッコに来た後に就職・退職して、結婚もして、すこしだけどお金を貯めて夫婦でバックパックを背負って世界を旅している。

マラケシュで知り合ったアブドゥラティフと組んで、数年前からモロッコの伝統工芸品「バブーシュ(羊の革のスリッパ)」の輸入販売を始め、それは僕たちの旅の資金の一部になっている。

過去の旅の出会いが新しい旅に繋がっているような実感が湧き、自分にすこしだけ感動して興奮した。

意味もなく毎晩フナ広場をふらつきまわっていた、21歳の自分を思い出す。

そして今回もまた、メディナの熱気の渦に飲み込まれ、意味もなくふらつきまわるのだろう。

ただ、食事に関しては値段的にも分量的にもフナ広場で食べるのはベストではない。
どの国のどの都市でも、こういう場所は思いっきり観光客向けだ。

それでも客引きが相場の半額くらいを提示してきたので、今日はここで良いか、と食べることにした。

ハリラとホブスで5ディルハム(60円)を2人分。

ハリラは小麦粉でとろみをつけたミネストローネのようなスープ料理。
肉で取った出汁にトマトなどの野菜やひよこ豆、レンズ豆、パスタ、米、卵などが入っている。
店によって具や味は全然違う。

ホブスは円盤型のパンで、モロッコの主食。アラビアパンなどとも呼ばれている。

食べ終わった後、会計で案の定揉めた。
客引きには5ディルハム×2の10ディルハムと言われたが、メニュー表にはハリラは10ディルハムと書いてある。

結局、さっきの客引きを指差し「あいつが5で良いって言ったよ」と言うと、それでOKになった。
渋谷あたりの居酒屋のキャッチのお兄さんと「お通しカット」で似たような揉めごとがあったような…

フナ広場からすこし離れたところで、白いんげん豆の煮込みを食べて、宿に帰る。

再会、夜はふける

宿に戻ると、アブドゥラティフも戻っていた。

4年振り!握手と、ハグ。
また会おうとは話していたけれど、実際にまた会うとお互い何も言えないな。

世間話や僕たちの旅の話を一通りした後、「そういえば彼女できたんだよね?」と聞くと、ちょうど今テラスに来ているらしい。

一度部屋に戻ってからテラスに上がり合流し、アブドゥラティフと彼女、彼女の姉と僕たちの5人でいろいろな話をした。

モロッコでは最近、大学生による学生運動が盛んで、イスラム教の古い慣習やそれに基づいた国のシステムへ反感を持っている若者も多くいるらしい。

ここには書けないことがたくさんあるが、とにかく、しばしともに時間を過ごし、楽しんだ。

さあ、これからしばらくモロッコ旅。本当に楽しみにしていた場所だ。
マラケシュでのんびり街歩きでもしながら、今後の予定を考えることにしよう。

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