シュンです。
世界旅行記、2017年9月のアルメニア編です。
各国の旅行記、コラム、情報のもくじはこちら(世界一周)から。
蚤の市とブランデー
2017/9/2 アルメニア エレバン
昨日買ったレーズン入りのチーズと焼きソーセージ、トマト、パンで朝食を済ませ、蚤の市へ。
蚤の市はけっこう規模が大きくて見ごたえがあった。
地面にシートを広げているのではなく、きちんと台を使って整列して出店している。
▼アクセサリーや食器関係が多い
▼装飾付きのコーヒー器具も色々あった
▼ソ連時代(?)のピンバッチや切手もかわいい
▼中古の医療器具
▼アララト
▼皿
▼カラフルでかわいい
昼食を食べる店を探しながらブルーモスクへ向かう。
モスクの中には入れなかった。
この近くにはムスリムの人が住んでいるのだろうか。
なかなか良い店が見つからず昼食はまだ食べていないが、歩いてアララトというブランデーの工場へ。
「アララト」というのはアルメニアのシンボルである山(日本でいう富士山のような)の名前で、旧約聖書の大洪水の後にノアの方舟が辿り着いた場所だとされている。
現在はトルコ領となっているが、アルメニアは自国の領有権を主張していて、両国の対立の要因の一つとなっている。
アルメニア虐殺博物館でアルメニアの歴史を学ぶ。
アララトは、そんな国のシンボルである山の名前を付けられたブランデーなのだ。
ブランデー「アララト」の名が世界に知れ渡れば、世界的に「アララトといえばアルメニア」というイメージが定着するだろう。
このブランデーは、アルメニア人の意地とプライドを背負っているとも言えるのかもしれない。
工場の見学をしたかったのだけど、ネットで見たとおり事前予約が必要で、今日はもう空いていないと言われてしまった。
見学をしなくても、敷地内にはものすごく良い香りが漂っている。
併設のショップでブランデーの値段をチェックした。
3年ものが250mlで2350ドラム、5年ものが250mlで3300ドラム。なかなか高い。
アルメニア国内でこの値段だということは、海外ではもっと高いんだろうな。
新しいコイルヒーター、ワインのプレス
昼食を食べるところがない…
歩いている途中でアルメニアのコーラのようなものを買った。
500mlで80ドラム(約20円弱)、インドのサムズアップより安い。駄菓子だと思えば悪くない。
商店でピロシキを買って食べながら歩いていると、フードコートを見つけた。
小ぎれいなフードコートとスーパーが一体になったような施設だった。SASという会社が経営しているらしい。
覗いてみると、そんなに安くはないけど悪くもない。やっと昼食を食べられる。
肉団子入りのトマトシチューと、カリフラワーと卵の炒め物、ライス。パンは無料だった。
夕飯用に持ち帰りのマッシュポテトも買った。
きれいな店だしお腹も空いていたので期待して食べたが、両方ともMSG(うま味調味料)と塩が強すぎてスナック菓子みたいな味で残念だった。
このあいだ歩いていたときに見つけた問屋市場のようなところに、コイルヒーターを買いに行く。
いろいろな店で探したけれど、コイルヒーターは結局この市場でしか見つけられなかった。
アルメニアではコップ一体型のコイルヒーター(ほぼ電気ケトル)のほうが主流のようだ。
店のおっちゃんが日本に好感を持っているらしく、値段交渉をする前に値下げをしてくれたので、300ドラムでコイルヒーターを買った。
日本の製品はグッドだと言われたので、中国の製品もなかなかグッドだよ(買ったコイルヒーターは中国製だった)と言うと、おっちゃんも、もっと小さくて安いものもあるけどこの中国製のほうが質が良いと言っていた。
中国への差別意識を剥き出しにしているイラン人とは大違いだ。
ついでにコーヒー豆も買い、歩いてカルフールへ。
今日もザリガニは売り切れで買えなかった。そしてアララトが工場のショップと同じ値段だったので、1本買った。
ペットボトル詰めの生ビールも買って、宿に戻る。
少し休憩して、先週仕込んだワインのプレスをする。
▼仕込みをした日の日記
ザルの上で絞ってから、漉し器で何度か漉す。手作りワインだからかなり濁りがある。
試飲してみると、思ったよりもアルコール度数が高いような気がした。
苦味もあって、甘さはほとんど無い。
シャワー屋に行き、帰りにチーズと卵とパンを買って帰り、夕飯を作ってビールを飲む。
何の変哲もない一日、今日もビールがうまい。
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